でんでん太鼓だいこ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
でんでん太鼓だいこ

でんでん太鼓だいこ(でんでんだいこ)は、日本にっぽん民芸みんげい玩具おもちゃ棒状ぼうじょうしゅがついたちいさな太鼓たいこ両側りょうがわひもがあり、そのさきにはたまむすびつけてある。高速こうそく往復おうふく回転かいてんさせることにより、たま太鼓たいこまくたり、おとてる。雅楽ががくもちいられる「振鼓ふりつづみ」(ふりつづみ)をモデルとしている。

太鼓たいこがつくものの、楽器がっきとしてもちいられることはほとんどなく、ちいさな子供こどもをあやす“がらがら”とおなじようにもちいられるのが一般いっぱんてきである。

でんでん太鼓だいこ子守こもりをするむすめ(写真しゃしんひだり)

世界せかいのでんでん太鼓だいこ[編集へんしゅう]

ひもいたたまらす、でんでん太鼓だいこ同様どうよう原理げんり楽器がっき世界せかい各地かくちられる。中国ちゅうごくではふるく「鼗」(とう、「鞀」ともく)という存在そんざいした[1]近代きんだいでは「波浪はろう」とんで、物売ものうりが使用しようしたり、子供こどものおもちゃとして使つかわれた。

インドではシヴァかみダマルチベットばん英語えいごばんチベット: ཌ་མ་རུ།)(ダムルとも)というにひもをつけてらすことがある。宗教しゅうきょうてき目的もくてきチベットでももちいられる。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ しゅうあやはるかん小師こもろ小師こもろてのひらきょう・鼗・柷・敔・塤・しょうかんつるうた。」ちゅう「鼗如而小、もち其柄ゆらつくりみみかえげき。」

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]