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ゆめにっき

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
曖昧さ回避 この項目こうもくでは、フリーゲームについて説明せつめいしています。夢ゆめを記録きろくする日記にっきについては「夢ゆめ日記にっき」をご覧らんください。
ゆめにっき
ジャンル

アドベンチャーゲーム

サバイバルホラー
対応たいおう機種きしゅ (RPGツクール2003版はん)Microsoft Windows
(RPGツクールMV版はん)Microsoft Windows/Mac OS X/Android/iOS/Chrome/Safari
開発元かいはつもと ききやま
人数にんずう 1人ひとり
メディア ダウンロード配信はいしん
必要ひつよう環境かんきょう (RPGツクール2003版はん)RPGツクール2003ランタイムパッケージ
(RPGツクールMV版ばん)ランタイムパッケージ不要ふよう
エンジン RPGツクール2003
RPGツクールMV
その他た フリーゲーム
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『ゆめにっき』は、ききやまによるRPGツクール2003製せいのフリーゲームである。2004年ねんに最初さいしょのバージョン(ver.0.00)が公開こうかいされ、その後ご多おおくの修正しゅうせいを経へて、2007年ねん10月にver.0.10が公開こうかいされるに至いたった。

概要がいよう[編集へんしゅう]

主人公しゅじんこうの少女しょうじょ[† 1]を操作そうさして「夢ゆめの中なか」を歩あるき回まわるアドベンチャーゲームである[1]。広大こうだいなフィールドを散策さんさくして点在てんざいするアイテムを回収かいしゅうする以外いがい、ゲームの目的もくてきは特とくに無ないが、一応いちおうのエンディングと呼よべるものが存在そんざいする。

Vectorの2009年ねん度ど年間ねんかん総合そうごうランキングでは68位いにランクインし[2]、20周年しゅうねん記念きねんイベント「Vector Award」においては、ダウンロードソフト約やく10万まん本ほん中ちゅう14位いにランクインしている[3]。

これまでにVector以外いがいのプラットフォーム上じょうでも配信はいしんされてきた。2016年ねん、DeNAが運営うんえいするAndAppにてRPGツクールMV版ばんがマルチプラットフォームで配信はいしんされた（現在げんざい配信はいしん終了しゅうりょう）[4]。2018年ねん1月がつ10日とおか、PLAYISMによるSteamでの無料むりょう配信はいしんが開始かいしされ[5]、このバージョン(ver.0.10a)には英語えいご翻訳ほんやくが追加ついかされた。また2021年ねん7月がつ2日にちにはゲームアツマールに移植いしょくされた（2023年ねんにサービス終了しゅうりょう）[6]。

2018年ねん2月がつ23日にちには、本ほん作さくのリイマジン版ばん『YUMENIKKI -DREAM DIARY-』がSteamおよびPLAYISM用ようソフトとして発売はつばい[7]、2019年ねん2月がつ21日にちにはNintendo Switch版はんが発売はつばいされた[8]（後述こうじゅつ）。

システム[編集へんしゅう]

ゲームは、マンションのような高層こうそう建築けんちく物ぶつの一室いっしつ（マイルーム）から始はじまる。マイルームにある扉とびらは開あけられず、ベランダ以外いがいの場所ばしょには移動いどうできない。マイルームでとれる行動こうどうは限かぎられており、机つくえの前まえで「ゆめにっき」を記録きろくする（セーブポイント）、テレビの前まえでミニゲームのNASUをプレイする、そしてベッドで眠ねむりに就つくことである。ベッドで眠ねむりに就つくと、夢ゆめの世界せかいへ入はいることができる。夢ゆめの世界せかいで最初さいしょに行いくことになる場所ばしょ、通称つうしょう「扉とびらの部屋へや」には12枚まいの扉とびらがあり、それぞれ異ことなる外観がいかんのマップと繋つながっている。プレイヤーは広大こうだいなマップを歩あるき回まわって探索たんさくする。夢ゆめの中なかでテンキーの9を押おして頬ほおをつねると、目めを覚さましてマイルームへ戻もどることができる。

夢ゆめの世界せかいにはエフェクトと呼よばれるアイテムが複数ふくすう存在そんざいする。エフェクトの大半たいはんはゲームの進行しんこうとは無関係むかんけいのため、取得しゅとくはプレイヤーの自由じゆうである。ただし、ゲーム内ないには特定とくていのエフェクトを使用しようしないと先さきに進すすめない箇所かしょが存在そんざいする。また、「扉とびらの部屋へや」でテンキーの5を押おすと取得しゅとくしたエフェクトを捨すてることができる。

ゲーム内ないには多数たすうの寓意ぐうい的てきな演出えんしゅつが用意よういされているが、ゲームの目的もくてきやストーリーは明あきらかにされない。特とくに世界せかい設定せっていの説明せつめいや他たのキャラクターとの会話かいわは一切いっさい無なく、ゲーム内ないに登場とうじょうするキャラクターにコンタクトを試こころみても、その多おおくは無む反応はんのうもしくは効果こうか音おんが発はっせられるだけである。特定とくていのエフェクトを使つかうことで通常つうじょうと異ことなる反応はんのうを見みせる場合ばあいもあるが、この場合ばあいも意思いしの疎通そつうはできない。低てい確かく率りつでランダム発生はっせいするイベントがある点てんも特徴とくちょう的てきである。

また、一般いっぱん的てきなRPGにみられるエンカウントやゲームオーバーも発生はっせいしない。一部いちぶには、出口でぐちのない場所ばしょへ移動いどうさせられる、強制きょうせい的てきに夢ゆめから覚さめるなどのイベントが用意よういされているが、ゲームを続行ぞっこうすることは可能かのうである。

グラフィック・サウンド[編集へんしゅう]

ゲーム内ないで使用しようされているグラフィック・BGM・効果こうか音おんなどの素材そざいは、RPGツクールソフト内ないにあらかじめ用意よういされたものやインターネット上じょうで公開こうかいされているフリー素材そざいではなく、作者さくしゃが自作じさくした独自どくじのアセットが用もちいられている。

メディア展開てんかい[編集へんしゅう]

2013年ねんより株式会社かぶしきがいしゃサーファーズパラダイス主導しゅどうで「Project Yumenikki」が展開てんかいされている。ライセンス管理かんりはグループ会社かいしゃである株式会社かぶしきがいしゃスタジオディーンが行おこなっている[9]。

メディア展開てんかいの内容ないようとしては、ボカロPであるマチゲリータが原案げんあんを担当たんとうするWEB漫画まんが版ばん『ゆめにっき』のイメージ音楽おんがくCD『ゆめにっきのためのワルツ』（歌うた：蒼あおい姫ひめラピス）の発売はつばいや、マチゲリータ原案げんあん、富沢とみざわひとし作画さくがによるウェブ漫画まんが版ばん『ゆめにっき』のまんがライフWINでの連載れんさい（内容ないようは後述こうじゅつ）、日にち日にち日にちによるノベライズ版ばん 『ゆめにっき――あなたの夢ゆめに私わたしはいない』日にち日にち日び（著ちょ）、有坂ありさかあこ（絵え） PHP研究所けんきゅうじょ　の出版しゅっぱんなどがあげられる。また、2011年ねん3月26日にちよりサーパラグッズ開発かいはつ部ぶでグッズ展開てんかいが行おこなわれている[10]。

上記じょうきの企画きかくについて、2013年ねん当時とうじ公開こうかいされたティザーサイト（サーバ管理かんり元もと:株式会社かぶしきがいしゃサーファーズパラダイス）には、

「Project Yumenikki」の作品さくひんについては、原作げんさく者しゃの許可きょか・確認かくにんを頂いただき、それぞれのクリエイターが独自どくじに持もつ解釈かいしゃくに基もとづき制作せいさくを行おこなっており、作品さくひん毎ごとに異ことなるストーリー・テーマ・設定せっていとなっています。是非ぜひ原作げんさく「ゆめにっき」をプレイしてから「Project Yumenikki」の作品さくひんをお楽たのしみください。

と記述きじゅつされていた。

漫画まんが版ばん[編集へんしゅう]

「ゆめ」が何なになのかという設定せっていを追加ついかされ、キャラもそれに合あわせて追加ついかの設定せっていがされている。また、原作げんさくのドット絵えに忠実ちゅうじつな外見がいけんとなっている。各かくキャラの役割やくわりなどは以下いかの通とおり。各かくキャラの呼称こしょうは本ほん作さくでの呼よばれ方かたに基もとづく。

一番いちばん
原作げんさくにおける、ポニーテールの少女しょうじょ。常つねに目めが左ひだりを向むいている他ほか、口くちがない。また、六ろく番ばんとは違ちがってエフェクトをしまう窓まどはないが、同様どうように胸むねからエフェクトを取とり出だせる。六ろく番ばんとの接触せっしょく時じは少女しょうじょの姿すがただったが、一瞬いっしゅんで異形いぎょうの姿すがたに変貌へんぼうしている。
最初さいしょにゆめに取とり込こまれた人物じんぶつ。しかし、無垢むくさを保たもてなかったことで隔離かくりされるも、システムの不備ふびを突とっき以降いこうの対象たいしょう者しゃに干渉かんしょうしてエフェクトを奪うばっていた。また、隔離かくりされる前まえ、自分じぶんを取とり戻もどしたことに気きづかれる前まえに多おおくの罠わなをゆめの中なかに仕組しくんでいた。曰いわく、「趣味しゅみだから」。
六ろく番ばんからエフェクトを奪うばってゆめからの脱出だっしゅつを試こころみ、六ろく番ばんを隔離かくり中ちゅうだったお目付めつけ役やくを襲撃しゅうげきする。そして、「今度こんどは素直すなおになるからやり直なおさせて欲ほしい」と頼たのみ、ボスから六ろく番ばんの抹消まっしょうを条件じょうけんに許可きょかを取とり付つける。
しかし、それは真まっ赤かな嘘うそであり、夢ゆめの中なかのものを破壊はかいできるエフェクト「ほうちょう」を入手にゅうしゅすると、ゆめを破壊はかいしてシステムから脱出だっしゅつするために六ろく番ばんの夢ゆめを司つかさどっていたゆめにっきを破壊はかいする。なお、この際さい自分じぶんの外見がいけんに違和感いわかんを抱だいており、「現実げんじつの世界せかいでもおれはこの姿すがたなのか？」と聞きいている。
六ろく番ばんの「悪あく」がゆめを破壊はかいする中なかでエフェクトを使つかって脱出だっしゅつしようとするが、うっかり気きづかれてしまって自身じしんも消滅しょうめつさせられるという自業自得じごうじとくな結末けつまつを迎むかえる。
二に番ばん-五ご番ばん
作中さくちゅうでは上記じょうきのように呼よばれないが、六ろく番ばんまでに取とり込こまれた人物じんぶつたちなので便宜上べんぎじょうこう記載きさいする。
原作げんさくで登場とうじょうした、モノ子こ・モノ江こう・かまくらの少女しょうじょ・マフラーの少女しょうじょ。順番じゅんばんがこの通とおりなのかは不明ふめい。
お目付めつけ役やくいわく、それぞれ「正体しょうたい」「思考しこう」「明日あした」「住処すみか」を現実げんじつで失うしなったらしい。現在げんざいはゆめの中なかに取とり残のこされており、何処どこかに引ひきこもっているという（隔離かくり状態じょうたいなのかは不明ふめい）。
六ろく番ばん
原作げんさくにおける、「窓まど付つき」。胸むねの所ところにエフェクトをしまえる窓まどがあり、常つねに目めを閉とじている。また、一番いちばん同様どうよう口こうがない。
最初さいしょのエフェクトを入手にゅうしゅしてようやく自身じしんが部屋へやから出でられないことに気きづき、その脱出だっしゅつ方法ほうほうを求もとめてゆめの中なかの探索たんさくを行おこなうようになる。部屋へやには「NASU」なるゲームが置おいてある。
「かえる」「ぼうしとマフラー」「かさ」「しんごうき」のエフェクトを入手にゅうしゅしたところで、一番いちばんが仕掛しかけた罠わなに引ひっかかって一番いちばんの隔離かくりエリアへと飛とばされる。そこで変貌へんぼうした一番いちばんにエフェクトをすべて奪うばわれたことで憤慨ふんがいし、殺意さついを抱いだく。
この時点じてんでゆめが異常いじょう事態じたいと認識にんしきしたようでお目付めつけ役やくが出現しゅつげん、何なにかしらの方法ほうほうでゆめにまつわる記憶きおくを奪うばわれる（この時点じてんで視点してんはお目付めつけ役やくに移うつる）。お目付めつけ役やくが彼女かのじょを発見はっけんした際さいは、セせーラらー服ふくの少女しょうじょを「ほうちょう」で刺さして回まわっていた。この際さいの一人称いちにんしょうは「オレ」で、変貌へんぼうした一番いちばんと同おなじ外見がいけんになりつつあった。この姿すがたはお目付めつけ役やくいわく「元もとの醜みにくい形かたち」とのことで、こちらが本来ほんらいの彼女かのじょであり少女しょうじょの姿すがたはゆめの中なかで改変かいへんを受うけた姿すがたである模様もよう。
お目付めつけ役やくによって隔離かくりされるも、彼かれが一番いちばんの妨害ぼうがいを受うけた際さいにゆめからの脱出だっしゅつ方法ほうほうを改あらためて知しったことで脱出だっしゅつに成功せいこう。この時点じてんで「もっとキザミたい」という本来ほんらいの邪悪じゃあくな自分じぶんを取とり戻もどしてしまい、現実げんじつのように恐怖きょうふに邪魔じゃまされることなく虐殺ぎゃくさつを楽たのしむようになっていた。ボスの刺客しかくである鳥とりによって封鎖ふうさ空間くうかんに飛とばされてもゆめそのものから脱出だっしゅつできるため、手てのうちようがなくなっている。なお、母親ははおやに暴行ぼうこうを受うけた過去かこがある模様もよう。
その後ご、一番いちばんにゆめにっきを破壊はかいされたことで押おし込こめられた「純粋じゅんすいな悪あく」が解放かいほうされ、ゆめの抹消まっしょうを開始かいしする。そこで自分じぶんを散々さんざん殴打おうだした一番いちばんを発見はっけん、再ふたたび殴打おうだされたことで彼女かのじょを消滅しょうめつさせる。しかし、そのことで記憶きおくを残のこしていることに気きづいたお目付めつけ役やくによってエフェクトを食たべさせられ、自分じぶんを取とり戻もどしてゆめから脱出だっしゅつ。最終さいしゅう的てきには、お目付めつけ役やくに促うながされてゆめから目覚めざめるためにベランダに取とり付つけられた階段かいだんを上のぼったところで終了しゅうりょうする（改心かいしんしたかは不明ふめい）。
なお、六ろく番ばんが暴走ぼうそうした際さいにゆめにっきに「助たすけて。あいつが目覚めざめかけてる」と記しるされているが、六ろく番ばんもお目付めつけ役やくもボスも立場たちばと合あわない発言はつげんのため、ゆめにっき自体じたいも意思いしのある管理かんり者しゃの一端いったんであると推測すいそくされる。
お目付めつけ役やく
原作げんさくにおける、センチメンタル小室こむろマイケル坂本さかもとダダ先生せんせい。ゆめを管理かんりするボスの配下はいかであり、六ろく番ばんの暴走ぼうそうを察さっしてゆめにっきから出現しゅつげんした。
六ろく番ばんを隔離かくりしようとするが、その途中とちゅうで一番いちばんに妨害ぼうがいを受うける。一旦いったん夢ゆめから脱出だっしゅつするが、そこで待まち受うけていた一番いちばんに脅迫きょうはくじみた交渉こうしょうをされてやむなくボスの下したへと案内あんないする。
一番いちばんがボスの依頼いらいを受うけたことでエフェクト「ほうちょう」及および窓まどとなるが、結局けっきょく一番いちばんが裏切うらぎったことで崩壊ほうかいする事こととなったゆめの中なかで絶望ぜつぼうしかけるが、何なにとか解決かいけつ策さくを思おもいついて収束しゅうそくさせることに成功せいこう。六ろく番ばんにゆめからの覚醒かくせいを促うながす。
ボス
原作げんさくにおける、火星かせいさん。ゆめの管理かんり者しゃで、カタカナで喋しゃべる。作中さくちゅうでは指示しじを出だすだけなので影かげが薄うすい。また、一番いちばんの干渉かんしょうに全まったく気きづいてなかった。
一番いちばんとお目付めつけ役やくの会話かいわによると、ゆめとは心しんが歪いがんでしまった子供こどもを改心かいしんさせるためのシステムで、記憶きおくを分割ぶんかつ・分離ぶんりさせてトラウマをばらまき、それを追つい体験たいけんさせることで「いい子こ」にするという構造こうぞうである。また、エフェクトとは「生涯しょうがいの友ともとなる良よいトラウマ」とのこと。即すなわち、本ほん作さくにおけるゆめの中なかの出来事できごとやエフェクトは本人ほんにんと何なにかしら強つよい関連かんれんを持もつ何なにかということになる。一番いちばん曰いわく「いい加減かげんなシステム」。

二に次じ創作そうさく[編集へんしゅう]

様々さまざまな解釈かいしゃくが可能かのうな作品さくひんであるため、二に次じ創作そうさくが豊富ほうふである。主おもに同人どうじん活動かつどうとして、ゆめにっきの内容ないようをモチーフにしたアンソロジーコミック、BGMのアレンジアルバム、ファンゲーム等とうが制作せいさくされている。

ゲーム内ないに登場とうじょうするキャラクターは公式こうしきに命名めいめいされていないが、ファンの間あいだでは愛称あいしょうで呼よばれている（たとえば「鳥人ちょうじん間あいだ」「ポニ子こ」など）[11]。これらの愛称あいしょうは、国内こくないにおける2ちゃんねるやニコニコ動画どうがでのブームを通つうじて浸透しんとうした。また、RPGツクール作品さくひんのなかでも海外かいがい人気にんきが高たかい作品さくひんであり[12][13]、Uboachan[1]に代表だいひょうされる海外かいがいファンコミュニティーが存在そんざいする。

本ほん作さくのファンゲームは通称つうしょう「ゆめにっき派生はせい作品さくひん」と呼よばれている。特とくに代表だいひょう的てきで規模きぼが大おおきいものに、複数ふくすうの有志ゆうしで開発かいはつが続つづけられている『ゆめ２っき』[2]がある。その他た、国内こくない・海外かいがい含ふくむ多おおくのファンゲームが公開こうかいされてきた。

ゆめにっきの影響えいきょうがみられるゲームも多おおく制作せいさくされている。クリエイター自身じしんがリスペクトを表明ひょうめいしているタイトルとしては、『UNDERTALE』[14]、『LISA』[15]、『OMORI』[16]、『アンリアルライフ』[17]がある。

星野ほしの源はじめは、2012年ねんにリリースしたシングル『夢ゆめの外そとへ』表題ひょうだい曲きょく「夢ゆめの外そとへ」の歌詞かしの一部いちぶを、ゆめにっきから着想ちゃくそうを得えたとしている[18]。

YUMENIKKI -DREAM DIARY-[編集へんしゅう]

YUMENIKKI -DREAM DIARY-
ジャンル 夢ゆめ探索たんさくアドベンチャー、サバイバルホラー
対応たいおう機種きしゅ PC（Steam, PLAYISM）
Nintendo Switch
開発元かいはつもと KADOKAWA
発売はつばい元もと PLAYISM
人数にんずう 1人ひとり
メディア ダウンロード
発売はつばい日び PC：2018年ねん2月がつ23日にち
Switch：2019年ねん2月がつ21日にち
対象たいしょう年齢ねんれい CERO：C（15才さい以上いじょう対象たいしょう）
ESRB：T（13歳さい以上いじょう）
コンテンツ
アイコン		 CERO：暴力ぼうりょく、恐怖きょうふ
テンプレートを表示ひょうじ

『YUMENIKKI -DREAM DIARY-』（ゆめにっき ドリームダイアリー）はSteam、PLAYISM版はんが2018年ねん2月がつ23日にちに、Nintendo Switch版はんが2019年ねん2月がつ21日にちに配信はいしん開始かいしされた。

原作げんさく者しゃのききやま全面ぜんめん監修かんしゅうの元もと、原作げんさくの世界せかい観かんを3Dで再現さいげんしつつ、現在げんざいのインディースゲームスタイルに合あわせて再さい構築こうちく（リイマジン）されている。謎なぞ解ときやアクションの要素ようそが取とり入いれられるなど、ゲームシステムは原作げんさくと異ことなるが、ストーリーに関かんして説明せつめい的てきでない点てんは共通きょうつうする[12][13]。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

註釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ ファンの間あいだでは通称つうしょう「窓まど付つき」と呼よばれる。この名称めいしょうは、メニュー欄らんに「窓まど付つき」と記しるされていることから由来ゆらいしている。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ アスキー・メディアワークス 2009, p. 104.
  2. ^ Vector 2009年ねんダウンロード数すう 年間ねんかん総合そうごうランキング
  3. ^ ベクター20周年しゅうねん記念きねんイベント 「Vector Award」結果けっか発表はっぴょう
  4. ^ “AndAppにおける『RPGツクールMV』作品さくひんの配信はいしん終了しゅうりょうについて”. DeNA. 2021年ねん7月がつ3日にち閲覧えつらん。
  5. ^ “『ゆめにっき』Steam版ばんが無料むりょう配信はいしん開始かいし！ 謎なぞのカウントダウンサイトも公開こうかい”. ファミ通ふぁみつう.com. 2023年ねん2月がつ19日にち閲覧えつらん。
  6. ^ “名作めいさくアドベンチャー『ゆめにっき』PCブラウザ対応たいおう版ばんが「ゲームアツマール」で公開こうかい。Windows／Macでダウンロードの手間てまなく“夢ゆめの世界せかい”を体験たいけん可能かのう”. 電でんファミニコゲーマー. 2022年ねん9月がつ8日にち閲覧えつらん。
  7. ^ “PC『ゆめにっき -ドリームダイアリー-』が2月がつ23日にち発売はつばい。ききやま氏しデザインの未み発表はっぴょうキャラが登場とうじょう”. 電撃でんげきオンライン (2018年ねん1月がつ25日にち). 2019年ねん2月がつ28日にち閲覧えつらん。
  8. ^ “Switch版ばん『ゆめにっき ‐ドリームダイアリー‐』配信はいしん日びが2月がつ21日にちに決定けってい。あらかじめDLが開始かいし”. 電撃でんげきオンライン (2019年ねん2月がつ7日にち). 2019年ねん2月がつ28日にち閲覧えつらん。
  9. ^ ライセンス管理かんり 一覧いちらん - 株式会社かぶしきがいしゃスタジオディーン - サーファーズパラダイスは2019年ねん11月に業務ぎょうむ終了しゅうりょう（翌年よくねんの2020年ねん12月に会社かいしゃ清算せいさん）となったが、ライセンス管理かんりは引ひき続つづき行いっている。
  10. ^ グッズ情報じょうほう - Project Yumenikki
  11. ^ “ゆめにっきの攻略こうりゃく”. linkrot.xyz. 2023年ねん2月がつ19日にち閲覧えつらん。
  12. ^ a b “『YUMENIKKI -DREAM DIARY-』開発かいはつ者しゃインタビュー “アンチ・ストーリー”な名作めいさくフリーゲームはいかにして生うまれ変かわったのか？”. ファミ通ふぁみつう.com. 2023年ねん2月がつ19日にち閲覧えつらん。
  13. ^ a b Inc, Aetas. “ファンの想像そうぞうする余地よちを大切たいせつにするのが「ゆめにっき」らしさ。「YUMENIKKI -DREAM DIARY-」開発かいはつチームインタビュー”. 4Gamer.net. 2023年ねん2月がつ19日にち閲覧えつらん。
  14. ^ 「Toby Foxの秘密ひみつ基地きち × ゆめにっき」『週刊しゅうかんファミ通ふぁみつう 2023年ねん2月がつ16日にち号ごう』1783号ごう、KADOKAWA、2023年ねん2月がつ2日にち、124-125頁ぺーじ。 
  15. ^ (英語えいご) Sup, Holmes? Ep 92 w/ Austin Jorgensen (LISA the Painful RPG), (2014), https://www.youtube.com/watch?v=-0TbSw8xSJw 2023年ねん2月がつ19日にち閲覧えつらん。 
  16. ^ OMOCAT (2014年ねん4月がつ25日にち). “OMORI by OMOCAT » GOAL AND FIRST STRETCH GOAL SMAAAああSHED! — Kickstarter” (英語えいご). Kickstarter. 2023年ねん2月がつ19日にち閲覧えつらん。
  17. ^ hako 生活せいかつ. “影響えいきょうを受うけた作品さくひん一覧いちらん”. アンリアルライフ. 2023年ねん2月がつ19日にち閲覧えつらん。
  18. ^ アルバム『Stranger』ライナーノーツ

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

「ハマル無料むりょうゲーム」『週刊しゅうかんアスキー』第だい731号ごう、アスキー・メディアワークス、2009年ねん4月がつ、104頁ぺーじ。 

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

  • RPGツクール2003 - 制作せいさくに使用しようされたソフト。
  • LSD (ゲーム) - 本ほん作さくが影響えいきょうを受うけたとされるゲーム。

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

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