鈴木すずき孝夫たかお

鈴木すずき 孝夫たかお（すずき たかお、1926年ねん〈大正たいしょう15年ねん〉11月9日にち - 2021年ねん〈令れい和わ3年ねん〉2月がつ10日とおか）は、日本にっぽんの言語げんご学者がくしゃ・社会しゃかい・環境かんきょう評論ひょうろん家か。 慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ。(財ざい)日本にっぽん野鳥やちょうの会かい顧問こもん。谷川たにがわ雁かり研究けんきゅう会かい特別とくべつ顧問こもん。国際こくさい文化ぶんかフォーラム顧問こもん。 専攻せんこうは言語げんご社会しゃかい学がく（社会しゃかい言語げんご学がくとしばしば同一どういつ視しされるが、社会しゃかい学がくの一いち分野ぶんやとしての意味合いみあいが強つよい）。

鈴木すずき孝夫たかお

人物じんぶつ情報じょうほう
生誕せいたん	(1926-11-09) 1926年ねん11月9日にち 日本にっぽん 東京とうきょう都と
死没しぼつ	(2021-02-10) 2021年ねん2月がつ10日とおか（94歳さい没ぼつ）
出身しゅっしん校こう	慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく文学部ぶんがくぶ英文えいぶん科か
学問がくもん
研究けんきゅう分野ぶんや	言語げんご社会しゃかい学がく
主要しゅような作品さくひん	ことばと文化ぶんか

英語えいご公用こうよう語ご化か論ろん、地球ちきゅう環境かんきょう論ろんなどについても積極せっきょく的てきに発言はつげんした。英語えいご帝国ていこく主義しゅぎ批判ひはんの主要しゅような論客ろんかくとしても知しられた。

人物じんぶつ

1926年ねん東京とうきょう市し青山あおやまに生うまれる。父親ちちおやの菫すみれ（ただし）は、山脇やまわき高等こうとう女学校じょがっこうと富士見ふじみ高等こうとう女学校じょがっこうの教頭きょうとう、校長こうちょうを歴任れきにんした教諭きょうゆ、書道しょどう家かだった。孝夫たかおは夫婦ふうふの4番目ばんめの末すえっ子ことして生うまれた。父親ちちおやは芸事げいごとで弟子でしを作つくらなかったが、その点てん孝夫たかおはその性質せいしつを継ついでいる。小学校しょうがっこう時代じだいから野鳥やちょうの観察かんさつと飼育しいくに熱中ねっちゅうし、1940年ねん東京とうきょう府立ふりつ第だい四よん中学校ちゅうがっこう（現げん・東京とうきょう都と立戸たちど山さん高等こうとう学校がっこう）に入学にゅうがくするが、あまり面白おもしろくない授業じゅぎょう中ちゅうは鳥とりの学名がくめいをラテン語らてんごで覚おぼえることをしていた。

1944年ねん慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく医学部いがくぶ予よ科かに入学にゅうがく。修了しゅうりょう後ご、英語えいごを研究けんきゅうしたいという思おもいを捨すてきれず、慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく文学部ぶんがくぶ英文えいぶん学科がっかに編入へんにゅう。半年はんとしばかり肋膜炎ろくまくえんに罹患りかん、寝ねたり起おきたりした。

1950年ねん、慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく文学部ぶんがくぶ英文えいぶん科かを卒業そつぎょう（指導しどう教授きょうじゅは井筒いづつ俊彦としひこ）、同どう英文えいぶん科か助手じょしゅとなる。同年どうねんガリオア奨学しょうがく金きんでミシガン大学だいがくに留学りゅうがくし、翌よく1951年ねん帰国きこく、その年としに同おなじ学校がっこうの野口のぐち玲子れいこ（2015年ねん1月がつ30日にち死去しきょ）と結婚けっこん。留学りゅうがくしたミシガン大学だいがくでは、構造こうぞう言語げんご学がくを学まなび、「文字もじは言語げんごではない」という考かんがえに反発はんぱつを覚おぼえた。1953年ねんごろから10年ねんほど恩師おんしの井筒いづつ俊彦としひこ宅たくで同居どうきょ生活せいかつを送おくった。

1958年ねん慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく文学部ぶんがくぶ助教授じょきょうじゅ、1964年ねん同どう大学だいがく言語げんご文化ぶんか研究所けんきゅうじょに移籍いせき、1969年ねん同どう教授きょうじゅ、1988年ねん同どう研究所けんきゅうじょ長ちょうとなり、1990年ねんまで務つとめる。その間あいだ、東京大学とうきょうだいがく及および同どう大学院だいがくいんで言語げんご学がくの講師こうしを務つとめたほか、カナダマギル大学だいがくイスラム研究所けんきゅうじょ研究けんきゅう員いん、米国べいこくイリノイ大学だいがく、イェール大学だいがく、英国えいこくケンブリッジ大学けんぶりっじだいがく（エマヌエル、ダウニング両りょうカレッジ客員きゃくいんフェロー）、オーストラリア国立こくりつ大学だいがくなどの客員きゃくいん教授きょうじゅ、ロシア科学かがくアカデミー東洋とうよう学がく研究所けんきゅうじょ客員きゃくいん研究けんきゅう員いん、フランス国立こくりつ社会しゃかい科学かがく高等こうとう研究けんきゅう院いん講師こうしなどを歴任れきにん。1990年ねんに慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく退職たいしょく後ごは、1997年ねんまで杏林大学きょうりんだいがく教授きょうじゅ。

1965年ねんから1970年ねんまでテック＝ラボ教育きょういくセンターと関かかわり、役員やくいんの谷川たにがわ雁かりと親交しんこう。1972年ねん文化庁ぶんかちょう国語こくご審議しんぎ会かい委員いいんとなり、「当用漢字とうようかんじ」の「常用漢字じょうようかんじ」化かに尽力じんりょくした。2002年ねん日本にっぽん野鳥やちょうの会かい理事りじ、またラボ教育きょういくセンターとの関かかわりが復活ふっかつする。2010年ねん鈴木すずき孝夫たかお研究けんきゅう会かい発足ほっそく。

2021年ねん2月がつ10日とおか、老衰ろうすいのため死去しきょ。94歳さい没ぼつ。

主義しゅぎ・主張しゅちょう

英語えいご論ろんに関かんする前提ぜんてい

英語えいごに関かんする主張しゅちょうを展開てんかいする前提ぜんていとして、鈴木すずきは「外国がいこくと比較ひかくする場合ばあいでも、英語えいごを母語ぼごとしない多おおくのヨーロッパの国くにの人々ひとびとが、それでも英語えいごを自由じゆうに使つかいこなすのは、この人ひとたちの言語げんごが殆ほとんどの場合ばあい、英語えいごの親戚しんせき筋すじにあたる同系どうけい同類どうるいのものであって、しかも文化ぶんかや宗教しゅうきょうまでが、基本きほん的てきには同一どういつといっても差さし支つかえないほど、互たがいに似通にかよっているといった事実じじつを考慮こうりょしなければ意味いみがありません。ところが日本語にほんごは、英語えいごとはまったく違ちがう系統けいとうに属ぞくする言語げんごであるばかりでなく、日本人にっぽんじんの宗教しゅうきょうや世界せかい観かん、そして風俗ふうぞく習慣しゅうかんをも含ふくむ文化ぶんかまでも、欧米おうべい人じんのそれとは非常ひじょうに異ことなるものですから、彼かれらが互たがいの言語げんごを学まなぶ際さいの苦労くろうと、日本人にっぽんじんが彼かれらの言語げんごに習熟しゅうじゅくするときに経験けいけんする困難こんなんは比較ひかくにならないのです」と断ことわっている。

日本人にっぽんじんの英語えいごに対たいする憧あこがれに関かんする指摘してき

鈴木すずきは日本人にっぽんじんの英語えいごに対たいする強つよい憧あこがれを世界せかい的てきに見みて特殊とくしゅであると断だんじており、はっきりと「特別とくべつでもない人ひとが母語ぼご以外いがいの言語げんごを日常にちじょう的てきに使つかえるということは、多おおくの場合ばあいその人ひとが経済けいざい的てき、政治せいじ的てき、民族みんぞく的てきなどの理由りゆうで、弱者じゃくしゃの立場たちばにあることを意味いみします」と論ろんじている。歴史れきし上じょう異い民族みんぞくの侵略しんりゃくを受うけ、外国がいこくからの支配しはいを受うけたことで言語げんご上じょうの圧迫あっぱくを同時どうじに経験けいけんし、固有こゆうの言語げんごが消滅しょうめつする危機ききに瀕ひんした国くにの場合ばあい、支配しはいしていた国くにの言語げんごを恨うらむ場合ばあいが少すくなくないが、日本にっぽんの場合ばあいは他国たこくによる言語げんご上じょうの圧迫あっぱくを受うけたことが無なく、多言たげん語ごに対たいする否定ひてい的てきな感情かんじょうを持もつ土壌どじょうがなかった、としている。明治めいじ以降いこうになると外国がいこく語ごを美化びかして日本語にほんごを非ひ効率こうりつで不完全ふかんぜんな言語げんごとして否定ひていする意見いけんが見みられるようになったことも、日本人にっぽんじんが英語えいごに対たいする過度かどの憧あこがれを抱いだくようになった要因よういんとして挙あげている。

類型るいけい付づけ

学習がくしゅう語ご学習がくしゅう態度たいどの類型るいけいに関かんしては、日本人にっぽんじんのそれを自己じこ改造かいぞう・社会しゃかい改革かいかくの性格せいかくを帯おびたもの、アメリカ人じんのそれを他者たしゃ攻撃こうげき・折伏しゃくぶく制御せいぎょの考かんがえに基もとづくもの、中国人ちゅうごくじんのそれを自己じこ顕示けんじ・自己じこ宣伝せんでんという原理げんりに基もとづくものまとめている。学習がくしゅう言語げんごの性格せいかくによる分類ぶんるいに関かんしては、朝鮮ちょうせん語ご・アラビア語ごを目的もくてき言語げんご、ドイツ語ご・フランス語ふらんすごを目的もくてき言語げんごであり手段しゅだん言語げんご（アフリカの多おおくの民族みんぞくにとっては交流こうりゅう言語げんご）、英語えいごは目的もくてき言語げんご、手段しゅだん言語げんご、交流こうりゅう言語げんごの3つの性格せいかくを帯おびているものと分類ぶんるい。

他律たりつ型がた文明ぶんめいから自律じりつ型がた文明ぶんめいへ転換てんかんした日本にっぽんについて

日本にっぽんは1960年代ねんだい以前いぜんは外国がいこくの優すぐれた文化ぶんか・文明ぶんめいを学まなぶことによって後進こうしん国こくである日本にっぽんを進歩しんぽさせるという姿勢しせいで外国がいこく語ごを学まなんだが、それ以降いこうはその前提ぜんてい条件じょうけんが崩くずれたと鈴木すずきは話はなしている。その点てん、中国ちゅうごくはロシア語ごを学まなぶ時ときに自分じぶんの国くにのことしか教材きょうざいとして扱あつかわないことに鈴木すずきは感心かんしんし、日本にっぽんの英語えいご教育きょういくも日本にっぽんのことについて発信はっしんできるように教材きょうざいには日本にっぽんのことだけを取とり上あげるべきだという考かんがえに至いたった。日本人にっぽんじんが諸しょ外国がいこくに向むかって発信はっしんすべき立場たちばになり、英えい米べい人じんが日本人にっぽんじんの「変へんな」英語えいごを多少たしょう我慢がまんしても聞きかざるを得えないほど弱よわい立場たちばとなったこと、英語えいごが既すでに世界中せかいじゅうに広ひろまって英えい米べい人じんの自由じゆう勝手かってにはならなくなったことから、鈴木すずきは日本にっぽん式しき英語えいごという日本にっぽんの現地げんち英語えいごを作つくるべきだと主張しゅちょうしている(1999年ねん時点じてん)。

大学だいがくの英語えいご授業じゅぎょうについて

同おなじ学生がくせいを複数ふくすうの先生せんせいが教おしえる場合ばあい、お互たがいに何なんの連絡れんらくもない上うえ、学年がくねんが代かわると今度こんどはまた別べつの先生せんせいによって前年ぜんねんとは全まったく違ちがうテーマと方針ほうしんの下したで授業じゅぎょうが行おこなわれる状況じょうきょうを、ほとんど相互そうごの連繋れんけいがないと指摘してき。これを「粒選つぶよりのコックが揃そろっているが、料理りょうりのコース全体ぜんたいを見渡みわたして計画けいかくを立たてるチーフが不在ふざいであるレストラン」に喩たとえている。本気ほんきで英語えいご力りょくが付つくことを望のぞむ者ものは学校がっこう外がいで可能かのうな限かぎり英語えいごに接せっしていなければならない、い換いかえれば教員きょういんが英語えいごで講義こうぎし、質問しつもんし、試験しけんも英語えいごで行おこなう授業じゅぎょうを、いくつかの概論がいろんや初級しょきゅうの専門せんもんコースに含ふくめることで英語えいごを一生懸命いっしょうけんめいやった学生がくせいのみが良よい成績せいせきを取とるようにすることが必要ひつようであると意見いけんを述のべている。一方いっぽうで、極きわめてレベルの高たかい、時ときには過酷かこくともいえる修練しゅうれんを学生がくせいに積つませるためには、英語えいごは学生がくせい全員ぜんいんには強要きょうようしない、志こころざしの低ひくいものは不要ふようである、といった考かんがえを持もっている。時間じかんや予算よさんを考かんがえれば、英語えいご教育きょういくは学校がっこうだけに押おし付つけるのではなく社会しゃかいと分業ぶんぎょうすべきだとしている。

大学だいがくの第だい二に語ご学がくの授業じゅぎょうについて

大学だいがくの独どく仏ふつ語ごの授業じゅぎょうで、やっと初級しょきゅうが済すんだばかりの学生がくせいにいきなり高級こうきゅうなステファヌ・マラルメの象徴しょうちょう詩しや、難解なんかいな哲学てつがくを含ふくんだフランツ・カフカの小説しょうせつなどを読よませることがかつては珍めずらしくなく、元々もともと日本にっぽんの大学だいがくの語学ごがくには虚きょ学がくの側面そくめんがあること、教授きょうじゅが現場げんばで教おしえることと自分じぶんのしたい個人こじん的てきな研究けんきゅうの分離ぶんりができていなかったことを指摘してきしている。

著書ちょしょ

• 『鈴木すずき孝夫たかお著作ちょさく集しゅう』（全ぜん8巻かん：岩波書店いわなみしょてん、1999-2000年ねん）

1. 『ことばと文化ぶんか　私わたしの言語げんご学がく』ISBN 4-00-092311-0
2. 『閉とざされた言語げんご　日本語にほんごの世界せかい』ISBN 4-00-092312-9
3. 『日本語にほんごは国際こくさい語ごになりうるか』ISBN 4-00-092313-7
4. 『武器ぶきとしてのことば』ISBN 4-00-092314-5
5. 『日本語にほんごと外国がいこく語ご』ISBN 4-00-092315-3
6. 『教養きょうようとしての言語げんご学がく』ISBN 4-00-092316-1
7. 『日本人にっぽんじんはなぜ英語えいごができないか』ISBN 4-00-092317-X
8. 『人ひとにはどれだけの物ものが必要ひつようか』ISBN 4-00-092318-8

単たん著ちょ

• 『ことばと文化ぶんか』（岩波いわなみ新書しんしょ、1973年ねん） - 重版じゅうはん多数たすう、英語えいご、韓国かんこく語ご、中国ちゅうごく語ごでも翻訳ほんやく出版しゅっぱん。
• 『ことばと社会しゃかい』（中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ〈中公叢書ちゅうこうそうしょ〉、1975年ねん）- 新版しんぱん刊かん
• 『閉とざされた言語げんご・日本語にほんごの世界せかい』（新潮しんちょう選書せんしょ、1975年ねん、増ぞう訂てい版ばん2017年ねん）- ドイツ語ご版ばんも翻訳ほんやく出版しゅっぱん
• 『ことばの人間にんげん学がく』（新潮社しんちょうしゃ、1978年ねん／新潮しんちょう文庫ぶんこ、1981年ねん）
• 『武器ぶきとしてのことば　茶ちゃの間まの国際こくさい情報じょうほう学がく』（新潮しんちょう選書せんしょ、1985年ねん）
• 『私わたしの言語げんご学がく』（大修館書店たいしゅうかんしょてん、1987年ねん）
• 『ことばの社会しゃかい学がく』（新潮社しんちょうしゃ、1987年ねん／新潮しんちょう文庫ぶんこ、1991年ねん）
• 『日本語にほんごと外国がいこく語ご』（岩波いわなみ新書しんしょ、1990年ねん）- 中国ちゅうごく語ご版ばんも翻訳ほんやく出版しゅっぱん
• 『人ひとにはどれだけの物ものが必要ひつようか』（飛鳥新社あすかしんしゃ、1994年ねん／中公ちゅうこう文庫ぶんこ、1999年ねん／新潮しんちょう文庫ぶんこ、2014年ねん）
• 『日本語にほんごは国際こくさい語ごになりうるか 対外たいがい言語げんご戦略せんりゃく論ろん』（講談社こうだんしゃ学術がくじゅつ文庫ぶんこ、1995年ねん）
• 『教養きょうようとしての言語げんご学がく』（岩波いわなみ新書しんしょ、1996年ねん）
• 『鈴木すずき孝夫たかお 言語げんご文化ぶんか学がくノート』（大修館書店たいしゅうかんしょてん、1998年ねん）
• 『日本人にっぽんじんはなぜ英語えいごができないか』（岩波いわなみ新書しんしょ、1999年ねん）
• 『英語えいごはいらない!?』（PHP新書しんしょ、2001年ねん）
• 『アメリカを知しるための英語えいご、アメリカから離はなれるための英語えいご』（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう、2003年ねん／『言葉ことばのちから』文春ぶんしゅん文庫ぶんこ、2006年ねん）
• 『日本人にっぽんじんはなぜ日本にっぽんを愛あいせないのか』（新潮しんちょう選書せんしょ、2005年ねん）- 問答もんどう集しゅう
• 『私わたしは、こう考かんがえるのだが。言語げんご社会しゃかい学者がくしゃの意見いけんと実践じっせん』（人ひと文書ぶんしょ館かん、2007年ねん）
• 『新しん・武器ぶきとしてのことば　日本にっぽんの「言語げんご戦略せんりゃく」を考かんがえる』（アートデイズ、2008年ねん）
• 『日本語にほんご教きょうのすすめ』（新潮しんちょう新書しんしょ、2009年ねん）
• 『しあわせ節電せつでん』（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう、2011年ねん）
• 『あなたは英語えいごで戦たたかえますか　国際こくさい英語えいごとは自分じぶん英語えいごである』（冨山とやま房ぼうインターナショナル、2011年ねん）
• 『日本にっぽんの感性かんせいが世界せかいを変かえる 言語げんご生態せいたい学がく的てき文明ぶんめい論ろん』（新潮しんちょう選書せんしょ、2014年ねん）
• 『鈴木すずき孝夫たかおの曼荼羅まんだら的てき世界せかい 言語げんご生態せいたい学がくへの歴程れきてい』（冨山とやま房ぼうインターナショナル、2015年ねん）
• 『世界せかいを人間にんげんの目めだけで見みるのはもう止とめよう』（冨山とやま房ぼうインターナショナル、2019年ねん）- 講演こうえん集しゅう

共著きょうちょ・編へん

• 『日本語にほんご講座こうざ 第だい4巻かん 日本語にほんごの語彙ごいと表現ひょうげん』編へん 大修館書店たいしゅうかんしょてん 1976年ねん
• 『朝鮮ちょうせん語ごのすすめ 日本語にほんごからの視点してん』（講談社こうだんしゃ現代新書げんだいしんしょ、1981年ねん）- 渡辺わたなべ吉よし鎔との共著きょうちょ
• 『日本にっぽん・日本語にほんご・日本人にっぽんじん』（新潮しんちょう選書せんしょ、2001年ねん）- 大野おおの晋すすむ・森本もりもと哲郎てつろうとの共著きょうちょ
• 『ことばと自然しぜん』（アートデイズ、2006年ねん）- C・W・ニコルとの対談たいだん共著きょうちょ
• 『対論たいろん　言語げんご学がくが輝かがやいていた時代じだい』（岩波書店いわなみしょてん、2008年ねん）- 田中たなか克彦かつひことの共著きょうちょ
• 『下山げざんの時代じだいを生いきる』（平凡社へいぼんしゃ新書しんしょ、2017年ねん）- 平田ひらたオリザとの共著きょうちょ
• 『井筒いづつ俊彦としひこ全集ぜんしゅう』慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく出版しゅっぱん会かい 2013-16年ねん。鳥居とりい泰彦やすひこ・松原まつばら秀一ひでかずと編集へんしゅう顧問こもん

翻訳ほんやく

• エルンスト・ライズイ『意味いみと構造こうぞう』研究けんきゅう社しゃ出版しゅっぱん 1960年ねん。講談社こうだんしゃ学術がくじゅつ文庫ぶんこ、1994年ねん

脚注きゃくちゅう

参考さんこう文献ぶんけん

• 矢崎やさき祥子さちこ『言語げんご生態せいたい学者がくしゃ　鈴木すずき孝夫たかお』冨山とやま房ぼうインターナショナル、2014年ねん。ISBN 978-4-905194-83-5。 

関連かんれん文献ぶんけん

• 池田いけだ雅之まさゆき、滝澤たきざわ雅彦まさひこ 編へん 『比較ひかく文化ぶんかのすすめ　日本にっぽんのアイデンティティを探さぐる必読ひつどく55冊さつ』 早稲田大学わせだだいがく国際こくさい言語げんご文化ぶんか研究所けんきゅうじょ、2012年ねん、ISBN 978-4-7923-7095-4。
• 松本まつもと輝夫てるお『言語げんご学者がくしゃ、鈴木すずき孝夫たかおが我われらに遺のこせしこと』冨山とやま房ぼうインターナショナル、2023年ねん。ISBN 978-4-86600-112-8

研究けんきゅう誌し

• 鈴木すずき孝夫たかお研究けんきゅう会かい編へん 『鈴木すずき孝夫たかおの世界せかい〜ことば・文化ぶんか・自然しぜん〜 第だい1集しゅう』 冨山とやま房ぼうインターナショナル、2010年ねん10月がつ、ISBN 4-902385-95-3、ISBN 978-4-902385-95-3
• 鈴木すずき孝夫たかお研究けんきゅう会かい編へん 『鈴木すずき孝夫たかおの世界せかい〜ことば・文化ぶんか・自然しぜん〜 第だい2集しゅう』 冨山とやま房ぼうインターナショナル、2011年ねん7月がつ、ISBN 4-905194-16-4、ISBN 978-4-905194-16-3。
• 鈴木すずき孝夫たかお研究けんきゅう会かい編へん 『鈴木すずき孝夫たかおの世界せかい〜ことば・文化ぶんか・自然しぜん〜 第だい3集しゅう』 冨山とやま房ぼうインターナショナル、2012年ねん4月がつ、ISBN 4-905194-36-9、ISBN 978-4-905194-36-1。
• 鈴木すずき孝夫たかお研究けんきゅう会かい編へん 『鈴木すずき孝夫たかおの世界せかい〜ことば・文化ぶんか・自然しぜん〜 第だい4集しゅう』 冨山とやま房ぼうインターナショナル、2012年ねん10月がつ、ISBN 4-905194-46-6、ISBN 978-4-905194-46-0。

雑誌ざっし

• AERA「現代げんだいの肖像しょうぞう」欄らんに記事きじ掲載けいさい（朝日新聞社あさひしんぶんしゃ 2010年ねん5月がつ31日にち販売はんばい）

外部がいぶリンク

• “鈴木すずき孝夫たかお研究けんきゅう会かい”. 2013年ねん5月がつ1日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2010年ねん6月がつ1日にち閲覧えつらん。
• 特別とくべつシンポジウム「グローバル人材じんざいと日本語にほんご」講演こうえん（2014年ねん1月がつ25日にち、京大きょうだいOCW）