本種は1属1種のシラネアオイ科としてキンポウゲ科から分離することもあり(ダールグレン体系など)、かつてキンポウゲ科に含められていたボタン科(現在では別系統と見るのが定説)に近縁とする説もあった。しかし分子系統解析によれば、北米に分布するヒドラスチス属(Hydrastis:これも1属1種のヒドラスチス科Hydrastidaceaeとする説がある)とともにキンポウゲ科から初期に分岐したと考えられ、系統的にはキンポウゲ科に含めるのが適切である。萼片が白いものが、シロバナシラネアオイ(Glaucidium palmatum f. leucanthum)[1]。果実が1個の袋果になるものが、ヒトツミシラネアオイ(Glaucidium palmatum f. monocarpum)[1]。八重咲きのものが、エゾアオイ(Glaucidium palmatum f. paradoxum)[1]。