CCCII(中ちゅう文ぶん資し訊交換こうかん碼、Chinese Character Code of Information Interchange)は、中華民国ちゅうかみんこく(台湾たいわん)の符号ふごう化か文字もじ集合しゅうごう。ISO/IEC 2022準拠じゅんきょの94×94×94コードである。各かく文字もじを21212116 - 7E7E7E16で表あらわす、3バイト(3×7ビット)コードである。
1980年ねんに行政ぎょうせい院いん文化ぶんか建設けんせつ委員いいん会かいが制定せいていした。最初さいしょの収録しゅうろく文字もじは5139文字もじだったが、その後ご、何なん度ども追加ついか・改定かいていがなされ、1999年ねん現在げんざいで73400文字もじが収録しゅうろくされている。(改定かいていが矛盾むじゅんしているなど混乱こんらんがあるので、文献ぶんけんによって字数じすうが異ことなることがある)
212B2116 - 212F7816に非ひ漢字かんじ331字じ(部首ぶしゅ214字じを含ふくむ)、21302116 - 21633016に常用じょうよう国字こくじ標準ひょうじゅん字体じたい表ひょう4808字じ、21642116 - 26254316にそれ以外いがいの漢字かんじ37615字じが収録しゅうろくされている。
CCCIIでは6面めんをまとめて群ぐんと呼よび(256面めんを群ぐんと呼よぶISO/IEC 10646とは異ことなる)、先さきに述のべた符号ふごう位置いちは全すべて第だい1群ぐん(第だい1 - 第だい6面めん、21212116 - 267E7E16)に属ぞくする。第だい1群ぐんに収録しゅうろくされている漢字かんじは伝統でんとう字じである。第だい2群ぐん(第だい7 - 第だい12面めん、27212116 - 2C7E7E16)には、それぞれの伝統でんとう字じの符号ふごうに06000016を足たした符号ふごう位置いちに、対応たいおうする簡体字かんたいじが収録しゅうろくされている。さらに第だい3~第だい16群ぐんに、それ以外いがいの異い字体じたいが収録しゅうろくされている。そのため、第だい1群ぐん以外いがいは、ごく一部いちぶしか文字もじが定義ていぎされていない。
CCCIIを使つかった文字もじ符号ふごう化か方式ほうしきとしては、EUCの1種しゅのEUC-CCCII-FT(CCCII-FT内ない碼)がある。
台湾たいわんの他ほかの文字もじコードであるBig5やCNS 11643と互換ごかん性せいは無ない。