しんなみほろはく

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウェイボーから転送てんそう
しんなみほろはく
URL www.weibo.com/jp
言語げんご 中国ちゅうごく
タイプ ミニブログ
運営うんえいしゃ しんなみ公司こうし
スローガン ずい时随ぶんとおる边的しん鲜事儿
営利えいりせい あり
登録とうろく 必要ひつよう
開始かいし 2009ねん8がつ14にち (14ねんまえ) (2009-08-14)
しんなみほろはく
中国ちゅうごく しんなみほろはく
発音はつおん記号きごう
標準ひょうじゅん中国語ちゅうごくご
漢語かんご拼音Xīnlàng Wēibó
通用つうよう拼音Sīnlàng Wēibó
ウェードしきHsin-Lang Wei-Po
ちゅう音符おんぷごうㄒㄧㄣ˙ㄌㄤ˙ㄨㄟ˙ㄅㄛ˙
粤語
イェール粤拼Sān Lohng Mèih Bok
粤拼San1 Long6 Mei4 Bok3

しんなみほろはく(シンラン ウェイボー、Sina Weibo、NASDAQ: WB)は、中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくしんなみ公司こうし(SINA Corporation)が運営うんえいするミニブログサイトである[1]

概要がいよう[編集へんしゅう]

X(きゅう:Twitter)Facebook要素ようそあわつとされ、中国ちゅうごく全体ぜんたいのミニブログユーザーのうちの57%、投稿とうこうすうにして87%をめる。現在げんざい中国ちゅうごくもっと人気にんきのあるウェブサイトのひと[2][3][4]しんなみ公司こうしは2009ねん8がつ発足ほっそく[1]、2021ねん時点じてんぜん世界せかい8おくにん以上いじょうユーザーをかかえる中華ちゅうかけん最大さいだいのソーシャル・メディアである[5]

サービスめい由来ゆらい[編集へんしゅう]

しんなみほろはく」とは、運営うんえい企業きぎょうの「しんなみ」と中国語ちゅうごくごで「マイクロブログ」を意味いみする「ほろはく[6]わせたものである[7]ほろはくとは一般いっぱんてきなサービスの名称めいしょうであり、ほかにも複数ふくすうほろはくしょうするマイクロブログサービスが提供ていきょうされているが、中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくうちにおいてたんほろはくえば、とくに「しんなみほろはく」をす。

歴史れきし[編集へんしゅう]

2007ねんごろから、Twitterに代表だいひょうされるマイクロブログサービスが国際こくさいてき流行りゅうこうしていたが、中国ちゅうごくきむたてによる通信つうしん制限せいげんのため利用りようできない状況じょうきょうにあった。そのため独自どくじにマイクロブログサービスを開発かいはつし、最初さいしょしんなみほろはくのテストバージョンを2009ねん8がつ14にち公開こうかいした[1]

同年どうねん9がつには、基本きほんてき機能きのう(メッセージ機能きのう、プライベートメッセージ機能きのう、コメント機能きのう返信へんしん機能きのう)が実装じっそうされたバージョンが公開こうかいされた。そのはユーザーすう順調じゅんちょうやし、2010ねん12月には、アクセスの急増きゅうぞうによる障害しょうがい発生はっせいした。2011ねん3がつには、登録とうろくユーザーすうが1おくにん突破とっぱした[8]。2012ねん12がつまつしんなみ登録とうろくユーザーすうが5おくにんえたと発表はっぴょうした[9]

2014ねん4がつ17にちアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくNASDAQ市場いちば上場じょうじょう[10]最大さいだい3おく8000まんドルを調達ちょうたつする方針ほうしんである[11]。2016ねん9がつ時点じてんぜん世界せかい6おくにん以上いじょうユーザーすう突破とっぱしている[12]現在げんざい中国ちゅうごく国内こくないだけで7おくにん以上いじょうユーザーすう突破とっぱしている[5]スティーヴン・ホーキング[13]ビル・ゲイツ[14]などといった、中国ちゅうごく人気にんき海外かいがい著名ちょめいじんもアカウントを開設かいせつした。

日本にっぽん法人ほうじん[編集へんしゅう]

本社ほんしゃ所在地しょざいち 日本の旗 日本にっぽん
106-0032
東京とうきょうみなと六本木ろっぽんぎ5丁目ちょうめ17−6 オークヒル501[15]
設立せつりつ 2016ねん6がつ
事業じぎょう内容ないよう インターネットなどでの情報じょうほうサービス、広告こうこく管理かんり、アカウントの認証にんしょう
テンプレートを表示ひょうじ

日本にっぽんでは、先駆さきがけて2011ねん7がつからFind Japan株式会社かぶしきがいしゃ[16]ほろはく日本にっぽんオフィシャルパートナーとなり、日本にっぽん企業きぎょうの「公式こうしきアカウント」の発行はっこう審査しんさおよび広告こうこくサービスなどを提供ていきょう開始かいしつづいて、2016ねん6がつしんなみ日本にっぽん総合そうごうネットワーク株式会社かぶしきがいしゃしんなみ日本にっぽんほろはく株式会社かぶしきがいしゃ[17]設立せつりつされ、「しんなみ(SINA)」の日本にっぽんにおける広告こうこく・PRの販売はんばいけんと「ほろはく(Weibo)」の日本にっぽんにおける広告こうこく・PRの販売はんばいけん取得しゅとく事業じぎょう開始かいし[18]

現在げんざいほろはくアカウントを開設かいせつしている日本にっぽん芸能人げいのうじんは、あか西にしひとし山下やました智久ともひさ木村きむら拓哉たくややま﨑賢じん菅田すげたすすむあきら竹内たけうちすずかしんEXILEAKB48きゃりーぱみゅぱみゅ福山ふくやま雅治まさはる米津よねつげんなどがげられる[19]

特徴とくちょう[編集へんしゅう]

しんなみほろはく機能きのうおおくはX(きゅう:Twitter)にている。投稿とうこうするさい文字もじ制限せいげんすうは140である(さい投稿とうこうとコメントをのぞいて、2016ねん1がつ時点じてんで2,000増加ぞうか[20]

「@UserName」のフォーマットを使用しようしてのユーザーにコメントしたりハッシュタグ追加ついかしたり、のユーザーをフォローすることができる。投稿とうこう自分じぶんのタイムラインに表示ひょうじし、投稿とうこう自分じぶんのタイムラインに表示ひょうじするXのリポスト(きゅう:リツイート)機能きのう類似るいじにした機能きのうもある。

最近さいきんおこなわれたアップデートにより画像がぞう追加ついかできるようになりInstagram類似るいじしている[21]

  • 画像がぞう投稿とうこうできるようなった。
  • フォロワーあいだ個人こじんてきなメッセージを送信そうしんすることができる(チャット機能きのう)。
  • Instagramのようなストーリーを投稿とうこうすることができる。

ハッシュタグは、しんなみほろはくとXでわずかにことなり、ダブルハッシュタグ「#HashName#」形式けいしき採用さいようしている(中国ちゅうごくでは文字もじあいだのスペースがないため、終了しゅうりょうタグが必要ひつよう)。

未登録みとうろく場合ばあいすべての投稿とうこう閲覧えつらんすることやコメントすることができないため、確認かくにんみのアカウントが必要ひつようとなる。

中国ちゅうごくばんX(きゅう中国ちゅうごくばんTwitter)とわれているがX、Facebook、Mediumの要素ようそわせている。

国際こくさいばん[編集へんしゅう]

しんなみほろはくには簡体字かんたいじ繁体字はんたいじ両方りょうほう文字もじ利用りようすることができる。さらに香港ほんこん台湾たいわんのユーザーけのバージョンがある[22]現在げんざい英語えいご言語げんご国際こくさいばん開発かいはつしている。2018ねん1がつ9にち同社どうしゃ英語えいごばんの1週間しゅうかんにわたる公開こうかいテストを実施じっしした。iPhoneおよびiPadアプリは英語えいご利用りよう可能かのう

検閲けんえつ[編集へんしゅう]

しんなみほろはく中国ちゅうごくのネット検閲けんえつ協力きょうりょくして、サービスにかんする投稿とうこうきびしく管理かんりしている[23][24]

一部いちぶのURL短縮たんしゅくサービス(Googleのgoo.glをふくむ)を使用しようするリンクをふく投稿とうこう、またはブラックリストのキーワードをふく投稿とうこうみとめられていない[25][26]政治せいじてきにデリケートなトピックにかんする投稿とうこうは、手動しゅどうでチェックしたのち削除さくじょされる。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c This Day in History: Weibo Launched in China”. that's. JY International Cultural Communications (2020ねん8がつ14にち). 2021ねん1がつ25にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん3がつ11にち閲覧えつらん
  2. ^ 调查しょうだい一季新浪微博占57%国内こくないほろはくよう户量_しん中心ちゅうしん_しんなみ
  3. ^ 未来みらい资产报告たたえしんなみほろはく使用しようりつ场份额达87%_互联网_科技かぎ时代_しんなみ
  4. ^ 日本にっぽん公布こうふ2011ねん中国ちゅうごく畅销商品しょうひんはいぎょう榜 しんなみほろはくきょくび--くに”. 人民じんみん网 (2011ねん7がつ13にち). 2012ねん1がつ16にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん3がつ11にち閲覧えつらん
  5. ^ a b WEIBOの特徴とくちょう”. ほろひろし日本にっぽん. 2022ねん3がつ11にち閲覧えつらん
  6. ^ 中国ちゅうごく大陸たいりくでは、ブログは「ひろしきゃく」とかれる
  7. ^ ホーキング博士はかせほろはくデビューで中国ちゅうごくネットかい大騒おおさわ”. IT ITmedia NEWS. ITmedia (2016ねん4がつ19にち). 2016ねん4がつ20日はつか時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん3がつ11にち閲覧えつらん
  8. ^ しんなみ发布2010ねん四季及全年财报 ほろはくよう户数过亿”. しんなみ科技かぎ. しんなみ (2011ねん3がつ2にち). 2011ねん3がつ5にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん3がつ11にち閲覧えつらん
  9. ^ 日本にっぽんはつ中国ちゅうごく5おくにんのソーシャルメディア しんなみほろはく(シナウェイボー) 企業きぎょうばん 公式こうしき認定にんていアプリケーションをリリース”. アットプレス. ソーシャルワイヤー (2013ねん4がつ17にち). 2022ねん3がつ11にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん3がつ11にち閲覧えつらん
  10. ^ 中国ちゅうごくばんツイッターのほろはくべい上場じょうじょう一時いちじ40%ちょう急上昇きゅうじょうしょう”. ロイター (2014ねん4がつ18にち). 2022ねん3がつ11にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん3がつ11にち閲覧えつらん
  11. ^ 中国ちゅうごくほろはく、IPOのかり条件じょうけんレンジは17─19ドル”. ロイター (2014ねん4がつ7にち). 2022ねん3がつ11にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん3がつ11にち閲覧えつらん
  12. ^ 中国ちゅうごく最大さいだいきゅうのメディア「SINA(しんなみ)」の独占どくせん販売はんばいけんおよび「Weibo(ほろはく)」のぜん商品しょうひん販売はんばいけんしんなみ日本にっぽん総合そうごうネットワークグループ株式会社かぶしきがいしゃ戦略せんりゃくてき提携ていけい子会社こがいしゃ「ワールドリンク株式会社かぶしきがいしゃ設立せつりつのおらせ”. CROOZ. PR TIMES (2016ねん12月16にち). 2022ねん3がつ11にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん3がつ11にち閲覧えつらん
  13. ^ 「ホーキングパパ」死去しきょ中国ちゅうごくでもおおきな反響はんきょう 4おく5000まんクリック”. AFPBB (2018ねん3がつ15にち). 2019ねん4がつ14にち閲覧えつらん
  14. ^ Stephen Hawking Launched His Weibo Account And People Lost It”. バズフィールド (2016ねん4がつ12にち). 2019ねん4がつ14にち閲覧えつらん
  15. ^ (かぶ)W TOKYO、しんなみ日本にっぽんほろはく株式会社かぶしきがいしゃとの共同きょうどう事業じぎょうとして、若手わかて人気にんき俳優はいゆうりゅうほしすずか” のほろはく(weibo)公式こうしきアカウントを本日ほんじつより開設かいせつ”. W TOKYO. PR TIMES (2018ねん3がつ20日はつか). 2022ねん3がつ14にち閲覧えつらん
  16. ^ Find Japan公式こうしきサイト
  17. ^ しんなみ日本にっぽんほろはく 公式こうしきサイト”. 2022ねん3がつ14にち閲覧えつらん
  18. ^ 中国ちゅうごく最大手さいおおてインターネットポータルサイト「しんなみ(sina)」とSNS「ほろはく(weibo)」の独占どくせん販売はんばいけん取得しゅとくしんなみ日本にっぽん総合そうごうネットワークグループ株式会社かぶしきがいしゃ』が事業じぎょう開始かいし”. しんなみ日本にっぽん総合そうごうネットワークグループ. PR TIMES (2016ねん6がつ15にち). 2022ねん3がつ14にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん3がつ14にち閲覧えつらん
  19. ^ Weiboで人気にんき日本人にっぽんじんアカウントは?米津よねつげん開設かいせつ2にちで22まんフォロワー獲得かくとく中国人ちゅうごくじんへの絶大ぜつだい影響えいきょうりょく紹介しょうかい”. 訪日ほうにちラボ (2020ねん6がつ23にち). 2020ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  20. ^ しんなみほろ博将ひろまさ取消とりけし140げんせい 最多さいた发布2000内容ないよう-しん华网”. 2016ねん1がつ21にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん3がつ14にち閲覧えつらん
  21. ^ The Ultimate Guide to Sina Weibo: More Than Just Chinese Twitter!”. Dragon Social (2019ねん4がつ9にち). 2019ねん9がつ18にち閲覧えつらん
  22. ^ Sina Segmenting Weibo Usage with Multiple Versions, China Internet Watch, 17 April 2013
  23. ^ “China's Sina to step-up censorship of Weibo”. Reuters. (2011ねん9がつ19にち). http://in.reuters.com/article/2011/09/19/idINIndia-59420220110919 2011ねん10がつ18にち閲覧えつらん 
  24. ^ “Beijing's Weibo Conundrum”. The Wall Street Journal. (2011ねん9がつ21にち). https://www.wsj.com/articles/SB10001424053111904106704576582263223341384 2011ねん10がつ18にち閲覧えつらん 
  25. ^ しんなみほろはく搜索そうさくきん”. China Digital Times (2011ねん7がつ7にち). 2011ねん10がつ18にち閲覧えつらん
  26. ^ Jennifer Lai (2013ねん6がつ4にち). “"Big Yellow Duck," "May 35th," and Other Words You Can't Use on China's Twitter Today”. The Slate. 2018ねん4がつ21にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]