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ゴムノキ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
パラゴムノキはやし
インドゴムノキ鉢植はちう

ゴムノキゴムごむ)とは、ラテックスゴムしつることのできる樹液じゅえき)などからゴムを資源しげんとして採取さいしゅできる樹木じゅもく総称そうしょうである。したがって、様々さまざま種類しゅるい存在そんざいする。

種類しゅるい

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日本にっぽんではたんにゴムノキとったときに、産業さんぎょうてきには天然てんねん弾性だんせいゴムの原料げんりょうとして重要じゅうようパラゴムノキ意味いみすることがおおいが、家庭かていでは、観葉かんよう植物しょくぶつとしてひろ流通りゅうつうし、普及ふきゅうしているインドゴムノキすことがおおい。

弾性だんせいゴム

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水溶すいようせいゴム

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チューインガム

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栽培さいばい条件じょうけん

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年中ねんじゅう高温こうおん多湿たしつ気候きこうであることこそが、ゴムノキの栽培さいばいてきした自然しぜん条件じょうけんといえる。適温てきおんは24~27ほどで、相対そうたい湿度しつどは75~85%がよい。雨量うりょうおおくしかも乾期かんきいことがのぞましく、毎月まいつき125ミリ以上いじょう降雨こううのあることが好条件こうじょうけんである。ゴムノキは肥沃ひよくかつ排水はいすい土壌どじょうこのみはするものの、このてんではかなりの悪条件あくじょうけんにもえられて、せたラテライト土地とちや、排水はいすいわる湿地しっちのような場所ばしょでも生育せいいくる。ただし、ゴムノキはふうたいする抵抗ていこうりょくひくいので、強風きょうふうけることも考慮こうりょしなければならない。

なお、ゴムノキが丘陵きゅうりょう斜面しゃめんこのむというのは、マレーシアまれた誤解ごかいである。マレーシアでゴムノキのプランテーション発達はったつしたころまでには、すでに沖積ちゅうせき水田すいでんとして利用りようされていたため、マレーシアにおけるゴム農園のうえんだい部分ぶぶん波状はじょう台地だいち丘陵きゅうりょうつくられた。このことが原因げんいんで、丘陵きゅうりょう斜面しゃめんこのむという誤解ごかいまれたのである。

関連かんれん項目こうもく

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参考さんこう文献ぶんけん

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  • 能登のと志雄しお湿潤しつじゅん熱帯ねったい』《現代げんだい地理ちりがくシリーズ 1》朝倉書店あさくらしょてん、1970ねん