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ユーロNCAP - Wikipedia

ユーロ NCAP(European New Car Assessment Programme、ヨーロッパ新車しんしゃアセスメントプログラム)はヨーロッパ実施じっしされている自動車じどうしゃ安全あんぜんせい評価ひょうか。「ユーロエヌキャップ」とむ。アメリカ実施じっしされているNCAPのヨーロッパばんであることよりづけられている。

ユーロNCAP
設立せつりつ 1996ねん12月
事業じぎょう地域ちいき
ヨーロッパ
ウェブサイト www.euroncap.com ウィキデータを編集

概要がいよう

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1997ねん設置せっちされた独立どくりつした消費しょうひしゃ団体だんたいにより実施じっしされる。ヨーロッパ圏内けんない販売はんばいされている自動車じどうしゃ安全あんぜんせい衝突しょうとつ実験じっけん衝突しょうとつ予防よぼう性能せいのう試験しけんにより検証けんしょうし、その結果けっか公表こうひょうすることで、ユーザーに市場いちば販売はんばいされる自動車じどうしゃ安全あんぜんせい目安めやすとなる情報じょうほうとして提供ていきょうし、自動車じどうしゃメーカーにたいしてより安全あんぜん自動車じどうしゃ開発かいはつうなが目的もくてきおこなわれている。世界せかい各国かっこく実施じっしされている同様どうよう調査ちょうさなかではもっとも知名度ちめいどたか権威けんいがあるものとされている。

テストをける車種しゃしゅは、としとともに増加ぞうか傾向けいこうにあり、この傾向けいこうはヨーロッパの大手おおて自動車じどうしゃ会社かいしゃ量産りょうさん車種しゃしゅだけでなく、ヨーロッパで発売はつばいされる日本にっぽんしゃ同様どうようである。

なお、結果けっか公表こうひょうまでの手順てじゅんは、つぎとおり。

テスト実施じっし団体だんたいがテスト車種しゃしゅ決定けってい→テスト→(試験しけんミスの場合ばあいとメーカーの希望きぼうがある場合ばあいさいテスト)→公表こうひょう

(メーカー希望きぼうさいテストの場合ばあい費用ひようはメーカーが負担ふたんする)

テスト内容ないよう

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乗員じょういん保護ほご歩行ほこうしゃ保護ほご、チャイルドプロテクション、安全あんぜん支援しえん機能きのうの4しゅ観点かんてんからテストをおこなっており、これらをもと得点とくてんけられ評価ひょうかされる。評価ひょうかは、ひと便利べんりのため、ほしかず換算かんさんしたものも公開こうかいされている。

なお、評価ひょうか基準きじゅん頻繁ひんぱん変更へんこうされているので、どういち性能せいのうくるまであっても、評価ひょうかされた年度ねんどによって評価ひょうか左右さゆうされることになる。評価ひょうか基準きじゅん年々ねんねんきびしくなっているので、過去かここう評価ひょうかけたくるまであっても、最新さいしん評価ひょうか基準きじゅんではひく評価ひょうかしかられない可能かのうせいがあり、複数ふくすうねんにまたがっては評価ひょうか比較ひかくできないことに留意りゅうい必要ひつようである。また、カテゴリけされていることからもかるように、もともとボディの強度きょうどよわ形状けいじょう(スーパーミニ/シティカーやロードスター)は、のカテゴリよりも基準きじゅんのラインそのものがひく設定せっていされており、あくまで相対そうたい評価ひょうかであることに注意ちゅういようする。元々もともと衝突しょうとつ実験じっけんのみのパッシブセーフティのみの評価ひょうかだったが、近年きんねんアクティブセーフティ重要じゅうようせいしていることから、衝突しょうとつ予防よぼう性能せいのう試験しけん追加ついかされ、評価ひょうかへの比重ひじゅうたかまっている。

2013ねんからあらたに実施じっしされている自動じどう緊急きんきゅうブレーキ(AEB)評価ひょうかは、低速ていそくいき試験しけん(AEB City)と高速こうそくいき試験しけん(AEB Interurban)の2項目こうもくがある。

低速ていそくいき試験しけんは10〜50km/hで静止せいしした対象たいしょうぶつへの減速げんそく性能せいのう試験しけんされる。高速こうそくいき試験しけん静止せいしした対象たいしょうぶつ(30〜80km)、まえはしする対象たいしょうぶつ(30〜80km)、50km/hで減速げんそくする対象たいしょうぶつたいしておこなわれ、警告けいこく機能きのうでブレーキをんだ場合ばあい、ドライバーがブレーキをまずにシステムがブレーキをかけた場合ばあい減速げんそく性能せいのう試験しけんされる。評価ひょうかはGood(3〜2.1てん)、Adequate(2〜1.1てん)、Marginal(1〜0.1てん)の3段階だんかい低速ていそくいき試験しけん高速こうそくいき試験しけんでそれぞれ評価ひょうかされる。

点数てんすうは「AEB City」は「Adult Occupant」にまれ、「AEB Interurban」は「Safety Assist」にまれ総合そうごう評価ひょうかくわわる。「AEB City」項目こうもく自動じどう緊急きんきゅうブレーキが標準ひょうじゅん装備そうびでないと0てんとされ、オプション装備そうびでも減点げんてんされないIIHSJNCAPくらべてきびしい基準きじゅんとなっている。そもそも自動じどう緊急きんきゅうブレーキがオプションでもけられないくるまは「AEB City」、「AEB Interurban」ともに0てんとなる。そのため、2014ねんから最高さいこう評価ひょうかである5つほしるには自動じどう緊急きんきゅうブレーキが必須ひっすとなっている。

なお、現在げんざいおこなわれている自動じどう緊急きんきゅうブレーキ評価ひょうか低速ていそくいき高速こうそくいきたい車両しゃりょう試験しけんのみだが、2016ねんからはたい歩行ほこうしゃ性能せいのう試験しけん追加ついかされる予定よていである。

最高さいこう評価ひょうか

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ボルボV40が、乗員じょういん保護ほご歩行ほこうしゃ保護ほご、チャイルドプロテクション、安全あんぜん支援しえん機能きのうよっつの総合そうごう得点とくてんにおいて361てん最高さいこう得点とくてんゆうしている。なお乗員じょういん保護ほご得点とくてんも98てんとV40が最高さいこうとなっている。

最低さいてい評価ひょうか

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はな晨汽しゃ中華ちゅうか・BS6は2006ねんに1つほし評価ひょうかけた。

フィアット・プントは2018ねんにユーロNCAPのクラッシュテストで史上しじょうはじめて「ほし0」の評価ひょうかけた。[1]

ユーロ NCAPでは、サイズごとにカテゴリーけをされている。

(※カテゴリ、車種しゃしゅれいともに日本にっぽん時間じかん2013ねん1がつ11にち公式こうしきサイトより)

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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出典しゅってん

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  1. ^ Sam Burnett (2018ねん8がつ9にち). “Fiat Punto Finally Ditched After 13 Years On Sale” (英語えいご). motor1.com. 2018ねん8がつ11にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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