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豆乳とうにゅう

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豆乳とうにゅう
別名べつめい ソイミルク
発祥はっしょう 中国ちゅうごく
誕生たんじょう時期じき a. 1365[1][2]
33 kcal (138 kJ)
タンパク質たんぱくしつ 2.86 g
脂肪しぼう 1.61 g
炭水化物たんすいかぶつ 1.74 g
グリセミック指数しすう 34 (ひく)
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シンガポール楊協なりかん豆乳とうにゅう

豆乳とうにゅう(とうにゅう)は、大豆だいずみずひたしてすりつぶし、みずくわえてつめたしるした飲料いんりょうである[3]煮詰につめたしるしてのこったのがおからである。

あじ調整ちょうせいであれば豆腐とうふとほぼおなじで、大豆だいず特有とくゆう青臭あおくささがある。この風味ふうみこのひとおおいが、みづらいとかんじるひともいるため、日本にっぽんではこのほか植物しょくぶつなどをくわえてみやすくあじ調ととのえた調製ちょうせい豆乳とうにゅうや、砂糖さとうなどであまみをくわえたり、果汁かじゅう抹茶まっちゃココアのようなふく原料げんりょう味付あじつけしたりした豆乳とうにゅう飲料いんりょう販売はんばいされている。

各国かっこくにおける豆乳とうにゅう

中華ちゅうかけん

中華ちゅうか文化ぶんかけんでは、伝統でんとうてき豆乳とうにゅうを「まめ漿」(トウチアン dòujiāng)とび、牛乳ぎゅうにゅう代替だいたいひんは「まめ」とぶ。

東南とうなんアジア

豆乳とうにゅうは、東南とうなんアジアでもひろまれている。ベトナムでも朝食ちょうしょくように「スアダウナイン sữa đậu nành」というあま豆乳とうにゅう販売はんばいされており、バニラ、ココア風味ふうみのものもある。タイでも朝食ちょうしょくように「ナームトーフーน้ำเต้าหู้」というあま豆乳とうにゅうがあるほか、タピオカゼリーりのものも販売はんばいされている。カンボジアでも練乳れんにゅうはい豆乳とうにゅう「タッグ・ソンダエク(Tek Sondaek)」が販売はんばいされている。シンガポールではかんりの調製ちょうせい豆乳とうにゅう販売はんばいされている。

日本にっぽん

日本にっぽん農林のうりん規格きかく(JAS)による定義ていぎ[4]抜粋ばっすい)は、

原材料げんざいりょうとう 豆乳とうにゅう調整ちょうせい豆乳とうにゅう 調製ちょうせい豆乳とうにゅう 豆乳とうにゅう飲料いんりょう
大豆だいずたんしろしつ含有がんゆうりつ 3.8%以上いじょう 3.0%以上いじょう 1.8%以上いじょう
果実かじつしぼしる製品せいひんめる重量じゅうりょう割合わりあいが5%以上いじょうのものにあつては0.9%以上いじょう
食品しょくひん添加てんかぶつ以外いがい原材料げんざいりょう 大豆だいず以外いがいのものを使用しようしていないこと。 以下いか列挙れっきょしているもの以外いがいもの使用しようしていないこと。
  1. 大豆だいずおよ脱脂だっし加工かこう大豆だいずぜんたんしろしつ含有がんゆうりょうめる水溶すいようせいたんしろしつ重量じゅうりょう割合わりあいが80%以上いじょうのものにかぎる。)
  2. 食用しょくよう植物しょくぶつ油脂ゆし
  3. 調味ちょうみりょう
    砂糖さとうぶどうとう果糖かとうえきとう果糖かとうぶどうとうえきとうこう果糖かとうえきとう砂糖さとう混合こんごうぶどうとう果糖かとうえきとう砂糖さとう混合こんごう果糖かとうぶどうとうえきとう砂糖さとう混合こんごうだか果糖かとうえきとう、ぶどうとうみずあめ乳糖にゅうとう麦芽ばくがとう蜂蜜はちみつおよ食塩しょくえん
つぎかかげるもの以外いがいのものを使用しようしていないこと。
  1. 大豆だいず脱脂だっし加工かこう大豆だいずぜんたんしろしつ含有がんゆうりょうめる水溶すいようせいたんしろしつ重量じゅうりょう割合わりあいが80%以上いじょうのものにかぎる。)およ粉末ふんまつ大豆だいずたんしろ
  2. 食用しょくよう植物しょくぶつ油脂ゆし
  3. 調味ちょうみりょう
    砂糖さとう、ぶどうとう果糖かとうえきとう果糖かとうぶどうとうえきとうこう果糖かとうえきとう砂糖さとう混合こんごうぶどうとう果糖かとうえきとう砂糖さとう混合こんごう果糖かとうぶどうとうえきとう砂糖さとう混合こんごうだか果糖かとうえきとう、ぶどうとうみずあめ、乳糖にゅうとう麦芽糖ばくがとう蜂蜜はちみつおよ食塩しょくえん
  4. 風味ふうみ原料げんりょう
    果実かじつしぼしる野菜やさいしぼしるコーヒー、ココア、牛乳ぎゅうにゅう粉乳ふんにゅう穀類こくるい粉末ふんまつ抹茶まっちゃならびにこんぶ粉末ふんまつおよ抽出ちゅうしゅつ濃縮のうしゅくぶつ
  5. 香辛料こうしんりょう
食品しょくひん添加てんかぶつ 使用しようしていないこと つぎかかげるもの以外いがいのものを使用しようしていないこと。
  1. しょうあわざい
    シリコーン樹脂じゅし
  2. pH調整ちょうせいざい
    炭酸たんさん水素すいそナトリウムおよ炭酸たんさんナトリウムのうち1しゅ
  3. 品質ひんしつ改良かいりょうざい
    乳酸にゅうさんカルシウム
  4. 乳化剤にゅうかざい
  5. : グリセリン脂肪酸しぼうさんエステル植物しょくぶつレシチンおよソルビタン脂肪酸しぼうさんエステルのうち2しゅ以下いか
  6. のりりょう
    カラギナンおよびペクチンのうち1しゅ
  7. 香料こうりょう
つぎかかげるもの以外いがいのものを使用しようしていないこと。
  1. しょうあわざい
    シリコーン樹脂じゅし
  2. pH調整ちょうせいざい
    炭酸たんさん水素すいそナトリウムおよ炭酸たんさんナトリウム
  3. 品質ひんしつ改良かいりょうざい
    乳酸にゅうさんカルシウム
  4. 乳化剤にゅうかざい
    グリセリン脂肪酸しぼうさんエステル、植物しょくぶつレシチン、ショとう脂肪酸しぼうさんエステルおよびソルビタン脂肪酸しぼうさんエステルのうち2しゅ以下いか
  5. 酸味さんみりょう
    クエン酸くえんさん
  6. のりりょう
    カラギナンおよペクチン
  7. 甘味あまみりょう
    ステビア抽出ちゅうしゅつぶつ
  8. 着色ちゃくしょくりょう
    カラメルI、カラメルIII、クチナシあか色素しきそ、クチナシ黄色おうしょくもと、ベリー色素しきそおよβべーたカロテンのうち2しゅ以下いか
  9. 香料こうりょう

農林水産省のうりんすいさんしょう豆乳とうにゅうるい日本にっぽん農林のうりん規格きかく[4]による。

日本にっぽんでは、スーパーマーケットコンビニエンスストアなどの店頭てんとうにもならぶようになり、調整ちょうせい豆乳とうにゅう豆乳とうにゅう飲料いんりょうれることが容易よういになった。かみパックプラスチックボトルにはいった商品しょうひんおお販売はんばいされている。豆汁した豆乳とうにゅうを「調整ちょうせい豆乳とうにゅう」と表記ひょうきしているものもあり、近年きんねん大豆だいず青臭あおくささをおさえられる製法せいほう開発かいはつされている。一方いっぽうみやすいあじかおりに調整ちょうせいしたものは「調製ちょうせい豆乳とうにゅう(ちょうせいとうにゅう)」とばれており[4]砂糖さとう甘味あまみりょう)・食塩しょくえんビタミンるいほか香料こうりょう植物しょくぶつなどをくわえてみやすいあじ加工かこうしたものが販売はんばいされている。また、不二製油ふじせいゆ世界せかいはつ大豆だいず分離ぶんりぶん技術ぎじゅつUSS製法せいほう・2012ねん特許とっきょ取得しゅとく)を確立かくりつさせ、「てい脂肪しぼう豆乳とうにゅう」と「豆乳とうにゅうクリーム」というしん素材そざいした。日本にっぽん国内こくない代表だいひょうてき製造せいぞう販売はんばいメーカーは、キッコーマンソイフーズきゅう紀文きぶんフードケミファ)、マルサンアイソヤファームなど。かつては、三菱化成みつびしかせい食品しょくひん三菱化学みつびしかがくフーズ(ブランドめい:マプロン)、明治乳業めいじにゅうぎょう(ブランドめい:サングロー豆乳とうにゅう)、にちしんサラダ油さらだゆからも販売はんばいしていた。自家製じかせい豆乳とうにゅう中国ちゅうごくほど一般いっぱんてきではないが、豆腐とうふてん店頭てんとうなどで、新鮮しんせん豆乳とうにゅう販売はんばいされている。

豆乳とうにゅうけに、えぐあじすくない大豆だいず品種ひんしゅ開発かいはつされている(日本にっぽんのうけん機構きこうによる「すみさやか」)[5]

関連かんれんする食品しょくひん

豆乳とうにゅうにがりなどの凝固ぎょうこざいくわえてかためると豆腐とうふとなる。調整ちょうせい豆乳とうにゅうなかには、凝固ぎょうこさせると豆腐とうふができると表示ひょうじしているものもある。大豆だいずから豆乳とうにゅうしぼったのこかすおからい、食物しょくもつ繊維せんいおおふくまれている[6]

豆乳とうにゅうをじっくり加熱かねつしたときに、表面ひょうめんにできる薄皮うすかわげたものをゆば湯葉ゆば)といい、ものとして使つかわれたり、刺身さしみ同様どうようにそのまま醤油じょうゆなどをつけてしょくされたりする。精進しょうじん料理りょうりにもかせない伝統でんとう食材しょくざいである。

豆乳とうにゅう使つかった料理りょうりなど

豆乳とうにゅうなべ豆乳とうにゅうグラタン豆乳とうにゅうシチューコーヒーカフェ・オ・レカフェ・ラッテにおける牛乳ぎゅうにゅうわりに豆乳とうにゅうもちいたメニューもえている(「ソイラテ」など)。ダイエット食品しょくひんとしては、豆乳とうにゅうクッキーなども販売はんばいされている。とく牛乳ぎゅうにゅう豆乳とうにゅう代用だいようしたデザートでは、プリンドーナツ[7]チーズ[8]アイスクリームなど沢山たくさんのバリエーションがある。

健康けんこう

豆乳とうにゅう栄養えいよう代表だいひょう
調製ちょうせい豆乳とうにゅう[9]
100 gあたりの栄養えいよう
エネルギー 268 kJ (64 kcal)
4.8 g
食物しょくもつ繊維せんい 0.3 g
3.6 g
飽和ほうわ脂肪酸しぼうさん 0.50 g
一価いっか飽和ほうわ 0.75 g
あたい飽和ほうわ 1.99 g
3.2 g
ビタミン
チアミン (B1)
(6%)
0.07 mg
リボフラビン (B2)
(2%)
0.02 mg
ナイアシン (B3)
(1%)
0.2 mg
パントテンさん (B5)
(5%)
0.24 mg
ビタミンB6
(4%)
0.05 mg
葉酸ようさん (B9)
(8%)
31 µg
ビタミンE
(15%)
2.2 mg
ビタミンK
(6%)
6 µg
ミネラル
ナトリウム
(3%)
50 mg
カリウム
(4%)
170 mg
カルシウム
(3%)
31 mg
マグネシウム
(5%)
19 mg
リン
(6%)
44 mg
鉄分てつぶん
(9%)
1.2 mg
亜鉛あえん
(4%)
0.4 mg
どう
(6%)
0.12 mg
成分せいぶん
水分すいぶん 87.9 g
水溶すいようせい食物しょくもつ繊維せんい 0.2 g
不溶性ふようせい食物しょくもつ繊維せんい 0.1 g

ビタミンEはαあるふぁ─トコフェロールのみをしめした[10]
%はアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくにおける
成人せいじん栄養えいよう摂取せっしゅ目標もくひょう (RDI割合わりあい

こうタンパクていカロリーなものとして認知にんちされ、大豆だいず蛋白たんぱくコレステロール低下ていか作用さようがあるとされるため[11]健康けんこう飲料いんりょうとして利用りようされている。

豆乳とうにゅう大豆だいずイソフラボンふくまれ、ポリフェノール化合かごうぶつ一種いっしゅで、「植物しょくぶつ由来ゆらいエストロゲン」とばれることもあり、体内たいない女性じょせいホルモンのエストロゲンと同様どうようはたらきをし、これが骨粗鬆症こつそしょうしょう予防よぼう効果こうかこう動脈どうみゃく硬化こうか作用さよう更年期こうねんき障害しょうがい緩和かんわなど健康けんこうにいいとされている。[12]また、にゅうがん前立腺ぜんりつせんがんひとし予防よぼうにも効果こうかがあることが、疫学えきがくてき調査ちょうさあきらかになってきており、とくにイソフラボンはいとうからだゲニステインという物質ぶっしつに、腫瘍しゅよう血管けっかん新生しんせいおさえる効果こうかがあり、それにより腫瘍しゅよう増殖ぞうしょく抑制よくせいするとする研究けんきゅうがあり[13]。さらに、大豆だいず固形こけい成分せいぶん含量がたか豆乳とうにゅうには、血糖けっとう改善かいぜん効果こうか期待きたいできるとの報告ほうこくもあるピニトールという成分せいぶんおおふくまれている[14]

乳糖にゅうとうたいしょう牛乳ぎゅうにゅうアレルギー牛乳ぎゅうにゅう摂取せっしゅできない乳児にゅうじ豆乳とうにゅうあたえることもあるが、アフリカけいアメリカじん1,553めい対象たいしょうにした調査ちょうさでは、豆乳とうにゅう乳児にゅうじ摂取せっしゅした女性じょせいは、摂取せっしゅしていない女性じょせいくら初経しょけい5ねん以内いない月経げっけいつう薬剤やくざいんだ比率ひりつが20%たかく、18~22さい中等ちゅうとうまたは重度じゅうど月経げっけいつう経験けいけんする比率ひりつが50%上昇じょうしょうした[15]

豆乳とうにゅうちゅうトリプシンインヒビターのトリプシン親和しんわせいは、豆腐とうふ味噌みそきななどの大豆だいず製品せいひんくらべてたかいことが指摘してきされている[16]。トリプシン・インヒビターをおおふくむものを摂食せっしょくすると消化しょうか不良ふりょうこし下痢げりすることがある[17]

適正てきせい摂取せっしゅりょうおよび摂取せっしゅ上限じょうげんについて

日本にっぽん豆乳とうにゅう協会きょうかい日本にっぽん豆乳とうにゅう公正こうせい取引とりひき協議きょうぎかいは、適正てきせい摂取せっしゅりょうについて「一般いっぱんてき推奨すいしょういちにちあたり200mlから600ml程度ていど」としつつも、摂取せっしゅ上限じょうげんについては「とく制限せいげんはない」とし、飲料いんりょう同様どうよう食事しょくじ全体ぜんたい健康けんこうバランスをかんがえることが重要じゅうようであるとの見解けんかいしめしている[18]

豆乳とうにゅうとう大豆だいず食品しょくひんふくまれる大豆だいずイソフラボンの摂取せっしゅ上限じょうげんについて、2006ねん5がつ食品しょくひん安全あんぜん委員いいんかいは「閉経へいけいまえ女性じょせいにおける内分泌ないぶんぴつ機能きのうへの影響えいきょう」にかんがみて「特定とくてい保健ほけんよう食品しょくひんとしての大豆だいずイソフラボンの安全あんぜんいちにち上乗うわの摂取せっしゅりょう上限じょうげんを 30 mg/にちとする」とした[19]。もっとも、この文書ぶんしょ対象たいしょうとする食品しょくひんは、「大豆だいずイソフラボンをふく特定とくてい保健ほけんよう食品しょくひんおよ特定とくてい保健ほけんよう食品しょくひん以外いがい錠剤じょうざい、カプセルざい粉末ふんまつざい液剤えきざいとう形状けいじょう食品しょくひん対象たいしょうとしたもの」「錠剤じょうざい、カプセルざい粉末ふんまつざい液剤えきざいとうのうち大豆だいずイソフラボンを濃縮のうしゅく強化きょうかした大豆だいずイソフラボンを摂取せっしゅすることを目的もくてきとした『いわゆる健康けんこう食品しょくひん』」であり、豆腐とうふ豆乳とうにゅう・おからクッキーをふくめた「たん大豆だいず素材そざい利用りようしただけのもの」は対象たいしょうではない[20]

あくまで大豆だいずイソフラボンを濃縮のうしゅく強化きょうかした食品しょくひんが「大豆だいずのイソフラボンとそれ以外いがい成分せいぶん(たんぱくしつカルシウムひとし)とのバランスが、ながしょく経験けいけんゆうする大豆だいず食品しょくひんとはことなって」[20] いるために指針ししん策定さくていされたものであるからである。 しかし、この報告ほうこくしょ一般いっぱん消費しょうひしゃには普通ふつう大豆だいず食品しょくひん大量たいりょう摂取せっしゅにも危険きけんせいがあると誤解ごかいされ、キッコーマン飲料いんりょう大島おおしま秀隆ひでたかれば、(工場こうじょう生産せいさん能力のうりょく頭打あたまうちとわせて)この誤解ごかい豆乳とうにゅうだいブームの終了しゅうりょうつながったとされている[21]。 2017ねん時点じてんでも、大豆だいずイソフラボン単体たんたい摂取せっしゅ目安めやすりょう上限じょうげんが75mg/であることを根拠こんきょに「(豆乳とうにゅうの)1にち摂取せっしゅりょう目安めやす必然ひつぜんてきに200ml程度ていど」「じつ豆乳とうにゅうはその効果こうかおおさやたかさから、過剰かじょう摂取せっしゅするとからだ悪影響あくえいきょうおよぼす飲料いんりょうとしてもられている」などと豆乳とうにゅう過剰かじょう摂取せっしゅ危険きけんせい喚起かんきするウェブサイトも存在そんざいするが[22]前述ぜんじゅつとお誤解ごかいもとづくものであり、報告ほうこくしょは、通常つうじょう大豆だいず食品しょくひん摂取せっしゅについては安全あんぜんせい疑問ぎもんされたことはないこと、通常つうじょう大豆だいず食品しょくひんによって大豆だいずイソフラボンの摂取せっしゅりょうが75mg/えたとしてもただちに健康けんこう被害ひがいむすびつくものではないことを、再三さいさん強調きょうちょうしている[23]

脚注きゃくちゅう

出典しゅってん

  1. ^ Shurtleff & al. (2013), pp. 5 & 23–4.
  2. ^ Shurtleff & al. (2014), p. 9.
  3. ^ 広辞苑こうじえんだいろくはん豆乳とうにゅう
  4. ^ a b c 豆乳とうにゅうるい日本にっぽん農林のうりん規格きかく 農林水産省のうりんすいさんしょう
  5. ^ 豆乳とうにゅうよう大豆だいず 関東かんとう以西いせいけ「すみさやか」誕生たんじょう のうけん機構きこう日本農業新聞にほんのうぎょうしんぶん』2021ねん9がつ22にち1めん
  6. ^ “おからでとうしつ制限せいげんしよう。”. Amebaニュース. (2017ねん9がつ1にち). https://web.archive.org/web/20180118010343/https://news.ameba.jp/entry/20170901-470 2018ねん1がつ17にち閲覧えつらん 
  7. ^ “ミスドとタニタと「野菜やさいドーナツ」販売はんばい 生地きじにニンジン、クリームにトマトや豆乳とうにゅう. J-castニュース. (2017ねん8がつ28にち). https://www.j-cast.com/2017/08/28306796.html 2018ねん1がつ17にち閲覧えつらん 
  8. ^ 豆乳とうにゅうは「む」から「べる」時代じだいへ!大豆だいずからできたしん食材しょくざい!「チーズのような豆乳とうにゅうぶろっく」都内とないカフェで販売はんばい開始かいし. SankeiBiz(産経新聞さんけいしんぶんしゃ). (2017ねん8がつ7にち). https://web.archive.org/web/20170901113524/http://www.sankeibiz.jp/business/news/170807/prl1708071002018-n1.htm 2018ねん1がつ17にち閲覧えつらん 
  9. ^ 文部もんぶ科学かがくしょう日本にっぽん食品しょくひん標準ひょうじゅん成分せいぶんひょう2015年版ねんばんななてい
  10. ^ 厚生こうせい労働省ろうどうしょう日本人にっぽんじん食事しょくじ摂取せっしゅ基準きじゅん(2015年版ねんばん
  11. ^ ちんひらく井浦いうら克弘かつひろ高野たかのあきら平林ひらばやしきよしラットのちゅうコレステロール濃度のうど低下ていかたいするフィブロイン投与とうよ効果こうか」『日本にっぽん蚕糸さんしがく雑誌ざっし』1993ねん 62かん 1ごう p.56-60, doi:10.11416/kontyushigen1930.62.56
  12. ^ よう出典しゅってん
  13. ^ 大豆だいずイソフラボン 九州大学きゅうしゅうだいがく 食糧しょくりょう化学かがく研究けんきゅうしつ
  14. ^ Soy pinitol acts partly as an insulin sensitizer or insulin mediator in 3T3-L1 preadipocytes - The National Center for Biotechnology Information
  15. ^ Upson K, Adgent MA, Wegienka G, Baird DD (2019). “Soy-based infant formula feeding and menstrual pain in a cohort of women aged 23-35 years.”. Hum Reprod 34 (1): 148-154. doi:10.1093/humrep/dey303. PMC 6296212. PMID 30412246. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/eutils/elink.fcgi?dbfrom=pubmed&tool=sumsearch.org/cite&retmode=ref&cmd=prlinks&id=30412246. 
  16. ^ 棚橋たなはしまさるどう ほか「大豆だいずトリプシンインヒビターの加熱かねつによるトリプシン親和しんわせい変化へんか」『日本にっぽん食品しょくひん工業こうぎょう学会がっかい』1988ねん 35かん 8ごう pp.541-544, doi:10.3136/nskkk1962.35.8_541
  17. ^ 町田まちだ芳郎よしお食用しょくよう大豆だいずタンパク質たんぱくしつとそのあたらしい用途ようと」『あぶら化学かがく』1963ねん 12かん 8ごう p.461-467, doi:10.5650/jos1956.12.461
  18. ^ 豆乳とうにゅうQ&A 日本にっぽん豆乳とうにゅう協会きょうかい”. 日本にっぽん豆乳とうにゅう協会きょうかい日本にっぽん豆乳とうにゅう公正こうせい取引とりひき協議きょうぎかい. 2017ねん8がつ19にち閲覧えつらん
  19. ^ 大豆だいずイソフラボンをふく特定とくてい保健ほけんよう食品しょくひん安全あんぜんせい評価ひょうか基本きほんてきかんがかた』p. 45
  20. ^ a b 厚生こうせい労働省ろうどうしょう大豆だいずおよ大豆だいずイソフラボンにかんするQ&A”. 厚生こうせい労働ろうどうしょう. 2017ねん8がつ19にち閲覧えつらん
  21. ^ 豆乳とうにゅうあじおおすぎやしないですか? メーカーにきいた - デイリーポータルZ:@nifty”. NIFTY Corporation (2016ねん3がつ1にち). 2017ねん8がつ19にち閲覧えつらん
  22. ^ 美容びよう健康けんこう効果こうかてき豆乳とうにゅうすぐれた効果こうか上手じょうずかた - 豆乳とうにゅう専門せんもんページ - ピントル”. PINTORU. 2017ねん8がつ19にち閲覧えつらん
  23. ^ 大豆だいずイソフラボンをふく特定とくてい保健ほけんよう食品しょくひん安全あんぜんせい評価ひょうか基本きほんてきかんがかた (PDF) 食品しょくひん安全あんぜん委員いいんかい

参考さんこう文献ぶんけん

関連かんれん項目こうもく

外部がいぶリンク