クラシックスペシャリスト
特徴
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クラシックには
超 長距離 への対応 - ステージレースの
場合 おおむね200km弱 のコースが設定 が多 いが、クラシックでは250kmという距離 は当 たり前 であり、特 にミラノ〜サンレモでは290km台 のレース長 が設定 されることも多 い。そのため一 日 での長距離 に対応 できる脚力 が必要 となる。 細 かなアップダウンへの対応 - レースの
難易 度 を上 げるため、ステージレース以上 にアップダウンの個数 が多 く、特 に周回 コース形式 のレースでは10回 以上 の激 しい上 り下 りが必然 的 に設定 される[1]。直線 系 レースでもその中 には20%台 という激 坂 が用意 されることも珍 しくはない。ただモン・ヴァントゥのように中 斜 度 の坂 を延々 と上 るコースというのは設定 されることが少 なく、短距離 の激 坂 をいかにカバーするかが求 められる。 - スプリントへの
対応 似 たような力 を持 つ選手 が栄冠 を求 め殺到 するクラシックでは、逃 げ切 りや独走 が決 まることが少 なく、ゴール前 での小 ~中 集団 スプリント勝負 で決 まることも少 なくない。そのためそこで相手 を振 り切 ってゴールするためのスプリント力 も強 さの一 つとなる。ただし小 ~中 集団 スプリントとなるとトレインを組 めるほど自 チームの選手 がいないことも多 く、単独 でスプリント力 、どこからスプリントするかの読 みあい、ポジション争 いなどの各種 能力 を要求 される。独走 への対応 自分 が勝負 所 でアタックを仕掛 ける、ライバルがトラブルで後退 するなど、独走 となってしまうシチュエーションも多 く、その時 に自分 は極 力足 を使 わずに逃 げ、ライバルに足 を使 わせて有利 な局面 を作 るなど、独走 力 も重要 な武器 となる。0~50kmの勝負 となるタイムトライアルスペシャリストとは違 い、200km以上 走 った後 での独走 局面 となるため、終盤 までどれだけ足 を残 せるかも勝負 の鍵 となる。- ハイスピードへの
対応 - 1
日 で終 わるため、7日 後 を見据 えた1ウィークステージレースや、24日 後 (レース21日 +休息 3日 )を見据 えた走 りとなるグランツールと違 い、明日 を考 える必要 がないがために序盤 から最後 まで45km/h程度 のハイスピードとなる事 も珍 しくない[2]。それに対応 する脚力 とスタミナは必須 条件 の一 つ。 - トラブルへの
対応 特 に春先 の石畳 2連戦 (ロンド・ファン・フラーンデレンとパリ〜ルーベ)では普段 走 る事 のない場所 を走 らされるだけに落車やパンクといったトラブルに見舞 われることが多 い。その時 にいかにタイムをロスせずに優勝 争 いをするグループに戻 れるかという点 である。当然 遅 れてしまったために追 いつく独走 力 や、怪我 の痛 みに耐 える強靱 な精神 力 、そしてサポートカーや車輪 を提供 して貰 うチームメートの力 、さらには観客 までも利用 するクレバーさが要求 される[3]。
レースでの役割
[クラシックをはじめとするワンデーレースでチームのために
代表 的 な選手
[マチュー・ファン・デル・プール(オランダ)
世界 選手権 個人 ロード優勝 1回 (2023)、ロンド・ファン・フラーンデレン優勝 3回 (2020,2022,2024)、 パリ〜ルーベ優勝 2回 (2023,2024)、ミラノ〜サンレモ優勝 1回 (2023)、ストラーデ・ビアンケ優勝 1回 (2021)、E3サクソ・クラシック優勝 1回 (2024)、アムステルゴールドレース優勝 1回 (2019) 、ドワルス・ドール・フラーンデレン優勝 2回 (2019,2022)、ブラバンツ・パイル優勝 1回 (2019)
タデイ・ポガチャル(スロベニア)
- ロンド・ファン・フラーンデレン
優勝 1回 (2023)、 イル・ロンバルディア優勝 3回 (2021,2022,2023)、 リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ優勝 2回 (2021,2024)、ストラーデ・ビアンケ優勝 2回 (2022,2024)、 アムステルゴールドレース優勝 1回 (2023)、フレッシュ・ワロンヌ優勝 1回 (2023)、グランプリ・シクリスト・ド・モンレアル優勝 1回 (2022)
- ロンド・ファン・フラーンデレン
ワウト・ファン・アールト(ベルギー)
- オリンピック
個人 ロード銀 メダル (2021・東京 )、ミラノ〜サンレモ優勝 1回 (2020)、ストラーデ・ビアンケ優勝 1回 (2020)、アムステルゴールドレース優勝 1回 (2021)、ヘント〜ウェヴェルヘム優勝 1回 (2021)、E3サクソ・クラシック優勝 2回 (2022, 2023)、オムロープ・ヘット・ニウスブラット優勝 1回 (2022)
- オリンピック
マッズ・ピーダスン(デンマーク)
世界 選手権 個人 ロード優勝 1回 (2019)、ヘント〜ウェヴェルヘム優勝 2回 (2020、2024)、クールネ〜ブリュッセル〜クールネ優勝 1回 (2021)
トム・ピドコック(イギリス)
- ストラーデ・ビアンケ
優勝 1回 (2023)、 アムステルゴールドレース優勝 1回 (2024)、ブラバンツ・ペイル優勝 1回 (2021)
- ストラーデ・ビアンケ
ジュリアン・アラフィリップ(フランス)
世界 選手権 個人 ロード優勝 2回 (2020,2021)、ミラノ〜サンレモ優勝 1回 (2019)、ストラーデ・ビアンケ優勝 1回 (2019)、フレッシュ・ワロンヌ優勝 3回 (2018,2019,2021)、クラシカ・サンセバスティアン優勝 1回 (2018)
ミハウ・クフャトコフスキ(ポーランド)
世界 選手権 個人 ロード優勝 1回 (2014)、ミラノ〜サンレモ優勝 1回 (2017)、ストラーデ・ビアンケ優勝 2回 (2014,2017)、アムステルゴールドレース優勝 2回 (2015,2022)、E3・ハレルベーク優勝 1回 (2016)、 クラシカ・サンセバスティアン優勝 1回 (2017)
ペテル・サガン(スロバキア)
世界 選手権 個人 ロード優勝 3回 (2015,2016,2017)- ロンド・ファン・フラーンデレン
優勝 1回 (2016)、 パリ〜ルーベ優勝 1回 (2018)、 ヘント〜ウェヴェルヘム優勝 3回 (2013,2016,2018)、E3・ハレルベーク優勝 1回 (2014) - 2023
年 引退 。
アレハンドロ・バルベルデ(スペイン)
世界 選手権 個人 ロードレース優勝 1回 (2018)、リエージュ~バストーニュ~リエージュ優勝 4回 (2006,2008,2015,2017)、 フレッシュ・ワロンヌ優勝 5回 (2006,2014,2015,2016,2017)- 2022
年 引退 。
フィリップ・ジルベール(ベルギー)
世界 選手権 個人 ロード優勝 1回 (2012)、ジロ・ディ・ロンバルディア優勝 2回 (2009,2010)、リエージュ~バストーニュ~リエージュ優勝 1回 (2011)、ロンド・ファン・フラーンデレン優勝 1回 (2017) パリ~ルーベ優勝 1回 (2019)、フレッシュ・ワロンヌ優勝 1回 (2011)、アムステルゴールドレース優勝 4回 (2010,2011,2014,2017)、 オムロープ・ヘット・フォルク優勝 2回 (2006,2008)、クラシカ・サンセバスティアン優勝 1回 (2011)、グランプリ・シクリスト・ド・ケベック優勝 1回 (2011)- 2022
年 引退 。
フレフ・ファン・アーヴェルマート(ベルギー)
- オリンピック
個人 ロード金 メダル (2016・リオデジャネイロ)、パリ~ルーベ優勝 1回 (2017)、ヘント~ウェヴェルヘム優勝 1回 (2017)、E3・ハレルベーク優勝 1回 (2017)、オムロープ・ヘット・ニウスブラット優勝 2回 (2016,2017) - 2023
年 引退 。
- オリンピック
ステイン・デヴォルデル(ベルギー)
- ロンド・ファン・フラーンデレン
優勝 2回 (2008,2009) - 2019
年 引退 。
- ロンド・ファン・フラーンデレン
過去 の選手
[- マルセル・キント(ベルギー)
- リック・ファンステーンベルヘン(ベルギー)
- アルベリック・スホット(ベルギー)
- スタン・オケルス(ベルギー)
- リック・ファン・ローイ(ベルギー)
- ロジェ・デフラミンク(ベルギー)
- フランチェスコ・モゼール(イタリア)
- ショーン・ケリー(アイルランド)
- モレノ・アルジェンティン(イタリア)
- パオロ・ベッティーニ(イタリア)
- ヨハン・ムセウ (ベルギー)
- フランク・ヴァンデンブルック (ベルギー)
- ジョージ・ヒンカピー(
アメリカ合衆国 ) - ファビアン・カンチェラーラ (スイス)
- トム・ボーネン (ベルギー)
- トル・フースホフト (ノルウェー)
- アレッサンドロ・バッラン (イタリア)
関連 項目
[脚注
[- ^ ジャパンカップサイクルロードレースでは
平均 9.25%の坂 を10回 上 る。 - ^ ミラノ~サンレモ2009が298kmにもかかわらずアベレージ44.5km/h
- ^ パリ〜ルーベでは
石畳 区間 で車輪 を持 って待機 している観客 から提供 してもらうのもよく見 る光景 である - ^ ステージレースに
照準 を絞 る選手 は、クラシックでは調整 のために出 るのが一般 的 。