(Translated by https://www.hiragana.jp/)
トヨタ・クレシーダ - Wikipedia コンテンツにスキップ

トヨタ・クレシーダ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去かこはんです。Coptic Light (会話かいわ | 投稿とうこう記録きろく) による 2015ねん8がつ13にち (木)もく 09:10個人こじん設定せってい設定せっていならUTC時点じてんはん (→‎歴史れきし)であり、現在げんざいはんとはおおきくことなる場合ばあいがあります。

クレシーダCressida )は、トヨタ自動車とよたじどうしゃ生産せいさんされていたセダンタイプまたはワゴンタイプの高級こうきゅう中型ちゅうがた乗用車じょうようしゃである。

概要がいよう

マークIIセダンタイプ・ワゴンタイプないしはクレスタ姉妹しまいしゃでもあり、マークIIの日本にっぽん国外こくがい仕様しようしゃとしてしたしまれた。日本にっぽんだけでなくジンバブエみなみアフリカ[1]生産せいさんされ、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく中心ちゅうしん各国かっこくへと輸出ゆしゅつされていた。生産せいさん期間きかん1976ねん[2] から1992ねん(X30がた - X80がた)、4だいわたって製造せいぞうされた。

セダンタイプは、歴代れきだいのマークIIの最大さいだい排気はいきりょうモデル(2,600cc、2,800cc、3,000cc)から構成こうせいされ、当時とうじのアメリカ市場いちばではトヨタブランドのさい高級こうきゅうしゃとして販売はんばいされていた。4代目だいめもってその歴史れきしまくろすこととなったため、後継こうけいモデルとして誕生たんじょうしたアバロンにそのゆずることとなった(ただし直接的ちょくせつてき後継こうけいしゃではない)。

初代しょだいにはセダン・ワゴンのほかに2ドアハードトップ設定せっていされ、3代目だいめはセダン・ワゴンのほかに4ドアハードトップが設定せっていされた。

歴史れきし

初代しょだい RX/MX30けい 1976-1980 セダン・ワゴン・ハードトップ

MX30クレシーダ・セダン(北米ほくべい仕様しよう
MX30クレシーダ・ハードトップ(欧州おうしゅう仕様しよう

このだいのみ2ドアハードトップ(仕向しむけによってはクーペともばれた)が存在そんざいし、ヨーロッパなどに輸出ゆしゅつされていたが、北米ほくべい仕様しようには設定せっていされておらずセダン・ワゴンのみ、カナダはセダンのみであった。北米ほくべい、カナダ、オーストラリアひとしには4Mがた6気筒きとう2,600ccエンジンが、その地域ちいきには18Rがた4気筒きとう2,000ccエンジンが搭載とうさいされていた。

同車どうしゃ特徴付とくちょうづけるグリルとヘッドライトのあいだにあるランプは、北米ほくべい仕様しようしゃについてはポジション・ランプ英語えいごばんけん方向ほうこう指示しじとして、そのくにけには、日本にっぽん仕様しようX30/40がたマークII同様どうようくるまはばとうとして機能きのうする。

2代目だいめ X60がた 1981-1984 セダン・ワゴン

MX63クレシーダ・セダン(北米ほくべい仕様しよう
MX62クレシーダ・ワゴン(北米ほくべい仕様しよう

5M-E/5M-GE 2,800ccエンジンを搭載とうさいした。マークIIに存在そんざいしたハードトップはクレシーダでは一旦いったん消滅しょうめつし(3代目だいめで4ドアハードトップとして復活ふっかつ)、セダンとワゴンのみのモデルとなった。

3代目だいめ X70がた 1985-1988 セダン・ワゴン・ハードトップ

3代目だいめクレシーダ
YX7#/RX7#/GX7#/MX7#/LX7#かた
MX73クレシーダ・セダン 北米ほくべい仕様しよう
MX73クレシーダ・セダン オーストラリア仕様しよう
1985 MX73クレシーダ内装ないそう北米ほくべい仕様しよう
概要がいよう
製造せいぞうこく 日本にっぽん トヨタ自動車とよたじどうしゃ 元町もとまち工場こうじょう
販売はんばい期間きかん 1985–1988
一般いっぱん諸国しょこくけ-1993ねん
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5めい
ボディタイプ 4ドアセダン
4ドアハードトップ
5ドアステーションワゴン
駆動くどう方式ほうしき フロントエンジンリアドライブ : FR
パワートレイン
エンジン 2Y:1,800cc (YX70)
21R:2,000cc (RX70)
2L:2,400cc (LX70)
1GE:2,000cc (GX71)
1G-G:2,000cc (GX71)
5M-E:2,800cc (MX72)
5M-GE:2,800cc (MX73/MX72)
22R:2,400cc (RX72)
3Y:2,000cc (YX72)
7M-GE:3,000cc (MX75)
変速へんそく 5そくマニュアルトランスミッション
4そくオートマチックトランスミッション
まえ まえ:マクファーソン・ストラットしき
:セミトレーリングアームしき(セダン)/4リンク(ワゴン)
のち まえ:マクファーソン・ストラットしき
:セミトレーリングアームしき(セダン)/4リンク(ワゴン)
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,654mm
全長ぜんちょう 4,775mm (1985–1986)
4,770mm (1987-1988)
全幅ぜんぷく 1,689mm
ぜんこう 1,372mm (1985–1986)
1,374mm (1987-1988)
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,458kg
テンプレートを表示ひょうじ

ボディパネルについては、日本にっぽん国内こくないられていたマークIIセダンをベースとしクレスタのフロントまわりのパネルを流用りゅうようしていた。

また、歴代れきだいのクレシーダのなかでもっとも販売はんばい台数だいすうおおいモデルでもある。

北米ほくべいモデル、ヨーロッパモデルについてはセダン・ワゴンが存在そんざいし、中東ちゅうとうおよびガルフ諸国しょこくについては、日本にっぽん国内こくない同様どうよう4ドアハードトップ・セダン・ワゴンが存在そんざい。またオーストラリアけにはセダンモデルのみが存在そんざいした。

3タイプのボディのうち4ドアセダンは仕向しむにもよるが唯一ゆいいつサンルーフの設定せってい存在そんざいした。

北米ほくべいではセダン (MX73) は5そくマニュアルトランスミッションもしくは4そくオートマチックトランスミッション設定せっていから選択せんたくすることが可能かのうであり、ワゴン (MX72) は4そくオートマチックトランスミッションのみの設定せっていであった。

また1987ねんモデルにてワゴンは廃止はいしされ、セダンのみの設定せっていとなる。

北米ほくべいけなどでは1989ねんからX80けいにバトンタッチするが、一般いっぱん諸国しょこくけにかんしてはセダンボディ・ワゴンボディどもに1993ねんまで生産せいさん継続けいぞくされ、X70けい最終さいしゅうモデルにはみなみアフリカけの設定せっていとしてスープラなどに搭載とうさいされる7M-GEUがたエンジンを搭載とうさいしたモデルが存在そんざいする。

日本にっぽん国内こくないではマークIIワゴン (GX70G) にクレスタ (GX71) のかくがたよんとうしきのフロントマスクを流用りゅうようするといったカスタム存在そんざいしているが、中東ちゅうとうけについては規格きかくヘッドライト部品ぶひん入手にゅうしゅのしやすさから、このカスタム同様どうようわせをメーカー設定せってい販売はんばいしていた。

4代目だいめ X80がた 1989-1992 セダン

MX83クレシーダ
後期こうきがた

7M-GE 3,000ccエンジンを搭載とうさいした。ワゴン・ハードトップが消滅しょうめつし、セダンのみのモデルとなった。また、このモデルを最後さいご消滅しょうめつ

販売はんばい台数だいすう

モデルイヤー 北米ほくべい 販売はんばい台数だいすう
1977 2,526[3]
1978 12,484
1979 11,910
1980 11,627
1981 29,583
1982 37,448
1983 39,755
1984 34,456
1985 45,286
1986 42,180
1987 21,968
1988 14,035
1989 23,785
1990 12,710
1991 9,415
1992 3,528
1993 322
1994 5
1995 2
Total 318,596

脚注きゃくちゅう

  1. ^ 著者ちょしゃ 山崎やまざき敏夫としお経営けいえいのグローバル基本きほんてき特徴とくちょう意義いぎ(Ⅰ)―日本にっぽん製造せいぞうぎょう中心ちゅうしんとして
  2. ^ トヨタ自動車とよたじどうしゃ75ねん 資料しりょうる75ねんあゆ”. 2013ねん9がつ7にち閲覧えつらん
  3. ^ ToyotaReference.com”. 2013ねん1がつ28にち閲覧えつらん


関連かんれん事項じこう