尊属そんぞく殺ころせ

尊属そんぞく殺ころせ（そんぞくさつ、英えい: parricide）は、祖父母そふぼ・両親りょうしん・おじ・おばなど、親等しんとう上うえ 父母ちちははと同列どうれつ以上いじょうにある血族けつぞく（尊属そんぞく）を殺害さつがいすること。

尊属そんぞく殺ころせに関かんする法ほう制度せいど

近親きんしん殺ころせのうち尊属そんぞくが客体かくたいとなる場合ばあいを尊属そんぞく殺ころせ、卑属ひぞくが客体かくたいとなる場合ばあいを卑属ひぞく殺ころせというが、親子おやこ間あいだの殺人さつじん事件じけんの処罰しょばつのあり方かたについては、その時代じだいにおける様々さまざまな社会しゃかい的てき諸しょ条件じょうけんのもとに定さだめられてきた。

尊属そんぞく殺ころせを法律ほうりつ上じょう特とくに重おもく罰ばっすることは、ローマ法ほうのパリキディウム (parricidium) 以来いらい、多おおくの国家こっかで認みとめられていた。古代こだいギリシャや古代こだいユダヤの法ほうには、尊属そんぞく殺ころせの未遂みすいに対たいする重罰じゅうばつ規定きていが設もうけられていたが、既遂きすいに関かんする規定きていはなく、このような蛮行ばんこうがありうることを認みとめるのを嫌きらったためとされている。尊属そんぞく殺ころせと卑属ひぞく殺ころせを区別くべつせず近親きんしん殺ころせという構成こうせい要件ようけんで重おもく処罰しょばつする立法りっぽう例れいもみられる。

ただ、尊属そんぞく殺ころせ重罰じゅうばつ規定きていについては法ほうの下したの平等びょうどうの観点かんてんで議論ぎろんがあり、具体ぐたい的てき事案じあんに即そくした場合ばあいにも、親子おやこ間あいだの葛藤かっとうの中なかで生しょうじた殺人さつじん事件じけんには、他人たにん間あいだの場合ばあいとは比較ひかくにならない「特別とくべつの情状じょうじょう」が存在そんざいすることも多おおいとされている。このように情状じょうじょうにおいて同情どうじょうすべき場合ばあいに、一律いちりつに加重かじゅう類型るいけいとして取とり扱あつかうより、通常つうじょうの殺人さつじん罪ざいの規定きていのもとで具体ぐたい的てき事案じあんに即そくして、刑けいの軽重けいちょうを判断はんだんするほうが妥当だとうであると考かんがえられるようになった。各国かっこくにおいても尊属そんぞく殺人さつじん罪ざいを規定きていする刑法けいほうは、大韓民国だいかんみんこく（刑法けいほう250条じょう）や中華民国ちゅうかみんこく（刑法けいほう272条じょう）、フランス（刑法けいほう299条じょう）など、わずかな例れいをみるだけである。韓国かんこくでは尊属そんぞく殺ころせの刑けいが重おもすぎるという論議ろんぎの結果けっか、1995年ねんの刑法けいほう改正かいせいで「死刑しけいまたは無期むき懲役ちょうえき」から、「死刑しけいまたは無期むき懲役ちょうえきまたは7年ねん以上いじょうの懲役ちょうえき」に軽減けいげんされたものの尊属そんぞく殺ころせの規定きてい自体じたいは残のこっている。

中国ちゅうごく法ほう

中国ちゅうごくの律令りつりょう制度せいどでも、重罰じゅうばつ規定きていが設もうけられていた。唐とうの律令りつりょうにおける尊属そんぞく殺人さつじんは、皇帝こうていに対たいする反逆はんぎゃく罪ざいと同様どうようとされた（十じゅう虐しいたげ）。

中華民国ちゅうかみんこく刑法けいほうでも、重罰じゅうばつ規定きていが設もうけられている。1928年ねん刑法けいほうにより、通常つうじょうの殺人さつじん罪ざいでは死刑しけい、無期むきまたは10年ねん以上いじょうの懲役ちょうえきとされていたのに対たいし、直系ちょっけい尊属そんぞく殺人さつじん罪ざいは死刑しけいのみ、傍系ぼうけい尊属そんぞく殺人さつじん罪ざいは無期むき懲役ちょうえきと死刑しけいのみ、とそれぞれされていた。

1934年ねん、中華民国ちゅうかみんこく刑法けいほうは全ぜん改あらためされ、傍系ぼうけい尊属そんぞく殺人さつじん罪ざいが削除さくじょされ、直系ちょっけい尊属そんぞく殺人さつじん罪ざいの刑けいは無期むき懲役ちょうえきと死刑しけいに改あらためられた。2019年ねんの一部いちぶ改正かいせいにより、直系ちょっけい尊属そんぞく殺人さつじん罪ざいの刑けいは「通常つうじょうの殺人さつじん罪ざいの刑けいの二に分ぶんの一いちを加重かじゅうする」に改あらためられた。2023年ねん現在げんざいでも、その重罰じゅうばつ規定きていが設もうけられている。

中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく刑法けいほうでは、1979年ねん刑法けいほうが成立せいりつして以来いらい、2023年ねん現在げんざいでも、重罰じゅうばつ規定きていが設もうけられていない。

大陸たいりく法ほう

ローマ法ほうでは近親きんしん殺ころせは、パリキディウム (parricidium) として処罰しょばつされていた。このローマ法ほうの思想しそうはフランス法ほうへと受うけ継つがれて尊属そんぞく殺ころせの意味いみに転化てんかした。

英えい米べい法ほう

大陸たいりく法ほうにみられる尊属そんぞく殺ころせ重罰じゅうばつ規定きていは、英えい米べい法ほうには見みられない。

日本にっぽんにおける尊属そんぞく殺ころせ

尊属そんぞく加重かじゅう規定きていの沿革えんかく

かつて日本にっぽんでは、1880年ねん（明治めいじ13年ねん）発布はっぷの刑法けいほうで、子孫しそんによる祖父母そふぼ・父母ちちははに対たいする殺人さつじんには死刑しけいを科かした（第だい362条じょう）。

1908年ねん制定せいていの明治めいじ刑法けいほうにより、自己じこまたは配偶はいぐう者しゃの直系ちょっけい尊属そんぞくを殺ころした者ものについて、通常つうじょうの殺人さつじん罪ざい（刑法けいほう第だい199条じょう）とは別べつに尊属そんぞく殺人さつじん罪ざい（刑法けいほう第だい200条じょう）を設もうけていた。通常つうじょうの殺人さつじん罪ざいでは3年ねん以上いじょう - 無期むきの懲役ちょうえき、または死刑しけいとされているのに対たいし、尊属そんぞく殺人さつじん罪ざいは無期むき懲役ちょうえきまたは死刑しけいのみと、刑罰けいばつの下限かげんが高たかく、より重おもいものになっていた。

日本にっぽんの尊属そんぞく殺ころせ重罰じゅうばつ規定きていについては、フランス刑法けいほうに由来ゆらいするという説せつと、中国ちゅうごくの律令りつりょうからの伝統でんとうにならって儒教じゅきょう的てき道徳どうとく観かんに基もとづいて制定せいていされたとする説せつとがある。

なお刑法けいほうでは尊属そんぞく殺人さつじん罪ざいのほかに尊属そんぞく傷害しょうがい致死ちし罪ざい（刑法けいほう第だい205条じょう2項こう）・尊属そんぞく遺棄いき罪ざい（刑法けいほう第だい218条じょう2項こう）・尊属そんぞく逮捕たいほ監禁かんきん罪ざい（刑法けいほう第だい220条じょう2項こう）という特別とくべつの条文じょうぶんを置おいて通常つうじょうの殺人さつじん罪ざい・傷害しょうがい致死ちし罪ざい（刑法けいほう第だい205条じょう）・遺棄いき罪ざい（刑法けいほう第だい218条じょう）・逮捕たいほ監禁かんきん罪ざい（刑法けいほう第だい220条じょう）よりも刑けいを加重かじゅうしていた（尊属そんぞく加重かじゅう規定きてい）。

1963年ねん（昭和しょうわ38年ねん）に、法制ほうせい審議しんぎ会かい刑事けいじ法ほう特別とくべつ部会ぶかいが決定けっていした「改正かいせい刑法けいほう草案そうあん」では、一般いっぱん殺人さつじん罪ざいの規定きていのみが置おかれ、尊属そんぞく加重かじゅう規定きていは定さだめられなかった。

この明治めいじ刑法けいほうは、大日本帝国だいにっぽんていこく憲法けんぽうから日本国にっぽんこく憲法けんぽうに変かわった後のちも効力こうりょくを保たもっていたが、1973年ねん（昭和しょうわ48年ねん）4月がつ4日にちに、最高裁判所さいこうさいばんしょで石田いしだ和かず外がい（大だい法廷ほうてい裁判さいばん長ちょう）により、こうした過度かどの加重かじゅう規定きていは、日本国にっぽんこく憲法けんぽう下かでは違憲いけんであると違憲いけん判決はんけつの確定かくてい判決はんけつが下くだされ、それ以降いこうは適用てきようされなくなり、1995年ねん（平成へいせい7年ねん）の改正かいせい刑法けいほうで正式せいしきに削除さくじょされた。

「尊属そんぞく殺ころせ重罰じゅうばつ規定きてい違憲いけん判決はんけつ」も参照さんしょう

尊属そんぞく加重かじゅう規定きていの削除さくじょ

尊属そんぞく殺ころせ重罰じゅうばつ規定きてい違憲いけん判決はんけつが下くだされた1968年ねんの栃木とちぎ実父じっぷ殺ころし事件じけんは、実父じっぷからの長年ながねんの性的せいてき虐待ぎゃくたいに堪こたえかねて殺害さつがいに及およんだ事案じあんであり、被告人ひこくにんに特とくに酌量しゃくりょうすべき事情じじょうがあったが、尊属そんぞく殺人さつじん罪ざいを規定きていした刑法けいほう第だい200条じょうを適用てきようするならば、最大さいだいに減刑げんけい（刑法けいほう第だい39条じょう2項こうの心神耗弱しんしんこうじゃくを理由りゆうとする必要ひつよう的てき減げん軽けいにより68条じょう第だい2号ごうを適用てきようした後のち、67条じょうによりこれに加くわえて66条じょうに従したがい情状じょうじょうを考慮こうりょして任意にんい的てき減げん軽けいにより68条じょう第だい3号ごうを適用てきよう）しても懲役ちょうえき3年ねん6月がつとなり、執行しっこう猶予ゆうよを付ふすことができない（刑法けいほう第だい25条じょう）。

この点てんを問題もんだいとして、最高裁判所さいこうさいばんしょは尊属そんぞく殺ころせの重罰じゅうばつ規定きていを違憲いけん判決はんけつとしたのである。この判決はんけつの多数たすう意見いけん（15人にん中ちゅう8人にん）は、尊属そんぞく殺人さつじん罪ざいの規定きていを置おくことは合憲ごうけんであるが、執行しっこう猶予ゆうよが付つけられないほどの重罰じゅうばつ規定きていは、法ほうの下したの平等びょうどう（日本国にっぽんこく憲法けんぽう第だい14条じょう1項こう）に違反いはんすると判断はんだんした。少数しょうすう意見いけん（6人にん）は、尊属そんぞく加重かじゅう罪ざいそのものを違憲いけんとした。

最高裁さいこうさい判決はんけつの主旨しゅしに従したがうならば、尊属そんぞく殺人さつじん罪ざいの条文じょうぶんを丸まるごと削除さくじょしなくても法定ほうてい刑けいの下限かげんを下さげれば憲法けんぽう違反いはんの状態じょうたいは解消かいしょうするともいえる。しかし、最高裁さいこうさい判決はんけつ後ごの日本国にっぽんこく政府せいふの判断はんだんは、多数たすう意見いけんと少数しょうすう意見いけんの対立たいりつを考慮こうりょし、尊属そんぞく殺人さつじん罪ざいの条文じょうぶんを削除さくじょまたは改正かいせいするよりも、法定ほうてい刑けいの範囲はんいが尊属そんぞく殺人さつじん罪ざいに比くらべて格段かくだんに広ひろい通常つうじょうの殺人さつじん罪ざいの中なかで裁量さいりょう的てきに判断はんだんする道みちを取とり、以後いごは尊属そんぞく殺ころせを犯おかした被疑ひぎ者しゃに対たいしても、通常つうじょうの殺人さつじん罪ざいを適用てきようして裁さばくことにした。尊属そんぞく殺人さつじん罪ざいの条文じょうぶんは、以後いご22年間ねんかんにわたって適用てきようされることの無ないまま、刑法けいほうの条文じょうぶんに死文しぶん化かして残のこった。

この間あいだ、尊属そんぞく殺人さつじん罪ざいと同様どうように尊属そんぞく加重かじゅうを定さだめた尊属そんぞく傷害しょうがい致死ちし罪ざいなどに対たいしても違憲いけんを訴うったえる裁判さいばんが起おこされたが、最高裁さいこうさいは「違憲いけんとするほどの重罰じゅうばつ規定きていではない」として合憲ごうけん判決はんけつを出だしている。

しかし、村山むらやま富市とみいち政権せいけん下かの1995年ねん（平成へいせい7年ねん）に国会こっかいで刑法けいほうが改正かいせいされ（平成へいせい7年ねん法律ほうりつ第だい91号ごう）、条文じょうぶんが文語ぶんご体からだから口語こうご体からだに変更へんこうされると同時どうじに、尊属そんぞく殺人さつじん罪ざいだけではなく尊属そんぞく傷害しょうがい致死ちし罪ざい・尊属そんぞく遺棄いき罪ざい・尊属そんぞく逮捕たいほ監禁かんきん罪ざいも含ふくめた、すべての尊属そんぞく加重かじゅう規定きていが削除さくじょされた。

主おもな尊属そんぞく殺人さつじん事件じけん

特とくに説明せつめいのないものは日本にっぽんの事件じけんである。

• カッサパ1世せい（5世紀せいき後半こうはん、スリランカ）
• 安あん慶けい緒いとぐち（757年ねん、中国ちゅうごく）
• 公おおやけ暁あかつき（1200年ねん）
• ヨーハン・パリツィーダ（1308年ねん、ハプスブルク家か）
• ベアトリーチェ・チェンチ（1598年ねん、イタリア）
• リジー・ボーデン（1892年ねん、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく）
• 一家いっか四よん人にん死刑しけい事件じけん（1914年ねん）
• 山本やまもと老ろう事件じけん（1928年ねん）
• 津山つやま事件じけん（1938年ねん）
• 死刑しけい制度せいど合憲ごうけん判決はんけつ事件じけん（1946年ねん）
• 志和しわ堀村ほりむら両親りょうしん殺害さつがい事件じけん（1948年ねん）
• 青森あおもり県けん新和しんわ村むら一家いっか7人にん殺害さつがい事件じけん（1959年ねん）
• 岩槻いわつき一家いっか7人にん殺害さつがい事件じけん（1959年ねん）
• 泊とまり母子ぼし殺人さつじん事件じけん（1962年ねん）
• チャールズ・ホイットマン（1966年ねん、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく）
• 栃木とちぎ実父じっぷ殺ころし事件じけん（1968年ねん）
• 市原いちはら両親りょうしん殺害さつがい事件じけん（1974年ねん）
• 神奈川かながわ金属きんぞくバット両親りょうしん殺害さつがい事件じけん（1980年ねん）
• 斎藤さいとう勇いさむ東大とうだい名誉めいよ教授きょうじゅ惨殺ざんさつ事件じけん（1982年ねん）
• 目黒めぐろ区く中学生ちゅうがくせい家族かぞく3人にん殺害さつがい事件じけん（1988年ねん）
• メネンデス兄弟きょうだい事件じけん（1989年ねん）
• 山村やまむら新治しんじ郎ろう (11代目だいめ)殺人さつじん事件じけん（1992年ねん）
• 岡山おかやま金属きんぞくバット母親ははおや殺害さつがい事件じけん（2000年ねん）
• 山口やまぐち母親ははおや殺害さつがい事件じけん（2000年ねん）
• ネパール王族おうぞく殺害さつがい事件じけん（2001年ねん、ネパール）
• 北九州きたきゅうしゅう監禁かんきん殺人さつじん事件じけん（2002年ねん）
• 河内長野かわちながの市し家族かぞく殺傷さっしょう事件じけん（2003年ねん）
• 井上いのうえ治おさむ典てん殺人さつじん事件じけん（2005年ねん）
• 会津若松あいづわかまつ母親ははおや殺害さつがい事件じけん（2007年ねん）
• 京田辺きょうたなべ警察官けいさつかん殺害さつがい事件じけん (2007年ねん)
• サンディフック小学校しょうがっこう銃じゅう乱射らんしゃ事件じけん（2012年ねん、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく）
• 南幌なんぽろ町まち家族かぞく殺害さつがい事件じけん（2014年ねん）
• 神戸こうべ市し北きた区く5人にん殺傷さっしょう事件じけん（2017年ねん）
• 滋賀医科大学しがいかだいがく生なま母親ははおや殺害さつがい事件じけん（2018年ねん）

かつては東北とうほく地方ちほうに親おや殺ごろしが多おおかった。例たとえば昭和しょうわ30年代ねんだいの5年間ねんかん（1959-1964年ねん）の東北とうほく三さん県けん（青森あおもり、岩手いわて、秋田あきた）の普通ふつう殺人さつじんと尊属そんぞく殺人さつじんの発生はっせい比ひは全国ぜんこく平均へいきんの2倍ばい以上いじょうであった。岩手いわて県警けんけいによると、貧まずしさと家長かちょう・姑しゅうとの強つよすぎる権力けんりょくによる家庭かてい内ないの緊張きんちょうと葛藤かっとうの末すえの悲劇ひげきとみられるが、過疎かそ化かとともに減少げんしょうした。尊属そんぞく殺人さつじんは殺ころし方かたが残虐ざんぎゃくになるという過去かこの犯罪はんざい例れいから、殺人さつじん事件じけんの捜査そうさにおいて親族しんぞくが取とり調しらべを受うけた事件じけんもあった。

脚注きゃくちゅう

参考さんこう文献ぶんけん

• 大塚おおつか仁ひとし『刑法けいほう概説がいせつ（各論かくろん）改訂かいてい増補ぞうほ版ばん』有斐閣ゆうひかく、1992年ねん。ISBN 4-641-04116-4。 

関連かんれん項目こうもく

• 子こ殺ころし（いわゆる「卑属ひぞく殺ころせ」）
• 王おう殺ころし
• 大逆だいぎゃく罪ざい
• 哲学てつがく館かん事件じけん
• 孝こう#儒教じゅきょう
• 毒どく親おや
• 児童じどう虐待ぎゃくたい
• 法ほうの下したの平等びょうどう
• 日本国にっぽんこく憲法けんぽう第だい14条じょう#関連かんれん訴訟そしょう・判例はんれい