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{{For|同名のドキュメンタリー映画|金正日花 (映画)}} |
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{{生物分類表 |
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|界 = [[植物界]] [[:w:Plantae|Plantae]] |
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|綱 = [[双子葉植物綱]] [[:en:Magnoliopsida|Magnoliopsida]] |
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|目 = [[スミレ目]] [[:en:Violales|Violales]] |
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|科 = [[シュウカイドウ科]] [[:en:Begoniaceae|Begoniaceae]] |
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|属 = [[シュウカイドウ属]] [[:en:Begonia|Begonia]] |
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|系 = [[球根ベゴニア]] [[:en:tuberous begonia|tuberous begonia]] |
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|品種 = '''金正日花''' |
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|学名 = Begonia Ｘ tuberhybrida voss KIMJONGILHWA<ref name=pamph_1998>{{cite book|author=朝鮮・平壌外国文出版社|title=''[http://naenara.com.kp/ja/book/download.php?4+4017 金正日花―花の王者はどう誕生し世界に咲き誇るのか―]|date=1998}}</ref> |
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|和名 = 金正日花 |
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|英名 = [[ :en: Kimjongilia|Kimjongilia]] |
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{{北朝鮮の事物 |
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|title=金正日花 |
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|title=金正日花 |
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|hangeul=김정일화 |
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|hanja=金正日花 |
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|hiragana=きん・しょうにちばな |
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|katakana=キム・ジョンイルファ |
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''' 金正日花'''（ キム・ジョンイルばな 、[[朝鮮語|朝]]：김정일화、キム ・ジョンイルファ 、[[英語|英]]：Kimjongilia）は、[[ 朝鮮民主主義人民共和国| 北朝鮮]]の 第2代最高指導者[[ 金正日]]のために 製作された とされる[[ 球根ベゴニア]] の1品種。 |
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[[ 画像:Kimjongilia.jpg| right|300px|thumb|金正日花]] |
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[[画像:e8978feb9849a5f8.jpg|right|300px|thumb|金正日花]] |
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「[[1980 年代]]、[[ 日本]]の[[ 静岡県]][[ 掛川市]]の 園芸研究家で、観光農園[[加茂花菖蒲園]]園主の[[ 加茂元照]] 氏が、 金正日のために[[ 品種改良]]を 行い、 誕生させた 花で[[1988 年]][[2 月16 日]]、 金正日の46 歳の 誕生日に 寄贈された 」<ref>[[ 平壌放送]]（1988 年2 月21 日付）より。</ref> <ref>[http://naenara.com.kp/ja/politics/xhouse-show.php?3 金正日花] - [[ネナラ]]</ref>とするのが北朝鮮側の公式の見解<ref name=pamph_1998/>である。 |
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しかし、[[TBSテレビ|TBS]]のワイドショー『[[ひるおび!]]』の取材に対し、加茂元照は「ある北朝鮮人に何度も譲るよう頼まれ、根負けして譲ったものだ」と語っている。譲る際にその朝鮮人が「金正日花」と名づけていいか聞いてきたといい（ちなみに加茂は当時、金正日という人物を知らなかったという）、この花が「金正日花」と呼ばれることに対し「現在でも大きな戸惑いを感じる」という<ref name="ひるおび!">同番組2011年12月29日放送分</ref>。 |
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''' 金正日花'''（ きむじょんいるばな、キムジョンイルファ ）は、[[ 朝鮮民主主義人民共和国| 北朝鮮]]の[[ 金正日]]のために 作られた[[ 花]]。 |
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[[アメリカ合衆国]]ベゴニア 協会により、[[2004 年]]、[[ベゴニア 科]]の 新品種991 号として 認定されたと 言われている。 |
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[[1980 年代]]、[[ 日本]]の[[ 静岡県]][[ 掛川市]]の 植物学者[[ 加茂元照]]が、 金正日のために[[ 品種改良]]を 行い、 誕生させた 花で ある<ref>開発者の親族の中に、在日朝鮮人帰国者の日本人妻がいるとされている（高英煥『平壌25時』）。</ref>。[[1988 年]][[2 月16 日]]、 金正日の46 歳の 誕生日に 寄贈された<ref>[[ 平壌放送]]（1988 年2 月21 日付）より。</ref>。 |
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[[ベゴニア]]の一種で、寒さには弱い。 |
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[[ベゴニア]]の一種で、寒さには弱い。なお、北朝鮮で品種改良されているという<ref name="ひるおび!"/>。 |
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金正日の誕生日に合わせて栽培するために大量の石油を用いている。 |
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金正日の誕生日に合わせて栽培するために大量の石油を用いている。 |
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== 花の利用 == |
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北朝鮮では金正日を象徴する花として知られており、テレビなどではしばしば放送され、[[バッジ]]も作成されている。 |
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北朝鮮では金正日を象徴する花として知られており、テレビなどではしばしば放送され、[[バッジ]]も作成されている。 |
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アメリカ合衆国ベゴニア 協会により、[[2004 年]]、[[ベゴニア 科]]の 新品種991 号として 認定されたと 言われている。 |
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また、この花の栽培担当者が花が落ちた際に自殺しており、[[普天堡電子楽団]]は『金正日花』という曲を歌っている。 |
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また、この花の栽培担当者が花が落ちた際に自殺しており、[[普天堡電子楽団]]は『金正日花』という曲を歌っている。 |
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2009年11月30日発行された新50チョン硬貨の図案に用いられている。 |
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[[2009年]][[11月30日]]に発行された新50[[朝鮮民主主義人民共和国ウォン|チョン]]硬貨の裏面の図案に用いられている。 |
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[[金正日の死|金正日が2011年12月17日に死去]]し、遺体が[[錦繍山記念宮殿]]に安置された際、棺の周囲を囲む花に使用された<ref>{{Cite news |
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|url=http://jp.wsj.com/World/Europe/node_363563 |
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|title=【スライドショー】ガラスケースに安置された故金正日総書記の遺体 |
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|work=wsj.com |
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|newspaper=[[ウォール・ストリート・ジャーナル]] |
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|date=2011-12-21 |
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|accessdate=2012-01-01 |
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}}</ref>。 |
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== 関連項目 == |
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== 関連項目 == |
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*[[球根ベゴニア]] |
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*[[金日成花]] |
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* [[金日成花]] |
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* [[デヴィ・スカルノ]] - 金日成花金正日花普及後援会名誉会長<ref>{{Cite news |title=チュチェ思想に学び連帯強化／党創建75周年記念し、東京でセミナー |url=https://www.chosonsinbo.com/jp/2020/10/13-16/ |newspaper=[[朝鮮新報]] |date=2020-10-13 |accessdate=2021-11-27}}</ref>。 |
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* [[金正日花 (映画)]] - 2009年公開の[[アメリカ合衆国]]の[[ドキュメンタリー映画]]。[[脱北者]]へのインタビューをもとに製作され、北朝鮮を批判する内容となっている。 |
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* [[江頭2:50]] - [[朝鮮中央テレビ]]のニュース映像にて僅かながら、金正日花展示会に参加しているところが映し出された。 |
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== 外部リンク == |
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[[Category: 朝鮮民主主義人民共和国]] |
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[[デビッド・ウッダード|ウッダード]]、"Beautiful Kimjongilia"、''Der Freund'' 3、2005年夏、[https://juniperhills.net/beautifulkimjongilia.pdf 94-103ページ]。 |
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[[Category: 朝鮮民主主義人民共和国の国の象徴]] |
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[[de:Kimjongilia]] |
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[[fi:Kimjongilia]] |
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[[Category:金正日]] |
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[[fr:Kimjongilia]] |
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[[nds:Kimjongilie]] |
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[[sv:Kimjongilia]] |
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金正日花（キム・ジョンイルばな、朝：김정일화、キム・ジョンイルファ、英：Kimjongilia）は、北朝鮮の第2代最高指導者金正日のために製作されたとされる球根ベゴニアの1品種。
「1980年代、日本の静岡県掛川市の園芸研究家で、観光農園加茂花菖蒲園園主の加茂元照氏が、金正日のために品種改良を行い、誕生させた花で1988年2月16日、金正日の46歳の誕生日に寄贈された」[2][3]とするのが北朝鮮側の公式の見解[1]である。
しかし、TBSのワイドショー『ひるおび!』の取材に対し、加茂元照は「ある北朝鮮人に何度も譲るよう頼まれ、根負けして譲ったものだ」と語っている。譲る際にその朝鮮人が「金正日花」と名づけていいか聞いてきたといい（ちなみに加茂は当時、金正日という人物を知らなかったという）、この花が「金正日花」と呼ばれることに対し「現在でも大きな戸惑いを感じる」という[4]。
アメリカ合衆国ベゴニア協会により、2004年、ベゴニア科の新品種991号として認定されたと言われている。
ベゴニアの一種で、寒さには弱い。なお、北朝鮮で品種改良されているという[4]。
金正日の誕生日に合わせて栽培するために大量の石油を用いている。
北朝鮮では金正日を象徴する花として知られており、テレビなどではしばしば放送され、バッジも作成されている。
また、この花の栽培担当者が花が落ちた際に自殺しており、普天堡電子楽団は『金正日花』という曲を歌っている。
2009年11月30日に発行された新50チョン硬貨の裏面の図案に用いられている。
金正日が2011年12月17日に死去し、遺体が錦繍山記念宮殿に安置された際、棺の周囲を囲む花に使用された[5]。
ウッダード、"Beautiful Kimjongilia"、Der Freund 3、2005年夏、94-103ページ。
