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火山岩 - Wikipedia

火山岩かざんがん(かざんがん、えい: volcanic rock)は、マグマ由来ゆらい岩石がんせき火成岩かせいがん)のうち、火口かこうちかくで急激きゅうげきにマグマがえてかたまったもの。おおくは火山かざんから噴出ふんしゅつされてできるため、噴出ふんしゅつがん(ふんしゅつがん、effusive rock)ということもある。対応たいおうする火成岩かせいがん深成岩しんせいがんくらべ、岩石がんせきちゅう鉱物こうぶつつぶちいさいことと、いしもとてんことなる。

化学かがく組成そせいによる火山岩かざんがん分類ぶんるい

火山岩かざんがんという名称めいしょう火成岩かせいがんとまぎらわしいが、火成岩かせいがん火山岩かざんがん深成岩しんせいがんふくむ、マグマからできた岩石がんせき総称そうしょうである。

むらじょう組織そしき

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火山岩かざんがんには、まだらあきら英語えいごばん(はんしょう、phenocryst)といしもと(せっき、groundmass)がふくまれることがおお[1]まだらあきらいしもとから構成こうせいされる組織そしきむらじょう組織そしき(はんじょうそしき、porphyritic texture)という[1]

まだらあきらは、あらつぶ結晶けっしょうで、噴出ふんしゅつまえマグマだまりうち結晶けっしょうされたものである[2]いしもとは、ほそつぶ鉱物こうぶつガラスにより構成こうせいされている部分ぶぶんのことで[1]火山かざん噴出ふんしゅつ急冷きゅうれいされることで形成けいせいされた[2]

おも火山岩かざんがん

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火山岩かざんがんさんじょう

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加熱かねつするとめにくいことから、余剰よじょう電力でんりょく火山岩かざんがんを750程度ていどねっし、必要ひつようときしたねつ蒸気じょうきタービンまわして発電はつでんする「岩石がんせき蓄電ちくでん」に使つかわれる[3]

参考さんこう文献ぶんけん

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  • 久城くじょう, 育夫いくお荒牧あらまき, 重雄しげお青木あおき, 謙一郎けんいちろう へん日本にっぽん火成岩かせいがん岩波書店いわなみしょてん、1989ねんISBN 4-00-005766-9 
  • ゆたかはるかあき青木あおき正博まさひろ検索けんさく入門にゅうもん 鉱物こうぶつ岩石がんせき保育ほいくしゃ、1996ねんISBN 4-586-31040-5 
  • しゅうふじ賢治けんじ小山内おさない康人やすひと記載きさい岩石がんせきがく : 岩石がんせきがくのための情報じょうほう収集しゅうしゅうマニュアル』共立きょうりつ出版しゅっぱん岩石がんせきがく概論がいろん〉、2002ねんISBN 4-320-04639-0 
  • 榎並えなみ正樹まさき岩石がんせきがく共立きょうりつ出版しゅっぱん現代げんだい地球ちきゅう科学かがく入門にゅうもんシリーズ〉、2013ねんISBN 978-4-320-04724-2 

脚注きゃくちゅう

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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