オオブタクサ

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オオブタクサ
2008ねん9がつ福島ふくしまけん会津あいづ地方ちほう
分類ぶんるい
さかい : 植物しょくぶつかい Plantae
階級かいきゅうなし : 被子植物ひししょくぶつ angiosperms
階級かいきゅうなし : 真正しんしょうそう子葉しようるい eudicots
: キク Asterales
: キク Asteraceae
ぞく : ブタクサぞく Ambrosia
たね : オオブタクサ A. trifida
学名がくめい
Ambrosia trifida L.
和名わみょう
オオブタクサ(だいぶたそう

オオブタクサだいぶたそう学名がくめいAmbrosia trifida)は、キクブタクサぞくいちねんくさ[1]雌雄しゆうどうかぶ風媒花ふうばいか[1]かたちからクワモドキともばれる[1]

特徴とくちょう[編集へんしゅう]

くき上部じょうぶあたまはな総状そうじょうにつき、そのしためすあたまはながつく

きたアメリカ原産げんさん1952ねん日本にっぽん侵入しんにゅうした帰化きか植物しょくぶつで、北海道ほっかいどう本州ほんしゅう四国しこく九州きゅうしゅう分布ぶんぷしている。河川敷かせんしき荒地あれちなどにだい群落ぐんらくをつくっている。

くきたかさは50cmから300cmにたっする[1]ぐき対生たいせいし、かたちてのひらじょうに3から5きれしておりクワのている[1]花期かきは8がつから9がつ[1]雌雄しゆうはなで、くき上部じょうぶ穂状すいじょう雄花おばながつき、そのした基部きぶ雌花めばながつく[1]

日本にっぽんへの侵入しんにゅう経路けいろとしては、アメリカから輸入ゆにゅうした大豆だいず付着ふちゃくしたオオブタクサの種子しゅしが、豆腐とうふなどで廃棄はいきされ発芽はつがしたものといわれている[2]

おなぞく帰化きか植物しょくぶつであるブタクサとともに花粉かふんしょう原因げんいんとしてられ、日本にっぽん国内こくないではスギヒノキ患者かんじゃすう存在そんざいするとされる。アメリカではぜん人口じんこうの5〜15%がブタクサ花粉かふんしょうとの統計とうけいがある。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d e f g 浅井あさいもとろう身近みぢか雑草ざっそう芽生めばえハンドブック』ぶんいち総合そうごう出版しゅっぱん、2012ねん、21ぺーじ 
  2. ^ 日常にちじょう生物せいぶつ事典じてん』(1998 東京とうきょうどう出版しゅっぱん

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

  • オオブタクサ - 国立こくりつ環境かんきょう研究所けんきゅうじょ 侵入しんにゅう生物せいぶつDB