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オオカワウソ(Pteronura brasiliensis)は、哺乳綱食肉目イタチ科オオカワウソ属に分類される食肉類。本種のみでオオカワウソ属を形成する。
分布
コロンビア、パラグアイ、ブラジル、ベネズエラ、ペルー東部、ボリビア
形態
体長85-140cm。尾長30-100cm。体重22-34kg。全身は褐色の体毛で覆われる。下顎から胸部にかけての体毛は白い。
頭部は小型で、外耳も小型。四肢や指は短く、指には鉤爪と水掻きが発達している。尾は幅広く鰭状になっている。
生態
流れの緩やかな河川、湖、池沼等に生息する。通常数頭からなる小規模な群れを形成して生活するが、時に大規模名群れを形成することもある。昼行性。川岸の木の根元等に巣を作る。水棲傾向が強く水中や水辺で主に生活するが、水場が干上がったりした場合は陸上を移動することもある。
食性は肉食性で魚類、両生類、小型哺乳類、昆虫類、節足動物、甲殻類等を食べる。
繁殖形態は胎生で、1回に1-2匹の幼体を出産する。
人間との関係
開発による生息地の破壊や毛皮目的の乱獲により、生息数は激減している。
参考文献
- 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社、1984年、71項
- 『小学館の図鑑NEO 動物』、小学館、2002年、59項
関連項目
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ウィキスピーシーズに
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関する
情報があります。
外部リンク
- Groenendijk, J., Hajek, F. & Schenck, C. 2004. Pteronura brasiliensis. In: IUCN 2006. 2006 IUCN Red List of Threatened Species.
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