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法心理学 - Wikipedia

ほう心理しんりがく

心理しんりがく司法しほう制度せいど交差こうさする幅広はばひろ範囲はんいあつかほう科学かがく

ほう心理しんりがく(ほうしんりがく、えい: forensic psychology、フォレンジック・サイコロジー)または司法しほう心理しんりがくとはほう科学かがく一種いっしゅで、心理しんりがく司法しほう制度せいど交差こうさする幅広はばひろ範囲はんいあつか[1]

ほう科学かがく(Forensic sciences)のしょ分野ぶんやにおいてあたまけられる「フォレンジック(“Forensic”)」(形容詞けいようし)は、ラテン語らてんごの“forēnsis”つまり「フォーラム(広場ひろば)」に由来ゆらいしている[2]マ帝国まていこく時代じだい、「起訴きそ」とは、ローマ市街しがい中心ちゅうしんにあるフォロ・ロマーノ聴衆ちょうしゅうまえ訴状そじょう公開こうかいすることであった。被告ひこく原告げんこくはともにみずからの主張しゅちょうおこない、よりよい主張しゅちょうをしてよりひろれられたものが裁判さいばんにおいて判決はんけつくだすことができた。この起源きげんは、現代げんだいにおける“forensic”というかたりふたつの用法ようほうのもとになっている。ひとは「法的ほうてき有効ゆうこうな」という意味いみ、そしてふたが「公開こうかい発表はっぴょうの」という意味いみ形容詞けいようしである。

概要がいよう

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ほう心理しんりがく役割やくわりとして、具体ぐたいてきには、起訴きそにあたっての責任せきにん能力のうりょく鑑定かんてい自白じはく供述きょうじゅつ目撃もくげき証言しょうげんなどについて当時とうじ心理しんり状態じょうたいかんする専門せんもん証人しょうにんとして裁判さいばん参加さんか、または犯罪はんざい抑止よくし研究けんきゅう犯罪はんざい心理しんりがく)、犯罪はんざい加害かがいしゃ矯正きょうせい更生こうせい支援しえん被害ひがいしゃ支援しえん被害ひがいしゃがく)、親権しんけん問題もんだい、および犯罪はんざい捜査そうさ支援しえん捜査そうさ心理しんりがく犯罪はんざいしゃプロファイリング)などがげられる。[3][1]

ただ、アメリカとう比較ひかくすると、ほう科学かがく自体じたい現状げんじょうまだ日本にっぽんではなじみがうすく、「ほう心理しんり学会がっかい」は2000ねん、その設立せつりつ趣意しゅいしょで「しょ外国がいこくければ、法学ほうがく心理しんりがくとが広範こうはん領域りょういき積極せっきょくてき研究けんきゅう交流こうりゅう展開てんかいし、組織そしきてき研究けんきゅう基盤きばん確立かくりつされており、社会しゃかいてき役割やくわりたしています。日本にっぽんにおいても、このような学際がくさいてき研究けんきゅう交流こうりゅう研究けんきゅう活動かつどう組織そしき緊急きんきゅう課題かだいである」[4]とした。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b 心理しんりがく事典じてん, 最新さいしん. “ほう心理しんりがく(ほうしんりがく)とは”. コトバンク. 2019ねん6がつ3にち閲覧えつらん
  2. ^ Shorter Oxford English Dictionary英語えいごばん (6th ed.), Oxford University Press, (2007), ISBN 978-0-19-920687-2 
  3. ^ ほう心理しんり司法しほう臨床りんしょう法学ほうがく心理しんりがくがくとおる”. gacco The Japan MOOC. 2019ねん5がつ15にち閲覧えつらん
  4. ^ ほう心理しんり学会がっかい”. jslp.jp. 2019ねん5がつ15にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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