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Ո

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Ոとո
筆記ひっきたい
Ոとոの様々さまざま書体しょたい

Ո, ոアルメニア: ոまたはվօ発音はつおんはvo)は、アルメニア文字もじの24番目ばんめ文字もじである。405ねんごろにメスロプ・マシュトツによって作成さくせいされたとられる。

使用しよう

古典こてんアルメニアではえんくちびるしたはんせま母音ぼいん[o]をあらわす。現代げんだいひがしアルメニア西にしアルメニアかたりちゅう語末ごまつではえんくちびるしたはんこう母音ぼいん[ɔ]をあらわし、語頭ごとうでは[vɔ]をあらわす。ラテン文字もじするときは「Vo」(語頭ごとう)または「O」(かたりちゅう語尾ごび)としる[1]記数きすうほうでは600をあらわす。また、「Օ」もおおよそおな発音はつおんであるが、ソ連それん時代じだいおよび現行げんこうアルメニア共和きょうわこく正書法せいしょほうでの文字もじ整理せいりにより、この「Ո」のほう使用しよう頻度ひんどたかくなり、「Օ」は語頭ごとう複合語ふくごうごにしかなくなる(խօսել → խոսել、գօտի → գոտիなど)。

古典こてんアルメニアにあった重母音じゅうぼいんの「եօ」も正書法せいしょほう規定きていにより、「յո」とくようになっている(եօթ → յոթなど)[2][3]

派生はせい

Ուとու

うしろにւときごうու」となり、えんくちびるしたせま母音ぼいん[u]をあらわす(ギリシアの「οおみくろんυうぷしろん」と同様どうよう)。ラテン文字もじ転写てんしゃでは「U」としるす。現行げんこうのアルメニア共和きょうわこく正書法せいしょほうでは「Ւ」が廃止はいしされたため、このごうが34番目ばんめ文字もじとなる。なお、このごうオールキャップス場合ばあい以外いがい語頭ごとう大文字おおもじるべきとき最初さいしょ文字もじだけが大文字おおもじの「Ու」と[1]

古典こてんアルメニアにあった「ոյ」「իւ」も正書法せいしょほう規定きていにより、「ույ」「յու」とくようになっている(քոյր → քույր、ազատութիւն → ազատությունなど)。また、ゆうごえくちびる摩擦音まさつおん[v]と発音はつおんする「ու」は「վ」とえられる(բացուել → բացվելなど)[3]

書体しょたい

符号ふごう位置いち

文字もじ Unicode JIS X 0213 文字もじ参照さんしょう 備考びこう
Ո U+0548 - Ո
Ո
ո U+0578 - ո
ո

脚注きゃくちゅう

  1. ^ a b 吉村よしむら貴之たかゆき平成へいせい25年度ねんど言語げんご研修けんしゅうアルメニアひがし研修けんしゅうテキスト1 ひがしアルメニア文法ぶんぽう東京外国語大学とうきょうがいこくごだいがくアジア・アフリカ言語げんご文化ぶんか研究所けんきゅうじょ、2013ねん、1, 2ぺーじdoi:10.15026/95079ISBN 9784863371385NCID BB17916845https://hdl.handle.net/10108/950792022ねん1がつ10日とおか閲覧えつらん 
  2. ^ Marchesini, Irina (2017-11-03). “Russian (1917-1918) and Armenian (1922) Orthographic Reforms. Assessing the Russian Influence on Modern Armenian Language”. Studi Slavistici: Studi Slavistici XIV • 2017–. doi:10.13128/studi_slavis-21944. 
  3. ^ a b (Russian) http://baas.asj-oa.am/39/1/1940-4-5%28111%29.pdf