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「ユニット・ロード・デバイス」のはんあいだ差分さぶん

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File:CTN AKH.jpg|[[エアバスA320]]のロワーデッキないのULD。ロワーデッキのまるみにわせて下部かぶかくおとした形状けいじょうとなっている。
File:CTN AKH.jpg|[[エアバスA320]]のロワーデッキないのULD。ロワーデッキのまるみにわせて下部かぶかくおとした形状けいじょうとなっている。
File:ULD nomenclature.svg |航空機こうくうき個数こすう算定さんていするための、コンテナ寸法すんぽう測定そくてい方法ほうほうしめす。
File:ULD nomenclature.svg |航空機こうくうき個数こすう算定さんていするための、コンテナ寸法すんぽう測定そくてい方法ほうほうしめす。
File:Germanwings_Container_03.jpg|航空こうくう貨物かもつようLD-8かた。ロワーデッキようULD。
File:Germanwings_Container_03.jpg|航空こうくう貨物かもつようLD-3-45かたA320/321ロワーデッキせんようULD。
File:N414FE cargo hold.jpg|[[エアバスA310]]貨物かもつのメインデッキ内部ないぶ。ロワーデッキようとは反対はんたいに、上部じょうぶまるみをびたコンテナがもちいられる。
File:N414FE cargo hold.jpg|[[エアバスA310]]貨物かもつのメインデッキ内部ないぶ。ロワーデッキようとは反対はんたいに、上部じょうぶまるみをびたコンテナがもちいられる。
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2023ねん10がつ25にち (水)すい 12:47時点じてんにおけるはん

ボーイング747旅客機りょかくきのロワーデッキからおろしくだされるLD-3がたULD

ユニットロードデバイス英語えいご: Unit Load Device, ULD)は、航空機こうくうき貨物かもつをユニットして搭載とうさいするための用具ようぐ[1]はこがたコンテナいたじょうパレットひとしがあり[2]、いずれも国際こくさい航空こうくう運送うんそう協会きょうかい(IATA)のルールで規格きかくされている[3]

概要がいよう

ULDには、旅客機りょかくき下面かめん貨物かもつゆかめんけられた緊締装置そうち直接ちょくせつ固定こていできるエアクラフトULDと、緊締装置そうち適合てきごうしないため直接ちょくせつ固定こていはできないノンエアクラフトULDが存在そんざいし、ノンエアクラフトULDを航空機こうくうき搭載とうさいするさいにはエアクラフトULDにけて固定こていする必要ひつようがある[4]。これに対応たいおうする専用せんようのパレットは、あつさ5mmのアルミニウム合金ごうきんせい平板へいばんで88 in × 125 in (2.2 m × 3.2 m)だい標準ひょうじゅん規格きかくだが、重量じゅうりょう貨物かもつようおおきなサイズのものもある[1]貨物かもつをパレットにせる(Palletized)さいには安全あんぜんのためあみけるほか、さら盗難とうなんあめれの予防よぼうのためポリシートかぶせる場合ばあいもあり、パレットのサイズにわせた金属きんぞくせいグラスファイバーせいのカバーも使用しようされている[1]

コンテナはパレットよりも多様たよう形状けいじょう貨物かもつのユニット貨物かもつ保護ほごてきしており[ちゅう 1]金属きんぞくせいのほか、用途ようとによっては合板ごうはんファイバーボードだんボールなどを素材そざいとして、1かいかぎりで使つかてる場合ばあいもある[1]海上かいじょうコンテナ直方体ちょくほうたいなのにたいして、コンテナがたULDは航空機こうくうき効率こうりつてき積載せきさいするため、航空機こうくうき下部かぶ貨物かもつしつ(ロワーデッキ; ベリー(Belly)とも)へむものは下部かぶかく上部じょうぶ貨物かもつしつ(メインデッキ; アッパーデッキとも)にむものは上部じょうぶかくとされた設計せっけいになっているものもあり[1][3]、これらはエスキモーこおりいえ見立みたててイグルーともしょうされる[4]一方いっぽう、20フィートがた海上かいじょうコンテナどう寸法すんぽう直方体ちょくほうたいがたULD(M-2 AGA)ももちいられており、どういちコンテナによるインターモーダル輸送ゆそうにも対処たいしょできるようになっている[1]

特別とくべつ機能きのうゆうするものとしては、保冷ほれい冷凍れいとうコンテナや家畜かちく輸送ゆそうよう通気つうきあなもうけたコンテナももちいられる[1]。また特殊とくしゅ用途ようととしては貨客混載こんさい(コンビがたようクルーレストようコンテナ、一部いちぶ機体きたいでは燃料ねんりょうタンクわりに搭載とうさい出来できるコンテナがた追加ついか燃料ねんりょうタンクがある。

ULDの規格きかく一部いちぶ[5]
タイプ 容量ようりょう 寸法すんぽう
そこはば / 全幅ぜんぷく × 奥行おくゆき × たかさ)
自重じちょう 最大さいだいそう重量じゅうりょう
LD-1 5.0 m3 (175 ft3) 156.2 / 233.7 × 153.4 × 162.6 cm
(61.5 / 92 × 60.4 × 64 in)
70 - 170 kg
(155 - 375 lb)
1,588 kg (3,501 lb) ドアは帆布ほぬのかアルミ合金ごうきん
747, 767, 777, 787, MD-11床下ゆかした貨物かもつしつ
LD-2 3.5 m3 (124 ft3) 119.4 / 156.2 × 153.4 × 162.6 cm
(47 / 61.5 × 60.4 × 64 in)
92 kg (203 lb) 1,225 kg (2,700 lb) ドアは帆布ほぬのかアルミ合金ごうきん
747, 767, 777, 787 の床下ゆかした貨物かもつしつ
LD-3 4.5 m3 (160 ft3) 156.2 / 200.7 × 153.4 × 162.6 cm
(61.5 / 79 × 60.4 × 64 in)
82 kg (181 lb) 1,588 kg (3,500 lb) ドアは帆布ほぬのかアルミ合金ごうきん
747, 777, 787, DC-10, MD-11 の床下ゆかした貨物かもつしつ
LD-6 8.9 m3 (316 ft3) 317.5 / 406.4 × 153.4 × 162.6 cm
(125 / 160 × 60.4 × 64 in)
230 kg (507 lb) 3,175 kg (7,000 lb) LD-3の2ばいおおきさ, ドアはストラップりの帆布ほぬの
747, 777, 787, DC-10, MD-11 の床下ゆかした貨物かもつしつ
LD-8 6.9 m3 (245 ft3) 243.8 / 317.5 × 153.4 × 162.6 cm
(96 / 125 × 60.4 × 64 in)
127 kg (280 lb) 2,450 kg (5,401 lb) LD-2の2ばいおおきさ, ドアはストラップりの帆布ほぬのかアルミ合金ごうきん
767, 787 の床下ゆかした貨物かもつしつ

脚注きゃくちゅう

注釈ちゅうしゃく

  1. ^ コンテナ開口かいこう蝶番ちょうつがい構造こうぞう単純たんじゅんなため、内容ないようぶつが濡損する可能かのうせいはある。

出典しゅってん

  1. ^ a b c d e f g 日本にっぽん貿易ぼうえき振興しんこう機構きこう 2018.
  2. ^ 国土こくど交通こうつうしょう. “航空こうくう航空こうくう物流ぶつりゅうかんする用語ようごしゅう”. 2022ねん6がつ3にち閲覧えつらん
  3. ^ a b フォーサイト. “航空こうくう貨物かもつのキーワード ULD(ユニット・ロード・デバイス)ってなに”. 2022ねん6がつ3にち閲覧えつらん
  4. ^ a b 日本通運にほんつううん. “ロジスティクス用語ようごしゅう”. 2022ねん6がつ1にち閲覧えつらん
  5. ^ Boeing Cargo (PDF)

参考さんこう文献ぶんけん

関連かんれん項目こうもく

  • ウィキメディア・コモンズには、ユニット・ロード・デバイスかんするメディアがあります。
  • 463Lマスターパレット - 軍用ぐんようでの標準ひょうじゅん規格きかく戦術せんじゅつ輸送ゆそう上下じょうげけずに胴体どうたい全体ぜんたい貨物かもつしつとするため、パレットみが主流しゅりゅうになっている。