植物群落(しょくぶつぐんらく)とは何種類かの植物がまとまってつくる植物の集団を指している言葉である。単に群落ともいう。主に場所ごとに異なった植物群を識別することができる。そのことにより、それぞれ特有の種類組成を示して見せることができる。これを比較してゆくと、類似した環境にはほぼ同一の植物群が出現することがわかる。そこで植物名や環境の名称を頭にかぶせてそれぞれの植生を植物群落として認め、それぞれの名を与えて用いる。植物社会学で植物群落を分類する際には、群集を基本単位として用いる。このような研究においては、まずその場にどのような植物の種が、どの程度の量、面積で生育しているか、といった情報を集める必要がある。そのための調査を植生調査という。
植生工は、工法と工種で使用される名称で、工法の意味では復元しようとする植物を播種、植栽、あるいは自然植生の侵入を促したりする工法の総称である。
そして工法としては種子から導入する播種工、植栽によって導入を図る植栽工、植生の自然侵入を促す植生誘導工の3つに大別される。