シク教徒きょうと

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シク教徒きょうと巡礼じゅんれいしゃ。インド・アムリトサルのハリマンディル・サーヒブにて。
シク教徒きょうと編成へんせいされたインド陸軍りくぐんかる歩兵ほへい連隊れんたい制帽せいぼうとしてターバンを着用ちゃくようしている。

シク教徒きょうと英語えいご:Sikh、パンジャーブ: ਸਿੱਖsikkh)は、シクきょう信者しんじゃである[1]シーク教徒きょうととも表記ひょうきされる。

インドではヒンドゥー教徒きょうとくらべて少数しょうすうだが、富裕ふゆうそうおお社会しゃかいてき活躍かつやくするひとおおい。

ターバン着用ちゃくよう戒律かいりつじょう義務ぎむであるため、インド陸軍りくぐん軍装ぐんそうでは軍帽ぐんぼうわる「制式せいしきターバン」がさだめられている。またイギリスでは、オートバイ運転うんてん、ヘルメットを免除めんじょされている。

ヒンドゥーきょう生来せいらいから帰依きえするものであるのにたいして、シクきょう改宗かいしゅう宗教しゅうきょうであることから、異教徒いきょうとやインドじん以外いがいたいしても布教ふきょうおこなわれる。

教徒きょうとはインド全域ぜんいき分布ぶんぷしているが、とく総本山そうほんざんハリマンディル所在地しょざいちであるパンジャーブ地方ちほうおおい。信徒しんとすうやく2,400まんにん日本にっぽんにはやく2,000にんほどが居住きょじゅうしているとされる[2]アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくにも20-50まんにんのシク教徒きょうとがいて[3]3HO英語えいごばんというシクきょう団体だんたいもある。イギリスカナダのように、国勢調査こくせいちょうさ調査ちょうさ対象たいしょう選択肢せんたくしひとつにシクきょうふくんでいるくにもある[4]など、インド以外いがいにも世界せかい各国かっこくにシク教徒きょうとおお居住きょじゅうしている。2020ねん現在げんざいアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくでは、シク教徒きょうと国勢調査こくせいちょうさじょうの「民族みんぞく」のひとつとしてあつかっている[5]

シクきょう成立せいりつより裕福ゆうふく教養きょうようがあり教育きょういく水準すいじゅんたかそう帰依きえおおかったことから、イギリス統治とうち時代じだいのインドでは、事実じじつじょうなかあいだ支配しはいそう位置付いちづけられ、官吏かんり軍人ぐんじんとして登用とうようされるなど社会しゃかいてき活躍かつやくする人材じんざいおお輩出はいしゅつすることとなった。現在げんざいでも、職務しょくむとう海外かいがい渡航とこうしたインドじんに、ターバンをいたシク教徒きょうとおおられ、そのことがターバンの着用ちゃくようがインドじん習俗しゅうぞくである、という世界せかいてきなイメージにつながった。ムガル帝国ていこく時代じだい武器ぶきってたたかっていたためともされるが技術ぎじゅつてき事項じこうつよものおおく、インドのタクシー運転うんてんしゅにはシク教徒きょうとおおい。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ ブリタニカ国際こくさいだい百科ひゃっか事典じてん しょう項目こうもく事典じてんシク教徒きょうと』 - コトバンク
  2. ^ 講談社こうだんしゃ現代新書げんだいしんしょ文京ぶんきょう茗荷谷みょうがたにに、日本人にっぽんじんこころよむかえる「シークきょう寺院じいん」があった」[1]
  3. ^ AFP BB NEWS「認知にんちひくさになや米国べいこくのシーク教徒きょうと[2]
  4. ^ ONS (2012ねん12月11にち). “Religion in England and Wales 2011”. Office for National Statistics. UK Statistics Authority. 2018ねん11月24にち閲覧えつらん
  5. ^ Press Trust of India (2020ねん1がつ15にち). “Sikhs to be counted as separate ethnic group in 2020 US Census; community hails recognition of distinct language, culture”. Firstpost. 2022ねん9がつ14にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

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