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イチリンソウ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
イチリンソウ
分類ぶんるい
さかい : 植物しょくぶつかい Plantae
もん : 被子植物ひししょくぶつもん Magnoliophyta
つな : そう子葉しよう植物しょくぶつつな Magnoliopsida
つな : モクレンつな Magnoliidae
: キンポウゲ Ranunculales
: キンポウゲ Ranunculaceae
ぞく : イチリンソウぞく Anemone
たね : イチリンソウ A. nikoensis
学名がくめい
Anemone nikoensis Maxim.[1]
シノニム
  • Anemonoides nikoensis (Maxim.) Holub[1]
和名わみょう
イチリンソウ(いちりんくさ

イチリンソウ一輪いちりんそう学名がくめいAnemone nikoensis Maxim.[1])は、キンポウゲイチリンソウぞく多年草たねんそう

特徴とくちょう

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根茎こんけいよこい、肉質にくしつでところどころ紡錘ぼうすいじょうにふくらむ。匍匐ほふくえだをだし、しばしば群生ぐんせいする。くきにつくさやじょうひろがったって3まいせいする。しょうは3複葉ふくようで、はねじょうふかける。花期かきは4-5月、花茎かけいたかさは20-30cmになり、直径ちょっけい4cmの花弁はなびらじょうがくへんはな1個いっこ花茎かけい先端せんたんにつける。がくへん白色はくしょくでふつう5-6まい裏面りめん紅色こうしょくびる場合ばあいがある。花弁はなびらはない。は1-2かい3複葉ふくようで、しょうはねじょうふかける。

花茎かけいさきはないちりんかせることから、イチリンソウいちりんくさ)という[2]

分布ぶんぷ生育せいいく環境かんきょう

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本州ほんしゅう四国しこく九州きゅうしゅう分布ぶんぷし、落葉らくよう広葉樹こうようじゅりんはやしゆかはやしゆかり生育せいいくする。同属どうぞくニリンソウおなじで、くき早春そうしゅん地上ちじょう出現しゅつげんし、初夏しょかにはれるスプリング・エフェメラル煮沸しゃふつして有毒ゆうどく成分せいぶんき、食用しょくようにしているニリンソウとはなとうているが、のキンポウゲ植物しょくぶつ同様どうように、有毒ゆうどく物質ぶっしつ含有がんゆうしている。ニリンソウよりも含有がんゆうりょうおおために、食用しょくようにはかない。

下位かい品種ひんしゅ

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  • ヤエイチリンソウ Anemone nikoensis Maxim. f. plena Sugim.
  • ムラサキイチリンソウ Anemone nikoensis Maxim. f. violacea Hayashi

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b c 米倉よねくら浩司こうじ梶田かじたただし (2003-). “イチリンソウ”. BG Plants 和名わみょう学名がくめいインデックス(YList). 2016ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  2. ^ まちでよくかける雑草ざっそう野草やそうがよーくわかるほん』p.131

参考さんこう文献ぶんけん

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  • 佐竹さたけよし輔・大井おおい三郎さぶろう北村きたむら四郎しろうへん日本にっぽん野生やせい植物しょくぶつ 草本そうほんはなれべんはなるい』、1982ねん平凡社へいぼんしゃ
  • はやしわたるさかえへんやまけいカラー名鑑めいかん 日本にっぽん野草やそう』、1983ねんやま溪谷社けいこくしゃ
  • いわけやき秀明ひであきまちでよくかける雑草ざっそう野草やそうがよーくわかるほん秀和しゅうわシステム、2006ねん11月5にちISBN 4-7980-1485-0 

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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