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郷田マモラ - Wikipedia

郷田ごうだ マモラ(ごうだ マモラ、本名ほんみょう上之郷かみのごう もり(かみのごう まもる)、1962ねん - )は、日本にっぽん漫画まんがである。

郷田ごうだ マモラ
本名ほんみょう 上之郷かみのごう もり
生誕せいたん 1962ねん
三重みえけん伊勢いせ
国籍こくせき 日本の旗 日本にっぽん
職業しょくぎょう 漫画まんが
活動かつどう期間きかん 1993ねん -
ジャンル 劇画げきが
代表だいひょうさくきらきらひかる
モリのアサガオ
受賞じゅしょう ちばてつやしょう一般いっぱん部門ぶもん大賞たいしょう1993ねん
ミスターマガジン新人しんじん漫画まんがしょう入選にゅうせん(1993ねん
だい11かい文化庁ぶんかちょうメディア芸術げいじゅつさいマンガ部門ぶもん2007ねん
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略歴りゃくれき

編集へんしゅう

三重みえけん伊勢いせ出身しゅっしん東京とうきょう在住ざいじゅう血液けつえきがたBがた大阪おおさか総合そうごうデザイン専門せんもん学校がっこうでグラフィックデザインをまなび、卒業そつぎょう。フリーのイラストレーターとして活動かつどうしたのち1993ねんに『とらがゆく!』がちばてつやしょう一般いっぱん部門ぶもん大賞たいしょう受賞じゅしょう、『はなにわ』がミスターマガジンの新人しんじん漫画まんがしょう入選にゅうせん受賞じゅしょうし、同時どうじデビューとなった[1]

1998ねん女性じょせい監察かんさつ活躍かつやくえがいた『きらきらひかる』がフジテレビけいにて深津ふかづ絵里えり主演しゅえんによりドラマ2005ねん、『MAKOTO』が君塚きみづか良一りょういち監督かんとく松竹しょうちく配給はいきゅうのもと映画えいが

2007ねんには拘置こうちしょ新人しんじん刑務けいむかん死刑しけいしゅう友情ゆうじょうえがいた『モリのアサガオ』で、平成へいせい19年度ねんど文化庁ぶんかちょうメディア芸術げいじゅつさいマンガ部門ぶもん大賞たいしょう受賞じゅしょう[2]2008ねん生野いくの慈朗監督かんとくギャガ・コミュニケーションズ配給はいきゅうによる映画えいが[3]されたのにつづき、2010ねんにはテレビ東京てれびとうきょうけいにて伊藤いとう淳史あつし主演しゅえんテレパック制作せいさくによりドラマされる[4]

2013ねん4がつから5がつにかけて、自身じしん事務所じむしょ女性じょせいアシスタントに陰茎いんけい手淫しゅいんさせるなどの猥褻わいせつ行為こういをしたり、野球やきゅう硬球こうきゅうげつけ、ばして後頭部こうとうぶるなどの暴行ぼうこうをしたとして、強制きょうせい猥褻わいせつ傷害しょうがいにより6がつ5にち逮捕たいほされた[5][6]。8月27にち東京とうきょう地裁ちさい立川たつかわ支部しぶにより懲役ちょうえき3ねん執行しっこう猶予ゆうよ3ねん有罪ゆうざい判決はんけつがいいわたされた[7]判決はんけつ直後ちょくご被害ひがいしゃへの謝罪しゃざいと、今後こんごペンネームえてやりなおすとしていた[8]が、判決はんけつ公告こうこくされた翌年よくねん原作げんさくしゃとして『ニコラオスの嘲笑ちょうしょう 警部補けいぶほ森村もりむらつぐみ』を週刊しゅうかん女性じょせい8/26ごうより連載れんさい開始かいしし、わずか1ねんたないうち前言ぜんげん撤回てっかいする行動こうどうをとった。

2017ねんよりcomicoにて原作げんさくしゃとして『「卒業そつぎょう」ぼくらと、ことりの物語ものがたり』を連載れんさいするが2018ねん7がつ9にちもっ連載れんさい終了しゅうりょうとなり、2018ねんより『[poor] (プア)ゼラニウムの誘惑ゆうわく』を連載れんさい、2021ねん完結かんけつ

2021ねん、『モリのアサガオ2』が執筆しっぴつされ、『モリのアサガオ』の続編ぞくへんとしてえがかれている。

人物じんぶつ

編集へんしゅう

趣味しゅみ音楽おんがく鑑賞かんしょうきなアーティストにさねよしいさモーツァルトスコット・ジョプリンげている。スポーツ観戦かんせん趣味しゅみ。いとこにドールハウス作家さっか工藤くどう和代かずよがいる[9]

特徴とくちょう

編集へんしゅう

物語ものがたり大阪おおさかまち舞台ぶたい展開てんかいし、大半たいはん人物じんぶつのセリフは関西かんさいべんとなっている。作中さくちゅう登場とうじょうする「古田ふるた」は架空かくうまち[10]作画さくがには穂先ほさきが1cmの面相めんそうひつ使用しようしている[11]

漫画まんが作品さくひん

編集へんしゅう
きらきらひかる-浪速なにわ美人びじん監察かんさつ物語ものがたり
1995ねん - 2000ねん監察かんさつみちあゆむ「天野あまのひかる」の物語ものがたり単行本たんこうぼんぜん13かん文庫ぶんこばんぜん8かん講談社こうだんしゃ
『きらきらひかる2』
2002ねん - 2004ねん。「天野あまのひかる」と「白川しらかわ真言しんごん」が出会であってからの物語ものがたり単行本たんこうぼんぜん5かん文庫ぶんこばんぜん3かん講談社こうだんしゃ
『きらきらひかる最終さいしゅうあきら
2007ねん単行本たんこうぼんぜん2かん双葉社ふたばしゃ
幸福こうふく人生じんせい
2000ねん。デビューさく2へんふくむ7へんたん編集へんしゅう単行本たんこうぼんぜん1かん講談社こうだんしゃ
『MAKOTO』
2001ねんれいえる監察かんさつ白川しらかわ真言しんごん」の物語ものがたり単行本たんこうぼんぜん1かん双葉社ふたばしゃ文庫ぶんこばんぜん1かん講談社こうだんしゃ
モリのアサガオ
2004ねん - 2007ねん刑務けいむかん及川おいかわ直樹なおき」とおなどし死刑しけいしゅう渡瀬わたせみつる」の物語ものがたりぜん7かん双葉社ふたばしゃ
『モリのアサガオ2』
2021ねん - 。渡瀬わたせみつる処刑しょけい及川おいかわ直樹なおきえがく。
サマヨイザクラ
2008ねん - 2009ねん裁判さいばんいん制度せいどで、裁判さいばんいんえらばれた主人公しゅじんこう相羽あいば圭一けいいち中心ちゅうしんに、殺人さつじん事件じけん裁判さいばんおこな物語ものがたりぜん2かん双葉社ふたばしゃ
星屑ほしくず少年しょうねんたちへ なにわの思春期ししゅんき外来がいらい奮戦ふんせん
臨床りんしょう心理しんりはなし既刊きかん2かん双葉社ふたばしゃ
『あしゅらみち -冤罪えんざい-』
漫画まんがアクション、2012ねん8がつ7にちごうから連載れんさい。「あしゅらみち-冤罪えんざい-」は「モリのアサガオ」「サマヨイザクラ」につづ司法しほうさんさく最終さいしゅうさくで、冤罪えんざいがテーマ。だい1では社内しゃないでイジメに運送うんそう会社かいしゃ従業じゅうぎょういん加治かじと、変人へんじんあつかいされている同僚どうりょう女性じょせい社員しゃいん田原たはら親睦しんぼくふかめる様子ようすえがかれた。2013ねん打切うちきり。
『ニコラオスの嘲笑ちょうしょう 警部補けいぶほ森村もりむらつぐみ』
2014ねん - 2018ねんシングルマザー女性じょせい刑事けいじが、ある殺傷さっしょう事件じけんで、その現場げんばにいたとされるフリーターおとこ逮捕たいほするも、そのおとこ冤罪えんざいであることを指摘してきするという、警察けいさつミステリー。原作げんさく作画さくが長岡ながおか敦子あつこ(桃井ももいジョン)。連載れんさいちゅう主婦しゅふ生活社せいかつしゃ
このちいさな
原作げんさく作画さくが吉田よしだひろし連載れんさい終了しゅうりょう。マンガonウェブ。
『「卒業そつぎょう」ぼくらと、ことりの物語ものがたり
2017ねん - 2019ねん7がつ9にち
原作げんさくしゃ作画さくが北見きたみ明子あきこ連載れんさい終了しゅうりょう。comico。
『[poor] (プア)ゼラニウムの誘惑ゆうわく
2018ねん - 2021ねん。マンガonウェブ。

脚注きゃくちゅう

編集へんしゅう
  1. ^ モリのアサガオ - Web漫画まんがアクション
  2. ^ マンガ部門ぶもん 大賞たいしょう モリのアサガオ - ウェイバックマシン(2007ねん12月7にちアーカイブぶん) - 文化庁ぶんかちょうメディア芸術げいじゅつプラザ
  3. ^ 映画えいが モリのアサガオ 映画えいが作品さくひん情報じょうほう - cinemacafe.net
  4. ^ テレビ東京てれびとうきょう「モリのアサガオ」公式こうしきサイト
  5. ^ 漫画まんが郷田ごうだマモラ被告ひこく起訴きそ 強制きょうせいわいせつざいなど 朝日新聞あさひしんぶん 2013ねん8がつ15にち
  6. ^ 社会しゃかい漫画まんが強制きょうせいわいせつ 日刊にっかんスポーツ 2013ねん8がつ16にち
  7. ^ 漫画まんが郷田ごうだマモラ被告ひこく有罪ゆうざい判決はんけつ 強制きょうせいわいせつざいなど 朝日新聞あさひしんぶん 2013ねん8がつ27にち
  8. ^ 郷田ごうだマモラ被告ひこく執行しっこう猶予ゆうよつき有罪ゆうざい判決はんけつ ペンネームさい出発しゅっぱつ スポーツ報知ほうち 2013ねん8がつ28にち
  9. ^ 「サマヨイザクラ」あとがき。
  10. ^ わら金魚きんぎょ方言ほうげん 方言ほうげんマンガ探訪たんぼう だいいちかい 郷田ごうだマモラ先生せんせい - ウェイバックマシン(2008ねん10がつ6にちアーカイブぶん) - 全国ぜんこく方言ほうげんWEB ほべりぐ
  11. ^ モリのアサガオだい1かん P224 郷田ごうだ部屋へや1「作画さくがスタッフだいぼしゅう」