シンボルマーク

シンボルマークとは、その家系かけい、会社かいしゃ、団体だんたい、個人こじんなどを象徴しょうちょうする意匠いしょう、マーク。

スポーツの国際こくさい大会たいかいなどの行事ぎょうじのマスコットもこの一種いっしゅにあたる。古ふるくは、ロろーマ帝国まていこく時代じだいに使つかった「魚類ぎょるい」のマーク、騎士きしの盾たてや旗指物はたさしもののデザインから、家紋かもんなどもこれに数かぞえられる。他たに、ヨーロッパの古ふるい町まちでは、居酒屋いざかやや各種かくしゅ専門せんもん店てんの看板かんばんのマーク、デザインなども面白おもしろいものが多おおい。

ヨーロッパには、こうしたものを研究けんきゅうする紋章もんしょう学がくという分野ぶんやもある。

学校がっこうでもシンボルマークを定さだめているところがある。多おおくの場合ばあい、校章こうしょうにも同おなじデザインが用もちいられるが、シンボルマークと校章こうしょうとで別べつのデザインを使つかう学校がっこうもある。

さまざまなシンボルマークの例れい

動物どうぶつを使つかったもの
- 鷲わし - アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
- 双頭そうとうの鷹たか - ドイツ
- 鷹たかの羽わ - 日本にっぽんの武家ぶけに流行りゅうこうした家紋かもん
- ゾウ - アメリカの共和党きょうわとう「知識ちしきと力ちから」
- ロバ - アメリカの民主党みんしゅとう「家庭かてい的てきで誠実せいじつ」
- 雄鶏おんどり - フランス
- カンガルーとエミュー - オーストラリア
- ヤタガラス - サッカー日本にっぽん代表だいひょう
- 髑髏しゃれこうべと骨ほね
植物しょくぶつを使つかったもの
- 菊きく - 皇室こうしつ・宮家みやけ
- 桐きり - 日本国にっぽんこく政府せいふ、内閣ないかく
- 桜さくら - 日本国にっぽんこく政府せいふ
- バラ - 茨城いばらき県けん章あきら（茨城いばらきの古名こみょう「茨いばら荊」（ばら）から）
文字もじを使つかったもの
- 「群ぐん」の文字もじを「君きみ」と「羊ひつじ」に分解ぶんかいして配置はいちした群馬ぐんま県けん章あきら、「神かみ」の文字もじを図案ずあん化かした神奈川かながわ県けん章あきら、カタカナの「ア」を図案ずあん化かした秋田あきた県けん章あきら、四よっつの「マ」を組くみ合あわせた島根しまね県けん章あきら、「シガ」の文字もじを図案ずあん化かした滋賀しが県けん章あきら、ひらがなの「と」を図案ずあん化かした富山とやま県けん章あきら、「み」を図案ずあん化かした宮城みやぎ県けん章あきら、逓信ていしん省しょうに由来ゆらいし、由緒ゆいしょには諸説しょせつがある郵便ゆうびんの〒など。
地形ちけいを使つかったもの
- 青森あおもり県けんの地形ちけいを図案ずあん化かした青森あおもり県けん章あきら、静岡しずおか県けんの地形ちけいと富士山ふじさんを図案ずあん化かした静岡しずおか県けん章あきらなど。
その他たの文物ぶんぶつを使つかったもの
- 太閤たいこう秀吉ひでよしの馬印うまじるし「千成せんなり瓢箪ひょうたん」を図案ずあん化かした大阪おおさか府ふ章あきら、古墳こふんから出土しゅつどした勾玉まがたまを図案ずあん化かした埼玉さいたま県けん章あきらなど。
図形ずけいを使つかったもの
- 「和わ」をイメージさせる円えん、「最先端さいせんたん」をイメージさせる鋭角えいかく、「安定あんてい」をイメージさせる二等辺三角形にとうへんさんかっけいなど。

さまざまなシンボルマークの例れい

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