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津軽義孝 - Wikipedia
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津軽つがる義孝よしたか

津軽つがる 義孝よしたか（つがる よしたか、1907年ねん12月18日にち - 1994年ねん8月がつ22日にち）は、日本にっぽんの華族かぞく、馬うま事ごと関係かんけい者しゃ。旧きゅう弘前ひろさき藩はん津軽つがる家か第だい14代だい当主とうしゅ・伯爵はくしゃく。正せい仁じん親王しんのう妃ひ華子はなこの父ちち。

つがる よしたか

　津軽つがる 義孝よしたか
生誕せいたん 徳川とくがわ 義孝よしたか
(1907-12-18) 1907年ねん12月18日にち
東京とうきょう府ふ
死没しぼつ (1994-08-22) 1994年ねん8月がつ22日にち（86歳さい没ぼつ）
東京とうきょう都と港みなと区く
死因しいん 心不全しんふぜん
国籍こくせき 日本の旗 日本にっぽん
出身しゅっしん校こう 東北とうほく帝国ていこく大学だいがく（中退ちゅうたい）
子供こども 正せい仁じん親王しんのう妃ひ華子はなこ(四よん女じょ)
親おや 徳川とくがわ義よし恕じょ
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人物じんぶつ

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1907年ねん12月18日にち、尾張おわり徳川とくがわ家か分家ぶんけの男爵だんしゃく徳川とくがわ義よし恕じょの次男じなんとして東京とうきょう府ふで出生しゅっしょうした。母ははが津軽つがる家か12代だい当主とうしゅの津軽つがる承うけたまわ昭あきらの娘むすめであり、13代だい当主とうしゅの津軽つがる英えい麿まろに継嗣けいしがいなかったことにより、1919年ねんに津軽つがる家かに養子ようしの形かたちで入はいり、英えい麿まろ薨去こうきょ後ごに14代だい当主とうしゅとして家督かとくを継承けいしょうし伯爵はくしゃくを襲爵しゅうしゃくした[1][2]。実兄じっけい・徳川とくがわ義寛よしひろは、昭和しょうわ天皇てんのうの侍従じじゅう（侍従じじゅう次長じちょう・侍従じじゅう長ちょう）として半はん世紀せいき以上いじょう仕つかえ、実妹じつまい・北きた白川しらかわ祥子さちこは皇族こうぞく妃ひから香こう淳じゅん皇后こうごうの女官にょかん（女官にょかん長ちょう、皇太后こうたいごう宮みや女官にょかん長ちょう）となり30年ねん仕つかえた。

旧制きゅうせい学習がくしゅう院いん高等こうとう科かを経へて東北とうほく帝国ていこく大学だいがく理学部りがくぶを中退ちゅうたい後ご[2]、幼少ようしょう時じより馬うまに親したしんでいたことから、第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん前まえに存在そんざいした日本にっぽん競馬けいば会かいに奉職ほうしょくし、宮内くない省しょう下総しもふさ御料ごりょう牧場ぼくじょうで競走きょうそう馬ばの育成いくせいに携たずさわった[1]。

1952年ねん、日本にっぽん競馬けいば会かい外郭がいかく団体だんたいの競馬けいば共助きょうじょ会かい監事かんじを務つとめていた時とき、日本にっぽん競馬けいばの戦後せんご復興ふっこうの柱はしらとなった南半球みなみはんきゅう（豪州ごうしゅう・ニュージーランド）生産せいさん馬ば（いわゆる『豪ごうサラ』馬うま）について、津軽つがる自身じしんが現地げんちから競走きょうそう馬ば17頭とう、妊娠にんしん中ちゅうの牝馬ひんば7頭とうを購入こうにゅうし、輸入ゆにゅうに携たずさわった[3]。

1953年ねんには東京競馬場とうきょうけいばじょうの調教ちょうきょう師しであった尾形おがた藤吉とうきちと共ともにアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくへ渡航とこうし、現地げんちの競馬けいば事情じじょうを視察しさつして回まわったこともある[4]。

1955年ねんから1965年ねんまで日本中央競馬会にっぽんちゅうおうけいばかい（JRA）馬うま事ごと公おおやけ苑えんの苑えん長ちょうを務つとめ、JRA長期ちょうき騎手きしゅ課程かてい訓練くんれん生せい[注ちゅう 1]の教育きょういくを監督かんとくし、第だい18回かい夏季かきオリンピック東京とうきょう大会たいかいでは馬うま事ごと公おおやけ苑えんが馬術ばじゅつ競技きょうぎ会場かいじょうとなったことから東京とうきょうオリンピック準備じゅんび室しつ室長しつちょうも務つとめた[2]。また馬うま事ごと公おおやけ苑えんでのポニーの繋つなぎ養やしなえやポニー乗馬じょうばなどの普及ふきゅうについても自みずから提案ていあんし[5]、一般人いっぱんじんにも馬うまに親したしむ環境かんきょうづくりにも腐心ふしんした。

また、1956年ねんの第だい16回かい夏季かきオリンピックメルボルン大会たいかいでは日本にっぽん近代きんだい五ご種しゅ競技きょうぎ連合れんごうの視察しさつ員いんとして、メルボルンへ赴おもむき、競技きょうぎについての報告ほうこく書しょを書かき残のこしている[6]。

1965年ねんに日本中央競馬会にっぽんちゅうおうけいばかい監事かんじに就任しゅうにん。財団ざいだん法人ほうじん馬ば事ごと文化ぶんか財団ざいだん理事りじ長ちょう、馬うまの博物館はくぶつかん館長かんちょうなどを歴任れきにん[2]、1989年ねんから1994年ねんまで徳川とくがわ宗敬むねよしの後任こうにんとして第だい4代だい日本にっぽん博物館はくぶつかん協会きょうかい会長かいちょうを務つとめた[7]。

1994年ねん8月がつ22日にち、心不全しんふぜんのために死去しきょ[2][8]。86歳さい没ぼつ。

家族かぞく

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脚注きゃくちゅう

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[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ この当時とうじは現代げんだいのようにJRA競馬けいば学校がっこうが存在そんざいしておらず、騎手きしゅ志望しぼう者しゃは馬うま事ごと公おおやけ苑えんでの騎手きしゅ養成ようせい訓練くんれんを受うけていた。

出典しゅってん

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  1. ^ a b 津軽つがる義孝よしたか コトバンク
  2. ^ a b c d e 『現代げんだい物故ぶっこ者しゃ事典じてん 1994～1996』 370頁ぺーじ 日外にちがいアソシエーツ
  3. ^ 『日本にっぽん競馬けいば史し』 7巻かん 750-777頁ぺーじ（日本中央競馬会にっぽんちゅうおうけいばかい総務そうむ部ぶ調査ちょうさ課か 編へん）
  4. ^ 『競馬けいばひとすじ - 私わたしと馬うまの60年ねん史し』 218頁ぺーじ（尾形おがた藤吉とうきち） 徳間書店とくましょてん、1967年ねん
  5. ^ 七戸しちのへ町まち出身しゅっしん・日本一にっぽんいちのポニーの調教ちょうきょう師し 山谷やまたに吉輝よしてるさん73歳さい今いまだバリバリの現役げんえきだ BUNKA新聞しんぶん社しゃ 2007年ねん12月がつ10日とおか
  6. ^ オリンピアード大会たいかい報告ほうこく書しょ 第だい16回かい 日本にっぽん体育たいいく協会きょうかい編へん 1958年ねん
  7. ^ 日本にっぽん博物館はくぶつかん協会きょうかいとは 目的もくてき・沿革えんかく 日本にっぽん博物館はくぶつかん協会きょうかい
  8. ^ 中央ちゅうおう競馬けいばを振ふり返かえる 1994年ねん8月がつ22日にち 競馬けいばニホン
  9. ^ 弘前ひろさき津軽つがる氏し at the Wayback Machine (archived 2019-04-08). Additional archives: 毛利もうり氏し（長門ながと長おさむ府ふ藩はん家系かけい）.
日本にっぽんの爵位しゃくい
先代せんだい
津軽つがる英えい麿まろ 		伯爵はくしゃく
（弘前ひろさき）津軽つがる家か第だい3代だい
1919年ねん - 1947年ねん 		次代じだい
（華族かぞく制度せいど廃止はいし）
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