崎陽軒きようけん

株式会社かぶしきがいしゃ崎陽軒きようけん（きようけん）は、神奈川かながわ県けん横浜よこはま市し西にし区くに本社ほんしゃを置おく、主おもにシウマイ及およびシウマイ弁当べんとうの製造せいぞう販売はんばいならびにレストラン経営けいえいを行おこなう企業きぎょうである。

株式会社かぶしきがいしゃ崎陽軒きようけん
KIYOKEN Co., Ltd.

崎陽軒きようけん本店ほんてん（ヨコハマジャスト3号館ごうかん）
種類しゅるい	株式会社かぶしきがいしゃ
市場いちば情報じょうほう	非ひ上場じょうじょう
本社ほんしゃ所在地しょざいち	日本にっぽん 〒220-0011 神奈川かながわ県けん横浜よこはま市し西にし区く高島たかしま二に丁目ちょうめ12番ばん6号ごう ヨコハマジャスト1号館ごうかん 北緯ほくい35度ど27分ふん49.3秒びょう 東経とうけい139度ど37分ふん23.7秒びょう
設立せつりつ	1948年ねん4月がつ
業種ぎょうしゅ	食料しょくりょう品ひん
法人ほうじん番号ばんごう	6020001014611
事業じぎょう内容ないよう	食品しょくひん（シウマイ）製造せいぞう販売はんばい、飲食いんしょく店てん経営けいえい
代表だいひょう者しゃ	代表だいひょう取締役とりしまりやく会長かいちょう 野並のなみ直文なおふみ 代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう 野並のなみ晃あきら
資本しほん金きん	1億おく円えん
売上うりあげ高だか	258億おく9円えん （2023年度ねんど）
純じゅん利益りえき	10億おく1,100万まん円えん （2024年ねん2月がつ期き）
純資産じゅんしさん	191億おく900万まん円えん （2024年ねん2月がつ期き）
総そう資産しさん	270億おく2,900万まん円えん （2024年ねん2月がつ期き）
従業じゅうぎょう員数いんずう	2,027人にん（2023年ねん3月がつ末まつ時点じてん）
決算けっさん期き	2月がつ
外部がいぶリンク	https://kiyoken.com/
特記とっき事項じこう：創業そうぎょうは1908年ねん（明治めいじ41年ねん）。

駅えき構内こうないの売店ばいてん

本社ほんしゃ（ヨコハマジャスト1号館ごうかん）。地下ちかには本社ほんしゃ工場こうじょうがある。

崎陽軒きようけんは1908年ねんに初代しょだい横浜よこはま駅えき（現在げんざいの桜木町さくらぎちょう駅えき）構内こうないの売店ばいてんとして開業かいぎょうした。横浜よこはま名物めいぶつのシウマイ（崎陽軒きようけんの焼売しゅうまいはシウマイと表記ひょうきする）、駅弁えきべんの「シウマイ弁当べんとう」を製造せいぞう、販売はんばいしていることで知しられる。また、中華ちゅうか料理りょうり店てんやイタリア料理りょうり店てん、シウマイBAR（バル） といった飲食いんしょく店てんも経営けいえいしている。工場こうじょうは本社ほんしゃの地下ちか（本社ほんしゃ工場こうじょう）と横浜よこはま市し都筑つづき区く（横浜よこはま工場こうじょう）、東京とうきょう都と江東こうとう区く（東京とうきょう工場こうじょう）の3か所しょに所在しょざい。このうち横浜よこはま工場こうじょうは見学けんがくやできたてシウマイの試食ししょく、プチミュージアムショップでの買かい物ものができる。

社名しゃめいの由来ゆらい

創業そうぎょう者しゃの久保くぼ久行ひさゆき（横浜よこはま駅えき（現げん・桜木町さくらぎちょう駅えき）の4代目だいめ駅長えきちょう）が長崎ながさき市し出身しゅっしんである事ことにちなみ、長崎ながさきの漢文かんぶん風ふうの別称べっしょうである「崎さき陽ひ」に由来ゆらいする。「崎さき陽ひ」は「太陽たいようの当あたる岬みさき」という意味いみを持もっていることから、それに因ちなんで店みせの名前なまえにしたと云いわれている。

シウマイ

1928年ねん（昭和しょうわ3年ねん）発売はつばい。崎陽軒きようけんによれば、シウマイ発売はつばい前まえ、横浜よこはまには名物めいぶつがなかったという。そこで、久保くぼ久行ひさゆきの娘むすめ婿むこで妻つまコトの実家じっか野並のなみ家かを継ついだ初代しょだい社長しゃちょうの野並のなみ茂吉しげよしが「何なにか横浜よこはまの名物めいぶつを」と南京なんきん街がい（現在げんざいの横浜よこはま中華ちゅうか街がい）で突つき出だしとして出だされていたシュウマイを販売はんばいしようと発案はつあん。点心てんしんの専門せんもん家か「呉ご遇ぐう孫まご（ご ぐうそん）」を招聘しょうへいし、「冷さめても美味おいしいシウマイを」と試行しこう錯誤さくごし、一いち晩ばん水すいにつけて戻もどした干ほし帆立貝ほたてがい柱ばしらと豚肉ぶたにくを使用しようすることを考案こうあんした。 栃木とちぎ県けん上都賀かみつが郡ぐん加園かぞの村むら（現げん・鹿沼かぬま市し）出身しゅっしんの茂吉しげよし はシュウマイと上手うまく発音はつおんできず「シーマイ」と訛なまって発音はつおんしていたのを、当時とうじの中国人ちゅうごくじんスタッフが広東かんとんでの発音はつおん「シウマイ」に近ちかいとお墨付すみつきを与あたえたことから、シウマイと表記ひょうきするようになった といわれるほか、「うまい」という言葉ことばの含意がんい説せつなどが知しられている。

シウマイに使つかう干ひ貝柱かいばしらは北海道ほっかいどう宗谷そうや郡ぐん猿払さるふつ村むら産さんを使つかっている。猿払さるふつ村むら漁業ぎょぎょう協同きょうどう組合くみあいの加工かこう場じょうには崎陽軒きようけんの看板かんばんがかけられている。

頭頂とうちょう部ぶにグリーンピースを載のせた焼売しゅうまいが消きえつつあるとされているが、崎陽軒きようけんではグリーンピースを上うえに乗のせるのではなく餡あん自体じたいに混まぜており、1個いっこに2粒つぶのグリーンピースが入はいっていたり1粒つぶも入はいっていなかったりとばらつきはあるものの、健在けんざいである。

かつては真空しんくうパックタイプのシウマイを全国ぜんこくの百貨店ひゃっかてんやスーパー向むけに供給きょうきゅうしていたが、店頭てんとうで商品しょうひんがぞんざいに扱あつかわれる例れいが多おおく「ブランド価値かちを毀損きそんしている」と判断はんだんしたことから、2010年ねんまでに販路はんろを直営店ちょくえいてんと通販つうはんに絞しぼっている。ただし、首都しゅと圏けん以外いがいの百貨店ひゃっかてんで催事さいじとして出店しゅってんすることはある。

ひょうちゃん

ひょうちゃんは1955年ねんから同社どうしゃ製せいシウマイの箱はこ中ちゅうに封入ふうにゅうされている陶器とうき製せい醤油じょうゆ入いれの愛称あいしょうで、ひょうたん型がた容器ようきに多種たしゅ多様たような表情ひょうじょうが描えがかれている。昔むかしは、金色きんいろのひょうちゃんも存在そんざいした。ファンも多おおく、ひょうちゃんコレクターも存在そんざいする。1996年ねん、フタがコルク栓せんからゴム製せいのものに変かわる。また、関連かんれん商品しょうひんとして同社どうしゃからひょうちゃんサブレなども発売はつばいされている。ひょうちゃんの顔かおを書かいていたのは「フクちゃん」を書かいた有名ゆうめいなマンガ家か、横山よこやま隆一りゅういちの手てによるものだったが、その後ごイラストレーターの原田はらだ治おさむに変かわった。2003年ねんからは横山よこやま隆一りゅういちのデザインに戻もどっている。製造せいぞうは愛知あいち県けん瀬戸せと市しの電器でんき部品ぶひんメーカー ヤマキ電器でんきが担当たんとうしている。

期間きかん限定げんていひょうちゃん

各種かくしゅの記念きねん企画きかくや節目ふしめになる年としにおいて、数量すうりょうや期間きかん限定げんていで特別とくべつな絵柄えがらのひょうちゃんが登場とうじょうしている。

崎陽軒きようけん創業そうぎょう100周年しゅうねんの2008年ねんには、柳原やなぎはら良平りょうへいによる絵柄えがらの「100周年しゅうねん記念きねんひょうちゃん」が登場とうじょうした。2010年ねんには、劇団四季げきだんしきとのコラボレーションにより『キャッツ』に登場とうじょうする猫ねこをデザインした「キャッツひょうちゃん」が登場とうじょう。ひょうちゃん誕生たんじょう60年ねんとなる2015年ねんには、「還暦かんれき記念きねんひょうちゃん」 や「金色きんいろの還暦かんれき記念きねんひょうちゃん」などが登場とうじょうした。崎陽軒きようけん創業そうぎょう110年ねん、シウマイ誕生たんじょう90年ねんに当あたる2018年ねんは、「創業そうぎょう110周年しゅうねん・シウマイ誕生たんじょう90周年しゅうねん記念きねんひょうちゃん」が封入ふうにゅうされた。 また、2018年ねんには、『横浜よこはまウォーカー』との合同ごうどう企画きかくにより、県内けんないの企業きぎょう体たいとのコラボレーションが実施じっしされ、各種かくしゅの限定げんてい版ばんひょうちゃんが登場とうじょうした。

シウマイ娘むすめ

崎陽軒きようけんの女性じょせい従業じゅうぎょう員いんのなかで、横浜よこはま駅えきの東海道本線とうかいどうほんせんホームでシウマイを駅弁えきべん形式けいしきで販売はんばいするスタッフのことを言いった。下くだり列車れっしゃでは乗客じょうきゃくは始発駅しはつえきの東京とうきょう駅えきなどのターミナル駅えきで弁当べんとうを購入こうにゅうしてしまうことが多おおく、また上のぼり列車れっしゃでは終点しゅうてんの東京とうきょう駅えきまであと僅わずかということで、横浜よこはま駅えきは弁当べんとう類るいの販売はんばいには向むいていなかった。このことから、茂吉しげよしは銀座ぎんざで見みかけた煙草たばこのキャンペーンガールピース娘むすめにヒントを得えて、従業じゅうぎょう員いんに赤あかいチャイナドレス風ふうの衣装いしょう（下半身かはんしんはスカート）と、ミス・コンテスト受賞じゅしょう者しゃと同おなじたすきをつけてもらい、女性じょせいの売うり子こによるシウマイの販売はんばいを1950年ねん頃ころから始はじめたとされている。落語らくご家か桂歌丸かつらうたまる（横浜よこはま出身しゅっしん）の妻つま・椎名しいな冨士子ふじこもその昔むかし、シウマイ娘むすめをしていた。

この「シウマイ娘むすめ」は映画えいが・小説しょうせつの題材だいざいにもなり、1952年ねんに『毎日新聞まいにちしんぶん』で獅子しし文六ぶんろくによって連載れんさいされた『やっさもっさ』という横浜よこはまを舞台ぶたいにした小説しょうせつにも、花咲はなさき千代子ちよこなる女性じょせいがシウマイ娘むすめとして登場とうじょうする。1953年ねん、法人ほうじん化か（合名ごうめい会社かいしゃ）30周年しゅうねん記念きねんとして行いった映画えいが化かに際さいしては花咲はなさきの役やくを桂木かつらぎ洋子ようこが務つとめており、実際じっさいにシウマイ娘むすめの制服せいふく・たすきをつけて演えんじている。

その後ご、横浜よこはま駅えきでの駅弁えきべん形式けいしきでの販売はんばいは中断ちゅうだんするが、2007年ねん7月がつに東海道とうかいどう本線ほんせんの横浜よこはま駅えき - 国府津こうづ駅えきの区間くかんの開業かいぎょう120年ねんを記念きねんした特別とくべつ企画きかくとして、期間きかん限定げんていながらそれを復活ふっかつさせている。現在げんざいも、新横浜しんよこはまにある当社とうしゃ横浜よこはま工場こうじょうの社会しゃかい見学けんがくコースでは、そのシウマイ娘むすめが実際じっさいに着用ちゃくようしたチャイナドレス風ふうのユニフォームや、たすきが展示てんじされており、希望きぼう者しゃには記念きねん写真しゃしん撮影さつえい用ようにそれらを貸出かしだししてくれる。

また、クレイジーケンバンドが、このシウマイ娘むすめをイメージした、その名なも『シウマイ娘むすめ』 なる楽曲がっきょくを発表はっぴょうしている。

沿革えんかく

• 1908年ねん（明治めいじ41年ねん） - 4代目だいめ横浜よこはま駅長えきちょうの久保くぼ久行ひさゆきが、退職たいしょく後ごの職業しょくぎょうとして初代しょだい横浜よこはま駅えき（現げん 桜木町さくらぎちょう駅えき）での営業えいぎょう許可きょかを、妻つまの久保くぼコトの名義めいぎで取得しゅとく。駅えき構内こうないで雑貨ざっかや食料しょくりょう（餅もちやサイダー）を販売はんばいしていた。実際じっさいの営業えいぎょうは、野並のなみ茂吉しげよしがかつて働はたらいていた水みず了りょう軒のきの松塚まつづか孫三郎まごさぶろうが行おこなった。
• 1915年ねん（大正たいしょう4年ねん） - 横浜よこはま駅えきが、初代しょだい横浜よこはま駅えきから2代目だいめ横浜よこはま駅えき（高島町たかしまちょう駅えき付近ふきん）に移転いてん。崎陽軒きようけん・東洋とうよう軒のきともう1社しゃの合同ごうどうで、匿名とくめい組合くみあい崎陽軒きようけんを設立せつりつ。支配人しはいにんには野並のなみ茂吉しげよしが就任しゅうにん。
• 1923年ねん（大正たいしょう12年ねん） - 匿名とくめい組合くみあいを解散かいさん、合名ごうめい会社かいしゃ崎陽軒きようけんを設立せつりつ。
• 1928年ねん（昭和しょうわ3年ねん） - 横浜よこはま駅えきが、2代目だいめ横浜よこはま駅えきから現在地げんざいちに移転いてん。具ぐ材ざいの豚肉ぶたにくに干ほしホタテを加くわえた横浜よこはま名物めいぶつ崎陽軒きようけんの「シウマイ」を開発かいはつ・発売はつばい。
• 1941年ねん（昭和しょうわ16年ねん） - 横浜よこはま駅前えきまえ支店してんを改組かいそ、株式会社かぶしきがいしゃ崎陽軒きようけん食堂しょくどうを設立せつりつ。
• 1948年ねん（昭和しょうわ23年ねん） - 合名ごうめい会社かいしゃ崎陽軒きようけんと株式会社かぶしきがいしゃ崎陽軒きようけん食堂しょくどうを合併がっぺい、株式会社かぶしきがいしゃ崎陽軒きようけんが設立せつりつ。代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょうに野並のなみ茂吉しげよしが就任しゅうにん。
• 1950年ねん（昭和しょうわ25年ねん） - 宣伝せんでんのため、横浜よこはま駅えきの構内こうないに「シウマイ娘むすめ」が登場とうじょう。
• 1952年ねん（昭和しょうわ27年ねん） - 毎日新聞まいにちしんぶんで連載れんさいされていた獅子しし文六ぶんろくの小説しょうせつ『やっさもっさ』に「シウマイ娘むすめ」が登場とうじょう。
• 1953年ねん（昭和しょうわ28年ねん） - 『やっさもっさ』が松竹しょうちくにより映画えいが化か、シウマイ娘むすめを桂木かつらぎ洋子ようこが演えんじた。
• 1954年ねん（昭和しょうわ29年ねん） - 「シウマイ弁当べんとう」発売はつばい開始かいし。
• 1955年ねん（昭和しょうわ30年ねん） - 横浜よこはま駅えき東口ひがしぐちにシウマイショップ（現げん 崎陽軒きようけん本店ほんてん）を建設けんせつ。「ひょうちゃん」が横山よこやま隆一りゅういちにより誕生たんじょう。
• 1965年ねん（昭和しょうわ40年ねん） - 初代しょだい社長しゃちょうの野並のなみ茂吉しげよしが死去しきょ。二に代目だいめ社長しゃちょうに野並のなみ豊ゆたかが就任しゅうにん。
• 1967年ねん（昭和しょうわ42年ねん） - 真空しんくうパックシウマイ販売はんばい開始かいし。
• 1968年ねん（昭和しょうわ43年ねん） - 創業そうぎょう60周年しゅうねん記念きねん式典しきてんにて、PR映画えいが「シウマイに夢ゆめをのせて」とCMソング「シウマイ旅情りょじょう」を発表はっぴょう。
• 1986年ねん（昭和しょうわ61年ねん） - 本社ほんしゃビル（ヨコハマ・ジャスト1）が竣工しゅんこう。
• 1991年ねん（平成へいせい3年ねん）
  • 取締役とりしまりやく会長かいちょうに野並のなみ豊ゆたかが就任しゅうにん、三さん代目だいめ社長しゃちょうに野並のなみ直文なおふみが就任しゅうにん。
  • 「シウマイ弁当べんとう」がモノとしては初はじめてヨコハマ遊ゆう大賞たいしょうを受賞じゅしょう。
• 2003年ねん（平成へいせい15年ねん） - 横浜よこはま工場こうじょうを、シウマイの製造せいぞう工程こうてい見学けんがくができるようリニューアル。2018年ねん8月がつからは、既存きそんのコースに加くわえ弁当べんとうの箱詰はこづめ作業さぎょうなどの工程こうていも見みることができるようになった。
• 2007年ねん（平成へいせい19年ねん）
  • 11月 - JAS法ほう違反いはん（後述こうじゅつ）判明はんめい。
  • 12月 - 大丸だいまる京都きょうと店てん・大阪おおさか阪急はんきゅうサン通どおりの店舗てんぽを閉鎖へいさ（関西かんさい地区ちくから撤退てったい）。
• 2008年ねん（平成へいせい20年ねん） - 創業そうぎょう100周年しゅうねん、100周年しゅうねん100企画きかくの実施じっし。
• 2016年ねん（平成へいせい28年ねん） -6月　東京とうきょう駅えき一いち番ばん街がいにシウマイBAR（バル）店てん新規しんきオープン
• 2017年ねん（平成へいせい29年ねん） -6月23日にち メガシウマイ弁当べんとう発売はつばい
• 2018年ねん（平成へいせい30年ねん）
  • 創業そうぎょう110周年しゅうねん、シウマイ発売はつばい90周年しゅうねん事業じぎょうを展開てんかい。ムック『崎陽軒きようけんWalker』（KADOKAWA）刊行かんこうや記念きねん包装ほうそう、直営店ちょくえいてんでの限定げんていメニューなど。
  • 12月8日にち〜2019年ねん1月がつ31日にち - 初はつ音おとミクパッケージの特製とくせいシウマイを発売はつばい。
• 2019年ねん（令れい和わ元年がんねん）5月がつ1日にち - 新しん元号げんごう「令れい和わ」に合あわせ、白米はくまいを赤飯せきはんに変かえた「新しん元号げんごう記念きねん 令れい和わ お赤飯せきはんシウマイ弁当べんとう」を販売はんばい。
• 2020年ねん（令れい和わ2年ねん） -6月18日にち 崎陽軒きようけん初はつのスイーツ専せん門もんの新しん業態ぎょうたい『HB Style KIYOKEN』オープン。
  • 8月がつ - 台湾たいわん・台北たいぺい駅えきに海外かいがい1号ごう店てんである「台北たいぺい駅えき店てん」をオープン。
• 2022年ねん（令れい和わ4年ねん）5月がつ25日にち 野並のなみ直文なおふみが会長かいちょうに野並のなみ晃あきらが社長しゃちょうに就任しゅうにん
  • 7月がつ19日にち - 福井ふくい県けんの魅力みりょく発信はっしんおよび認知にんち度ど向上こうじょうに係かかる相互そうご協力きょうりょく協定きょうてい締結ていけつ。

主おもな商品しょうひん

シウマイ弁当べんとう

崎陽軒きようけんが発売はつばいしている主おもな商品しょうひんは以下いかの通とおり。

• シウマイ弁当べんとう：シウマイを主おもなおかずとして盛もり込こんだ幕まくの内うち弁当べんとうで、崎陽軒きようけんの代表だいひょう的てき商品しょうひん。他ほかにも、ご飯はんが八はち等分とうぶんされており、駅弁えきべんとしても売うられている。
• 横濱よこはまチャーハン：中華ちゅうか料理りょうりのチャーハン風ふうのごはんとおかずをセットにしたもの。シウマイも入はいっている。
• 横濱よこはま中華ちゅうか弁当べんとう：エビのチリソースなどをおかずとした中華ちゅうか風ふうの幕まくの内うち。シウマイも入はいっている。
• 幕まくの内うち：和風わふうの幕まくの内うち弁当べんとう。
• 鯛たいめし：パッケージが鯛たいの形かたち。金目かねめ鯛たい入いりの茶飯ちゃめしを中心ちゅうしんに、シウマイなどが添そえられている。
• 季き節ぶし限定げんてい弁当べんとう：季き節ぶしごとにモデルチェンジされる幕まくの内うち系けいの弁当べんとう。高級こうきゅう仕様しようとして松花堂しょうかどう弁当べんとうも提供ていきょうされている。
• シウマイ年賀状ねんがじょう：昭和しょうわ51年ねんより販売はんばい開始かいし。年賀ねんがはがきと懸賞けんしょう応募おうぼはがきがセットになっている。年賀ねんがはがきにはシウマイの引換ひきかえ券けんが付つき、年賀状ねんがじょうとして受うけ取とった側がわは、直営店ちょくえいてんおよび百貨店ひゃっかてん等とう の引換ひきかえ対象たいしょう店舗てんぽでシウマイ15個こ入いれと引ひき換かえができる。懸賞けんしょうはがきは抽選ちゅうせんで賞品しょうひんが当あたる応募おうぼ券けんとなっており、購入こうにゅうした側がわは、年賀ねんがはがきを切きり離はなし残のこりの部分ぶぶんを応募おうぼはがきとして店頭てんとうに持参じさんもしくは崎陽軒きようけんへ郵送ゆうそうすることで、懸賞けんしょうに応募おうぼできる。価格かかくは「昔むかしながらのシウマイ（15個こ入いれ）」1箱はこと同どう価格かかくであるが、郵便ゆうびん切手きって代だいは含ふくまれず切手きってが別途べっと必要ひつようである。
• おうちで駅弁えきべんシリーズ：冷凍れいとう食品しょくひんの弁当べんとう。通信つうしん販売はんばい向むけを想定そうていした商品しょうひんで、特とくに2020年ねんに新型しんがたコロナウイルス感染かんせん症しょうの流行りゅうこうの影響えいきょうで「買かいたくても買かいに行いけない」消費しょうひ者しゃからの注文ちゅうもんが増ふえたことを受うけて開発かいはつされた。
• 横濱よこはま月餅げっぺい：小豆しょうず、栗ぐり、宇治うじ抹茶まっちゃ、黒くろごまの4種しゅが通常つうじょう販売はんばいされている。
• 中華ちゅうかまん：肉にくまん、あんまん、シウマイまんが通常つうじょう販売はんばいされている。

提携ていけい商品しょうひん

まねき食品しょくひん（兵庫ひょうご県けん姫路ひめじ市し）と提携ていけいし2021年ねん11月26日にちから姫路ひめじ駅えきでまねき食品しょくひんが販売はんばいする「関西かんさいシウマイ弁当べんとう」に用もちいられるシウマイを製造せいぞうしている。

このシウマイは、「関西かんさいシウマイ」として関西かんさい圏けんの百貨店ひゃっかてんで催事さいじとして出店しゅってんした際さいに単品たんぴん販売はんばいされることがある。「ひょうちゃん」も関西かんさいの風物ふうぶつを描えがいたものが用意よういされている。

販売はんばい終了しゅうりょう商品しょうひん

以前いぜんは、うなぎ弁当べんとう、焼飯やきめし（現げん、横濱よこはまチャーハン弁当べんとうの前身ぜんしん）、稲荷いなり寿司ずし、サンドイッチ、カツレツ弁当べんとう、みなと寿司ずし、山菜さんさいおこわ弁当べんとうなども販売はんばいされていた。

レストラン

崎陽軒きようけん 中華ちゅうか食堂しょくどう

戸塚とつか崎陽軒きようけん

• 崎陽軒きようけん本店ほんてん
  • 中国ちゅうごく料理りょうり 嘉よしみ宮みや
  • イタリア料理りょうり イルサッジオ
  • ビアレストラン 亜あ利とぎ巴ともえ"巴ともえ"
  • ティーサロン アボリータム
• 横浜よこはまポルタ（横浜よこはま駅えき東口ひがしぐち地下ちか）
  • 崎陽軒きようけん 中華ちゅうか食堂しょくどう
• 横浜よこはま赤あかレンガ倉庫そうこ
  • 崎陽軒きようけん 横浜よこはま赤あかレンガ倉庫そうこ店てん - フードコート型かたの店舗てんぽ。
• 崎陽軒きようけん ロ－ドサイド型がた店舗てんぽ
  • 戸塚とつか崎陽軒きようけん - 中国ちゅうごく料理りょうり 太陽たいよう（タイヤン）の跡地あとちに、2002年ねんに建設けんせつされた。敷地しきち内ないには崎陽軒きようけんの売店ばいてんも併設へいせつ。
    • 中国ちゅうごく料理りょうり 嘉よしみ宮みや
    • イタリア料理りょうり イルサッジオ
  • 戸越とごし銀座ぎんざ店てん 他ほか

出資しゅっし先さき

横浜よこはま青年せいねん会議かいぎ所しょの設立せつりつ・横浜よこはま能楽堂のうがくどうの建設けんせつ促進そくしん運動うんどう・横浜よこはま市民しみんプラザの設立せつりつにも携たずさわったほか、横浜よこはま駅えき周辺しゅうへんの企業きぎょうに出資しゅっしを行おこなうなど、地元じもと横浜よこはまの発展はってんにも尽力じんりょくしている。

• 株式会社かぶしきがいしゃ横浜よこはま赤あかレンガ - 横浜よこはま赤あかレンガ倉庫そうこの運営うんえい会社かいしゃ。
• 横浜新よこはましん都市としセンター株式会社かぶしきがいしゃ - 横浜新よこはましん都市としビル（メインテナント：そごう横浜よこはま店てん）・横浜よこはま駅えき東口ひがしぐちの地下街ちかがい横浜よこはまポルタなどを運営うんえい。
• 株式会社かぶしきがいしゃ横浜よこはまスカイビル - 設立せつりつ時じに出資しゅっし　野並のなみ茂吉しげよしらが考案こうあんした「ワールドセンター構想こうそう」が原案げんあんになっている。
• 株式会社かぶしきがいしゃ横浜よこはまステーシヨンビル - 旧きゅう 横浜よこはま駅えき西口にしぐち駅舎えきしゃ 横浜よこはまステーシヨンビル（横浜よこはまCIAL）の運営うんえい会社かいしゃ。
• 横浜よこはまターミナルビル株式会社かぶしきがいしゃ - 横浜よこはま駅えき東口ひがしぐち駅舎えきしゃ 横浜よこはまターミナルビル（メインテナント：ルミネ横浜よこはま店てん）の運営うんえい会社かいしゃ。
• 横浜よこはま地下街ちかがい株式会社かぶしきがいしゃ（現げん 株式会社かぶしきがいしゃ相鉄そうてつアーバンクリエイツ） - 横浜よこはま駅えき西口にしぐちの地下街ちかがいダイヤモンド地下街ちかがいの運営うんえい会社かいしゃ　相模鉄道さがみてつどうの完全かんぜん子会社こがいしゃ化かに伴ともない、譲渡じょうと。
• 横浜よこはまマリノス株式会社かぶしきがいしゃ - 2005年ねん2月がつの増資ぞうしの際さいに地元じもと資本しほんとして出資しゅっし。

など

スポンサー及および地域ちいき活動かつどう

• 日本にほんテレビで放送ほうそうされている『ぶらり途中とちゅう下車げしゃの旅たび』、過去かこのテレビ東京てれびとうきょう「日曜にちようビッグスペシャル」（いずれもスポンサーの一ひとつ）や、崎陽軒きようけんのお膝元ひざもとであるテレビ神奈川てれびかながわ・横浜よこはまエフエム放送えふえむほうそうなどで放送ほうそうされているCMソングは「シウマイ旅情りょじょう」というタイトルで、1968年ねんに崎陽軒きようけんの創業そうぎょう60周年しゅうねんを記念きねんして製作せいさくしたPR映画えいが「シウマイに夢ゆめをのせて」の主題歌しゅだいかでもある。作詞さくしは伊藤いとうアキラ、作曲さっきょくは越部こしべ信義しんぎ。
• 横浜よこはまDeNAベイスターズの本拠地ほんきょち・横浜よこはまスタジアムでは、1978年ねんの開業かいぎょう以来いらい35年間ねんかん、外野がいや・右中間うちゅうかんフェンスに「崎陽軒きようけんシウマイ」の広告こうこくが掲示けいじされ続つづけている。
• 2020年ねん2月がつ12日にち、 新型しんがたコロナウイルスの集団しゅうだん感染かんせんの影響えいきょうで横浜よこはま港こうでの長期ちょうき停泊ていはくを余儀よぎなくされているクルーズ船せん、ダイヤモンド・プリンセス号ごうに主力しゅりょく商品しょうひん「シウマイ弁当べんとう」4000個こ（乗客じょうきゃく・乗員じょういん向むけに3800個こ、 支援しえんを担になう自衛隊じえいたいなどに200個こ ）を提供ていきょうした。
• 初代しょだい社長しゃちょうが栃木とちぎ県けん鹿沼かぬま市しの出身しゅっしんであることにちなみ、同市どうしの有志ゆうしが進すすめている「シウマイのまち」の町まちおこし活動かつどうに協力きょうりょくしている。

不祥事ふしょうじ

原材料げんざいりょう不適切ふてきせつ表示ひょうじ問題もんだい

2007年ねん11月28日にち、同月どうげつ中旬ちゅうじゅんに実施じっしした社内しゃない調査ちょうさにて「昔むかしながらのシウマイ」「真空しんくうパックシウマイ」「特製とくせいシウマイ」「フカヒレ粥かゆ」等とう9種類しゅるい21品目ひんもく（後のちに10種類しゅるい22品目ひんもくに変更へんこう）の自社じしゃ製品せいひんの原材料げんざいりょう表示ひょうじについて、本来ほんらい表示ひょうじすべき重量じゅうりょう順じゅんとなっておらず、JAS法ほう（加工かこう食品しょくひん品質ひんしつ表示ひょうじ基準きじゅん） 違反いはんが判明はんめいした。これを受うけ、崎陽軒きようけんは「シウマイ弁当べんとう」以外いがいの自社じしゃ製品せいひんを店頭てんとうから一時いちじ撤去てっきょし、農林水産省のうりんすいさんしょうは本社ほんしゃと工場こうじょうに立入検査たちいりけんさをした。

テレビ番組ばんぐみ

• 日経にっけいスペシャル カンブリア宮殿きゅうでん 最強さいきょう商品しょうひんを生うんだ 究極きゅうきょくのローカル戦略せんりゃく！（2015年ねん9月がつ10日とおか、テレビ東京てれびとうきょう）- 崎陽軒きようけん 社長しゃちょう 野並のなみ直文なおふみ氏し出演しゅつえん。

関連かんれん書籍しょせき

• 『なぜ崎陽軒きようけんのシウマイは冷つめたいのに売うれるのか？ Think different 30売うれ続つづけるヒット商品しょうひんを読よみ解とく』（2019年ねん1月がつ22日にち、みらいパブリッシング/星雲せいうん社しゃ）ISBN 9784434255724

その他た

• 現げん社長しゃちょう（当時とうじ専務せんむ）の野並のなみ晃あきらは覆面ふくめんリサーチ ボス潜入せんにゅうに出演しゅつえんしたが、変装へんそうが甘うまかったため、ベテラン社員しゃいんにあっさり見破みやぶられた。

脚注きゃくちゅう

外部がいぶリンク

• 崎陽軒きようけん
• 崎陽軒きようけん【公式こうしき】 (@KiyokenOfficial) - X（旧きゅうTwitter）（2022年ねん6月がつ14日にち - ）