エッベ・ハメリク

エッベ・ハメリク

エッベ・ハメリク（Ebbe Hamerik, 1898年ねん9月5日にち - 1951年ねん8月がつ12日にち）は、デンマークの作曲さっきょく家か・指揮しき者しゃ。

コペンハーゲン出身しゅっしん。作曲さっきょく家かアスガー・ハメリクの子こ。ソーレの学校がっこうに在学ざいがく中ちゅうから作曲さっきょくを行おこない、1916年ねんに卒業そつぎょうした後のちは本格ほんかく的てきに音楽おんがくを学まなぶようになった。フランク・ヴァン・デア・シュトゥッケンに師事しじした後のちの1919年ねんにアマチュアオーケストラの指揮しき者しゃとしてデビューした。やがて能力のうりょくを認みとめられ、1919年ねんから1922年ねんまでコペンハーゲン王立おうりつ劇場げきじょうの合唱がっしょう指揮しき者しゃを務つとめ、1920年ねんにはクリストフ・ヴィリバルト・グルックのオペラ『オルフェオとエウリディーチェ』でカペルマイスターとしてデビューした。

1922年ねんから1927年ねんまで海外かいがいに留学りゅうがくし、1924年ねんにはマインツで初はじめてのオペラ『ステパン』を作曲さっきょくし、その後ごアントウェルペン、リューベックに移うつった。1927年ねんから1931年ねんまで音楽おんがく協会きょうかいの指揮しき者しゃを務つとめた。その後ご、ウィーン・ライプツィヒ・ドレスデンなど国内外こくないがいで指揮しきし、この世代せだいの最もっとも重要じゅうような指揮しき者しゃとみなされた。1939年ねんから1943年ねんまでデンマーク放送ほうそう協会きょうかいに定期ていき的てきに客演きゃくえんした。

作品さくひんにはオペラ、室内楽しつないがく曲きょく、5つの交響曲こうきょうきょくなどがある。彼かれはロマン主義しゅぎ音楽おんがくから離はなれたが、1920年代ねんだいの国際こくさい的てきな反はんロマン主義しゅぎ運動うんどうには参加さんかせず、フランス風ふうでもなくドイツ風ふうでもない「新あたらしい客観きゃっかん性せい」を追求ついきゅうした。

私生活しせいかつでも妥協だきょうを許ゆるさない性格せいかくで、冬ふゆ戦争せんそうに義勇ぎゆう兵へいとして参加さんかした。ヨットを趣味しゅみとしていたが、1951年ねんに事故じこで溺死できしした。

文献ぶんけん

• Niels Schøirring: Musikkens historie i Danmark (1978)