家系かけい

家系かけい（かけい）または血統けっとう（けっとう、ちすじ）とは、親子おやこ・兄弟きょうだい・婚姻こんいん・養子ようしなど様々さまざまな関係かんけい性せいで結むすばれる特定とくていの家族かぞく、血族けつぞく集団しゅうだんを指さす。一定いっていの血族けつぞく集団しゅうだんの中なかで同一どういつの階級かいきゅうまたは地位ちい、氏し、家名かめい、家格かかく、家業かぎょう、家財かざいを世襲せしゅうで継承けいしょうする場合ばあいに使つかわれることが多おおい。類似るいじ概念がいねんに家柄いえがらなどがある。

概要がいよう[編集へんしゅう]

家系かけいや血統けっとう主義しゅぎは、封建ほうけん的てき社会しゃかいで発生はっせいし、洋ようの東西とうざいを問とわず広ひろく普及ふきゅうしていた概念がいねんであった。

家族かぞくは、社会しゃかいの最小さいしょうの単位たんいであり個人こじんが所属しょぞくする共同きょうどう体たいでは、もっとも身近みぢかな物もので国家こっかや会社かいしゃ、他たの組織そしき・集団しゅうだんから抜ぬけることは出来できても家族かぞくから抜ぬけることは常識じょうしき的てきには困難こんなんである。このため家いえは、個人こじんの人格じんかくに付属ふぞくするもっとも重要じゅうようで本質ほんしつ的てきな部分ぶぶんと見み做された。ここから人間にんげんは、生うまれた家族かぞくによって身分みぶんや地位ちいが固定こてい化かされ、様々さまざまな権利けんりや財産ざいさんも家系かけいによって継承けいしょうされた。特とくに前ぜん近代きんだい的てきな社会しゃかいにおいては、家系かけいがそのまま社会しゃかいの身分みぶん階層かいそうを構築こうちくした。現代げんだいにおいても一部いちぶの国家こっかでは家系かけいがそのまま個人こじんの社会しゃかい的てき身分みぶんを決定けっていする要素ようそとして法的ほうてきに認みとめられている。

まず有史ゆうし以前いぜんにおいて、確たしかではないものの人間にんげんは社会しゃかい性せいを獲得かくとくし、集落しゅうらくなど共同きょうどう体たいと集団しゅうだん生活せいかつを始はじめた。その集団しゅうだんの最小さいしょうのものが家族かぞくであった。そこで集団しゅうだん全体ぜんたいの共同きょうどう財産ざいさんとは、別べつに親おやの持もち物ものは子供こどもに受うけ継つがれていくことが習慣しゅうかん的てきに定さだまった。また、どのような集団しゅうだんにもリーダーが存在そんざいした。そのため古代こだいにおいて指導しどう者しゃの地位ちいは、選挙せんきょによる民主みんしゅ主義しゅぎをとる集団しゅうだんを除のぞいて、父系ふけいまたは母系ぼけいにより形成けいせいされた家いえにより世襲せしゅうに基もとづく継承けいしょうがなされていった。さらに指導しどう者しゃの地位ちいに限かぎらず相続そうぞくにより各かく家族かぞくは、親おやから子こへ社会しゃかい的てき役割やくわりを引ひき継つぐようになり、それらが階級かいきゅうや家業かぎょうとして固定こてい化かされた。

家系かけいの社会しゃかい的てき機能きのう[編集へんしゅう]

前ぜん近代きんだい的てきな国家こっか体制たいせいにおいて家系かけいは、個人こじんの社会しゃかい的てきな身分みぶん・職業しょくぎょうを固定こてい化かした。親おやから子こへ地位ちいや職業しょくぎょうの知識ちしき、必要ひつような道具どうぐ・財産ざいさんなどが継承けいしょうされ、それをまた次世代じせだいに引ひき継つぐことを目的もくてきとすることを永続えいぞく主義しゅぎと呼よぶ。永続えいぞく主義しゅぎは、家系かけいの持もつ知識ちしきや技術ぎじゅつ、あるいは財産ざいさんと名誉めいよを損そこなわずに未来みらいに引ひき継つぐことを目的もくてきとしたため、必要ひつような場合ばあい、後継こうけい者しゃ争あらそいによって継承けいしょう資格しかくを持もつ個人こじんを排斥はいせきしたり、必要ひつように応おうじて養子ようしを迎むかえるなどの個人こじんの人格じんかくを無視むしするような様々さまざまな方法ほうほうをとった。国家こっかは、社会しゃかいの機能きのう・秩序ちつじょを維持いじするためにこのような慣例かんれいを法律ほうりつで維持いじさせ、個人こじんと家族かぞくは、地位ちいと職業しょくぎょうを継承けいしょうするために、それらを支持しじした。しかし近代きんだいに入はいるとこれらの考かんがえ方かたが否定ひていされ、家系かけいが身分みぶんや職業しょくぎょうを継承けいしょうすることは好このましくないと考かんがえられるようになった。

世襲せしゅう制せい、親族しんぞく登用とうよう主義しゅぎなどを作つくり出だし、家系かけいが大おおきな社会しゃかい的てき役割やくわりを持もつようになった原因げんいんは、家族かぞくが本質ほんしつ的てきな個人こじんの共同きょうどう体たいであるためと見み做される。つまり最もっとも多おおくを共有きょうゆうする不可ふか別べつな集団しゅうだんであるという点てんにある。

階級かいきゅうの家系かけい[編集へんしゅう]

おおよその君主くんしゅ国家こっかでは、まず国家こっか元首げんしゅである皇帝こうていないし国王こくおうの家系かけいが皇族こうぞくや王族おうぞくと呼よばれた。次ついで貴族きぞくとされる国家こっかの領土りょうどを幾いくつかに分割ぶんかつした地域ちいきを治おさめる地方ちほう領主りょうしゅであるヨーロッパの諸侯しょこう、中国ちゅうごくの卿きょう士し大夫たいふなどの豪族ごうぞく、中央ちゅうおう政府せいふを主宰しゅさいする日本にっぽんの公家くげ、軍事ぐんじ階級かいきゅうである日本にっぽんの武家ぶけ、ヨーロッパの騎士きし、イスラム教いすらむきょう世界せかいのマムルークなど、その次つぎに商人しょうにんや職人しょくにん、役人やくにん、農民のうみんなどの自由じゆう民みん、最後さいごに個人こじんに財産ざいさんとして所有しょゆうされる奴隷どれいが続つづいた。これらの家系かけいは、血族けつぞく集団しゅうだん間あいだの階級かいきゅうを作つくり重層じゅうそう的てきな身分みぶん制せいを敷しく封建ほうけん社会しゃかいが成立せいりつするようになった。特とくにインドでは、長ながくこの制度せいどが維持いじされ、バラモン、クシャトリア、バイシャ、シュードラで広ひろく知しられる。

このように一定いっていの血族けつぞく集団しゅうだんが社会しゃかいで優位ゆうい性せいを有ゆうする地位ちい・名声めいせいを連綿れんめんと継承けいしょうしていることを階級かいきゅうとしての家系かけいと呼よぶ。

中華ちゅうか文明ぶんめい圏けんの諸国しょこくを始はじめ、儒教じゅきょう的てき価値かち観かんの影響えいきょうを受うけた国々くにぐにや地域ちいきでは、家系かけいを重おもんじる価値かち観かんが強つよく、例たとえば韓国かんこくでは族ぞく譜ふとして、先祖せんぞ伝来でんらいの記録きろくを書かき残のこす習慣しゅうかんが残存ざんそんしている。日本にっぽんでも家系かけい図ずに系譜けいふを記しるす習慣しゅうかんがあったが、近年きんねんでは薄うすれてきている。日本にっぽんにおいても、天皇てんのうの地位ちいは代々だいだい皇族こうぞくにより世襲せしゅうされ、摂政せっしょう関白かんぱく大臣だいじんや将軍しょうぐんの地位ちいを世襲せしゅうした公卿くぎょうや武士ぶしなど、特定とくていの氏しや家名かめいや階級かいきゅうを代々だいだい継承けいしょうした血族けつぞく集団しゅうだんにより独占どくせんされてきた歴史れきしを有ゆうする。また、氏しと家いえの概念がいねんが区別くべつされており、家系かけいに関かんする研究けんきゅうも盛さかんである。

職業しょくぎょうの家系かけい[編集へんしゅう]

家系かけいの概念がいねんの代表だいひょう的てきな用法ようほうとして挙あげられるのが、職業しょくぎょう上うえの家系かけいである。例たとえば「あの家いえは代々だいだい、学者がくしゃ・教育きょういく者しゃの家系かけい」などのい回いまわしを使つかうように、特定とくていの血族けつぞく集団しゅうだんが一定いっていの職業しょくぎょうに就ついているか、親族しんぞくで類似るいじした職業しょくぎょう選択せんたくが行おこなわれている場合ばあい、その傾向けいこうを指さして使つかわれる。日本にっぽんの歴史れきしでは、これを「家業かぎょう」という。

有史ゆうし以前いぜん、人々ひとびとの暮くらしが狩猟しゅりょう生活せいかつから農耕のうこう生活せいかつに変かわると人々ひとびとの活躍かつやくの場ばが広ひろがった。また農業のうぎょうには、農閑期のうかんきがあり、農作業のうさぎょうのない時期じきに様々さまざまな人々ひとびとが試行錯誤しこうさくごを繰くり返かえして知識ちしきや技術ぎじゅつを身みに着つけ、次第しだいに職人しょくにんや商人しょうにん、神官しんかん、軍人ぐんじんになり、自分じぶんは食料しょくりょう生産せいさんに加くわわらず、共同きょうどう体たいから報酬ほうしゅうを貰もらって特定とくていの仕事しごとに専従せんじゅうするようになった。まだ教育きょういく制度せいどのなかった時代じだい、これらの専門せんもん知識ちしきなどは親おやから子こへ継承けいしょうされ、職業しょくぎょうとしての家系かけいに繋つながった。

例たとえば日本にっぽんにおいて、あらゆる職業しょくぎょうは家系かけいにより世襲せしゅうされてきた。まず公家くげは、日記にっきなどで政務せいむや日々ひびの行事ぎょうじを子孫しそんに伝つたえ、職務しょくむのノウハウ、その伝統でんとうを繋つないできた。武士ぶしの場合ばあい、軍事ぐんじ知識ちしきや戦闘せんとう技術ぎじゅつを家いえ流りゅうとして継承けいしょうさせた。これが現代げんだいでいう流派りゅうはである。一方いっぽうで家系かけいが独占どくせんする知識ちしきを他たに漏もらさないことで自分じぶんたちの優位ゆうい性せいを維持いじしようと考かんがえた。

本来ほんらい、階級かいきゅうと職業しょくぎょうは、異ことなる役割やくわりを指さす言葉ことばだが、少すくない危険きけんと労働ろうどうで大おおきな収入しゅうにゅうと社会しゃかい的てき影響えいきょう力りょくを得える職業しょくぎょうは、社会しゃかい的てき役割やくわりでは上位じょういの階級かいきゅうの家系かけいが占しめ、逆ぎゃくに下位かいに位置いちづけられる階層かいそうの家系かけいに長時間ちょうじかん働はたらかなければならない職業しょくぎょうが押おし付つけられた。ここから職業しょくぎょうが、そのまま身分みぶんを現あらわす称号しょうごうにも使つかわれるようになっている。しかし同おなじ職業しょくぎょうの中なかでもさらに階層かいそうがあり、必かならずしも一致いっちしている訳わけではない。

今日きょうでは、職業しょくぎょう選択せんたくの自由じゆうが保障ほしょうされており、求人きゅうじんに民主みんしゅ的てきな公平こうへい公正こうせいさが求もとめられる時代じだいであることから、職業しょくぎょうを世襲せしゅうするということは一般いっぱん的てき通念つうねんではなくなったといってよい。しかし一部いちぶでは未いまだ家業かぎょうが残のこっており、さらに伝統でんとう芸能げいのうの分野ぶんやにおいて宗家そうけ・家元いえもと制度せいどをとるものについては、ほぼ同一どういつの家系かけいにより家業かぎょうとなっていることがほとんどである。今いまでも職業しょくぎょうの世襲せしゅうが可能かのうな背景はいけいとしては、特定とくていの職業しょくぎょうに就つく上うえで、必要ひつようとなる教養きょうようを身みに着つけなければならず、そうした教育きょういくを施ほどこす環境かんきょうや経済けいざい力りょくが必要ひつようとなる場合ばあいがある。例たとえば、医師いしや教師きょうし、弁護士べんごし、司法しほう書士しょし、税理士ぜいりし、公認こうにん会計士かいけいし、いわゆる一族いちぞく経営けいえいなど、能楽のうがくや歌舞伎かぶき、茶道さどう、華道かどう、あるいは礼法れいほうの分野ぶんやでも特定とくていの家系かけいによる伝統でんとうの継承けいしょうが見受みうけられる。また二に世せいタレントというように、特別とくべつな教育きょういくや伝統でんとう芸能げいのうに依よらない俳優はいゆうや歌手かしゅ、タレントなどの芸能人げいのうじんにも二に世せい、三世さんぜが登場とうじょうするようになり、あたかも職業しょくぎょう上じょうの家系かけいのように見受みうけられる傾向けいこうもある。これらは学まなぶ場所ばしょが少すくなく、その職業しょくぎょうや分野ぶんやに精通せいつうした親族しんぞくが多おおい場合ばあい、職業しょくぎょうの情報じょうほうを得とく易やすい環境かんきょうにあることや、経営けいえい者しゃである親おやから会社かいしゃを譲ゆずられることがあるからとされる。

寺社じしゃの住職じゅうしょく、神社じんじゃの神職しんしょくなどの宗教しゅうきょう関係かんけいは新あらたに創業そうぎょうすることが難むずかしく、農家のうか、漁業ぎょぎょうなどの場合ばあい、農地のうちや農場のうじょう・漁船ぎょせんなどの道具どうぐを揃そろえることが難むずかしく入いり口くちが狭せまいという事情じじょうがある。

取とり分わけ政治せいじ家かの場合ばあいは、選挙せんきょに立候補りっこうほする場合ばあい、得票とくひょうするための支持しじ基盤きばんや莫大ばくだいな選挙せんきょ費用ひようなどを負担ふたんし得えるだけの経済けいざい的てき基盤きばんがあることが前提ぜんていとされ易やすく、そうした基盤きばんのない者ものが政治せいじ家かを志こころざすことは困難こんなんである場合ばあいが多おおかった。これを「地盤じばん(後援こうえん会かい組織そしき)・鞄かばん(資産しさん)・看板かんばん(知名度ちめいど)」といった。対たいして、家系かけい内ないに政治せいじ家かがいる場合ばあい、支持しじ基盤きばんや経済けいざい基盤きばんを得えるのが比較的ひかくてき容易よういであり、結果けっかとして政治せいじ家かの二に世せい、三さん世せい、四よん世せいといった世襲せしゅう議員ぎいんが輩出はいしゅつされやすい傾向けいこうがある。事実じじつ、政治せいじ家かの家系かけいを見みると近ちか遠とおの差さはあるが、他たの政治せいじ家かと親類しんるいに当あたる者ものも多おおい。今日きょう、選挙せんきょの立候補りっこうほにおいて幅広はばひろい人材じんざいを議ぎ政せい壇上だんじょうに上あげようと、政党せいとうが一般いっぱん市民しみんから公募こうぼすることが次第しだいに定着ていちゃくしている他ほか、国民こくみんの間あいだにも必かならずしも旧来きゅうらいの政党せいとうや候補者こうほしゃにしばられない無党派むとうは層そうの拡大かくだいによって、世襲せしゅう議員ぎいんの温床おんしょうである「地盤じばん・鞄かばん・看板かんばん」が必かならずしも通用つうようするとは限かぎらない時代じだい情勢じょうせいとなりつつあるが、世襲せしゅう議員ぎいんを輩出はいしゅつする土壌どじょうは未いまだ厳然げんぜんと存在そんざいすることも事実じじつである。

古典こてん芸能げいのうの分野ぶんやはともかく、民主みんしゅ主義しゅぎ社会しゃかいにおいては、職業しょくぎょう選択せんたくの自由じゆうや機会きかいの均等きんとうが重おもんじられることから、一定いっていの職業しょくぎょうに就つく者ものが何なんらかの強制きょうせいが働はたらく場合ばあいや他者たしゃよりも圧倒的あっとうてき優位ゆういに立たつことで機会きかいの不平等ふびょうどうが起おきることは好このましくないとする場合ばあいも多おおいが、実際じっさいにはこうした家系かけいというものが多おおく存在そんざいする。

血統けっとう主義しゅぎ[編集へんしゅう]

家系かけいは、人間にんげんに対たいしてのみ使用しようされる言葉ことばである。これは、同おなじ家系かけいとされる人間にんげんが必かならずしも他たの動物どうぶつや植物しょくぶつのように生物せいぶつ的てきな繋つながり、血筋ちすじ・血縁けつえんであるとは限かぎらないことが含ふくまれている。例たとえば人間にんげんにしかない関係かんけい性せいとして養子ようしなどが挙あげられる。従したがって家系かけいという言葉ことばと血統けっとうという言葉ことばには、若干じゃっかんのニュアンスの違ちがいが生うまれる。血統けっとう主義しゅぎ、血統けっとうを重視じゅうしするという場合ばあいは、単たんに同おなじ家系かけいである以上いじょうに生物せいぶつ的てきな関係かんけい性せいを重おもんじている。

ヨーロッパでは、アリストテレスにより人間にんげんは精子せいしによって作つくられると信しんじられて来きた。女性じょせいの役割やくわりは精子せいしを育そだてることと考かんがえられ、人間にんげんの資質ししつは男性だんせいに全すべて依存いぞんすると捉とらえられた。ここから様々さまざまな能力のうりょく、資格しかく、権利けんりは血統けっとうによって継承けいしょうされるという考かんがえから他たの地域ちいきと異ことなる文化ぶんかが生うまれた。まず、このためヨーロッパでは、貴族きぞくと庶民しょみんは明確めいかくに別わけられた。現在げんざいでもイギリスは身分みぶんが大おおきく分わかれている。次つぎにハプスブルク家かに代表だいひょうされるように非常ひじょうに近ちかい血統けっとうの人物じんぶつ同士どうしが結婚けっこんを繰くり返かえし、結果けっかとして虚弱きょじゃく化かしていったことが知しられる。これは、家系かけいが持もつ社会しゃかい的てき地位ちいや財産ざいさんを守まもろうとしたために起おこった。

個人こじんの資質ししつにおける家系かけい[編集へんしゅう]

親族しんぞく内ないで性格せいかくや素養そよう、あるいは身体しんたい的てきな特徴とくちょうなどを共有きょうゆうする場合ばあいが多おおく、代々だいだい類似るいじした個性こせいを受うけ継つぐ場合ばあい、家系かけいという概念がいねんが用もちいられる。特とくに身体しんたい面めんにおいては医学いがく的まとには遺伝いでんにより、親族しんぞくで代々だいだい一定いっていの病気びょうきが発症はっしょうしやすい場合ばあいも存在そんざいし、そのような場合ばあい、「癌がんの家系かけい」などと家系かけいという概念がいねんがしばしば用もちいられる。

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

家系かけい系図けいずの合理ごうり的てき研究けんきゅう太田おおた亮あきら、立命館大学りつめいかんだいがく出版しゅっぱん部ぶ, 1930