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「三さん淵ふち乾いぬい太郎たろう」の版はん間あいだの差分さぶん

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| 氏名しめい = 三さん淵ふち 乾いぬい太郎たろう
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|配偶はいぐう者しゃ = 三さん淵ふち祥子さちこ<br />[[三さん淵ふち嘉子よしこ]]
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'''三さん淵ふち 乾いぬい太郎たろう'''（みぶち けんたろう、[[1906年ねん]]〈[[明治めいじ]]39年ねん〉[[12月3日にち]]<ref>{{Cite book|和書わしょ|title=司法しほう大観たいかん|publisher=財団ざいだん法人ほうじん法曹ほうそう会かい|date=1967-07|page=58|id={{NDLJP|3048613/40}}}}</ref> - [[1985年ねん]]〈[[昭和しょうわ]]60年ねん〉[[8月がつ22日にち]]<ref>『埼玉さいたま年鑑ねんかん 昭和しょうわ61年版ねんばん 別冊べっさつ』埼玉新聞社さいたましんぶんしゃ、1985年とし、p.211。</ref>）は、[[日本にっぽん]]の[[裁判官さいばんかん]]。初代しょだい最高裁さいこうさい長官ちょうかん[[三さん淵ふち忠彦ただひこ]]の長男ちょうなんであり、[[千代田生命保険ちよだせいめいほけん]]社長しゃちょうの兄あにであり、初期しょきの女性じょせい[[法曹ほうそう]]であった[[三さん淵ふち嘉子よしこ]]の後のち夫おっとであった。[[正せい六ろく位い]]<ref>{{Cite journal|和書わしょ|journal=[[官報かんぽう]]|issue=第だい4286号ごう|title=叙任じょにん及辞令れい|page=975|publisher=大蔵省おおくらしょう印刷いんさつ局きょく|date=1941-04-23|id={{NDLJP|2960784/18}}}}</ref>。
'''三さん淵ふち 乾いぬい太郎たろう'''（みぶち けんたろう、[[1906年ねん]]〈[[明治めいじ]]39年ねん〉[[12月3日にち]]<ref>{{Citation|和書わしょ|title=司法しほう大観たいかん|publisher=財団ざいだん法人ほうじん法曹ほうそう会かい|date=1967-07|page=58|id={{NDLJP|3048613/40}}}}</ref> - [[1985年ねん]]〈[[昭和しょうわ]]60年ねん〉[[8月がつ22日にち]]<ref>{{Citation|和書わしょ|title=埼玉さいたま年鑑ねんかん|edition=昭和しょうわ61年版ねんばん 別冊べっさつ|publisher=埼玉新聞社さいたましんぶんしゃ|date=1985-11|page=211|id={{NDLJP|9643560/114}}}}</ref>）は、[[日本にっぽん]]の[[裁判官さいばんかん]]。初代しょだい最高裁さいこうさい長官ちょうかん[[三さん淵ふち忠彦ただひこ]]の長男ちょうなんであり、[[千代田生命保険ちよだせいめいほけん]]社長しゃちょうの兄あにであり、初期しょきの女性じょせい[[法曹ほうそう]]であった[[三さん淵ふち嘉子よしこ]]の後のち夫おっとであった。[[正せい六ろく位い]]<ref>{{Cite journal|和書わしょ|journal=[[官報かんぽう]]|issue=第だい4286号ごう|title=叙任じょにん及辞令れい|page=975|publisher=大蔵省おおくらしょう印刷いんさつ局きょく|date=1941-04-23|id={{NDLJP|2960784/18}}}}</ref>。


== 来歴らいれき ==
== 来歴らいれき ==
1906年ねん（明治めいじ39年ねん）、初代しょだい[[最高さいこう裁判所さいばんしょ (日本にっぽん)|最高裁さいこうさい]][[最高裁判所さいこうさいばんしょ長官ちょうかん|長官ちょうかん]][[三さん淵ふち忠彦ただひこ]]の長男ちょうなんとして生うまれる。
[[1906年ねん]]（明治めいじ39年ねん）、初代しょだい[[最高さいこう裁判所さいばんしょ (日本にっぽん)|最高裁さいこうさい]][[最高裁判所さいこうさいばんしょ長官ちょうかん|長官ちょうかん]][[三さん淵ふち忠彦ただひこ]]の長男ちょうなんとして生うまれる。


1930年ねん、[[高等こうとう文官ぶんかん試験しけん]]司法しほう科かに合格ごうかくした{{sfn|大だい日本にっぽん法曹ほうそう大観たいかん編纂へんさん会かい|1936}}。1931年ねんに[[東京大学とうきょうだいがく大学院だいがくいん法学ほうがく政治せいじ学がく研究けんきゅう科か・法学部ほうがくぶ|東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく法学部ほうがくぶ]]を卒業そつぎょうして[[司法省しほうしょう (日本にっぽん)|司法省しほうしょう]]に入省にゅうしょうした（司法官しほうかん試補しほ）。1932年ねん、[[東京とうきょう地方裁判所ちほうさいばんしょ]]の[[予備よび審問しんもん|予審よしん判事はんじ]]となる。1935年ねん、東京とうきょう民事みんじ地方裁判所ちほうさいばんしょ判事はんじに転てんじる。1942年ねんに司法しほう事務じむ官かんに補ほされ、1944年ねん領事りょうじとして[[北京ぺきん市し|北京ぺきん]]に滞在たいざいした<ref>[https://dl.ndl.go.jp/pid/3025812/1/405 『人事じんじ興信録こうしんろく』第だい17版下はんした。1953年とし]、</ref>。戦後せんご、[[高等こうとう裁判所さいばんしょ]]裁判官さいばんかん及および[[最高裁判所さいこうさいばんしょ調査官ちょうさかん]]に着任ちゃくにんした。[[甲府こうふ地方裁判所ちほうさいばんしょ]]所長しょちょう、[[浦和うらわ地方裁判所ちほうさいばんしょ]]所長しょちょうなども務つとめた。
[[1930年ねん]]、[[高等こうとう文官ぶんかん試験しけん]]司法しほう科かに合格ごうかくした<ref>{{Citation|和書わしょ|title=大だい日本にっぽん法曹ほうそう大観たいかん|editor=大だい日本にっぽん法曹ほうそう大観たいかん編纂へんさん会かい|publisher=国民こくみん社しゃ|date=1936-10|page=51|id={{NDLJP|1268254/42}}}}</ref>。[[1931年ねん]]に[[東京大学とうきょうだいがく大学院だいがくいん法学ほうがく政治せいじ学がく研究けんきゅう科か・法学部ほうがくぶ|東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく法学部ほうがくぶ]]を卒業そつぎょうして[[司法省しほうしょう (日本にっぽん)|司法省しほうしょう]]に入省にゅうしょうした（司法官しほうかん試補しほ）。[[1932年ねん]]、[[東京とうきょう地方裁判所ちほうさいばんしょ]]の[[予備よび審問しんもん|予審よしん判事はんじ]]となる。[[1935年ねん]]、東京とうきょう民事みんじ地方裁判所ちほうさいばんしょ判事はんじに転てんじる。[[1942年ねん]]に司法しほう事務じむ官かんに補ほされ、[[1944年ねん]]領事りょうじとして[[北京ぺきん市し|北京ぺきん]]に滞在たいざいした<ref>{{Citation|和書わしょ|title=人事じんじ興信録こうしんろく|edition=第だい17版はん 下した|publisher=人事じんじ興信所こうしんじょ|date=1953-09|page=み之これ部ぶ 19|id={{NDLJP|3025812/405}}}}</ref>。[[wikt:戦後せんご|戦後せんご]]、[[高等こうとう裁判所さいばんしょ]]裁判官さいばんかん及および[[最高裁判所さいこうさいばんしょ調査官ちょうさかん]]に着任ちゃくにんした。[[甲府こうふ地方裁判所ちほうさいばんしょ]]所長しょちょう、[[浦和うらわ地方裁判所ちほうさいばんしょ]]所長しょちょうなども務つとめた。


生なま沼ぬま祥子さちこと結婚けっこんして四よん児じを儲もうけたが1955年ねんに死別しべつ。1956年ねん、[[名古屋なごや地方裁判所ちほうさいばんしょ]]判事はんじだった嘉子よしこと入籍にゅうせきし、嘉子よしこ長男ちょうなんの和田わだ芳かおる武ぶの継父けいふとなった<ref>『三さん淵ふち嘉子よしこの生涯しょうがい』佐賀さが千恵美ちえみ、内外出版社ないがいしゅっぱんしゃ、2024、p140</ref>。
生なま沼ぬま祥子さちこと結婚けっこんして四よん児じを儲もうけたが[[1955年ねん]]に死別しべつ。[[1956年ねん]]、[[名古屋なごや地方裁判所ちほうさいばんしょ]]判事はんじであった和田わだ嘉子よしこと入籍にゅうせきし、嘉子よしこ長男ちょうなんの和田わだ芳かおる武ぶの[[継父けいふ]]となった<ref>{{Citation|和書わしょ|author=佐賀さが千恵美ちえみ|title=三さん淵ふち嘉子よしこの生涯しょうがい|publisher=[[内外出版社ないがいしゅっぱんしゃ]]|date=2024-04|page=140|ISBN=978-4862576941}}</ref>。


== 著述ちょじゅつ ==
== 著述ちょじゅつ ==
;共著きょうちょ
;共著きょうちょ
* [[長谷部はせべ茂吉しげよし]]、'''三さん淵ふち乾いぬい太郎たろう'''、[[三宅みやけ多大ただい]]、[[柚木ゆずき馨かおる]]『債権さいけん総論そうろん』総合そうごう判例はんれい研究けんきゅう叢書そうしょ。[[有斐閣ゆうひかく]]。1956年ねん。ISBN：4-641-62545-X
* [[長谷部はせべ茂吉しげよし]]、'''三さん淵ふち乾いぬい太郎たろう'''、[[三宅みやけ多大ただい]]、[[柚木ゆずき馨かおる]]『総合そうごう判例はんれい研究けんきゅう叢書そうしょ 民法みんぽう2』。[[有斐閣ゆうひかく]]。1956年ねん。
** うち、[[弁済べんさいの充当じゅうとう]]の部分ぶぶんを担当たんとう。


== 親族しんぞく ==
== 親族しんぞく ==
* [[三さん淵ふち忠彦ただひこ]]
* [[三さん淵ふち忠彦ただひこ]]
** '''三さん淵ふち乾いぬい太郎たろう'''
** '''三さん淵ふち乾いぬい太郎たろう'''
** 生せい沼ぬま祥子さちこ - 前妻ぜんさい。[[水戸みと高等こうとう学校がっこう (旧制きゅうせい)|水戸みと高等こうとう学校がっこう]]教授きょうじゅ<ref>『茨城いばらき人名じんめい録ろく』いはらき新聞しんぶん、1939年とし、p.205。</ref>・[[生なま沼ぬま豊彦とよひこ]]の娘むすめ。1955年ねんに死去しきょ。
** 生せい沼ぬま祥子さちこ - 前妻ぜんさい。[[水戸みと高等こうとう学校がっこう (旧制きゅうせい)|水戸みと高等こうとう学校がっこう]]教授きょうじゅ<ref>{{Citation|和書わしょ|title=茨城いばらき人名じんめい録ろく|publisher=いはらき新聞しんぶん株式会社かぶしきがいしゃ|date=1939-12|page=205|id={{NDLJP|1028502/106}}}}</ref>・[[生なま沼ぬま豊彦とよひこ]]の娘むすめ。1955年ねんに死去しきょ。
*** 三さん淵ふち那珂なか<ref>人事じんじ興信所こうしんじょ[https://dl.ndl.go.jp/pid/2997929/1/311 『人事じんじ興信録こうしんろく』第だい16版はん 下か]。1951年とし。</ref>
*** 三さん淵ふち那珂なか<ref>{{Citation|和書わしょ|title=人事じんじ興信録こうしんろく|edition=第だい16版はん 下か|publisher=人事じんじ興信所こうしんじょ|date=1951-11|page=み之これ部ぶ 15|id={{NDLJP|2997929/311}}}}</ref>
*** 三さん淵ふち奈都 - 判事はんじ[[盛もり岡おか茂しげる]]と入籍にゅうせき<ref>[https://dl.ndl.go.jp/pid/3022365/1/578 人事じんじ興信録こうしんろく 第だい21版はん 下か]。</ref>。
*** 三さん淵ふち奈都 - 判事はんじ[[森岡もりおか茂しげる (裁判官さいばんかん)|森もり岡おか茂しげる]]と入籍にゅうせき<ref>{{Citation|和書わしょ|title=人事じんじ興信録こうしんろく|edition=第だい21版はん 下か|publisher=人事じんじ興信所こうしんじょ|date=1961-11|page=み之これ部ぶ 27|id={{NDLJP|3022365/578}}}}</ref>。
*** 三さん淵ふち麻お都と
*** 三さん淵ふち麻お都と
*** 三さん淵ふち力りょく
*** 三さん淵ふち力りょく
** [[三さん淵ふち嘉子よしこ]] - 1956年ねんに後妻ごさいとして入籍にゅうせき。
** [[三さん淵ふち嘉子よしこ]] - 1956年ねんに後妻ごさいとして入籍にゅうせき。
***[[和田わだ芳かおる武たけ]] - [[寄生虫きせいちゅう]]研究けんきゅう者しゃ（1943年ねん - 2020年ねん）<ref>{{Cite web|url=https://www.yuhikaku.co.jp/static/copyright_list.html|title=著作ちょさく権けん者しゃを捜さがしています|website=有斐閣ゆうひかく|accessdate=2024-4-4|archiveurl=https://web.archive.org/web/20240514223421/https://www.yuhikaku.co.jp/static/copyright_list.html|archivedate=2024-5-14}}</ref>。[[東京大学とうきょうだいがく]][[伝染でんせん病びょう研究所けんきゅうじょ]]寄生虫きせいちゅう研究けんきゅう部ぶで[[佐々ささ学まなぶ]]に師事しじし、1974年ねんより[[東京女子医科大学とうきょうじょしいかだいがく]]寄生虫きせいちゅう学がく教室きょうしつ<ref>神野かみの潔きよし『三さん淵ふち嘉子よしこ　先駆せんく者しゃであり続つづけた女性じょせい法曹ほうそうの物語ものがたり』日本にっぽん能率のうりつ協会きょうかいマネジメントセンター。2024年とし。</ref>。
***[[和田わだ芳かおる武たけ]] - [[寄生虫きせいちゅう]]研究けんきゅう者しゃ（1943年ねん - 2020年ねん）<ref>{{Cite web|和書わしょ|url=https://www.yuhikaku.co.jp/static/copyright_list.html|title=著作ちょさく権けん者しゃを捜さがしています|website=有斐閣ゆうひかく|accessdate=2024-4-4|archiveurl=https://web.archive.org/web/20240514223421/https://www.yuhikaku.co.jp/static/copyright_list.html|archivedate=2024-5-14}}</ref>。[[東京大学とうきょうだいがく]][[伝染でんせん病びょう研究所けんきゅうじょ]]寄生虫きせいちゅう研究けんきゅう部ぶで[[佐々ささ学まなぶ]]に師事しじし、1974年ねんより[[東京女子医科大学とうきょうじょしいかだいがく]]寄生虫きせいちゅう学がく教室きょうしつ<ref>{{Citation|和書わしょ|author=神野かみの潔きよし|title=三さん淵ふち嘉子よしこ――先駆せんく者しゃであり続つづけた女性じょせい法曹ほうそうの物語ものがたり|publisher=[[日本にっぽん能率のうりつ協会きょうかいマネジメントセンター]]|date=2024-03|page=<!-- 頁ぺーじ数すう不ふ詳しょう -->|ISBN=978-4800591784}}</ref>。
** [[萱野かやの章次しょうじ郎ろう]] - 弟おとうと。[[千代田生命保険ちよだせいめいほけん]]社長しゃちょう。
** [[萱野かやの章次しょうじ郎ろう]] - 弟おとうと。[[千代田生命保険ちよだせいめいほけん]]社長しゃちょう。
** [[三さん淵ふち震ふるえ三さん郎ろう]] - 弟おとうと。[[大東京火災海上保険だいとうきょうかさいかいじょうほけん]]（[[あいおいニッセイ同和どうわ損害そんがい保険ほけん]]）常務じょうむ
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** 反町たんまちたい子こ（震ふるえ三さん郎ろう妻つま） - 大東京火災海上保険だいとうきょうかさいかいじょうほけん（あいおいニッセイ同和どうわ損害そんがい保険ほけん）創設そうせつ者しゃで[[早稲田大学わせだだいがく]]理事りじの[[反町そりまち茂作しげさく]]の娘むすめ<ref>{{Citation|和書わしょ|title=人事じんじ興信録こうしんろく|edition=第だい17版はん 上じょう|publisher=人事じんじ興信所こうしんじょ|date=1953-09|page=そ之これ部ぶ 7|id={{NDLJP|3025541/545}}}}</ref>。[[相場そうば師し]][[反町そりまち茂平もへい]]の孫まご。


他た、縁戚えんせきに[[石渡いしわた敏一としいち]]、[[石渡いしわた荘太そうた郎ろう]]、[[白はく仁ひとし武たけ]]。
他た、縁戚えんせきに[[石渡いしわた敏一としいち]]、[[石渡いしわた荘太そうた郎ろう]]、[[白はく仁ひとし武たけ]]。
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=== 出典しゅってん ===
=== 出典しゅってん ===
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== 参考さんこう文献ぶんけん ==
*{{Cite book|和書わしょ|author=大だい日本にっぽん法曹ほうそう大観たいかん編纂へんさん会かい |url= https://dl.ndl.go.jp/pid/1268254/1/42| title=大だい日本にっぽん法曹ほうそう大観たいかん|year= 1936|publisher=国民こくみん社しゃ|ref=harv}}


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2024年ねん6月がつ16日にち (日)にち 06:31時点じてんにおける版はん

みぶち けんたろう

三さん淵ふち 乾いぬい太郎たろう
生誕せいたん (1906-12-03) 1906年ねん12月3日にち
日本の旗 日本にっぽん・福島ふくしま県けん会津若松あいづわかまつ市し新横しんよこ町まち
死没しぼつ (1985-08-22) 1985年ねん8月がつ22日にち（78歳さい没ぼつ）
日本の旗 日本にっぽん・東京とうきょう都と新宿しんじゅく区く河田こうだ町まち
住居じゅうきょ 埼玉さいたま県けん浦和うらわ市し
国籍こくせき 日本の旗 日本にっぽん
出身しゅっしん校こう 東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく法学部ほうがくぶ
職業しょくぎょう 判事はんじ
配偶はいぐう者しゃ 三さん淵ふち祥子さちこ
三さん淵ふち嘉子よしこ
親おや 父ちち：三さん淵ふち忠彦ただひこ
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三さん淵ふち 乾いぬい太郎たろう（みぶち けんたろう、1906年ねん〈明治めいじ39年ねん〉12月3日にち[1] - 1985年ねん〈昭和しょうわ60年ねん〉8月がつ22日にち[2]）は、日本にっぽんの裁判官さいばんかん。初代しょだい最高裁さいこうさい長官ちょうかん三さん淵ふち忠彦ただひこの長男ちょうなんであり、千代田生命保険ちよだせいめいほけん社長しゃちょうの兄あにであり、初期しょきの女性じょせい法曹ほうそうであった三さん淵ふち嘉子よしこの後のち夫おっとであった。正せい六ろく位い[3]。

来歴らいれき

1906年ねん（明治めいじ39年ねん）、初代しょだい最高裁さいこうさい長官ちょうかん三さん淵ふち忠彦ただひこの長男ちょうなんとして生うまれる。

1930年ねん、高等こうとう文官ぶんかん試験しけん司法しほう科かに合格ごうかくした[4]。1931年ねんに東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく法学部ほうがくぶを卒業そつぎょうして司法省しほうしょうに入省にゅうしょうした（司法官しほうかん試補しほ）。1932年ねん、東京とうきょう地方裁判所ちほうさいばんしょの予審よしん判事はんじとなる。1935年ねん、東京とうきょう民事みんじ地方裁判所ちほうさいばんしょ判事はんじに転てんじる。1942年ねんに司法しほう事務じむ官かんに補ほされ、1944年ねん領事りょうじとして北京ぺきんに滞在たいざいした[5]。戦後せんご、高等こうとう裁判所さいばんしょ裁判官さいばんかん及および最高さいこう裁判所さいばんしょ調査官ちょうさかんに着任ちゃくにんした。甲府こうふ地方裁判所ちほうさいばんしょ所長しょちょう、浦和うらわ地方裁判所ちほうさいばんしょ所長しょちょうなども務つとめた。

生なま沼ぬま祥子さちこと結婚けっこんして四よん児じを儲もうけたが1955年ねんに死別しべつ。1956年ねん、名古屋なごや地方裁判所ちほうさいばんしょ判事はんじであった和田わだ嘉子よしこと入籍にゅうせきし、嘉子よしこ長男ちょうなんの和田わだ芳かおる武ぶの継父けいふとなった[6]。

著述ちょじゅつ

共著きょうちょ

親族しんぞく

他た、縁戚えんせきに石渡いしわた敏一としいち、石渡いしわた荘太そうた郎ろう、白はく仁ひとし武たけ。

社会しゃかいへの影響えいきょう

脚注きゃくちゅう

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく

出典しゅってん

  1. ^ 『司法しほう大観たいかん』財団ざいだん法人ほうじん法曹ほうそう会かい、1967年ねん7月がつ、58頁ぺーじ。NDLJP:3048613/40。 
  2. ^ 『埼玉さいたま年鑑ねんかん』（昭和しょうわ61年版ねんばん 別冊べっさつ）埼玉新聞社さいたましんぶんしゃ、1985年ねん11月、211頁ぺーじ。NDLJP:9643560/114。 
  3. ^ 「叙任じょにん及辞令れい」『官報かんぽう』第だい4286号ごう、大蔵省おおくらしょう印刷いんさつ局きょく、1941年ねん4月がつ23日にち、975頁ぺーじ、NDLJP:2960784/18。 
  4. ^ 大だい日本にっぽん法曹ほうそう大観たいかん編纂へんさん会かい 編へん『大だい日本にっぽん法曹ほうそう大観たいかん』国民こくみん社しゃ、1936年ねん10月がつ、51頁ぺーじ。NDLJP:1268254/42。 
  5. ^ 『人事じんじ興信録こうしんろく』（第だい17版はん 下か）人事じんじ興信所こうしんじょ、1953年ねん9月がつ、み之これ部ぶ 19頁ぺーじ。NDLJP:3025812/405。 
  6. ^ 佐賀さが千恵美ちえみ『三さん淵ふち嘉子よしこの生涯しょうがい』内外出版社ないがいしゅっぱんしゃ、2024年ねん4月がつ、140頁ぺーじ。ISBN 978-4862576941。 
  7. ^ 『茨城いばらき人名じんめい録ろく』いはらき新聞しんぶん株式会社かぶしきがいしゃ、1939年ねん12月、205頁ぺーじ。NDLJP:1028502/106。 
  8. ^ 『人事じんじ興信録こうしんろく』（第だい16版はん 下か）人事じんじ興信所こうしんじょ、1951年ねん11月、み之これ部ぶ 15頁ぺーじ。NDLJP:2997929/311。 
  9. ^ 『人事じんじ興信録こうしんろく』（第だい21版はん 下か）人事じんじ興信所こうしんじょ、1961年ねん11月、み之これ部ぶ 27頁ぺーじ。NDLJP:3022365/578。 
  10. ^ “著作ちょさく権けん者しゃを捜さがしています”. 有斐閣ゆうひかく. 2024年ねん5月がつ14日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2024年ねん4月がつ4日にち閲覧えつらん。
  11. ^ 神野かみの潔きよし『三さん淵ふち嘉子よしこ――先駆せんく者しゃであり続つづけた女性じょせい法曹ほうそうの物語ものがたり』日本にっぽん能率のうりつ協会きょうかいマネジメントセンター、2024年ねん3月がつ。ISBN 978-4800591784。 
  12. ^ 『人事じんじ興信録こうしんろく』（第だい17版はん 上じょう）人事じんじ興信所こうしんじょ、1953年ねん9月がつ、そ之これ部ぶ 7頁ぺーじ。NDLJP:3025541/545。 
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