休学きゅうがく

休学きゅうがく（きゅうがく）は、学校がっこうに在籍ざいせきする児童じどう・生徒せいと・学生がくせいが、病気びょうきその他たの理由りゆうにより、校長こうちょうの許可きょかをうけて、ある期間きかん授業じゅぎょうを受うけない状態じょうたいである。

なお日本にっぽんの場合ばあいは、学校がっこう教育きょういく法ほうに基もとづかない教育きょういく施設しせつでも休学きゅうがくの実例じつれいはある（競馬けいば学校がっこうなど）。

小学校しょうがっこう、中学校ちゅうがっこう、義務ぎむ教育きょういく学校がっこう、特別とくべつ支援しえん学校がっこうの小学しょうがく部ぶ・中学ちゅうがく部ぶ

小学校しょうがっこう、中学校ちゅうがっこう、義務ぎむ教育きょういく学校がっこう、および特別とくべつ支援しえん学校がっこうの小学しょうがく部ぶ・中学ちゅうがく部ぶでは、比較的ひかくてき短期たんきのものは保護ほご者しゃが診断しんだん書しょ等とうをそえて校長こうちょうに届とどけ出でるだけでよいが、相当そうとう長期ちょうきにわたり、その学年がくねんの課程かていの修了しゅうりょうを認みとめることができない程度ていどにまで至いたるようであるならば、就学しゅうがく義務ぎむの猶予ゆうよ又または免除めんじょの手続てつづきをとる必要ひつようがある（昭和しょうわ25年ねん8月がつ28日にち 文部省もんぶしょう初等しょとう中等ちゅうとう教育きょういく局長きょくちょう回答かいとう）。

高等こうとう学校がっこう、中等ちゅうとう教育きょういく学校がっこう、特別とくべつ支援しえん学校がっこうの高等こうとう部ぶ、高等こうとう専門せんもん学校がっこう

高等こうとう学校がっこう、中等ちゅうとう教育きょういく学校がっこう（前期ぜんき課程かてい・後期こうき課程かてい）、特別とくべつ支援しえん学校がっこうの高等こうとう部ぶ、および高等こうとう専門せんもん学校がっこうにおいて休学きゅうがくする場合ばあいは、学校がっこう教育きょういく法ほう施行しこう規則きそく（以下いか「施行しこう規則きそく」）第だい94条じょうにより校長こうちょうの許可きょかを受うける必要ひつようがある。なお、休学きゅうがくが相当そうとう長期間ちょうきかん（1年間ねんかんの総そう出席しゅっせき日数にっすうの5分ぶんの1から3分ぶんの1を越こえる期間きかん）に及およぶ場合ばあいは進級しんきゅうに必要ひつような出席しゅっせき日数にっすうが不足ふそくし、場合ばあいによっては留年りゅうねんすることもある。

大学だいがく

大学だいがく（短期大学たんきだいがくを含ふくむ）における休学きゅうがくは、学長がくちょう（又または委任いにんを受うけた学部がくぶ長ちょう）の許可きょかが必要ひつようである。一般いっぱん的てきに学期がっき単位たんいでの休学きゅうがくとなる。休学きゅうがくすると、在籍ざいせき期間きかんとしてはカウントされない。したがって、休学きゅうがくした年月としつき分ぶんだけ余計よけいに卒業そつぎょう年月としつきが延のびることになる。また、休学きゅうがく期間きかんは最長さいちょう4年ねんまでとされており、それを超過ちょうかすると除籍じょせきとなる。

学費がくひ

休学きゅうがく期間きかんの学費がくひは、国公立こっこうりつ大学だいがくの多おおくで全額ぜんがく免除めんじょとなるが、私立しりつ大学だいがくにおいては対応たいおうはさまざまである。所定しょていの施設しせつ設備せつび費ひと半額はんがく程度ていどの授業じゅぎょう料りょうが必要ひつようとなる大学だいがくもある。

専修せんしゅう学校がっこう

専修せんしゅう学校がっこう（高等こうとう課程かてい・専門せんもん課程かてい・一般いっぱん課程かてい）における休学きゅうがくについては、施行しこう規則きそく第だい181条じょうにより校長こうちょうが定さだめることとなっている。

関連かんれん項目こうもく

• 学校がっこう
• 学籍がくせき
• 長期ちょうき欠席けっせき