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Intel Celeron - Wikipedia

Intel Celeron

インテルの x86 アーキテクチャの マイクロプロセッサ のうち、てい価格かかくPCけの マイクロプロセッサにあたえられるブランドめい
Celeronから転送てんそう

Intel Celeron(インテル セレロン)はインテルx86 アーキテクチャマイクロプロセッサ のうち、てい価格かかく(エントリー、ローエンド、廉価れんかPCけの マイクロプロセッサにあたえられるブランドめいである[1]

Celeron
Intel Celeronのロゴ
生産せいさん時期じき 1998ねん4がつから2023ねん3がつまで
生産せいさんしゃ インテル
CPU周波数しゅうはすう 266 MHz から 3.6 GHz
FSB周波数しゅうはすう 66 MT/s から 1066 MT/s
プロセスルール 250 nm から 10 nm
マイクロアーキテクチャ P6
NetBurst
Core
Nehalem
Sandy Bridge
Ivy Bridge
Haswell
Broadwell
Skylake
Kaby Lake
Coffee Lake
Comet Lake
命令めいれいセット x86x64
コアすう 1、2、4
ソケット Slot1
Socket 370
Socket 478
LGA 775
Socket 479
Socket M
Socket P
LGA 1156
LGA 1155
LGA 1150
LGA 1151
LGA 1200
LGA1700
コードネーム Covington
Mendocino
Coppermine-128
Tualatin-256
Willamette-128
Northwood-128
Prescott-256
Cedar Mill-512
Banias-512K
Dothan-1M/512K
Yonah-1M
Conroe-L
Conroe-CL
Merom-1M
Penryn-L
Value Sossaman
Allendale-512K
Wolfdale
Clarkdale
Arrandale
Jasper Forest
Sandy Bridge
Ivy Bridge
Haswell
Broadwell
Skylake
Kaby Lake
Coffee Lake
Comet Lake
Alder Lake
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Celeron 266MHz (Slot1タイプ)

1998ねん4がつPentium II廉価れんか(もしくはてい価格かかくばんとして登場とうじょうし、Pentium IIIPentium 4Pentium MIntel Core と、それぞれの製品せいひんとともに発売はつばいされてきた。

インテルはこれまで、あたらしいマイクロアーキテクチャのプロセッサの発売はつばいともに、きゅう世代せだいのアーキテクチャのプロセッサの価格かかく大幅おおはば値下ねさげすることで、競合きょうごうするプロセッサメーカーの販売はんばい機会きかいうばってきた。これによりCPU市場いちばのシェアをたかめるとともたか収益しゅうえきせい維持いじできた。

しかしPentium II世代せだいになって登場とうじょうしたAMDK6プロセッサは、Pentium IIにおとらない処理しょり性能せいのうつまでになり、ぜん世代せだい製品せいひんであるMMX Pentiumプロセッサの価格かかく値下ねさげしただけでは競合きょうごうメーカーをおさえることはむずかしくなっていた。そこでこう収益しゅうえきひん価格かかく維持いじするとともに競合きょうごうメーカーとえるだけの処理しょり性能せいのうかつ安価あんか製品せいひん必要ひつようとなり、上位じょうい製品せいひん同等どうとうのアーキテクチャをてい価格かかくひんとして発売はつばいされたものである。

2003ねんころまでのインテルは基本きほんてきデスクトップパソコンようノートパソコンよう共通きょうつうのマイクロアーキテクチャを採用さいようしており、Celeronについてもデスクトップよう「Celeron」とノートよう「モバイルCeleron」で共通きょうつうのコアであった。しかし2004ねんころ、インテルが Pentium 4 けに開発かいはつしたNetBurstマイクロアーキテクチャ消費しょうひ電力でんりょくたかくなりすぎたため、モバイルようとして従来じゅうらいひんのPentium IIIにちかいマイクロアーキテクチャをつ Pentium M を開発かいはつせざるをなくなった。これにより Celeron もデスクトップようCeleron D」とモバイルようCeleron M」でそれぞれべつのアーキテクチャとなった。その、デスクトップとモバイルの両用りょうよう可能かのうCoreマイクロアーキテクチャ開発かいはつされたことでふたたびアーキテクチャが統合とうごうされ、2007ねん6がつごろからふたた共通きょうつうの「Celeron」へとさい命名めいめいされた。そのはデスクトップようとモバイルようプロセッサー・ナンバー区別くべつされるようになっている。

そして2022ねんにインテルはノートパソコン・モバイルようCeleronは2023ねん廃止はいしすると発表はっぴょうし、これ以降いこうノートパソコン・モバイル製品せいひんでCeleronのCPUが新規しんき発表はっぴょうされなくなる。

デスクトップよう Celeron

編集へんしゅう

P6 世代せだい

編集へんしゅう

Pentium ProからPentium IIIまで採用さいようされたP6マイクロアーキテクチャを採用さいようしたもので、原則げんそくとしてPentium IIおよびPentium IIIとおなSlot 1およびSocket 370のプラットフォームをもちいる。

Covington(コヴィントン)は 0.25μみゅーmばんプロセスの最初さいしょのCeleronで、2キャッシュメモリをたない。実態じったいどう世代せだいのPentium II (Deschutes) のコア部分ぶぶんである。パッケージは、Pentium IIのカートリッジから基板きばんのみをしたS.E.P.P.形状けいじょう採用さいよう製造せいぞう原価げんかおさえるため2キャッシュメモリをのぞいたために、2キャッシュに依存いぞんするアプリケーションではPentium IIとくら処理しょり性能せいのう低下ていかしたため、発表はっぴょう当初とうしょ不評ふひょうだった。きょ投入とうにゅうまった急造きゅうぞうひん性格せいかくつよく、次期じきのCeleronの発売はつばいおこなわれたことから2製品せいひん投入とうにゅうするのみにとどまった。

日本にっぽんマニアユーザーにより、CPU本体ほんたいのパッケージからている「とあるピン」との結線けっせん切断せつだんしジャンパを1ほんばすだけで、Pentium II同様どうように2CPUでのSMP可能かのうであることが発見はっけんされ、安価あんかなCeleronでのデュアルプロセッサブームのもととなった。 また、2キャッシュメモリたないため、2キャッシュメモリが原因げんいん動作どうさクロックをげられないPentium IIとくらべ、オーバークロックして動作どうささせる余地よちおおきい。オーバークロックをおこなった場合ばあい、L2キャッシュが効果こうか発揮はっきしにくい用途ようとにおいては、本来ほんらいPentium IIの廉価れんかばんであるはずのCeleronのほうが、処理しょり速度そくどはやくしかも安価あんかなシステムを構築こうちくできることがマニアユーザーのあいだ注目ちゅうもくされ、以降いこうのCeleronブームと、オーバークロックブームの火付ひつやくとなった。

  • プロセスルール: 250 nm
  • FSB: 66 MHz (MT/s)
  • L2 cache memory: なし
  • MMX
  • パッケージ: S.E.P.P.
FSB&内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(MHz)

TDP

(W)

66 4 266 16.7
4.5 300 18.48
 
Celeron 300A MHz
 
Celeron 400 MHz

Mendocino(メンドシノ)は0.25μみゅーmばんプロセスで製造せいぞうされた2キャッシュメモリ統合とうごうがたCeleronで、128KBの2キャッシュメモリをコアない内蔵ないぞうする。DixonとばれるMobile Pentium IIがベースになっている。2キャッシュメモリはコアの1/2の速度そくど動作どうさするPentium IIとはことなり、コアとひとしそく動作どうさライトスルー動作どうさとなっている。Covingtonにくら処理しょり性能せいのうてきどう程度ていど動作どうさクロックのPentium IIにそれほどおとらない。

2キャッシュメモリがCPUコアに内蔵ないぞうされた結果けっかマザーボード製造せいぞう原価げんかげているSlot 1である必然ひつぜんせいがなくなり、製造せいぞう費用ひよう削減さくげん重視じゅうししたSocket 370はん登場とうじょうした。やがてSocket 370対応たいおうマザーボードや、従来じゅうらいのSlot 1にSocket 370はんCeleronをける変換へんかんアダプタの普及ふきゅうともなってSocket 370はん主流しゅりゅうとなり、466MHz以降いこうではSlot 1はんがラインナップからえた。Covingtonとおなじく細工ざいくをすることでSMP機能きのう復活ふっかつすることが可能かのうで、Socket 370はんではCPU本体ほんたい細工ざいくくわえずにSMP動作どうささせることも可能かのうとなっていた。これをけて、台湾たいわんかくマザーボードメーカーがSocket 370はんのCeleronをSlot 1に装着そうちゃくする変換へんかんボードには、軒並のきなみSMP動作どうさ可能かのう設定せっていおこなうジャンパを追加ついかして発売はつばいされるようになった。なかでもAbitしゃからSocket 370はんのMendocino以外いがいでは使用しようできないデュアルプロセッサのマザーボードBP6が発売はつばいされるなど、Dual Celeronブームがこった。Covington同様どうよう、CPUを細工ざいくすることで容易よういにオーバークロックが出来できたため、つづきオーバークロックにいどひとえた。

  • プロセスルール: 250 nm
  • FSB: 66 MHz (MT/s)
  • L2 cache memory: 128 KB
  • MMX
  • パッケージ: S.E.P.P. (300A MHz - 433 MHz), PPGA370 (300A MHz - 533 MHz)
FSB&内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(MHz)

TDP

(W)

66 4.5 300A 19.05
5.0 333 20.94
5.5 366 21.70
6.0 400 23.7
6.5 433 24.1
7.0 466 25.7
7.5 500 27.2
8.0 533 28.3
 
Celeron 600MHz

Coppermine-128K(カッパーマイン-128K)は0.18μみゅーmばんCeleronで、128KBの2キャッシュメモリをコアない内蔵ないぞうする。実態じったいはPentium IIIだい世代せだいのCoppermineの2キャッシュメモリりょう半減はんげんし、デバイスにたいしてデータ転送てんそうなどを要求ようきゅうしてからその結果けっか返送へんそうされるまでの遅延ちえん時間じかんレイテンシ)を意図いとてきたかくしたものである。Pentium IIIをベースとすることでCeleronでもSSE命令めいれいセットに対応たいおうするようになった。Pentium IIIには存在そんざいしていたSlot 1はん発売はつばいされず、ぜん製品せいひんがSocket 370はんである。

この製品せいひん以降いこうのCPUは、対称たいしょうがたマルチプロセッサ(Symmetric Multi Processor:SMP)動作どうさ機能きのう最初さいしょから不可能ふかのうになっている。Coppermineのうち、初期しょきのPentium III自体じたい本来ほんらいそなわっているはずのSMP機能きのう実装じっそうされていなかった。また、Coppermineの構造こうぞうじょう、CPUコアがしのため、自作じさくユーザーのあいだでヒートシンクなどの装着そうちゃく、コアの四隅よすみ過大かだいちからくわわり、コア自体じたい破壊はかいしてしまう「コアけ」になる被害ひがい報告ほうこく続出ぞくしゅつした。ユーザーの過失かしつによる物理ぶつりてき破損はそんとなるため、初期しょき不良ふりょう保証ほしょう製品せいひん保証ほしょうけることが出来できなかった。この問題もんだいけ、末期まっきロットのCoppermineコア以降いこう、モバイルけをのぞくCPUの構造こうぞうではヒートスプレッダーがおお採用さいようされることになった。

  • プロセスルール: 180 nm
  • FSB: 66 - 100 MHz (MT/s)
  • L2 cache memory: 128 KB
  • MMX, SSE
  • パッケージ: FC-PGA370
FSB&内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(MHz)

TDP

(W)

66 8.0 533A 11.2
8.5 566 11.9
9.0 600 12.6
9.5 633 16.5
10.0 667 17.5
10.5 700 18.3
11.0 733 19.1/22.8
11.5 766 20.0/23.6
100 8.0 800 20.8/24.5
8.5 850 22.5/25.7
9.0 900 26.7/30.0
9.5 950 26.7/32.0
10.0 1000 29.0
11.0 1100 33.0

競合きょうごう企業きぎょうてい価格かかく市場いちば製品せいひん成功せいこうにより、Intelはよりてい価格かかくなCeleronの発売はつばい企画きかく計画けいかくし、Coppermineを基本きほん設計せっけいにメモリコントローラなどを統合とうごうしたプロセッサTimna(ティムナ)およびグラフィックス統合とうごうばんTimna+開発かいはつした。しかしTimnaに統合とうごうしたメモリコントローラで利用りようできるメモリはDirect RDRAMのみであり、Direct RDRAMのメモリモジュール自体じたい発売はつばい価格かかくがインテルの予想よそうはんやすくならなかったことから、Timnaはてい価格かかくたいパソコンには不適合ふてきごう判断はんだんされ計画けいかく自体じたい中止ちゅうしされた。0.25μみゅーmばんMMX Pentium(Tilamook)ののちにTimnaとTimna+の設計せっけい担当たんとうすることで経験けいけんんだIntelのイスラエルの開発かいはつチームは、のPentium MとそれにつづくCoreマイクロアーキテクチャの開発かいはつ担当たんとうすることとなった。

 
Celeron 1.4GHz

Tualatin-256K(テュアラティン-256K)は0.13μみゅーmばんCeleronで、256KBの2キャッシュをコアない内蔵ないぞうする。Pentium IIIだいさん世代せだいのTualatinと実質じっしつおなじものであるが、FSBは100MHzにおさえることで2キャッシュメモリのデバイスにたいしてデータ転送てんそうなどを要求ようきゅうしてからその結果けっか返送へんそうされるまでの遅延ちえん時間じかん(レイテンシ)もおおきく設定せっていされている。SMP動作どうさ無効むこうになっている。

  • プロセスルール: 130 nm
  • FSB: 100 MHz (MT/s)
  • L2 cache memory: 256 KB
  • MMX, SSE
  • パッケージ: FC-PGA370
FSB&内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(GHz)

TDP

(W)

100 10.0 1.00A 27.8, 29.5
11.0 1.10A 28.9, 29.5, 30.8
12.0 1.20 29.9, 32, 32.1
13.0 1.30 32, 33.4
14.0 1.40 33.2, 34.8

NetBurst 世代せだい

編集へんしゅう

Pentium 4のアーキテクチャであるNetBurstマイクロアーキテクチャ採用さいようしたCeleron。Socket 478のプラットフォームもちいる。

Willamette-128K(ウィラメット-128K)はだいいち世代せだいPentium 4であるWillametteベースのCeleronで、128KBの2キャッシュをコアない内蔵ないぞうし、0.18μみゅーmプロセスで製造せいぞうされる。Willametteコアととも登場とうじょうしたSocket 423不具合ふぐあい早々そうそう廃止はいしされたため、Socket 478のみを採用さいようしている。2キャッシュメモリは、TualatinコアのCeleronとくら半減はんげんしているが、デバイスにたいしてデータ転送てんそうなどを要求ようきゅうしてからその結果けっか返送へんそうされるまでの遅延ちえん時間じかん(レイテンシ)はPentium 4とおなじになった。

Pentium 4が0.13μみゅーmプロセスのNorthwoodへ移行いこうしたことで余剰よじょうとなった0.18μみゅーmプロセスの製造せいぞうラインを活用かつようし、NetBurstマイクロアーキテクチャで追加ついかされたSSE2命令めいれいセットの普及ふきゅうねらった戦略せんりゃくてき商品しょうひんであったが、Tualatin-256kと比較ひかくして製造せいぞう原価げんかたかいうえ、動作どうさクロックのわり処理しょり性能せいのう見劣みおとりすること、発熱はつねつりょうおおいNetBurstマイクロアーキテクチャであること、などがあいまって市場いちば評判ひょうばんかんばしくなかった。拡充かくじゅうされていった0.13μみゅーmプロセスの製造せいぞうラインに余裕よゆうてくるとすぐ後継こうけいのNorthwood-128kへと移行いこうし、製品せいひんとしては短命たんめいだった。

  • プロセスルール: 180 nm
  • FSB: 400 MHz (MT/s)
  • L2 cache memory: 128 KB
  • MMX, SSE, SSE2
  • パッケージ: FC-PGA2
内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(GHz)

TDP

(W)

100 17 1.70 63.5
18 1.80 66.1
 
Celeron 2GHz

Northwood-128K(ノースウッド-128K)はだい世代せだいPentium 4であるNorthwoodベースのCeleronで、128KBの2キャッシュメモリをコアない内蔵ないぞうする。2キャッシュメモリはNorthwoodコアのPentium 4の4ぶんの1となっており、処理しょり性能せいのうそのものはそれだけおとっている。ただし、WillametteベースのCeleronとくらべ、消費しょうひ電力でんりょく低減ていげんされている。デバイスにたいしてデータ転送てんそうなどを要求ようきゅうしてからその結果けっか返送へんそうされるまでの遅延ちえん時間じかん(レイテンシ)がPentium 4とおなじなのはWillametteコアのCeleronと同様どうようである。

  • プロセスルール: 130 nm
  • FSB: 400 MHz (MT/s)
  • L2 cache memory: 128 KB
  • MMX, SSE, SSE2
  • パッケージ: FC-PGA2
動作どうさ周波数しゅうはすう

(GHz)

TDP

(W)

1.6 -
1.8 -
2.0 52.8
2.1 55.5
2.2 57.1
2.3 58.3
2.4 59.8
2.5 61.0
2.6 62.6
2.7 66.8
2.8 68.4

Celeron D / Prescott-V (Prescott-256K)

編集へんしゅう

Prescott-V(プレスコット-V)はだいさん世代せだいPentium 4であるPrescottベースで設計せっけいされ、Celeron Dとばれる。90nmプロセスで製造せいぞうされ、256KBの2キャッシュメモリをコアない内蔵ないぞうする。FSBは533MHz。キャッシュメモリとFSBが同時どうじ強化きょうかされた結果けっか、NorthwoodベースのCeleronとくらべると、処理しょり性能せいのうそのものはおおきく改善かいぜんされている。

3.60GHzまでの製品せいひん販売はんばいされた。Socket 478はんLGA 775はん存在そんざいする。プロセッサーナンバーが重複じゅうふくしているものはLGA775の製品せいひんに「J」がけられており判別はんべつ可能かのうとなっている。LGA 775はんバッファオーバーラン利用りようした攻撃こうげきプログラムの実行じっこう防止ぼうしするExecute Disable Bit(NXビット)に対応たいおうしているほか、一部いちぶ製品せいひんでは64bit拡張かくちょうであるIntel 64にも対応たいおうしている。

  • 最高さいこう動作どうさ温度おんど
    • Socket 478: 67℃
    • LGA 775: 67.7℃
  • TDP
    • Socket 478: 73W (最大さいだい消費しょうひ電力でんりょく 94.46W)
    • LGA775: 84W (最大さいだい消費しょうひ電力でんりょく 98.83W)
  • プロセスルール: 90 nm
  • FSB: 533 MHz (MT/s)
  • L2 cache memory: 256 KB
  • MMX, SSE, SSE2, SSE3, Intel 64 (3x1, 3x6, 355), XD bit (3x0J, 3x5J, 3x1, 3x6, 355)
プロセッサー

ナンバー

内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(GHz)

FSB

(MHz)

ソケット TDP

(W)

310 133 16 2.13 533 Socket478 73
315 17 2.26
320 18 2.40
325 19 2.53
330 20 2.66
335 21 2.80
340 22 2.93
345 23 3.06
350 24 3.20
XD bit対応たいおう
プロセッサー

ナンバー

内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(GHz)

FSB

(MHz)

ソケット TDP

(W)

325J 133 19 2.53 533 LGA775 84
330J 20 2.66
335J 21 2.80
340J 22 2.93
345J 23 3.06
XD bit、Intel 64対応たいおう
プロセッサー

ナンバー

内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(GHz)

FSB

(MHz)

ソケット TDP

(W)

326 133 19 2.53 533 LGA775 84
331 20 2.66
336 21 2.80
341 22 2.93
346 23 3.06
351 24 3.20
355 25 3.33

Celeron D / CedarMill-V (CedarMill-512K)

編集へんしゅう

Pentium 4が65nmの製造せいぞうプロセスで製造せいぞうされるCedarMillに移行いこうしたことにともない、Celeron DもまたCedarMill-V(シダーミル-V)との開発かいはつ呼称こしょうの65nmばん発売はつばいされた。性能せいのうはL2キャッシュメモリが512KBへ倍増ばいぞうされた以外いがい最後さいごのPrescott-Vと同一どういつ仕様しようである。ねつ設計せっけい電力でんりょく(TDP)は84Wばんと65Wばん存在そんざいする。

  • プロセスルール: 65 nm
  • FSB: 533 MHz (MT/s)
  • L2 cache memory: 512 KB
  • MMX, SSE, SSE2, SSE3, Intel 64, XD bit
プロセッサー

ナンバー

内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(GHz)

FSB

(MHz)

ソケット TDP

(W)

D 347 133 23 3.06 533 LGA775 65/86
D 352 24 3.20
D 356 25 3.33
D 360 26 3.46 65
D 365 27 3.60

Core 世代せだい

編集へんしゅう

Value Sossaman(バリューソッサマン)はくみこみ機器ききおよブレードサーバけ。Dual Core Xeon LV Sossaman片方かたがたのコアを無効むこうしたもの。E7520およびi3100チップセットに対応たいおう。OEM販売はんばいのみで、単品たんぴんでの入手にゅうしゅ困難こんなん

Socket M対応たいおうするが Celeron M の呼称こしょうけずに発売はつばいされた、インテルアーカイブでのシリーズめいは「Intel® Celeron® Processors with 667 MHz FSB」と表記ひょうきされている。

  • プロセスルール: 65 nm
  • FSB: 667 MHz (MT/s)
  • L2 cache memory: 2 MB
  • MMX, SSE, SSE2, SSE3, XD bit, EIST, TXT
  • ソケット: Socket M
動作どうさ周波数しゅうはすう

(GHz)

TDP

(W)

発売はつばい時期じき
1.66 27 '06/3
1.83 '07/1
 
Celeron 420 1.60 GHz (Conroe-L)

Conroe-L(コンロー-L)は2007ねん6がつ3にち発表はっぴょうされた製品せいひん。Coreマイクロアーキテクチャによるデスクトップけで、シングルコアである。

  • プロセスルール: 65 nm
  • FSB: 533 - 800 MHz (MT/s)
  • L2 cache memory: 512 KB
  • MMX, SSE, SSE2, SSE3, SSSE3, Intel 64, XD bit
  • ソケット: LGA 775, オンボード (220)
プロセッサー

ナンバー

内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(GHz)

FSB

(MHz)

TXT

対応たいおう

ソケット TDP

(W)

220 ? ? 1.2 533 No オンボード 19
420 200 8 1.6 800 LGA 775 35
430 9 1.8
440 10 2.0
450 11 2.2

Conroe-CL(コンロー-CL)はCeleronブランドで唯一ゆいいつのLGA771仕様しようで、シングルコア。シングルソケットのi5100チップセットをもちいたサーバにまれ使用しようされた。

  • プロセスルール: 65 nm
  • FSB: 1066 MHz (MT/s)
  • L2 cache memory: 512 KB
  • MMX, SSE, SSE2, SSE3, Intel 64, XD bit, VT, EIST
  • ソケット: LGA 771
プロセッサー

ナンバー

内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(GHz)

FSB

(MHz)

TXT

対応たいおう

ソケット TDP

(W)

445 266 7 1.86 1066 LGA771 65

Allendale-512K(アレンデール-512K)はCeleronシリーズではじめてデュアルコアを採用さいようした製品せいひんで、デスクトップけCPU。L2キャッシュメモリの容量ようりょうらすことで、Core 2 Duoさい廉価れんかばんとなっており、おなじCore 2 Duoの廉価れんかばんであるPentium Dual-CoreよりもさらにL2キャッシュメモリの容量ようりょうらされた結果けっか、512KBとなっている。

  • デュアルコア
  • プロセスルール: 65 nm
  • FSB: 800 MHz (MT/s)
  • L2 cache memory: 512 KB
  • MMX, SSE, SSE2, SSE3, SSSE3, Intel 64, XD bit, EIST
  • ソケット: LGA 775
プロセッサー

ナンバー

内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(GHz)

TXT

対応たいおう

TDP

(W)

E1200 200 8 1.6 No 65
E1400 10 2.0
E1500 11 2.2
E1600 12 2.4

Wolfdale(ウルフデール)はLGA775のCeleronではじめて仮想かそう技術ぎじゅつ (Intel VT) に対応たいおうした製品せいひんで、45nmプロセスルールで製造せいぞうされる。L2キャッシュメモリの容量ようりょうがE1000けいばいになっているのが特徴とくちょうである。

  • デュアルコア
  • プロセスルール: 45 nm
  • FSB: 800 MHz (MT/s)
  • L2 cache memory: 1 MB
  • MMX, SSE, SSE2, SSE3, SSSE3, Intel 64, XD bit, EIST, VT-x
  • ソケット: LGA 775
プロセッサー

ナンバー

内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(GHz)

TDP

(W)

E3200 200 12 2.4 65
E3300 12.5 2.5
E3400 13 2.6
E3500 13.5 2.7

Nehalem 世代せだい以降いこうにリリースされた製品せいひんは、Intel Celeron (2010ねん)参照さんしょう

モバイル Celeron

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P6 世代せだい

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Dixon-128K(ディクソン128K)はモバイル Pentium IIのDixonコアの2キャッシュメモリを半減はんげん(128 KB 内蔵ないぞう)したCPUである。

  • プロセスルール: 250 nm
  • FSB: 66 MHz (MT/s)
  • L2 cache memory: 128 KB
  • MMX
  • パッケージ: mPGA2
FSB&内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(MHz)

ソケット TDP

(W)

66 4.0 266 9.8
4.5 300 11.8
5.0 333 -
5.5 366 BGA615 13.1
6.0 400 13.8
6.5 433 19.4
7.0 466 H-PBGA615 20.7
 
モバイルCeleron 750 MHz

Coppermine-128K(カッパーマイン-128K)はコア電圧でんあつとう以外いがいおおまかな処理しょり性能せいのうはデスクトップばん同等どうとうである。しかし、SpeedStepテクノロジには対応たいおうしない。

  • プロセスルール: 180 nm
  • FSB: 100 - 133 MHz (MT/s)
  • L2 cache memory: 128 KB
  • MMX, SSE
  • パッケージ: mPGA2, mBGA, mBGA2
FSB&内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(MHz)

パッケージ ソケット TDP

(W)

100 4.0 400A mBGA -
4.5 450 mPGA2 /

mBGA2

PPGA495 /

H-PBGA495

15.5
5.0 500 -
5.5 550 -
6.0 600 13
6.5 650 14
7.0 700 15
7.5 750 15.8
5.0 800 17.6
5.5 850 18.8
6.0 900 24
133 5.5 733 20.6
6.0 800 22
6.5 833 -
7.0 866 23.3
8.0 933 20.6
てい電圧でんあつばん
100 4.0 400 mBGA2 6.5
5.0 500 -
6.0 600 -
ちょうてい電圧でんあつばん
100 5.0 500 mBGA2 -
6.0 600 -
6.5 650 -

Tualatin-256K(テュアラティン-256K)はコア電圧でんあつとう以外いがいおおまかな処理しょり性能せいのうはデスクトップばん同等どうとうである。しかし、Coppermine-128k同様どうようにSpeedStepテクノロジは対応たいおうしていない。

  • プロセスルール: 130 nm
  • FSB: 100 - 133 MHz (MT/s)
  • L2 cache memory: 256 KB
  • MMX, SSE
  • パッケージ: mFC-BGA, mFC-PGA
FSB&内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(GHz)

パッケージ ソケット TDP

(W)

133 7.5 1.00 mFC-PGA /

mFC-BGA

PPGA478 /

PBGA478

22
8.0 1.06 PPGA478 PBGA478 23.2
8.5 1.13 23.8
9.0 1.20 24.4
9.5 1.26 22
10.0 1.33 19
てい電圧でんあつばん
100 6.5 0.65 mFC-BGA H-PBGA479 10.6
133 5 0.667 -
5.5 0.733 11.2
6 0.8 -
6.5 0.866 9.61
ちょうてい電圧でんあつばん
100 6.5 0.65 mFC-BGA H-PBGA479 7
7.0 0.7
8.0 0.8
133 5.5 0.733
6.0 0.8
6.5 0.866

NetBurst 世代せだい

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MobileCeleron 2.2GHz Northwood-256K

Northwood-256K(ノースウッド-256K)はNorthwoodベースのモバイルCeleron。デスクトップけでおなじコアをもちいているNorthwood-128kとちがい、2キャッシュメモリが256KBとなっている。 モバイルPentium IIIベースのモバイルCeleronとおなじくSpeedStepテクノロジは対応たいおうしていない。

  • プロセスルール: 130 nm
  • FSB: 400 MHz (MT/s)
  • L2 cache memory: 256 KB
  • MMX, SSE, SSE2
  • ソケット: Socket 478
内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(GHz)

FSB

(MHz)

TDP

(W)

100 12.0 1.2 400 20.8
14.0 1.4 30
15.0 1.5
16.0 1.6
17.0 1.7
18.0 1.8
20.0 2.0 32
22.0 2.2 35
24.0 2.4
25.0 2.5

Pentium M 世代せだい

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Celeron M / Banias-512K

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Celeron M 1.2GHz Banias-512K

ノートPCけCPU Pentium M使つかわれているBanias(バニアス)コアの2キャッシュメモリ容量ようりょうのうち半分はんぶん無効むこうすることで1MBから512KBへと削減さくげんし、しょう電力でんりょく制御せいぎょである拡張かくちょうばんSpeedStep (EIST) 省略しょうりゃくしたCPUである。Celeron Mの名称めいしょう一般いっぱんてきである。

プロセッサー・ナンバーせい導入どうにゅうされる以前いぜんから発売はつばいされていた600 / 800MHzで動作どうさするちょうてい電圧でんあつばんは、プロセッサ・ナンバーではなくモバイルCeleron 600A MHz / 800A MHzの名称めいしょう販売はんばいされた。

310、333についてはIntel発行はっこう公式こうしき資料しりょうでもプロセッサーナンバーがく、単純たんじゅん動作どうさ周波数しゅうはすう表記ひょうきされている場合ばあいがある。

対応たいおうチップセットは855GM/855GME/852GM

  • プロセスルール: 130 nm
  • FSB: 400 MHz (MT/s)
  • L2 cache memory: 512 KB
  • MMX, SSE, SSE2
  • ソケット: Socket 479
プロセッサー

ナンバー

内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(GHz)

ソケット TDP

(W)

310 100 12 1.2 Socket 479
オンボード

(PGA479)

24.5
320 13 1.3
330 14 1.4
340 15 1.5
ちょうてい電圧でんあつばん
ULV 600MHz 100 6 0.6A オンボード

(PGA479)

7
ULV 800MHz 8 0.8A
ULV 333 9 0.9

Celeron M / Dothan-1M

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Celeron M 360J Dothan-1M

Dothanコアを採用さいようしたPentium Mから差別さべつで2キャッシュメモリ容量ようりょう半分はんぶん無効むこうして1MBに減量げんりょうしたもの。番号ばんごう末尾まつびにJがつくものと、370,380,390はExecute Disable Bit(NXビット)が有効ゆうこうになっている。

対応たいおうチップセットは、855GME (350、360) と915GM ExpressとRadeonXpress 200M。

  • プロセスルール: 90 nm
  • FSB: 400 MHz (MT/s)
  • L2 cache memory: 1 MB
  • MMX, SSE, SSE2, XD bit (3x0J, 370, 380, 390, 383)
プロセッサー

ナンバー

内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(GHz)

対応たいおうチップセット ソケット TDP

(W)

350 100 13 1.3 855GME Socket 479
オンボード(BGA479)
21
360 14 1.4
350J 13 1.3 915GM Express
360J 14 1.4
370 15 1.5
380 16 1.6
390 17 1.7 オンボード(BGA479)
ULV 383 10 1.0 5.5

Dothan-1Mをよりてい消費しょうひ電力でんりょくするために、2キャッシュメモリを1MBから512KBへと半減はんげんさせたもの。

これと同様どうように90nmプロセスのDothanコアPentium M(ULVばん)の2キャッシュメモリを512KBに制限せいげんしたバリエーションとしてはほかにもIntel A100/A110 (コードネームStealey)のちLPIAカテゴリの最初さいしょのシリーズとして開発かいはつされており、パッケージングはことなるもののほんコアの派生はせいひん指摘してきされている[2]。ただしこちらは対応たいおうチップセットが次世代じせだいの945けいで、Coreアーキテクチャ(からVTやx64を省略しょうりゃくしたもの)に位置付いちづけられている[3]

Dothan-512Kの対応たいおうチップセットは915GM Express/910GML Express。 205にはCeleron Mの名称めいしょうがつかない。

  • プロセスルール: 90 nm
  • FSB: 400 MHz (MT/s)
  • L2 cache memory: 512 KB
  • MMX, SSE, SSE2, XD bit (305, 373)
  • ソケット: Socket 479, オンボード (205)
プロセッサー

ナンバー

内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(GHz)

ソケット TDP

(W)

205 100 12 1.2 オンボード

(PBGA479)

21
ULV 353 9 0.9 Socket 479 5
ULV 373 10 1.0 5.5

Core 世代せだい

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  • プロセスルール: 65 nm
  • FSB: 533 MHz (MT/s)
  • L2 cache memory: 512 KB
  • MMX, SSE, SSE2, SSE3, XD bit
  • ソケット: オンボード
プロセッサー

ナンバー

内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(GHz)

ソケット TDP

(W)

215 100 10 1.33 オンボード

(PBGA479)

27

Celeron M / Yonah-1M

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Celeron M 430 Yonah-1M

65nmプロセスで製造せいぞうされるYonah(ヨナ)コアを採用さいようするCore Soloから2キャッシュメモリ容量ようりょう半分はんぶんの1MBに減量げんりょうし、しょう電力でんりょく制御せいぎょである拡張かくちょうばんSpeedStep (EIST) およ仮想かそう技術ぎじゅつ (Intel VT) を省略しょうりゃくしたもの。

対応たいおうチップセットは、945GM Express/940GML ExpressATI RADEON XPRESS 200M

  • プロセスルール: 65 nm
  • FSB: 533 MHz (MT/s)
  • L2 cache memory: 1 MB
  • MMX, SSE, SSE2, SSE3, XD bit
  • ソケット: Socket M
プロセッサー

ナンバー

内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(GHz)

ソケット TDP

(W)

410 133 11 1.46 Socket M 27
420 12 1.60
430 13 1.73
440 14 1.86 Socket M /

オンボード

(PBGA479)

450 15 2.00 Socket M
ちょうてい電圧でんあつばん
ULV 423 133 8 1.06 オンボード

(PBGA479)

5.5
ULV 443 9 1.20

Merom-1M / 2M / L

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Celeron 560 Merom-1M

65nmプロセスで製造せいぞうされるCoreマイクロアーキテクチャのCore 2 Soloに使つかわれているシングルコアばんのMerom(メロン)の2キャッシュメモリを2MBから1MBに半減はんげんさせ、しょう電力でんりょく制御せいぎょである拡張かくちょうばんSpeedStep (EIST) およ仮想かそう技術ぎじゅつ (Intel VT) を省略しょうりゃくしたCPUである。

モバイルけCeleronとしてははじめてIntel 64対応たいおうしている。発売はつばい当初とうしょはMeromコアを使用しよう製造せいぞうされていたが、のちにL2キャッシュメモリのぜん容量ようりょうが4MBから2MBに減量げんりょうされたMerom-Lコアに変更へんこうされた。ただしどちらであっても実際じっさい使用しようできるキャッシュメモリりょうは1MBである。

当初とうしょはCeleron Mブランドで販売はんばいされていたが、Celeron 540の発売はつばいからCeleronブランドとなった。その、Celeron M 530もCeleron 530として発売はつばいされた。プロセッサ・ナンバ末尾まつび5のみExecute Disable Bit(NXビット対応たいおう。Celeron 523および573はちょうてい電圧でんあつばん

対応たいおうチップセットは、533MHz製品せいひんGL960 Express、667MHz製品せいひんGL 40 Express、TシリーズがGM45 Express/GL 40 Express

  • シングルコア
  • プロセスルール: 65 nm
  • FSB: 533 - 667 MHz (MT/s)
  • L2 cache memory: 512 KB, 1 MB
  • MMX, SSE, SSE2, SSE3, SSSE3, Intel 64, XD bit
  • ソケット: Socket M, PBGA479(け), Socket P
Merom-1M
商品しょうひんめい プロセッサー

ナンバー

内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(GHz)

FSB

(MHz)

L2

キャッシュ

メモリ

(MB)

ソケット TDP

(W)

Celeron M M 520 133 12 1.60 533 1 MB Socket M 30
M 530 13 1.73
Celeron 530 Socket P
オンボード

(PBGA479)

27
540 14 1.86 Socket P 30
550 15 2.00 Socket P
オンボード

(PBGA479)

31
560 16 2.13 Socket P
570 17 2.26
Merom-2M、XD bit対応たいおう
商品しょうひんめい プロセッサー

ナンバー

内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(GHz)

FSB

(MHz)

L2

キャッシュ

メモリ

(MB)

ソケット TDP

(W)

Celeron 575 166 12 2.00 667 1 MB Socket P 31
585 13 2.16
Merom-L ちょうてい電圧でんあつばん
商品しょうひんめい プロセッサー

ナンバー

内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(GHz)

FSB

(MHz)

L2

キャッシュ

メモリ

ソケット TDP

(W)

Celeron M ULV 523 133 7 0.933 533 1 MB Socket M 5.5
Celeron ULV 573 7.5 1.00 512 KB オンボード

(PBGA479)

10

Celeron (dual-core)

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この製品せいひんぐんのT1400とCore Soloでプロセッサーナンバーが重複じゅうふくするが、あちらはSocket M対応たいおうのシングルコアで、Yonahを基本きほんとしたべつ製品せいひんであるので購入こうにゅうするときは注意ちゅうい必要ひつようである。

  • デュアルコア
  • プロセスルール: 65 nm
  • FSB: 533/667 MHz (MT/s)
  • L2 cache memory: 512 KB, 1 MB
  • MMX, SSE, SSE2, SSE3, SSSE3, Intel 64, XD bit
  • ソケット: Socket P
Celeron T
プロセッサー

ナンバー

内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(GHz)

コアすう
(スレッドすう)
FSB

(MHz)

L2

キャッシュ

メモリ

ソケット TDP

(W)

発売はつばい時期じき
T1400 133 13 1.73 2 (2) 533 512 KB Socket P 35 2008ねん7がつ
T1500 14 1.87
T1600 166 10 1.66 667 1 MB 2008ねん12月
T1700 11 1.83

Penryn-L(ペンリャンL / ペンリンL)はモバイル用途ようとけのCPUである。45nmプロセスで製造せいぞうされる。 SUシリーズは、CULVノートてい電圧でんあつばんデュアルコアCeleron。さらにEIST、Intel Thermal Monitor 2に対応たいおうする。

  • プロセスルール: 45 nm
  • FSB: 800 MHz (MT/s)
  • L2 cache memory: 1 MB
  • MMX, SSE, SSE2, SSE3, SSSE3, Intel 64, XD bit
商品しょうひんめい プロセッサー

ナンバー

内部ないぶ

(MHz)

倍率ばいりつ 動作どうさ周波数しゅうはすう

(GHz)

コアすう ソケット TDP

(W)

900 200 11 2.20 1 Socket P 35
925 11.5 2.30
ちょうてい電圧でんあつばん
Celeron M ULV722 200 6 1.20 1 オンボード

(BGA956)

5.5
ULV723 10
ULV743 6.5 1.30
ULV763
Celeron T
T3000 200 9 1.8 2 Socket P
オンボード

(BGA479)

35
T3100 9.5 1.9
T3300 10 2.0
T3500 10.5 2.1 Socket P
ちょうてい電圧でんあつばん
SU2300 200 6 1.2 2 オンボード

(BGA 956)

10


Nehalem 世代せだい以降いこうにリリースされた製品せいひんは、Intel Celeron (2010ねん)参照さんしょう

出典しゅってん

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  1. ^ Intel、てい価格かかくPCようのCPU名称めいしょうを「Celeron」と発表はっぴょう”. PC Watch (1998ねん3がつ5にち). 2012ねん8がつ30にち閲覧えつらん
  2. ^ 後藤ごとうひろししげるのWeekly海外かいがいニュース もう1つのちょうてい消費しょうひ電力でんりょくCPU「Silverthorne」”. Impress Watch (2007ねん4がつ25にち). 2015ねん9がつ13にち閲覧えつらん
  3. ^ 小型こがたへの道筋みちすじえたUMPC”. Impress Watch (2007ねん4がつ19にち). 2015ねん9がつ13にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク

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