告つげ

漢字かんじ

告つげ

不明ふめい。以下いかの説せつがある。
- 象形しょうけい。舌したを出だした口くちを象かたどる。^{[字源じげん 1]}
- 会意かいい。「壴」の略体りゃくたい+「口くち」。^{[字源じげん 2]}
- このほか『説せつ文ぶん解かい字じ』では「牛うし」+「口くち」と分析ぶんせきされているが、甲骨文字こうこつもじや金文きんぶんを見みればわかるように、上部じょうぶは「牛うし」とは異ことなる。^{[字源じげん 3]}

甲骨文字こうこつもじ	金文きんぶん	小篆しょうてん	流伝りゅうでんの古こ文字もじ

殷いん	西にし周あまね	《説せつ文ぶん》（漢かん）	《六書りくしょ通どおり》（明あきら）

↑ 徐じょ中ちゅう舒「怎様考こう釈しゃく古こ文字もじ」『古こ文字もじ学がく論集ろんしゅう』初はつ編へん香港ほんこん中ちゅう文ぶん大学だいがく、1983年ねん、7-20頁ぺーじ。
張ちょう玉たま金きん「論ろん殷いん商しょう時代じだい的てき祰祭」『中国ちゅうごく文字もじ』新しん30期き藝文げいぶん印しるし書しょ館かん、2005年ねん、1-30頁ぺーじ。
↑ 陳ちん美蘭みらん「説せつ“告つげ”」『中正ちゅうせい漢学かんがく研究けんきゅう』2013年ねん2期き中正ちゅうせい大学だいがく中国ちゅうごく文学ぶんがく系けい、2013年ねん。
↑ 于省吾われ主ぬし編へん『甲骨文字こうこつもじ詁林』中華ちゅうか書しょ局きょく、1996年ねん、689頁ぺーじ。

ロろーマ字まじ表記ひょうき
- 普通ふつう話ばなし
  - ピンイン: gào (gao4)
  - ウェード式しき: kao⁴
  - 注ちゅう音符おんぷ号ごう: ㄍㄠˋ
- 広東かんとん語ご
  - イェール式しき: gou3, guk1
- 閩南語ご
  - POJ: kò
- 閩東語ご
  - 平話へいわ字じ: gó̤
- 閩北語ご
  - KCR: ga̿u
- 客きゃく家か語ご
  - 白話はくわ字じ: ko
- 呉ご語ご
  - ピンイン: kau3
- 贛語: gau4
- 晋すすむ語ご: gau3
- 湘語: gau4
- 中ちゅう古音こおん: kɑuH
- 上古じょうこ音おん: *kˤuk-s