(Translated by https://www.hiragana.jp/)
ゴー・ゲッテム・タイガース - Wikipedia コンテンツにスキップ

ゴー・ゲッテム・タイガース

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
Go Get'em Tigers
ドン・ロンド、クリス・ピーターソンの楽曲がっきょく
収録しゅうろくアルバムthe year of the Tiger '68
リリース1968ねん
規格きかくLPレコード
ジャンル応援おうえん
時間じかん0ふん56びょう
レーベルフリートウッド・レコード
作詞さくししゃアーティー・フィールズ
作曲さっきょくしゃアーティー・フィールズ

ゴー・ゲッテム・タイガース』(Go Get'em Tigers)はメジャーリーグベースボール(MLB)のアメリカンリーグ所属しょぞくするデトロイト・タイガース応援おうえんである。作詞さくし作曲さっきょくアーティー・フィールズ英語えいごばんで、1968ねん発表はっぴょうされた[1]

解説かいせつ[編集へんしゅう]

タイガースは1967ねんシーズンボストン・レッドソックスはげしい優勝ゆうしょうあらそいをひろげたが、同率どうりつ首位しゅいのプレイオフ開催かいさいけたレギュラーシーズン最終さいしゅうせんダブルヘッダー初戦しょせんとし1ゲームの2でシーズンを終了しゅうりょうした。地元じもとデトロイト国法こくほう銀行ぎんこう英語えいごばん(NBD)ではラジオ放送ほうそうのタイガースせん中継ちゅうけいをスポンサードしていたが、同年どうねんのシーズンオフにCMソングとしてタイガースの応援おうえん作成さくせいをフィールズに依頼いらいし、1968ねんシーズンとおしてドン・ロンド英語えいごばんとクリス・ピーターソンのデュエットながされたのが"Go Get'em Tigers"である[1]

表題ひょうだいもとになった"Go get'em tiger"はしたしい相手あいてかって「勇猛ゆうもうとらのように頑張がんばってい」と激励げきれいするとき使つかわれる英語えいご慣用かんよう[2]歌詞かしおおまかな意味いみワールドシリーズへの進出しんしゅつ祈願きがん、そして猛虎もうこたちがデトロイトまちへペナントをかかげて凱旋がいせんする未来みらい実現じつげんけてタイガースを応援おうえんしようとうものになっている。CMソングと性質せいしつじょうより原曲げんきょく演奏えんそう時間じかんは1ふんじゃくとごくみじかいものだが、地元じもとのファンあいだでは熱狂ねっきょうてきれられ本拠地ほんきょちタイガー・スタジアムでのだい合唱がっしょう定番ていばんとなった[3][4]。"Go Get'em Tigers"はこのとし球団きゅうだんのキャッチコピーに採用さいようされ、NBDではボールをくわえているとらくちにこのフレーズをんだ意匠いしょうをデザインしたノベルティを作成さくせいしている[5]

こうして"Go Get'em Tigers"の声援せいえんけた球団きゅうだん前年ぜんねん雪辱せつじょくたすべくかい進撃しんげきひろげ103しょう59はい勝率しょうりつ.636、2ボルチモア・オリオールズに12ゲームの大差たいさける圧倒的あっとうてき独走どくそうでアメリカンリーグ優勝ゆうしょうたし、歌詞かしどおりにワールドシリーズへ進出しんしゅつした。ナショナルリーグ覇者はしゃセントルイス・カージナルスとの対戦たいせんは3しょう3はい最終さいしゅうせん決着けっちゃくされたが、4たい1でタイガースが勝利しょうりして23ねんぶりのワールドチャンピオンとなり"Go Get'em Tigers"は華々はなばなしい1ねん象徴しょうちょうする応援おうえんとしてファンに位置付いちづけられた[1][5]

その[編集へんしゅう]

"Go Get'em Tigers"は1968ねんにワールドチャンピオン記念きねんばんとしてフリートウッド・レコードから発売はつばいされたLP"the year of the Tiger '68"で冒頭ぼうとう収録しゅうろくされた[6]

CMソング作成さくせい企画きかくしたNBDは1998ねんシカゴバンクワン英語えいごばん合併がっぺいしたのち2003ねんJPモルガン・チェース吸収きゅうしゅうされている。タイガースの本拠地ほんきょち2000ねんコメリカ・パーク移転いてんしたが、どう球場きゅうじょうネーミングライツ契約けいやくぬしであるコメリカ銀行ぎんこう英語えいごばんおなじデトロイト発祥はっしょう長年ながねんにわたり競合きょうごうしてたNBDが作成さくせいかかわっている"Go Get'em Tigers"を敬遠けいえんし、このとしさかい球場きゅうじょうでは演奏えんそうされなくなった。しかし、新規しんき作成さくせいした複数ふくすう応援おうえんたいしてはファンの支持しじおもうようにあつまらず、2012ねんシーズンでタイガースがリーグ優勝ゆうしょうしたのをにタイガー・スタジアム時代じだいおなじように球場きゅうじょうないで"Go Get'em Tigers"が演奏えんそうされるようになり、現在げんざいいたっている。

2014ねんにはカントリー・バンドのオービットサンズ(The Orbitsuns)がカバーばんをリリースした[7]

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • Mark Pattison, David Raglin "Detroit Tigers Lists and More: Runs, Hits, and Eras" Great Lakes Books, 2002 ISBN 978-0-8143-3040-1
  • Jim Hawkins, et al. "The Detroit Tigers Encyclopedia" Sports publishing, 2003 ISBN 978-1-58261-222-5
  • Jack Ebling "Tales from the Detroit Tigers Dugout" (updated) Sports publishing, 2018 ISBN 978-1-61321-880-8

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c Pattison & Raglin (2002), pp188-189
  2. ^ “go get’em tiger!”の意味いみ使つかかた”. 海外かいがい在住ざいじゅう 英会話えいかいわ達人たつじんのカシコEnglish!. クラインズ (2016ねん9がつ8にち). 2022ねん3がつ16にち閲覧えつらん
  3. ^ Hawkins et al. (2002), p94
  4. ^ Ebling (2018), Ch.8 "The Racial Healers"
  5. ^ a b THE 68 MAGICAL YEAR THAT WAS! GO GET‘EM TIGERS”. Motor City Radio Flashbacks (2018ねん9がつ26にち). 2022ねん3がつ16にち閲覧えつらん
  6. ^ Ernie Harwell & Ray Lane – The Year Of The Tiger '68 - Discogs
  7. ^ The Orbitsuns – Go Get 'em Tigers - Discogs

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

デトロイト交響こうきょう楽団がくだん演奏えんそう合唱がっしょう地元じもと小学生しょうがくせいら。