天竺 五 精舎
大蔵 法 数
【
五 精舎 】釋迦 譜 云 息 心 所 栖故曰精舍 行者 精 棟 之 所 也
一 給 孤独 ...祗陀 太子 ノ國 ヲ買 テ途 ヲ給 孤獨 園 ト名 因 テ精舍 ヲ建 テ奉 ル二 鷲嶺 山 ...山 ノ名 ナリ其ノ山 ノ形 於ニ 鷲 鳥 似 ル ...佛 此ニ居 リ而 モ説法 シエフ也三 獼猴江 ...嘗テ此ノ 彌 猴江 ニ於テ林 浴 スル ...佛 會 此ニ於テ説法 シ翻譯 名義 ヲ網 猴池ト云 ク四 菴羅樹 園 ...女人 守護 ス故 ニ言 フ菴羅 樹 園 ... 懂喜シ園 ヲ以テ佛 ニ奉 ル佛 即 チ之 ヲ受玉ヒ中 ニ於テ精舍 ヲ建立 五 竹林 精舎 ...大智 度 論 ニ云 ク竹林 精舎 ハノ 著 閣 崛山中 ニ在 ...佛 曾シ中 ニ於テ説法 シエフ故
祇園 精舎 (ぎおんしょうじゃ)正式 名 は祇樹給 孤独 園 精舎 (ぎじゅぎつこどくおんしょうじゃ)。身寄 りのない者 に施 しをしていたスダッタ(須達多 )長者 が、ジェータ(祇陀)太子 が所有 する森 を譲 り受 けて、コーサラ国 の舎 衛 城 近郊 に建立 した精舎 。現在 のサヘート遺跡 とされる。鷲嶺 精舎 (じゅれいしょうじゃ)- マガダ
国 の王 舎 城 (ラージャガハ)の霊 鷲山 (グリドラクータ)にあった精舎 。霊 鷲 精舎 (りょうじゅしょうじゃ)とも。 - 獼猴
江 精舎 (みこうこうしょうじゃ) - ヴェーサーリー(毘舎
離 )の獼(彌 )猴池(みこうち、彌 猴とは大 きな猿 で、その池 にたくさんいた)の附近 の大 森林 中 にあった講堂 、また説法 の時 に使用 していた精舎 。 - 菴羅
樹 園 精舎 (あんらじゅおんしょうじゃ) 中 インド、ヴェーサリー(毘舎離 )のアンバパーリー(漢 訳 :菴摩羅 女 =あんまらにょ、マンゴーのこと)が所有 していた、マンゴー樹 園 を寄進 して建 てられた精舎 。竹林 精舎 (ちくりんしょうじゃ)仏教 で最初 に建立 された精舎 といわれる。中 インド、マガダ国 の首都 、王 舎 城 (ラージャガハ)にあった。カランダ(迦蘭陀)長者 の所有 する林 園 で最初 はジャイナ教 に貸与 していたが、カランダ長者 が釈迦 仏 に帰依 してからは仏教徒 の僧 園 となった。ビンビサーラ(頻 婆 娑 羅 )王 の寄進 で伽藍 が完成 した。
大智 度 論
- 鞞婆
羅 跋 恕 (Vaibhāra-vana) - 薩多般那
求 呵 (Saptaparṇaguhā、南山 石室 ) 因 陀羅勢 羅 求 呵 (Indraśailaguhā、帝釈 窟 )- 薩簸
恕 魂 直 迦鉢婆 羅 (Sarpiṣkuṇḍikā-prāgbhāra) - 耆闍崛 (Gṛdhrakūta)
二城中多住王舍城。
復 次 以坐禪 精舍 多 故 。餘 處 無 有 。如竹園 鞞婆羅 跋 恕 薩多般那求 呵 因 陀世羅 求 阿 薩簸恕 魂 直 迦鉢婆 羅 。王 舍 城 。有 五 精舍 。竹園 在 平地 。
餘 國 無 此多精舍 。舍 婆 提 一 處 。祇洹精舍 更 有 一 處 。摩 伽羅 母堂 更 無 第 三 處 。婆 羅 奈斯國 一 處 。鹿 林 中 精舍 名 梨 師 槃陀那 。毘耶離 二 處 。一名摩呵槃。二名 彌 猴池岸 精舍 。鳩 睒彌一 處 。名 劬師羅 園 。如是 諸國 。或 一 處 有精 舍 。或 空 樹林 。以王舍 城 多 精舍 坐禪 人 所 宜 其處安 隱 故 多 住 此。
二 城 中 には多 くに 王 舍 城 住 す。復 次 に坐禪 精舍 多 きを以 ての故 に、には 餘 處 竹園 、鞞婆羅 跋 恕 、薩多般那求 呵 、因 陀世羅 求 呵 、薩簸恕 魂 直 迦鉢婆 羅 の如 きものあることなし。王 舍 城 に五 精舍 あり、竹園 は平地 に在 り。
餘 國 には此の多 くの精舍 なし。には 舍 婆 提 一 處 、祇洹精舍 なり。更 に一 處 あり、摩 伽羅 母堂 なり。更 に第 三 處 なし。波 羅 奈斯國 には一 處 、鹿 林 中 精舍 なり、梨 師 槃陀那 と名 づく。毗耶 には離 二 處 、一 を摩 呵 槃と名 づけ、二 を彌 猴池岸 精舍 と名 づく。鳩 談 彌 には一 處 、劬師羅 園 と名 づく。是 の如 く諸國 には或 は一 處 に精舍 あり、或 は空 樹林 あり。王 舍 城 には多 くの精舍 あり、坐禪 人 の宜 き所 、其 の處 安 隱 なるを以 ての故 に多 く此に住 す。[8][5]
類聚 名物 考
【
五山 禪 剎】 -先 佛 出世 之 天竺 五山 者 、祇園 精舍 、竹林 五 山 、大林 五山 、誓多林 寺 、那 蘭 陋寺也。
ただし「
その他
なお、
各地 の五山
脚注
- ^ a b c d
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天竺 五 精舎 』 - コトバンク - ^
藤井 宣 正 『仏教 辞 林 』明治 書院 、1912年 、五山 。doi:10.11501/969136。 - ^
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望月 信 亨 編 『望月 仏教大 辞典 』第 2巻 (コーシ)、世界 聖典 刊行 協会 、1955年 、ゴジョウシャジュトウ。doi:10.11501/3019198。 - ^
寂 照 編 『大蔵 法 数 : 一代経律論釈法数上巻 』鴻 盟 社 、1899年 、743頁 。doi:10.11501/817960。 - ^
織田 得能 『織田 仏教大 辞典 』大蔵 出版 、1954年 、天竺 五山 。doi:10.11501/3024948。 - ^
望月 信 亨 編 『仏教大 辞典 : 5巻 ,別巻 第 三 巻 』仏教大 辞典 発行 所 、1933年 、ジョウジャ。doi:10.11501/1913357。 - ^
山岡 俊明 編 『類聚 名物 考 』 6巻 、近藤 活版 所 、1904年 、五山 禪 剎。doi:10.11501/1869577。 - ^ a b
宇井 伯寿 編 『仏教 辞 』東成 出版 社 、1953年 、ゴサン。doi:10.11501/2981104。