阿おもね多た由よし太神おおが社しゃ

阿おもね多た由よし太神おおが社しゃ（あたゆたじんじゃ）は、岐阜ぎふ県けん高山市たかやましにある神社じんじゃ。

阿おもね多た由よし太神おおが社しゃ
鳥居とりいから拝殿はいでんを仰あおぐ
所在地しょざいち	岐阜ぎふ県けん高山市たかやまし国府こくふ町まち木曽垣内きそがいと1023
位置いち	北緯ほくい36度ど13分ふん15.20秒びょう 東経とうけい137度ど13分ふん3.23秒びょう
主祭しゅさい神しん	大歳おおとし御ご祖神そしん
社格しゃかく等ひとし	式内しきない社しゃ・旧きゅう郷社ごうしゃ・金きむ幣ぬさ社しゃ

式内しきない社しゃであり、延喜えんぎ式しき神かみ名めい帳ちょうの飛騨ひだ国こく内うち八はち社しゃの一ひとつである。旧きゅう社格しゃかくは郷社ごうしゃ。本殿ほんでんは国くにの重要じゅうよう文化財ぶんかざいに指定していされている。同おなじく本殿ほんでんが2016年ねんに日本にっぽん遺産いさん「飛騨ひだ匠たくみの技わざ・こころ / 国府こくふ盆地ぼんちの中世ちゅうせい社寺しゃじ建築けんちく群ぐん」の一ひとつとして認定にんていされた。

概要がいよう

創建そうけん時期じきは不明ふめいである。日本にっぽん三さん代だい実録じつろくによると貞さだ観かん9年ねん（867年ねん）に従したがえ五ご位い上じょうを授さづけられており、古ふるくから位いの高たかい神社じんじゃであったことが確認かくにんできる。江戸えど時代じだいには権現宮ごんげんみやと称しょうされていた。文化ぶんか年間ねんかんの調査ちょうさで、式内しきない社しゃの荒あら城しろ神社じんじゃとされたが、再さい調査ちょうさの末すえ、式内しきない社しゃの阿おもね多た由よし太神おおが社しゃであることが判明はんめいする。そのころ、権現宮ごんげんみやから阿おもね多た由よし太神おおが社しゃに改称かいしょうする。

文化財ぶんかざい

重要じゅうよう文化財ぶんかざい（国くに指定してい）

• 本殿ほんでん - 室町むろまち時代ときよ後期こうきの建立こんりゅう。三さん間あいだ社しゃ流りゅう見世みせ棚たな造づくり（さんげんしゃながれみせだなづくり）、柿かき葺。1961年ねん（昭和しょうわ36年ねん）に指定していされた。

岐阜ぎふ県けん指定してい文化財ぶんかざい

• 木造もくぞう随身ずいじん（一対いっつい） - 平安へいあん時代じだいの作さくとされる木造もくぞうの神像しんぞう。

高山市たかやまし指定してい文化財ぶんかざい

• 阿おもね多た由よし太神おおが社しゃ稲荷いなり社殿しゃでん - 嘉よしみ永ひさし年代ねんだいの作さくとされる。

祭神さいじん

• 主神しゅしん
  • 大歳おおとし御ご祖神そしん
  • 大物おおもの主神しゅしん
• 配はい祀まつ
  • 家いえ津つ御子みこ神しん
  • 早はや玉だま之の男神おかみ
  • 熊野くまの久須美くすみ命いのち
  • 阿須あず波は之の神かみ
• 合祀ごうし
  • 大だい己おのれ貴命きめい
  • 崇徳天皇すとくてんのう

交通こうつう

• 高山本線たかやまほんせん飛騨ひだ国府こくふ駅えきより徒歩とほ25分ふん。

関連かんれん項目こうもく

• 飛騨ひだ国こくの式内しきない社しゃ一覧いちらん

参考さんこう文献ぶんけん

• 国府こくふ町まち史ふみ/考古こうこ・指定してい文化財ぶんかざい編へん 他ほか

外部がいぶリンク

• 岐阜ぎふ県けん：歴史れきし・観光かんこう・見所みどころ/高山市たかやまし：阿おもね多た由よし太神おおが社しゃ本殿ほんでん
• 高山市たかやまし公式こうしき観光かんこうサイト/阿おもね多た由よし太神おおが社しゃ