M29 81mm 迫撃はくげき砲ほう（M29 81mm Mortar）は、アメリカ軍ぐんが使用しようしていた迫撃はくげき砲ほうである。
第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんおよび朝鮮ちょうせん戦争せんそうで使用しようされたM1 81mm 迫撃はくげき砲ほうの後継こうけいとして、1950年代ねんだい後半こうはんに開発かいはつされた。M29迫撃はくげき砲ほうは、M1迫撃はくげき砲ほうよりも軽量けいりょう化かされた上うえに射程しゃていも延伸えんしんされており、底そこ盤ばんも長方形ちょうほうけいから円盤えんばん形かたちに変更へんこうすることで全ぜん周囲しゅういへの砲撃ほうげきが可能かのうとなった。ベトナム戦争せんそうで使用しようされ、同どう迫撃はくげき砲ほうをM113装甲そうこう兵員へいいん輸送ゆそう車しゃに搭載とうさいしたM125 81mm自じ走はし迫撃はくげき砲ほうも生産せいさんされている。
M29迫撃はくげき砲ほうは、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくだけでなく西側にしがわ諸国しょこくにも大量たいりょうに供与きょうよされており、日本にっぽんにおいてもM29迫撃はくげき砲ほうとほぼ同一どういつの形状けいじょうの64式しき81mm迫撃はくげき砲ほうが生産せいさんされ、陸上りくじょう自衛隊じえいたいで使用しようされていた。
1980年代ねんだい後半こうはんには、イギリス製せいL16 81mm 迫撃はくげき砲ほうに小しょう改良かいりょうを加くわえたM252 81mm 迫撃はくげき砲ほうによる更新こうしんが開始かいしされた。ただし、M23迫撃はくげき砲ほう弾道だんどう計算けいさん機きにはM29迫撃はくげき砲ほうの弾道だんどうデータが残のこされており、また、21世紀せいきに入はいってからも、発射はっしゃ速度そくどや頑丈がんじょうさを買かわれて、一部いちぶ部隊ぶたいでは予備よび装備そうびとして運用うんようを継続けいぞくしている。
出典しゅってん: MilitaryFactory.com. “M29, 81mm Mortar - High-Angle Heavy Mortar - History, Specs and Pictures - Military, Security and Civilian Guns and Equipment” (英語えいご). 2011年ねん8月がつ22日にち閲覧えつらん。
諸しょ元もと
性能せいのう
砲弾ほうだん・装そう薬やく
