コンテナフレートステーション

コンテナフレートステーション

コンテナ着ぎ車しゃバース

コンテナフレートステーション（英えい: Container Freight Station、略号りゃくごう：CFS）は、コンテナターミナル内うちで小口こぐち貨物かもつを1本ほんの輸送ゆそうコンテナに混載こんさいしたり、コンテナから取とり出だしたりする集積しゅうせき場じょうである。船ふね会社かいしゃや非ひ船舶せんぱく運航うんこう業者ぎょうしゃ（NVOCC）によって運営うんえいされる。

貨物かもつ量りょうがコンテナ1本ほんに満みたない小口おぐち貨物かもつの場合ばあい、仕向しむけ地ちが同おなじ地域ちいきの他ほかの貨物かもつと混載こんさいして本船ほんせんごとにコンテナを仕立したてる。輸入ゆにゅうの場合ばあいはコンテナから貨物かもつをデバンニングし、荷主にぬしに引ひき渡わたす。このようなコンテナ1本ほんに満みたない貨物かもつをLCL貨物かもつ（Less than Container Load）と呼よぶ。コンテナフレートステーションは、LCL貨物かもつをコンテナへ詰つめ込こんだり、コンテナから取とり出だしたりする作業さぎょうを行おこなう場所ばしょである。海上かいじょう運賃うんちんにおけるCFS Chargeは、このコンテナフレートステーションの利用りよう料りょうである。

一方いっぽう、LCL貨物かもつに対たいし、コンテナ1本ほんを輸送ゆそう単位たんいとして輸送ゆそうされる貨物かもつをCL貨物かもつ（Container Load）またはFCL貨物かもつ（Full Container Load）と呼よび、この場合ばあい荷主にぬしによりコンテナ詰づめされて、ターミナルに直接ちょくせつ持もち込こまれる。

「コンテナリゼーション#コンテナ積載せきさい」も参照さんしょう

日本にっぽん

日本にっぽんにおいては湾口わんこうに設置せっちされたCFSは、港湾こうわん運送うんそう事業じぎょう法ほうの適用てきようを受うける港湾こうわん荷役にやく事業じぎょうに該当がいとうする（沿岸えんがん荷役にやく）。

参考さんこう文献ぶんけん

• 池田いけだ宗雄むねお『港湾こうわん知識ちしきのABC』（10訂てい版ばん）成山なりやま堂どう書店しょてん、2010年ねん、76-77頁ぺーじ。ISBN 9784425391301。 
• 今井いまい昭夫あきお『国際こくさい海上かいじょうコンテナ輸送ゆそう概論がいろん』東海大学とうかいだいがく出版しゅっぱん会かい、2009年ねん、82-83頁ぺーじ。ISBN 9784486017950。 
• 三菱倉庫みつびしそうこ株式会社かぶしきがいしゃ神戸こうべ支店してん『コンテナターミナルとオペレーション』社団しゃだん法人ほうじん神戸こうべ港湾こうわん教育きょういく訓練くんれん協会きょうかい、2006年ねん、1-4頁ぺーじ。 

関連かんれん項目こうもく

• 海上かいじょうコンテナ