再さい入学にゅうがく

再さい入学にゅうがく（さいにゅうがく）とは、退学たいがくまたは除籍じょせきとなった当該とうがい学校がっこうに再ふたたび入学にゅうがくすることである。

日本にっぽんにおける概要がいよう

再さい入学にゅうがくの制度せいどは、主おもに大学だいがく（短期大学たんきだいがくおよび大学院だいがくいんを含ふくむ）の課程かてい、高等こうとう学校がっこうの課程かてい、中等ちゅうとう教育きょういく学校がっこうの後期こうき課程かてい、専修せんしゅう学校がっこうの課程かていなどの場合ばあいに、何なんらかの理由りゆうで修了しゅうりょう・卒業そつぎょうすることができなかった者ものが、学習がくしゅうへの意欲いよくを持もった場合ばあいに認みとめるためのものである。

教育きょういく施設しせつごとに再さい入学にゅうがくについての規程きていが定さだめられている。国立こくりつ大学だいがくに再さい入学にゅうがくを希望きぼうする場合ばあい、入学にゅうがく検定けんてい料りょうを納おさめた上うえで願ねがい出でた後のち、再さい入学にゅうがくを許可きょかされた場合ばあいに、入学にゅうがく金きんおよび授業じゅぎょう料りょうの支払しはらいを行おこなった上うえで認みとめられる。

再さい入学にゅうがくの許可きょかは、退学たいがくまたは除籍じょせきとなった後のち、数すう年ねん以内いないしか認みとめない場合ばあいもある。東京学芸大学とうきょうがくげいだいがくのように、退学たいがく、除籍じょせきとなった課程かていが廃止はいしされている場合ばあいに、現存げんそんの課程かていへの再さい入学にゅうがくを審査しんさの上うえ、許可きょかする場合ばあいもある。大学だいがく通信つうしん教育きょういくの課程かていにおいては、10年ねん以上いじょう経過けいかしていても認みとめられることもある。また、卒業そつぎょう・修了しゅうりょうする見込みこみがあるかどうかも入学にゅうがく許可きょかするかどうかの検討けんとう事項じこうの1つになる。

再さい入学にゅうがくした場合ばあい、従前じゅうぜんに在籍ざいせきしていた科目かもく等とうの単位たんいの認定にんていも行おこなわれる。

クラブ活動かつどうにおいては、再さい入学にゅうがく者しゃは体格たいかくなどの理由りゆうから出場しゅつじょう期間きかんがその学校がっこうの最短さいたん修業しゅうぎょう年限ねんげんより短みじかい期間きかんに制限せいげんされる場合ばあいがある。