ジャッジ (漫画まんが)

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ジャッジ
ジャンル ホラー漫画まんが
漫画まんが
作者さくしゃ 細野ほその不二ふじ
出版しゅっぱんしゃ 双葉社ふたばしゃ
掲載けいさい アクションBROTHER[1]
COMICアクションキャラクター[2]
レーベル アクションコミックスEX
双葉ふたば文庫ぶんこ文庫ぶんこ
アクション6Coinsオリジナル(コンビニコミック
発表はっぴょうごう 1987ねん11月13にち[1] - 1991ねん3月22にち[2]
巻数かんすう ぜん2かん(アクションコミックスEX、文庫ぶんこ
ぜん1かん(コンビニコミック)
はなしすう 21(+ 番外ばんがいへん1
OVA:やみ司法官しほうかんジャッジ
監督かんとく 根岸ねぎしひろし
キャラクターデザイン 松尾まつおまこと
アニメーション制作せいさく アニメイトフィルム
製作せいさく ムービック
ソニー・ミュージックエンタテインメント
発売はつばい 1991ねん8がつ1にち
はなしすう 1
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画まんがアニメ
ポータル 漫画まんがアニメ

ジャッジ』は、細野ほその不二ふじによる日本にっぽん漫画まんが。『週刊しゅうかん漫画まんがアクション』」の増刊ぞうかんである『アクションBROTHER』(双葉社ふたばしゃ)において1987ねんから1989ねんまで[1]、『COMICアクションキャラクター』(どう)において1990ねんから1991ねんまで連載れんさいされた[2]ぜん21

概要がいよう[編集へんしゅう]

れい能力のうりょくあくさばく「やみ司法官しほうかん」を主人公しゅじんこうとした作品さくひん当初とうしょ勧善懲悪かんぜんちょうあくバイオレンス目指めざされていたが、オカルトとく心霊しんれい現象げんしょうつよ興味きょうみ細野ほその性格せいかく反映はんえいして、次第しだい心霊しんれいいろ物語ものがたりになり、さらに因果応報いんがおうほうをテーマとしてつよげるようになった[3]

主要しゅよう登場とうじょう人物じんぶつ1人ひとり紀文のりふみ豆乳とうにゅう愛飲あいいんする場面ばめんがあり、紀文のりふみから細野ほそののもとへ礼状れいじょうとともに大量たいりょう豆乳とうにゅうおくられたという逸話いつわもある[3]

『アクションBROTHER』での連載れんさい期間きかんちゅうには1かいのみ、本編ほんぺんとはかかわりのないセルフパロディの番外ばんがいへん細野ほその不二ふじ彦劇じょう れいのうしゃ・逢魔れい太郎たろう事件じけん簿」が掲載けいさいされた[3]単行本たんこうぼんにはアクションコミックスEXにのみ収録しゅうろくされている。

あらすじ[編集へんしゅう]

ひとほう網羅もうらできないあくのあるとき、その犠牲ぎせいとなってんだもの代弁だいべんしゃとして、れい能力のうりょくによって罪人ざいにんさば一族いちぞくすうひゃくねんむかしより存在そんざいしていた。ひとんで「やみ司法官しほうかん」。霊媒れいばい一族いちぞく末裔まつえいである主人公しゅじんこう・逢魔ほういちろうは、かばれないれいたちにわり、やみ司法官しほうかんとしてさばけぬあくつ。

登場とうじょう人物じんぶつ[編集へんしゅう]

声優せいゆう表記ひょうきは、後述こうじゅつのOVAのもの。

逢魔 ほう一郎いちろう(おうま ほういちろう)
こえ - 塩沢しおざわ兼人かねと
主人公しゅじんこう普段ふだん姿すがたえないサラリーマンだが、じつ霊媒れいばい・逢魔一族いちぞく末裔まつえいであり、やみほうのもとに悪人あくにんたちをさばく「やみ司法官しほうかん」の1人ひとり人間にんげんかわつくられた一族いちぞく判例はんれいしゅうやみ六法全書ろっぽうぜんしょ」で死者ししゃたちのうったえをき、れい能力のうりょくによって悪人あくにんたちをほうむる。
みずからの能力のうりょく役割やくわりほこりをっており、それをけがもの同族どうぞくであってもさばきをあたえる。
七瀬ななせ(ななせ)
こえ - 伊藤いとう美紀みき
ほういちろう同僚どうりょうにして恋人こいびと。しっかりしゃで、ほういちろうのダメぶりにほけれつつも、なにかと世話せわく。やみ司法官しほうかんのことはらないが、霊的れいてきかたち協力きょうりょくしたこともある。
野村のむら 修介しゅうすけ(のむら しゅうすけ)
特捜とくそう検事けんじほう忠実ちゅうじつあくばっすることを信念しんねんとする正義せいぎかんほういちろう学生がくせい時代じだいからの友人ゆうじんであり、ほういちろう情報じょうほうげんとなることもおおい。
よんぶん ひろししん(しもん ひろみ)
こえ - 西村にしむら知道ともみち
通称つうしょうやみ弁護士べんごし」。ほういちろうたちやみ司法官しほうかん天敵てんてきといえるれいのうしゃであり、たたり・呪詛じゅそなどあらゆる霊的れいてきわざわいから生者しょうじゃまもることを生業せいぎょうとする[4]ほういちろうやみ六法全書ろっぽうぜんしょおなじく、ひとかわせい手袋てぶくろ自在じざいあやつる。普段ふだん依頼人いらいにんまもこと優先ゆうせんして真実しんじつつぎであるかのような態度たいどっているが、人並ひとなみの正義せいぎかんっておりほういちろう対立たいりつしつつも協力きょうりょくすることもある[5]
オカルトでめし人間にんげんながら、デジタル技術でじたるぎじゅつ興味きょうみがあって電気でんきがいめぐりが趣味しゅみ

アニメ[編集へんしゅう]

やみ司法官しほうかんジャッジ』のだいで、単行本たんこうぼんだい1かんよりだい1、およびほういちろうよんぶんはじめての対決たいけつのエピソードをアニメし、OVAとして1991ねん8がつ1にち発売はつばいされた[6]ぜん1かん同年どうねん6月15にちには、劇場げきじょうでの先行せんこう公開こうかいおこなわれた[7]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c 細野ほその不二ふじ『ジャッジ』 1かん双葉社ふたばしゃ双葉ふたば文庫ぶんこ〉、2000ねん、256-263ぺーじISBN 978-4-575-72227-7 
  2. ^ a b c 細野ほその不二ふじ彦『ジャッジ』 2かん双葉社ふたばしゃ双葉ふたば文庫ぶんこ〉、2000ねん、272ぺーじISBN 978-4-575-72228-4 
  3. ^ a b c 細野ほその不二ふじ彦『ジャッジ』 1かん双葉社ふたばしゃ〈アクションコミックスEX〉、1989ねん、50-52ぺーじISBN 978-4-575-93187-7 
  4. ^ オカルトをみとめない現行げんこうほうでは実際じっさいのろいころせ可能かのうであったとしてもつみにはならないため、不公平ふこうへいだという意見いけん
  5. ^ 作中さくちゅうでも自身じしんおこないをたなげて他者たしゃのろったおとこ存在そんざいしたが、おとこのミスと見当けんとうちがいを理詰りづめで論破ろんぱしている。なお、このおとこほういちろうおなじくやみ司法官しほうかん一族いちぞくであったため、おきてやぶりを理由りゆうほういちろうによって断罪だんざいされた。
  6. ^ 「ビデオアニメスクランブル」『アニメージュ』7がつごう徳間書店とくましょてん、1991ねん7がつ、94ぺーじ 
  7. ^ やみ司法官しほうかんジャッジ”. allcinema Movie & DVD Database. スティングレイ. 2011ねん9がつ28にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]