大泉おおいずみ実成さねなり

大泉おおいずみ 実成さねなり（おおいずみ みつなり、1961年ねん11月16日にち - ）は、日本にっぽんのノンフィクションライター。

大泉おおいずみ 実成さねなり
誕生たんじょう	(1961-11-16) 1961年ねん11月16日にち（62歳さい） 東京とうきょう都と
職業しょくぎょう	ノンフィクションライター
国籍こくせき	日本にっぽん
最終さいしゅう学歴がくれき	中央大学ちゅうおうだいがく大学院だいがくいん文学ぶんがく研究けんきゅう科か修了しゅうりょう
主おもな受賞じゅしょう歴れき	講談社こうだんしゃノンフィクション賞しょう（1989）
ウィキポータル 文学ぶんがく

略歴りゃくれき

東京とうきょう都と新宿しんじゅく区く出身しゅっしん。小学校しょうがっこうから高校こうこうまで茨城いばらき県けん日立ひたち市しで育そだつ。茨城いばらき県立けんりつ日立ひたち第一高等学校だいちこうとうがっこう、中央大学ちゅうおうだいがく文学部ぶんがくぶ哲学てつがく科か卒業そつぎょう。同どう大学院だいがくいん文学ぶんがく研究けんきゅう科か修了しゅうりょう。日立ひたち市し在住ざいじゅう。

少年しょうねんの頃ころ、エホバの証人しょうにんの信者しんじゃだった経験けいけんを持もち、1985年ねんにおきた信者しんじゃによる「輸血ゆけつ拒否きょひ」による少年しょうねん死亡しぼう事件じけんに衝撃しょうげきを受うけ、関係かんけい者しゃに取材しゅざいして、処女しょじょ作さく『説得せっとく-エホバの証人しょうにんと輸血ゆけつ拒否きょひ事件じけん』を刊行かんこう。1989年ねん、講談社こうだんしゃノンフィクション賞しょうを受賞じゅしょう。同どう著ちょは後のちにビートたけし主演しゅえんでテレビドラマ化かされた。

その後ごも、対象たいしょうに密着みっちゃくしたノンフィクション作品さくひんを発表はっぴょう。『麻原あさはら彰晃しょうこうを信しんじる人ひとびと』等とうのハードなものから、『消きえたマンガ家か』、『東京とうきょうサイテー生活せいかつ－家賃やちん月がつ二に万まん円えん以下いかの人々ひとびと』等とうライトなサブカルチャーものまで幅広はばひろい著作ちょさくがある。

1995年ねん、『宝島たからじま30』（宝島社たからじましゃ）よりエホバの証人しょうにんの輸血ゆけつ拒否きょひ事件じけん取材しゅざいの際さいに研究けんきゅう生せいとして1年間ねんかん潜入せんにゅう取材しゅざいした実績じっせきを買かわれ、オウム真理教おうむしんりきょうに潜入せんにゅう、90日間にちかんの修行しゅぎょう体験たいけんをし、その結果けっかクンダリニー上昇じょうしょうを経験けいけんしたり、断だん酒しゅ・禁煙きんえんができ、また性欲せいよくがなくなる経験けいけんをする。

1999年ねん、両親りょうしんが東海とうかい村むらJCO臨界りんかい事故じこで被曝ひばくしたことから、被害ひがい者しゃの会かいの事務じむ局長きょくちょうを務つとめる。

大泉おおいずみ実成さねなりと水木みずきしげる

取材しゅざいで水木みずきしげると出会であい、その人柄ひとがらに感銘かんめいを受うけたことから、自みずから「世界せかいは水木みずきしげるを中心ちゅうしんに回まわっている」と唱となえる「水木みずき原理げんり主義しゅぎ者しゃ」であると称しょうしている。同どう主義しゅぎの唯一ゆいいつの教義きょうぎは『水木みずきしげるのマンガを持もって南みなみの島しまでゴロゴロすること』とされている。大泉おおいずみは水木みずきしげるから「妖怪ようかいびろーん」というホーリーネームを貰もらっている。

大泉おおいずみは水木みずきしげるの妖怪ようかい探検たんけんのパートナーとして、マレーシア、メキシコ、オーストラリアをともに旅たびし、水木みずきが絵え、大泉おおいずみが文章ぶんしょうを書かくというスタイルで著書ちょしょを発表はっぴょうしている。

水木みずきしげるの画業がぎょう50周年しゅうねん記念きねん愛蔵あいぞう版ばん『水木みずきしげる80の秘密ひみつ』にも寄稿きこうしている。

著作ちょさく

• 『説得せっとく エホバの証人しょうにんと輸血ゆけつ拒否きょひ事件じけん』（現代書館げんだいしょかん、1988年ねん　のち講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ、草くさ思おもえ社しゃ文庫ぶんこ） - 1993年ねん、TBSの「実録じつろくドラマシリーズ」としてビートたけし主演しゅえんでTVドラマ化かされている。
• 『東京とうきょうサイテー生活せいかつ-家賃やちん月がつ二に万まん円えん以下いかの人々ひとびと』（太田出版おおたしゅっぱん、1993年ねん）のち講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ　
• 『マレー獏ばくは悪夢あくむを見みない 夢ゆめをコントロールする民族みんぞく・セノイへの旅たび』（扶桑社ふそうしゃ、1994年ねん）「夢ゆめを操あやつる」講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ　
• 『麻原あさはら彰晃しょうこうを信しんじる人ひとびと』（洋よう泉いずみ社しゃ、1996年ねん）
• 『消きえたマンガ家か』1-3（太田出版おおたしゅっぱん、1996-97）のち新潮しんちょうOH!文庫ぶんこ　
• 『爆音ばくおんに焦こがれて 森もり且行かつゆきの挑戦ちょうせん』太田おおた出版しゅっぱん 1997
• 『宮崎駿みやざきはやおの原点げんてん　母ははと子この物語ものがたり』（潮出版社うしおしゅっぱんしゃ、2002年ねん）
• 『人格じんかく障害しょうがいをめぐる冒険ぼうけん』（草くさ思おもえ社しゃ、2005年ねん）
• 『萌もえの研究けんきゅう』（講談社こうだんしゃ、2005年ねん）
• 『Hard After Hard かつて絶望ぜつぼうを味あじわったJリーガーたちの物語ものがたり』（カンゼン、2013年ねん）
• 『ではまた、あの世よで 回想かいそうの水木みずきしげる』洋よう泉いずみ社しゃ 2016
• 『オタクとは何なにか？』（草くさ思おもえ社しゃ、2017年ねん）

共著きょうちょ

• 『庵あん野の秀明ひであき スキゾ・エヴァンゲリオン』（編著へんちょ）太田おおた出版しゅっぱん 1997
• 『予想よそう屋や』田中たなか良成よしなり共著きょうちょ 太田おおた出版しゅっぱん 1998
• 『さらば、ヘイト本ほん! 嫌いや韓かん反はん中本なかもとブームの裏側うらがわ』梶田かじた陽介ようすけ,加藤かとう直樹なおき,木村きむら元彦もとひこ共著きょうちょ ころから 2015

水木みずきしげるとの共著きょうちょ

• 『水木みずきしげるの大だい冒険ぼうけん』（扶桑社ふそうしゃ、1994年ねん）「水木みずきしげるの妖怪ようかい探検たんけん」講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ　
• 『幸福こうふくになるメキシコ妖怪ようかい楽園らくえん案内あんない 水木みずきしげるの大だい冒険ぼうけん』（祥伝社しょうでんしゃ、1999年ねん）
• 『精霊せいれいの楽園らくえんオーストラリア アボリジニ 妖怪ようかいの古里ふるさと紀行きこう』（水木みずきしげるの大だい冒険ぼうけん2）（祥伝社しょうでんしゃ、2000年ねん）
• 『本日ほんじつの水木みずきサン 思おもわず心しんがゆるむ名言めいげん366日にち』編へん 草くさ思おもえ社しゃ 2005 「水木みずきサンの迷言めいげん366日にち」幻冬舎げんとうしゃ文庫ぶんこ　

テレビ出演しゅつえん

• 青春せいしゅんトーク&トーク（1990年ねん - 1992年ねん、NHK教育きょういくテレビ） - 司会しかい

外部がいぶリンク

• 核かくと萌もえの日々ひび〜ライター大泉おおいずみ実成さねなりのたわごと 本人ほんにんのブログ
• 茨城いばらきからの訴うったえ