グラストンベリー

グラストンベリー Glastonbury
座標ざひょう : 北緯ほくい51度ど09分ふん 西経せいけい02度ど43分ふん
行政ぎょうせい
国くに	イギリス
連合れんごう王国おうこく	イングランド
リージョン	サウス・ウェスト・イングランド
カウンティ	サマセット
非ひ都市としディストリクト	メンディップ
タウン	グラストンベリー
人口じんこう
人口じんこう	（2014年ねん1月がつ現在げんざい）
タウン域いき	8,932人にん
その他た
等ひとし時とき帯おび	西にしヨーロッパ時間じかん (UTC+0)
夏時間なつじかん	西にしヨーロッパ夏時間なつじかん (UTC+1)
郵便ゆうびん番号ばんごう	BA6
市外しがい局番きょくばん	01458
公式こうしきウェブサイト : http://www.glastonbury.gov.uk

グラストンベリー（Glastonbury）は、イギリス・サマセットにある小ちいさな町まち。ブリストルの南みなみ37kmの位置いちにある。行政ぎょうせい上じょうは非ひ都市としディストリクトのメンディップ内うちにあり、2011年ねんの国勢調査こくせいちょうさでの人口じんこうは8,932人にん。

町まちと伝説でんせつの関かかわり

町まちはアリマタヤのヨセフや聖ひじり杯はい、アーサー王おう伝説でんせつで知しられている。『アリマタヤのヨセフの聖ひじり杯はい物語ものがたり』の伝説でんせつが、13世紀せいきにフランスの詩人しじんロベール・ド・ボロンにより紹介しょうかいされた。大元おおもとの伝承でんしょうは4世紀せいきを発祥はっしょうとし、13世紀せいきに著あらわされた伝説でんせつによれば、フィリポがヨセフを宣教師せんきょうしとして派遣はけんしたとされ、ここグラストンベリーにブリテン島とうで最初さいしょの教会きょうかいを設立せつりつしたというものである。とはいえあくまでも俗説ぞくせつに過すぎず「歴史れきしに基もとづくものではない」とされている。

アーサー王おう伝説でんせつにはグラストンベリー修道院しゅうどういん跡あとが深ふかく関かかわっており、イングランド王おうヘンリー2世せいはアーサー王おう伝説でんせつを自みずからの権威けんい付づけに利用りよう、この意向いこうに沿そってヘンリー2世せいに仕つかえていたウァースは『ブリュ物語ものがたり』を作つくり出だし、ヘンリー2世せいをアーサー王おうの後継こうけい者しゃと位置付いちづける狙ねらいと、物語ものがたりを通つうじてブリトン人じんとノルマン人じんの合流ごうりゅうを企図きとした。その一環いっかんとしてグラストンベリー修道院しゅうどういんはアーサー王おう終焉しゅうえんの地ち・アヴァロンに擬ぎせられ、ヘンリー2世せいは1184年ねんの火災かさいで焼やけ落おちた修道院しゅうどういんに再建さいけん資金しきんを援助えんじょしたり、アーサー王おう埋葬まいそうの噂うわさを元もとに修道院しゅうどういんを発掘はっくつさせたりしていた。1189年ねんのヘンリー2世せいの死後しごに修道しゅうどう士したちが修道院しゅうどういんの墓地ぼちにアーサー王おうと王妃おうひグィネヴィアの墓はかを発見はっけん、宝剣ほうけんエクスカリバーもアーサー王おうの墓はかから出でたという噂うわさが広ひろまり、グラストンベリー修道院しゅうどういんはアーサー王おうゆかりの巡礼じゅんれい地ちとして定着ていちゃくしていった。

出身しゅっしん人物じんぶつ

• ヘンリー・フィールディング - 劇げき作家さっか
• ヘンリー・スコット・ストークス - ジャーナリスト

姉妹しまい都市とし

•  フランス ブルトヌー

参考さんこう文献ぶんけん

• 石井いしい美樹子みきこ『王妃おうひエレアノール ふたつの国くにの王妃おうひとなった女おんな』平凡社へいぼんしゃ、1988年ねん。
• レジーヌ・ペルヌー著しる、福本ふくもと秀子ひでこ訳わけ『王妃おうひアリエノール・ダキテーヌ』パピルス、1996年ねん。
• アンヌ・ベルトゥロ著しる、村上むらかみ伸子のぶこ訳わけ、松村まつむら剛つよし監修かんしゅう『アーサー王おう伝説でんせつ』創つく元もと社しゃ（「知ちの再さい発見はっけん」双書そうしょ）、1997年ねん。
• ドナルド・アットウォーター、キャサリン・レイチェル・ジョン著しる、山岡やまおか健けん訳わけ『聖人せいじん事典じてん』三交社さんこうしゃ、1998年ねん。

外部がいぶリンク

• グラストンベリーの公式こうしきサイト