乾物 かんぶつ 100 g中 ちゅう の食物 しょくもつ 繊維 せんい [3]
項目 こうもく
分量 ぶんりょう
食物 しょくもつ 繊維 せんい 総量 そうりょう
36.5 g
水溶 すいよう 性 せい 食物 しょくもつ 繊維 せんい
7.4 g
不溶性 ふようせい 食物 しょくもつ 繊維 せんい
29.1 g
コンブ (昆布 こぶ )は、オクロ植物 しょくぶつ 褐藻 かっそう 綱 つな コンブ目 め コンブ科 か (学名 がくめい :Laminariaceae )に属 ぞく する数 すう 種 しゅ の海藻 かいそう の一般 いっぱん 的 てき な名称 めいしょう である。生物 せいぶつ 学 がく が生 う まれる以前 いぜん からの名称 めいしょう であるため、厳密 げんみつ な定義 ていぎ はできないが、葉 は の長 なが 細 ほそ い食用 しょくよう の種 たね がコンブと呼 よ ばれる傾向 けいこう がある。コンブ科 か に属 ぞく する海藻 かいそう でも、オオウキモ は通常 つうじょう 、コンブとは呼 よ ばれない。
生物 せいぶつ 学 がく ではカタカナ書 が きの「コンブ」が使 つか われるものの、単 たん なる「コンブ」と言 い う種 しゅ は存在 そんざい せず、マコンブ やリシリコンブ 、ミツイシコンブ などのように、コンブ科 か 植物 しょくぶつ の種 たね の標準 ひょうじゅん 和名 わみょう に用 もち いる。他方 たほう 、食品 しょくひん など日常 にちじょう 的 てき には昆布 こぶ やこんぶ(こぶ) の表記 ひょうき も使 つか われる。ウェブスター辞典 じてん などにもそのままkombuとして記載 きさい されている[4] 。
海岸 かいがん に打 う ち上 あ げられたカラフトコンブ (Saccharina latissima)
コンブ科 か Laminariaceae Bory de Saint-Vincent には次 つぎ の13属 ぞく があり[5] 、マコンブ などが属 ぞく するカラフトコンブ属 ぞく 、ネコアシコンブ などが属 ぞく するネコアシコンブ属 ぞく [6] や、カナダからチリに分布 ぶんぷ するジャイアントケルプ の属 ぞく するMacrocystis 属 ぞく などがある[7] [8] 。
Arthrothamnus Ruprecht ネコアシコンブ属 ぞく [9]
Costulariella Petrov & Gussarova
Cymathere J.Agardh [5] ミスジコンブ属 ぞく [10]
Feditia Yu.Petrov & I.Gusarova
Laminaria J.V.Lamouroux コンブ属 ぞく [11] (ゴヘイコンブ属 ぞく [12] )
Macrocystis C.Agardh
Nereocystis Postels & Ruprecht
Pelagophycus Areschoug
Phyllariella Y.E.Petrov & Vozzhinskaja
Postelsia Ruprecht
Pseudolessonia G.Y.Cho, N.G.Klochkova, T.N.Krupnova & Boo
Saccharina Stackhouse [5] カラフトコンブ属 ぞく [13] (コンブ属 ぞく [12] )
Streptophyllopsis Kajimura [5] クロシオメ属 ぞく [14]
コンブ科 か の海藻 かいそう は、日本 にっぽん 列島 れっとう では北海道 ほっかいどう 沿岸 えんがん を中心 ちゅうしん に三陸海岸 さんりくかいがん などにも分布 ぶんぷ し、寒流 かんりゅう の親潮 おやしお 海域 かいいき を代表 だいひょう する海藻 かいそう であり、また重要 じゅうよう な食用 しょくよう 海藻 かいそう であるだけでなく、大 おお きな藻 も 場 じょう を形成 けいせい し多様 たよう な生態 せいたい 系 けい を保 たも つ働 はたら きもある。
コンブは胞子 ほうし によって増殖 ぞうしょく する。コンブの胞子 ほうし は大 おお きさは5 µm 程度 ていど であり、2本 ほん の鞭 むち 毛 げ を持 も ち、海中 かいちゅう を泳 およ げるので、特 とく に「遊 ゆう 走 はし 子 こ (ゆうそうし)」と呼 よ ばれる。遊 ゆう 走 はし 子 こ はコンブの表面 ひょうめん から放出 ほうしゅつ され、海中 かいちゅう の岩 いわ などに着生 ちゃくせい する。着生 ちゃくせい した遊 ゆう 走 はし 子 こ は発芽 はつが して「配偶 はいぐう 体 たい 」という微小 びしょう な植物 しょくぶつ 体 たい になる。1個 いっこ の遊 ゆう 走 はし 子 こ から1個体 こたい の配偶 はいぐう 体 たい ができ、雄 ゆう と雌 めす の配偶 はいぐう 体 たい がある。雌雄 しゆう の配偶 はいぐう 体 たい それぞれに卵 たまご と精子 せいし が作 つく られる。この卵 たまご と精子 せいし が受精 じゅせい し、受精卵 じゅせいらん が生長 せいちょう すると巨視的 きょしてき な「胞子 ほうし 体 たい 」、つまりコンブとなる。
コンブ科 か と同 おな じコンブ目 め に属 ぞく する近 きん 縁 えん な種 たね としては、ワカメ などが属 ぞく するアイヌワカメ科 か [15] (チガイソ科 か [12] )や、コンブの原始 げんし 的 てき な形 かたち と言 い われるツルモ科 か があり[16] [17] 、また、アラメ 、カジメ などが属 ぞく するレッソニア科 か が挙 あ げられる[12] [18] 。
日本 にっぽん のコンブ生産 せいさん 量 りょう は約 やく 7万 まん 6千 せん トン(2021年度 ねんど 生 せい 重量 じゅうりょう )。生産 せいさん 量 りょう 全体 ぜんたい に占 し める養殖 ようしょく 物 ぶつ の割合 わりあい は約 やく 40%(2021年度 ねんど )。天然 てんねん 物 ぶつ の生産 せいさん 量 りょう の95%以上 いじょう 、養殖 ようしょく 物 ぶつ の75%を北海道 ほっかいどう が占 し める(2021年度 ねんど )[19] 。輸出入 ゆしゅつにゅう は乾燥 かんそう 昆布 こぶ の輸出 ゆしゅつ は行 おこな われているが、輸入 ゆにゅう は割当 わりあて はあるが実際 じっさい は行 おこな われてない[20] [21] 。また、中国 ちゅうごく でも80万 まん トン前後 ぜんこう が養殖 ようしょく されている[要 よう 出典 しゅってん ] 。
北海道 ほっかいどう の函館 はこだて 市 し 沿岸 えんがん ではマコンブの養殖 ようしょく が盛 さか んに行 おこな われている。マコンブは2年生 ねんせい のため、その養殖 ようしょく には2年 ねん の時間 じかん と手間 てま が必要 ひつよう であり、2年 ねん 栽培 さいばい の物 もの に近 ちか い質 しつ を目指 めざ した1年 ねん の促成 そくせい 栽培 さいばい もある。また、産業 さんぎょう 上 じょう 重要 じゅうよう 種 しゅ であるミツイシコンブ、リシリコンブ、オニコンブに関 かん しても、その養殖 ようしょく 法 ほう は確立 かくりつ されている。その他 た の種 たね に関 かん しては天然 てんねん の現存 げんそん 量 りょう が多 おお い、もしくは前述 ぜんじゅつ の種 たね より利用 りよう 価値 かち が低 ひく いことから、養殖 ようしょく 法 ほう が確立 かくりつ されていない。
コンブの収穫 しゅうかく は、小舟 こぶね から箱 はこ メガネなどで海中 かいちゅう を見 み ながら昆布 こぶ の根元 ねもと に竿 ざお を差 さ し入 い れ巻 ま き付 つ けてねじり取 と る[22] 。コンブ漁 りょう に用 もち いられる先 さき が二股 ふたまた になった棒 ぼう は「マッカ」などと呼 よ ばれる[22] 。また、ロープの先 さき に鈎 かぎ を付 つ けた物 もの を船 ふね の上 うわ や岸 がん から投 な げて収穫 しゅうかく する方法 ほうほう もある(マッケ曳 ひ き)[23] 。この他 ほか には、海岸 かいがん へと押 お し寄 よ せてきたコンブを、海岸 かいがん で拾 ひろ ったり、鈎 かぎ でたぐり寄 よ せる方法 ほうほう もある。
こうして収穫 しゅうかく したコンブを、小石 こいし を敷 し き詰 つ めた干場 ほしば に運 はこ び並 なら べて干 ほ す。1〜2回 かい 裏返 うらがえ しにし、まんべんなく乾燥 かんそう させる。乾燥 かんそう し過 す ぎると折 お れやすくなるため、加減 かげん が必要 ひつよう である。乾燥 かんそう 時間 じかん は半日 はんにち 程度 ていど だが、この間 あいだ に雨 あめ に当 あ たると商品 しょうひん 価値 かち は無 な くなるので、天気 てんき 予報 よほう で雨 あめ が確実 かくじつ な日 ひ は出漁 しゅつぎょ を見合 みあ わせることもある。天日 てんじつ ではなく乾燥 かんそう 機 き で干 ほ す方法 ほうほう もあり、品質 ひんしつ は落 お ちるが、濃霧 のうむ や日照 ひでり 不足 ふそく などの理由 りゆう で乾燥 かんそう 機 き の使用 しよう 頻度 ひんど が多 おお い地域 ちいき もある。コンブ干 ほ しは最適 さいてき の天候 てんこう 時 じ に、手早 てばや く、かつ何 なん 度 ど も表裏 ひょうり を返 かえ し、適切 てきせつ に干 ほ す必要 ひつよう があるため、干 ほ し方 かた 専 せん 門 もん のアルバイト が募集 ぼしゅう されるほか、コンブ漁場 ぎょじょう の近 ちか くに番屋 ばんや を張 は り寝泊 ねと まりする地域 ちいき もある[24] 。また、干 ほ した後 のち も、専用 せんよう の蔵 くら にて「寝 ね かせ」(熟成 じゅくせい )の過程 かてい が1〜3年 ねん 、上級 じょうきゅう 品 ひん では5〜10年 ねん ほど必要 ひつよう であり、大変 たいへん に手間 てま がかかる[25] 。
コンブの乾燥 かんそう 風景 ふうけい (利尻島 りしりとう )
日本 にっぽん におけるコンブ科 か の有用 ゆうよう 種 しゅ はその有用 ゆうよう 度 ど から見 み て、水産物 すいさんぶつ として価値 かち が高 たか く重要 じゅうよう な種 たね にマコンブ(真 ま 昆布 こぶ )、オニコンブ(羅臼 らうす 昆布 こぶ )、リシリコンブ(利尻 りしり 昆布 こぶ )、ホソメコンブ、ミツイシコンブ(日高 ひだか 昆布 こぶ )、ナガコンブ(長 ちょう 昆布 こぶ )、ガッガラコンブ及 およ びガゴメコンブが挙 あ げられ、補助 ほじょ 的 てき な種 たね としてはチヂミコンブ 、カラフトトロロコンブ 、トロロコンブ 、アツバスジコンブ 及 およ びネコアシコンブ があり、さらに地域 ちいき 的 てき に利用 りよう されている種 たね としてエナガコンブ がある[26] 。なお、日本 にっぽん におけるコンブの主 おも な産地 さんち は北海道 ほっかいどう であり、特 とく に真 ま 昆布 こぶ 、羅臼 らうす 昆布 こぶ 、利尻 りしり 昆布 こぶ 、日高 ひだか 昆布 こぶ (三 さん 石 せき 昆布 こぶ )、長 ちょう 昆布 こぶ などが知 し られる。
マコンブ Saccharina japonica [27] (真 ま 昆布 こぶ )
主 おも に津軽海峡 つがるかいきょう 〜噴火湾 ふんかわん 沿岸 えんがん で獲 え れる道 みち 南 みなみ 産 さん のコンブ。昆布 こぶ の最 さい 高級 こうきゅう 品 ひん とされることもある。非常 ひじょう に多 おお くの銘柄 めいがら と格付 かくづけ があり、旧 きゅう 南茅部 みなみかやべ 町 まち 周辺 しゅうへん (現在 げんざい は函館 はこだて 市 し )に産 さん する真 ま 昆布 こぶ が最 さい 高級 こうきゅう 品 ひん とされ、「白口 しらくち 浜 はま 」と言 い う銘柄 めいがら で呼 よ ばれる。その他 た に旧 きゅう 恵山 えさん 町 まち 周辺 しゅうへん で産 さん する「黒 くろ 口 こう 浜 はま 」、津軽海峡 つがるかいきょう の「本場 ほんば 折 おり 」、それ以外 いがい の海域 かいいき で取 と れた物 もの を「場 ば 違 たがえ 折 おり 」などの銘柄 めいがら に分 わ ける。市場 いちば 価値 かち もおおよそこの順番 じゅんばん となるが、銘柄 めいがら 内 ない でも品質 ひんしつ により数 すう 段階 だんかい の等級 とうきゅう に分 わ けられる。だし汁 じる は上品 じょうひん で透 す き通 とお っていて、独特 どくとく の甘味 あまみ がある。大阪 おおさか ではこの味 あじ が好 この まれ、だし昆布 こぶ と言 い えば、大抵 たいてい この真 ま 昆布 こぶ を用 もち い、取扱 とりあつかい 量 りょう は日本 にっぽん 国内 こくない の90%に及 およ び、大阪 おおさか などでは最 もっと も価格 かかく が高 たか い。また、他 た の用途 ようと として、おぼろ昆布 こぶ 、白髪 はくはつ 昆布 こぶ などの薄 うす く削 けず った加工 かこう 品 ひん や、代表 だいひょう 的 てき な大阪 おおさか 寿司 ずし であるバッテラ に用 もち いる白板 しらいた 昆布 こぶ がある。現在 げんざい の分類 ぶんるい においては、オニコンブ、リシリコンブ、ホソメコンブは本 ほん 種 しゅ の変種 へんしゅ とされている。
オニコンブ Saccharina japonica var. diabolica [27] (羅臼 らうす 昆布 こぶ )
真 ま 昆布 こぶ と並 なら ぶ昆布 こぶ の最 さい 高級 こうきゅう 品 ひん 。濃厚 のうこう な味 あじ のため、関東 かんとう 地方 ちほう 、北陸 ほくりく 地方 ちほう などではだし昆布 こぶ として、この羅臼 らうす 昆布 こぶ が好 この まれ、料亭 りょうてい などで使用 しよう される最 さい 高級 こうきゅう 品 ひん となっている。関西 かんさい でも消費 しょうひ 量 りょう は多 おお いが、使用 しよう され始 はじ めたのは明治 めいじ 時代 じだい と、マコンブなどと比較 ひかく して歴史 れきし は浅 あさ い。主 おも な用途 ようと はうどんだし、おでん、鍋物 なべもの の味付 あじつ け、佃煮 つくだに などである。また、食用 しょくよう にも適 てき しており、北陸 ほくりく 地方 ちほう 、特 とく に富山 とやま 県 けん は一大 いちだい 消費 しょうひ 地 ち である。
リシリコンブ Saccharina japonica var. ochotensis [27] (利尻 りしり 昆布 こぶ )
真 ま 昆布 こぶ や羅臼 らうす 昆布 こぶ と並 なら ぶ最 さい 高級 こうきゅう 品 ひん で、生産 せいさん 地 ち は利尻島 りしりとう 、礼文島 れぶんとう 及 およ び稚内 わっかない 沿岸 えんがん であり、礼文 れぶん 島 とう 香深 かふか の物 もの が最 さい 高級 こうきゅう 品 ひん とされる。味 あじ は前者 ぜんしゃ より薄 うす いが、澄 す んでおり、やや塩気 しおけ のあるだしが採 と れる。素材 そざい の色 いろ や味 あじ を変 か えないため、懐石 かいせき 料理 りょうり や煮物 にもの で重宝 ちょうほう される。また、京都 きょうと では最 もっと も高級 こうきゅう 、かつ一般 いっぱん 的 てき なだし昆布 こぶ でもあり、千枚漬 せんまいづけ 、湯豆腐 ゆどうふ 、木 き の芽 め 煮 に など用途 ようと が広 ひろ く、料亭 りょうてい などでは、上質 じょうしつ なだしを採 と るために1年 ねん 以上 いじょう 寝 ね かせた「ひね物 ぶつ 」を用 もち いる店 みせ もある。また、肉質 にくしつ が硬 かた いため、高級 こうきゅう おぼろ昆布 こぶ やとろろ昆布 こんぶ の材料 ざいりょう にもなる。だし昆布 こぶ に限 かぎ って言 い えば、生産 せいさん 量 りょう の約 やく 7%は福岡 ふくおか のうどん店 てん チェーン牧 まき のうどん で消費 しょうひ される[28] 。
ホソメコンブ Saccharina japonica var. religiosa [27] (細目 ほそめ 昆布 こぶ )
渡島 ととう 半島 はんとう の松前 まさき 〜道北 みちきた の留萌 るもい を主体 しゅたい とした日本海 にほんかい 沿岸 えんがん で獲 え れる昆布 こぶ 。他 た の昆布 こぶ と異 こと なり寿命 じゅみょう が1年 ねん であるため、1年 ねん 目 め で刈 か り取 と られる。切 き り口 くち がどの昆布 こぶ よりも白 しろ いために、おぼろ昆布 こぶ 、とろろ昆布 こんぶ に加工 かこう されることが多 おお い。以上 いじょう の4種 しゅ は分布 ぶんぷ 域 いき が連続 れんぞく しており、遺伝 いでん 的 てき 距離 きょり も非常 ひじょう に近 ちか く種 たね 間 あいだ 交雑 こうざつ が可能 かのう である。
ミツイシコンブ Saccharina angustata [27] (日高 ひだか 昆布 こぶ 、三 さん 石 せき 昆布 こぶ )
太平洋 たいへいよう 岸 きし 、日高 ひだか 地方 ちほう で獲 え れる。繊維 せんい 質 しつ が多 おお いため、早 はや く煮 に え、非常 ひじょう に柔 やわ らかくなるので、昆布 こぶ 巻 ま き、佃煮 つくだに 、おでん種 しゅ など、昆布 こぶ そのものを食 た べる料理 りょうり に適 てき している。また、関東 かんとう での消費 しょうひ 量 りょう が多 おお く、一般 いっぱん 的 てき なだし用 よう 昆布 こぶ として用 もち いられる。
ナガコンブ Saccharina longissima [27] (長 ちょう 昆布 こぶ 、浜中 はまなか 昆布 こぶ )
釧路 くしろ 地方 ちほう で多 おお く獲 え れるコンブ。全長 ぜんちょう 15 mにも及 およ ぶ。生産 せいさん 量 りょう は最 もっと も多 おお いが、旨味 うまみ 成分 せいぶん が少 すく ないために、廉価 れんか 品 ひん として取 と り引 ひ きされる。日高 ひだか 昆布 こぶ 同様 どうよう 、柔 やわ らかいために一般 いっぱん では昆布 こぶ 巻 ま きなどに用 もち いられる。沖縄 おきなわ 県 けん 周辺 しゅうへん の島嶼 とうしょ 群 ぐん では大陸 たいりく 輸出 ゆしゅつ を行 おこな っていた歴史 れきし もあって市場 いちば 流通 りゅうつう が多 おお く最 もっと も一般 いっぱん 的 てき な昆布 こぶ であり、古 ふる くから野菜 やさい 代 か わりに重宝 ちょうほう され、切 き り刻 きざ んだ物 もの をそのままサラダ感覚 かんかく で食 た べたりする他 ほか に、豚肉 ぶたにく との相性 あいしょう が非常 ひじょう に良 よ いため、炒 いた め物 ぶつ にしたりする。特 とく に棹 ざお 前 ぜん 昆布 こぶ と呼 よ ばれる、成熟 せいじゅく 前 まえ の軟 やわ らかい長 ちょう 昆布 こぶ が好 この まれた。ミツイシコンブと遺伝 いでん 的 てき 距離 きょり が近 ちか く、本 ほん 種 たね をミツイシコンブの変種 へんしゅ とする説 せつ もある[29] 。
ガッガラコンブ Saccharina coriacea [27] (厚 あつ 葉 は 昆布 こぶ )
釧路 くしろ 地方 ちほう で多 おお く獲 え れるコンブで、がっがら とも呼 よ ぶ。ナガコンブと同 おな じ海域 かいいき に生息 せいそく するが、ナガコンブと異 こと なって、波 なみ の穏 おだ やかな場所 ばしょ を好 この む。表面 ひょうめん は白粉 おしろい (マンニット)を帯 お びており、独特 どくとく の刺激 しげき と苦味 にがみ がある。主 おも な用途 ようと は加工 かこう 用 よう で、佃煮 つくだに 、塩 しお 吹昆布 ぬの 、ばってら などに利用 りよう される。
ネコアシコンブ Arthrothamnus bifidus [27] (猫足 ねこあし 昆布 こぶ )
分布 ぶんぷ は釧路 くしろ 沿岸 えんがん から千島 ちしま 列島 れっとう 。コンブ科 か の褐藻 かっそう だが、他 た のコンブのようにコンブ属 ぞく ではなく、ネコアシコンブ属 ぞく に属 ぞく する。長 なが さは2 mから4 m程度 ていど で、葉 は の基部 きぶ 両 りょう 縁 えん に耳 みみ 型 がた の突起 とっき ができる。根 ね の部分 ぶぶん が猫 ねこ の足 あし に似 に ていることから「猫足 ねこあし 」と呼 よ ばれるようになった。他 た の昆布 こぶ と比較 ひかく すると、粘 ねば りと甘味 あまみ が強 つよ い点 てん が特徴 とくちょう で、主 おも にとろろ昆布 こんぶ 、おぼろ昆布 こぶ の材料 ざいりょう になる。その他 た 、医薬品 いやくひん 、試薬 しやく に欠 か かせない沃化 ようか カリウム の原料 げんりょう としても知 し られていた。養殖 ようしょく 法 ほう は確立 かくりつ されていない上 うえ に、下 しも 述 じゅつ のガゴメと同様 どうよう 、フコイダンという粘性 ねんせい 多 た 糖類 とうるい が多 おお く含有 がんゆう されていることから、価格 かかく が急騰 きゅうとう し、入手 にゅうしゅ が困難 こんなん になってきている。
ガゴメコンブ (ガゴメ) Saccharina sculpera [27] (籠 かご 目 め 昆布 こぶ 、シノニム :Kjellmaniella crassifolia, Saccharina crassifolia [12] )
葉 は (正確 せいかく には葉状 ようじょう 部 ぶ という)の表面 ひょうめん に籠 かご の編 あ み目 め のような龍 りゅう 紋 もん 状 じょう 凹凸 おうとつ 紋様 もんよう があることからこの名 な を持 も つ。北海道 ほっかいどう 函館 はこだて 市 し の津軽海峡 つがるかいきょう 沿岸 えんがん 〜亀田半島 かめだはんとう 沿岸 えんがん (旧 きゅう 南茅部 みなみかやべ 町 まち )〜室蘭 むろらん 市 し 周辺 しゅうへん (噴火 ふんか 湾 わん を除 のぞ く)、青森 あおもり 県 けん 三厩 みんまや 〜岩屋 いわや 、岩手 いわて 県 けん 宮古 みやふる 市 し 重茂 おもえ 、樺太 からふと 南西 なんせい 部 ぶ 、沿海州 えんかいしゅう 、朝鮮半島 ちょうせんはんとう 東北 とうほく 部 ぶ に生育 せいいく する。水深 すいしん 10 mから25 m付近 ふきん に生育 せいいく することが多 おお く、浅 あさ い側 がわ ではマコンブと混 ま じって分布 ぶんぷ するため、昔 むかし は雑 ざつ 海藻 かいそう と見 み なされていた。最大 さいだい で長 なが さ2 m程度 ていど に成長 せいちょう し、寿命 じゅみょう は3年 ねん から5年 ねん と考 かんが えられている。ダシを取 と る用途 ようと には使 つか われないため、主 おも にとろろ昆布 こんぶ や納豆 なっとう 昆布 こぶ 、松前 まさき 漬 づけ などの加工 かこう 品 ひん などに用 もち いられた。そのため、他 た の昆布 こぶ と比較 ひかく して価格 かかく が低 ひく かったが、「フコイダン 」という粘性 ねんせい 多 た 糖類 とうるい が他 た のコンブよりも多量 たりょう に含 ふく まれ、それがいわゆる機能 きのう 性 せい 成分 せいぶん として作用 さよう するらしいことが分 わ かり、価格 かかく が急騰 きゅうとう した。これまではもっぱら天然 てんねん に分布 ぶんぷ する物 もの が採取 さいしゅ されていたが、生産 せいさん 量 りょう は一時期 いちじき の10分 ぶん の1まで落 お ち込 こ んだ。しかし、現在 げんざい では栽培 さいばい 方法 ほうほう も確立 かくりつ されており、ガゴメの栽培 さいばい に従事 じゅうじ する漁業 ぎょぎょう 者 しゃ が増 ふ え、生産 せいさん 量 りょう も安定 あんてい してきている。
2019年度 ねんど
全国 ぜんこく — 46,543t
第 だい 1位 い - 北海道 ほっかいどう 91.1%(根室 ねむろ 市 し 、浜中 はまなか 町 まち 、えりも町 まち ) — 44,711t
第 だい 2位 い - 青森 あおもり 県 けん 2.4%(六 ろく ヶ所 かしょ 村 むら 、東通 ひがしどおり 村 むら 、大間 だいま 町 まち ) — 1,118t
第 だい 3位 い - 岩手 いわて 県 けん 1.5%(宮古 みやふる 市 し 、久慈 くじ 市 し 、洋 よう 野 の 町 まち ) — 714t
昆布 こぶ を主要 しゅよう な材料 ざいりょう として作 つく られた佃煮 つくだに 。
様々 さまざま な昆布 こぶ アメ
コンブは古 ふる くから日本 にっぽん 各地 かくち で食 た べられており、主 おも に乾燥 かんそう させて出汁 だし を取 と るために日本 にっぽん 料理 りょうり では幅広 はばひろ く使 つか われる。さらに食材 しょくざい としても利用 りよう され、結 むす び昆布 こぶ や昆布 こぶ 巻 ま きなどに用 もち いられる棹 ざお 前 ぜん 昆布 こぶ は「早 はや 煮 に 昆布 こぶ 」とも呼 よ ばれ、漁期 ぎょき 前 まえ に採取 さいしゅ された未 み 成熟 せいじゅく で薄 うす い昆布 こぶ を、煮 に てから干 ほ した加工 かこう 品 ひん である[30] 。コンブを食材 しょくざい として用 もち いた料理 りょうり は日本 にっぽん 各地 かくち に見 み られ、例 たと えば昆布 こぶ 締 じ め は富山 とやま 県 けん 、昆布 こぶ 巻 ま きニシンは山形 やまがた 県 けん 、松前 まさき 漬 づ け は北海道 ほっかいどう の郷土 きょうど 料理 りょうり の1つとして知 し られる。さらに北海道 ほっかいどう では、湯通 ゆどお しした若 わか い昆布 こぶ を刺身 さしみ 昆布 こぶ として食 た べる習慣 しゅうかん もあった。他 ほか にも、コンブを細長 ほそなが く刻 きざ んで刻 きざ み昆布 こぶ (そうめん昆布 こぶ )にも加工 かこう され昆布 こぶ の佃煮 つくだに が作 つく られ、おにぎり の具 ぐ などにも使 つか われる。また、表面 ひょうめん を薄 うす く削 けず ってとろろ昆布 こんぶ やおぼろ昆布 こぶ (こちらは糸状 いとじょう ではなく薄 うす く帯状 おびじょう に削 けず った製品 せいひん )にする他 ほか 、酢 す 昆布 こぶ やおしゃぶり昆布 こぶ としてお茶請 ちゃう け・おやつにも用 もち いられる。
ロシアでコンブは「海 うみ のキャベツ(морская капуста ) 」と呼 よ ばれ、サラダ に用 もち いられる場合 ばあい もあるが、食 た べ物 もの としてはそれほどよく知 し られていない。
日本 にっぽん の統計 とうけい 局 きょく の家計調査 かけいちょうさ によると、青森 あおもり 市 し 、盛岡 もりおか 市 し 、富山 とやま 市 し [31] が昆布 こぶ 消費 しょうひ 量 りょう の多 おお い都市 とし (2003〜2005年 ねん 平均 へいきん :1世帯 せたい 当 あ たり)で、日本 にっぽん の平均 へいきん の1.4〜1.8倍 ばい を消費 しょうひ している。沖縄 おきなわ 県 けん 那覇 なは 市 し は7位 い (日本 にっぽん の平均 へいきん の1.1倍 ばい )である。沖縄 おきなわ 県 けん はかつて日本 にっぽん 産 さん 昆布 こぶ を中国 ちゅうごく に輸出 ゆしゅつ するための中継 ちゅうけい 地点 ちてん であったことから、昆布 こぶ を利用 りよう する食 しょく 文化 ぶんか が生 う まれ昆布 こぶ 消費 しょうひ 量 りょう が多 おお かったものの、近年 きんねん は若者 わかもの の伝統 でんとう 食 しょく 離 ばな れで消費 しょうひ が減少 げんしょう している。昆布 こぶ の佃煮 つくだに の消費 しょうひ 量 りょう が多 おお い都市 とし は、福井 ふくい 市 し 、大津 おおつ 市 し 、富山 とやま 市 し で、これに京都 きょうと 、奈良 なら など近畿 きんき 地方 ちほう の都市 とし が続 つづ く。近畿 きんき 地方 ちほう では古 ふる くから北前 きたまえ 船 せん によって昆布 こぶ が多 おお く流通 りゅうつう し、独特 どくとく の昆布 こぶ 消費 しょうひ 文化 ぶんか と加工 かこう 技術 ぎじゅつ が存在 そんざい するため、佃煮 つくだに の消費 しょうひ 量 りょう が多 おお い。
コンブの比較的 ひかくてき 新 あたら しい利用 りよう 法 ほう としては、コンブを醗酵 はっこう させて利用 りよう することが挙 あ げられる。元来 がんらい 、コンブには硫酸 りゅうさん 基 もと を持 も つ物質 ぶっしつ が含 ふく まれており、菌 きん の繁殖 はんしょく を妨 さまた げていたのだが、この硫酸 りゅうさん 基 もと に影響 えいきょう を受 う けずに昆布 こぶ を醗酵 はっこう させる菌 きん が海底 かいてい 生物 せいぶつ から見 み つかったことで、醗酵 はっこう 塩 しお 昆布 こぶ の開発 かいはつ に拍車 はくしゃ がかかった。2004年 ねん にはこうはら本店 ほんてん と大阪府立大学 おおさかふりつだいがく が提携 ていけい し、発酵 はっこう 塩 しお 昆布 こぶ が発売 はつばい された[32] 。なお、コンブを醗酵 はっこう させる技術 ぎじゅつ は、宝酒造 たからしゅぞう 、協和発酵 きょうわはっこう キリン などがそれぞれ独自 どくじ の技術 ぎじゅつ を有 ゆう する。
コンブは特 とく に豊富 ほうふ な食物 しょくもつ 繊維 せんい や鉄分 てつぶん 、カルシウム などが含 ふく まれており健康 けんこう 食品 しょくひん として人気 にんき が高 たか い。1908年 ねん に池田 いけだ 菊苗 きくなえ が、日本 にっぽん では古来 こらい から食材 しょくざい などとして使 つか われてきた昆布 こぶ の旨 うま み成分 せいぶん がグルタミン酸 ぐるたみんさん であることを発見 はっけん し、これがうま味 み 調味 ちょうみ 料 りょう の味 あじ の素 もと となった。他 ほか にも、昆布 こぶ にはヒトにとっての必須 ひっす 元素 げんそ であるヨウ素 もと を多量 たりょう に含有 がんゆう している。
食品 しょくひん 1グラム当 あ たりのヨウ素 す 含有 がんゆう 量 りょう [33]
食品 しょくひん
含有 がんゆう 量 りょう (μ みゅー g/g)
昆布 こぶ (素干 すぼ し)
2100-2400
昆布 こぶ (刻 きざ み昆布 こぶ )
2300
昆布 こぶ (佃煮 つくだに )
110
カットわかめ
85
昆布 こぶ だし(液体 えきたい )
19-82 [33] [34]
厚生 こうせい 労働省 ろうどうしょう が発表 はっぴょう した「日本人 にっぽんじん の食事 しょくじ 摂取 せっしゅ 基準 きじゅん (2010年版 ねんばん )」によると、ヨウ素 もと の推奨 すいしょう 量 りょう は成人 せいじん で約 やく 130 µg/日 にち 、ヨウ素 もと の耐 たい 容 よう 上限 じょうげん 量 りょう は約 やく 2.2 mg/日 にち としている[35] 。コンブは大量 たいりょう にヨウ素 もと を含 ふく み、素干 すぼ しコンブ1 gでヨウ素 もと の耐 たい 容 よう 上限 じょうげん 量 りょう 約 やく 2.2 mg/日 にち に達 たっ する。北海道 ほっかいどう で見 み られた海岸 かいがん 性 せい 甲状腺 こうじょうせん 腫 しゅ は、ヨウ素 もと の過剰 かじょう 摂取 せっしゅ が原因 げんいん であると考 かんが えられている。半面 はんめん 、ヨウ素 もと の抗 こう 腫瘍 しゅよう 作用 さよう を利用 りよう するため、少 すく なくとも3 mg/日 ひ を摂取 せっしゅ すべきとの説 せつ も存在 そんざい する[36] 。
コンブの表面 ひょうめん に付着 ふちゃく している白 しろ い粉 こな は味 あじ の源 みなもと となっているグルタミン酸 ぐるたみんさん とマンニトール で、調理 ちょうり 前 まえ に水洗 みずあら いをすると流 なが されてしまう。
調理 ちょうり の際 さい 、だし汁 じる に色 いろ が付 つ くことがある。このうち、緑色 みどりいろ はクロロフィル の色素 しきそ で、茶褐色 ちゃかっしょく はカロテン の色 いろ である。青 あお 紫色 むらさきいろ への変色 へんしょく は、水道 すいどう 水 すい に含 ふく まれる塩化 えんか 物 ぶつ イオン により、コンブのヨウ素 もと が溶 と け出 だ し、例 たと えばボウルや鍋 なべ などに付着 ふちゃく していたデンプンとが、適度 てきど な温度 おんど でヨウ素 す デンプン反応 はんのう を起 お こした結果 けっか であり、この色 いろ は加熱 かねつ することにより消 き える。昆布 こぶ からのグルタミン酸 ぐるたみんさん の抽出 ちゅうしゅつ には水 みず に含 ふく まれるミネラル が悪影響 あくえいきょう を及 およ ぼすので軟水 なんすい の使用 しよう が望 のぞ ましい[37] [38] [39] 。
乾燥 かんそう したコンブは水分 すいぶん を吸収 きゅうしゅう すると膨張 ぼうちょう するという性質 せいしつ を持 も つ。この性質 せいしつ を利用 りよう して、医療 いりょう 用 よう 拡張 かくちょう 器 き の原材料 げんざいりょう としてコンブ科 か の海藻 かいそう が利用 りよう される。子宮 しきゅう 頸管等 ひとし の拡張 かくちょう に用 もち いられるラミナリア がそれである。原材料 げんざいりょう は主 おも に Laminaria digitata の茎 くき 根 ね である[40] [41] 。
コンブに含 ふく まれるアルギン酸 あるぎんさん を繊維 せんい 化 か させた物 もの を、スピーカー の音響 おんきょう 装置 そうち に利用 りよう する場合 ばあい がある[42] [43] 。
和語 わご では古 ふる くは、食用 しょくよう の海草 かいそう 一般 いっぱん (特 とく にワカメを指 さ して)を「め」と呼 よ んでいた。漢字 かんじ では、古 ふる くは「軍 ぐん 布 ぬの 」(万葉集 まんようしゅう 、藤原 ふじわら 京 きょう 木簡 もっかん )、「海布 め 」(古事記 こじき )、「海藻 かいそう 」(平城京 へいじょうきょう 木簡 もっかん 、風土記 ふどき 、正 せい 倉 くら 院 いん 文書 ぶんしょ )、「和布 わかめ 」(色 いろ 葉 は 字 じ 類 るい 抄 しょう )などと当 あ てられていた。『本草 ほんぞう 和名 わみょう 』(9世紀 せいき 初頭 しょとう )には「昆布 こぶ 、一 いち 名 めい 綸布。和名 わみょう 比 ひ 呂 りょ 女 おんな 、一 いち 名 めい 衣 ころも 比 ひ 須女」とあるように、とりわけ昆布 こぶ を指 さ しては「ひろめ」とか「えびすめ」と呼 よ んでいた。「ひろめ」は幅 はば の広 ひろ いことに(すなわち広 こう 布 ぬの )、「えびすめ」は蝦夷 えぞ の地 ち から来 き たことに(すなわち夷 えびす 布 ぬの )由来 ゆらい すると考 かんが えられる。「コンブ」に近 ちか い名称 めいしょう はやや時代 じだい を下 くだ り、『色 いろ 葉 は 字 じ 類 るい 抄 しょう 』(1177-81年 ねん )に「コンフ」、『伊呂波 いろは 字 じ 類 るい 抄 しょう 』に「コフ」という訓 くん が確認 かくにん できる。
「コンブ」の語源 ごげん には諸説 しょせつ あるが、特 とく に次 つぎ の2説 せつ が有力 ゆうりょく である。
1つは、漢 かん 名 めい 「昆布 こぶ 」の音読 おんよ みであるとする説 せつ である(和訓 わくん 栞 しおり 他 た )。この漢 かん 名 めい 自体 じたい は、日本 にっぽん ではすでに正 せい 倉 くら 院 いん 文書 ぶんしょ や『続 ぞく 日本 にっぽん 紀 き 』(797年 ねん )に確認 かくにん でき、さらに古 ふる くは中国 ちゅうごく の本草 ほんぞう 書 しょ 『呉 ご 普 ひろし 本草 ほんぞう 』(3世紀 せいき 前半 ぜんはん )にまで遡 さかのぼ ることができる。李 り 時 じ 珍 めずらし の『本草 ほんぞう 綱目 こうもく 』(1596年 ねん )には次 つぎ のようにある。
考 かんが えてみると、『
呉 ご 普 ひろし 本草 ほんぞう 』には「綸布、またの
名 な を
昆布 こぶ 」とある。ならば、『
爾 しか 雅 みやび 』で
言 い われている「綸(という
発音 はつおん で
呼 よ ばれているもの)は綸に
似 に ている。これは
東海 とうかい にある」というものは
昆布 こぶ のことである。「綸」の
発音 はつおん は「
関 せき (gūan)」で、「
青 あお 糸 いと の綬(ひも)」を
意味 いみ するが、
訛 なま って「
昆 こん (kūn)」となった。
— 李 すもも 時 じ 珍 めずらし 『本草 ほんぞう 綱目 こうもく 』 草 くさ 之 の 八 はち [44]
ただし、中国 ちゅうごく で言 い う「昆布 こぶ 」は、文献 ぶんけん によって様々 さまざま に記述 きじゅつ されており、実際 じっさい にはどの海藻 かいそう を指 さ していたのか同定 どうてい が難 むずか しい。例 たと えば陳 ひね 藏 ぞう 器 き は「昆布 こぶ は南海 なんかい で産出 さんしゅつ し、その葉 は は手 て のようで、大 おお きさは薄 すすき (ススキ )や葦 あし ほど、赤 あか 紫色 むらさきいろ をしている。その葉 は の細 ほそ いものが海藻 かいそう である」[44] と記 しる しており、アラメ、カジメ、ワカメ、クロメといった様々 さまざま な海藻 かいそう を想起 そうき させる。昆布 こぶ は、少 すく なくとも当時 とうじ は、東海 とうかい (東シナ海 ひがししなかい )でも南海 なんかい (南シナ海 みなみしなかい )でも採 と れる物 もの ではなかった。また、李 り 時 じ 珍 ちん も掌 てのひら 禹錫 (11世紀 せいき )に倣 なら い、「昆布 こぶ 」と「海 うみ 帯 たい 」(後者 こうしゃ は、現代 げんだい 中国語 ちゅうごくご で昆布 こぶ を指 さ す)を別種 べっしゅ の物 もの として記述 きじゅつ している[44] 。
もう1つは、アイヌ語 ご で昆布 こぶ を指 さ す kompu の音訳 おんやく とする説 せつ である(大言 たいげん 海 うみ 他 た )。このアイヌ語 ご は、先 さき の中国 ちゅうごく 語 ご 「綸布 (gūanbù)」または「昆布 こぶ (kūnbù)」と酷似 こくじ しており、一方 いっぽう が他方 たほう の借用 しゃくよう 語 ご である可能 かのう 性 せい がある。
『爾 しか 雅 みやび 』(紀元前 きげんぜん 3世紀 せいき 〜2世紀 せいき ころ)には、『綸似綸,組 くみ 似 に 組 ぐみ ,東海 とうかい 有 ゆう 之 これ 。』「綸(という発音 はつおん で呼 よ ばれているもの)は綸に似 に ている。組 くみ (という発音 はつおん で呼 よ ばれているもの)は組 くみ に似 に ている。これは東海 とうかい にある」[45] と書 か かれており、『呉 ご 普 ひろし 本草 ほんぞう 』(3世紀 せいき 前半 ぜんはん 〜中葉 ちゅうよう )には綸布の別名 べつめい が昆布 こぶ であるとする。また、陶 とう 弘 ひろし 景 けい (456-536年 ねん )は、「昆布 こぶ 」が食 た べられることを記 しる している[44] 。ただし、前述 ぜんじゅつ のように、この「昆布 こぶ 」が日本 にっぽん で言 い う昆布 こぶ と同 おな じものなのかは定 さだ かでない。
日本 にっぽん では、古 ふる くから昆布 こぶ が食 た べられてきた。縄文 じょうもん 時代 じだい の遺跡 いせき からは、ワカメなどの海藻 かいそう の植物 しょくぶつ 遺 のこ 存 そん 体 たい が見 み つかっており[46] 、コンブもまた、この時代 じだい から食 しょく されていたかもしれない。文字 もじ 資料 しりょう で残 のこ っているものとしては、前述 ぜんじゅつ の「軍 ぐん 布 ぬの (め)」は、音 おと から推測 すいそく して、コンブであった可能 かのう 性 せい がある。続 ぞく 日本 にっぽん 紀 き (797年 ねん )の霊 れい 亀 かめ 元年 がんねん (715年 ねん )十 じゅう 月 がつ 丁 ちょう 丑 うし 条 じょう には、蝦夷 えぞ (大和 やまと 朝廷 ちょうてい に属 ぞく さない東北 とうほく 人 じん 一般 いっぱん とする説 せつ と、アイヌ人 じん 説 せつ がある)の須賀 すか 古 こ 麻 あさ 比 ひ 留 とめ が「先祖 せんぞ 代々 だいだい 、朝廷 ちょうてい に献上 けんじょう している昆布 こぶ はこの地 ち で取 と れるもので、毎年 まいとし 欠 けっ かしたことがない」と言 い った、とある。平安 へいあん 時代 じだい の延喜 えんぎ 式 しき (927年 ねん )にも、陸奥 みちのく から貢 みつぎ 納 おさめ されていたことが記 しる されている。安土 あづち 桃山 ももやま 時代 じだい には城 しろ 建築 けんちく の際 さい に石 いし を滑 すべ らせるための材料 ざいりょう として使用 しよう していた。安土 あづち 城 じょう や大 だい 坂城 さかき でもこの工法 こうほう が使 つか われている。
戦国 せんごく 時代 じだい には、陣中 じんちゅう 食 しょく として昆布 こぶ が使用 しよう されていた[47] 。江戸 えど 中期 ちゅうき には、敦賀 つるが が昆布 こぶ の唯一 ゆいいつ 中継 ちゅうけい 地 ち となり、弘 ひろし 化 か に入 はい ってから江戸 えど や大坂 おおさか や各地 かくち に広 ひろ がっていく。特 とく に大坂 おおさか においては問屋 とんや が発展 はってん した。蝦夷 えぞ 地 ち (北海道 ほっかいどう )の開発 かいはつ が盛 さか んになると、北前 きたまえ 船 せん による「昆布 こぶ ロード 」などの航路 こうろ の整備 せいび 、出荷 しゅっか 量 りょう の増加 ぞうか などにより全国 ぜんこく に広 ひろ まっていく事 こと になる。とりわけ琉球 りゅうきゅう 王朝 おうちょう 時代 じだい に昆布 こぶ を中国 ちゅうごく への朝貢 ちょうこう 品 ひん の主要 しゅよう 産物 さんぶつ としていて、朝貢 ちょうこう には適 てき さない半端 はんぱ モノや下等 かとう 級 きゅう 品 ひん をやむなく工夫 くふう して自家 じか 消費 しょうひ したことから、のちに伝統 でんとう 料理 りょうり 化 か する沖縄 おきなわ 料理 りょうり にはよく用 もち いられる。
包装 ほうそう された日高 ひだか 昆布 こぶ
乾燥 かんそう させた昆布 こぶ を湿気 しっけ の多 おお い大阪 おおさか で倉庫 そうこ に寝 ね かせておくと、熟成 じゅくせい することで昆布 こぶ の渋 しぶ みが無 な くなり甘 あま みが出 で てくる。大阪 おおさか に昆布 こぶ が広 ひろ まったのは商 しょう 用船 ようせん が日本海 にほんかい 航路 こうろ (北前 きたまえ 船 せん )を通 とお って下関 しものせき 経由 けいゆ で大阪 おおさか に運 はこ ばれるようになってからである。安土 あづち 桃山 ももやま 時代 じだい に農 のう ・乾物 かんぶつ の一大 いちだい 集積 しゅうせき 地 ち であった大阪 おおさか は多湿 たしつ な気候 きこう が乾物 かんぶつ や昆布 こぶ の旨味 うまみ を熟成 じゅくせい させ、江戸 えど 時代 じだい にはこれらは大阪 おおさか の味 あじ ともされた。
大阪 おおさか の農産物 のうさんぶつ と交換 こうかん に蝦夷 えぞ から運 はこ ばれた乾物 かんぶつ は、昆布 こぶ の他 ほか に、帆立貝 ほたてがい 、棒 ぼう だら 、身欠 みが きにしん などがある。主 おも に商用 しょうよう 船 せん は太平洋 たいへいよう 側 がわ を避 さ けて日本海 にほんかい 航路 こうろ で運 はこ ばれるようになったことから、大阪 おおさか より敦賀 つるが や小浜 おばま で昆布 こぶ の消費 しょうひ が多 おお い傾向 けいこう が見 み られる。
また刃物 はもの の街 まち である堺 さかい の職人 しょくにん により、乾燥 かんそう 昆布 こぶ を甘酢 あまず に浸 ひた し表面 ひょうめん を削 けず った「おぼろ昆布 こぶ 」が生 う まれた。昆布 こぶ 表面 ひょうめん の黒 くろ い部分 ぶぶん は甘酢 あまず がよく染 し みていることから、酸味 さんみ が多 おお い黒 くろ い「おぼろ昆布 こぶ 」(黒 くろ おぼろ)になる。中 なか でも表面 ひょうめん を薄 うす く削 けず ってゆくと、内側 うちがわ の白 しろ い部分 ぶぶん が出 で てくる。ここは酢 す に浸 ひた っておらず、昆布 こぶ 本来 ほんらい の甘 あま みがある。この昆布 こぶ は「太白 たいはく おぼろ」と呼 よ ばれる。最後 さいご に残 のこ った昆布 こぶ の芯 しん の部分 ぶぶん はばってら寿司 ずし や押 お し寿司 ずし に使 つか われるばってら昆布 こぶ (白板 しらいた 昆布 こぶ )になる。薄 うす く削 けず るには職人 しょくにん による高等 こうとう 技術 ぎじゅつ が必要 ひつよう とされる。
上記 じょうき の堺 さかい でも「おぼろ昆布 こぶ 」が発達 はったつ し、また北前 きたまえ 船 せん の集積 しゅうせき 地 ち でもある敦賀 つるが でも「おぼろ昆布 こぶ 」技術 ぎじゅつ が発達 はったつ した。おぼろを削 けず ったヘタの部分 ぶぶん は爪 つま 昆布 こぶ と呼 よ ばれ、お菓子 かし として食 た べられることがある。また、爪 つま 昆布 こぶ は煮込 にこ むとコンブ特有 とくゆう の粘 ねば りが強 つよ く出 で ることから、煮物 にもの などの調理 ちょうり の際 さい に煮汁 にじる と共 とも に入 い れ、その粘 ねば りを利用 りよう して表面 ひょうめん に浮 う いた灰汁 あく 取 と りを容易 ようい にするといった使 つか い方 かた もなされた。その他 た 昆布 こぶ の加工 かこう 品 ひん と言 い えば、塩 しお 昆布 こぶ (日高 ひだか 昆布 こぶ )が連想 れんそう されるが、戦国 せんごく 時代 じだい の出陣 しゅつじん の際 さい 、勝 か ち栗 ぐり や喜 よろこ ぶなどの縁起 えんぎ を担 かつ いだ出陣 しゅつじん 式 しき に醤油 じょうゆ で炊 た かれた塩 しお 昆布 こぶ は、細目 ほそめ 昆布 こぶ を醤油 じょうゆ で煮込 にこ んだ物 もの であった思 おも われる。
醤油 じょうゆ で炊 た かれた塩 しお 昆布 こぶ を火鉢 ひばち の網 あみ の上 うえ に並 なら べて乾燥 かんそう させては醤油 じょうゆ に漬 つ け、網 あみ の上 うえ で3回 かい 乾燥 かんそう させた物 もの を「汐 しお 吹 ふ き昆布 こぶ 」と言 い い昭和 しょうわ 20年代 ねんだい に初 はじ めて作 つく り出 だ され商品 しょうひん 化 か された。粉 こな が表面 ひょうめん に吹 ふ いているように見 み えるが、これは昆布 こぶ の旨味 うまみ 成分 せいぶん が結晶 けっしょう 化 か した物 もの である。しかし現在 げんざい では、イノシン酸 さん や昆布 こぶ のグルタミン成分 せいぶん などの調味 ちょうみ 料 りょう をまぶす場合 ばあい もある。
北前 きたまえ 船 せん で蝦夷 えぞ 地 ち から運 はこ ばれた昆布 こぶ は上方 かみがた でその多 おお くが消費 しょうひ され、上質 じょうしつ なものは上方 かみがた で消費 しょうひ されたので江戸 えど へ回 まわ った分 ぶん はその残 のこ りで、量 りょう が多 おお かった日高 ひだか 昆布 こぶ がほとんどであった[48] 。また、江戸 えど の水質 すいしつ は上方 かみがた より硬水 こうすい 寄 よ りで、昆布 こぶ のダシが出 で にくい水質 すいしつ であったために、ダシの材料 ざいりょう として「鰹節 かつおぶし 」が多 おお く使 つか われていた[49] 。
江戸 えど 時代 じだい に江戸 えど 佃 つくだ 島 とう では、昆布 こぶ などの海藻 かいそう などを醤油 じょうゆ などで煮 に しめた料理 りょうり が多 おお く作 つく られ「佃煮 つくだに 」と呼 よ ばれるようになり、郷土 きょうど 料理 りょうり となっている。
シーボルト の『江戸 えど 参府 さんぷ 紀行 きこう 』によると、最上 もがみ 徳内 とくない がサガレン (樺太 からふと )に滞在 たいざい した時 とき に105人 にん 中 ちゅう 53人 にん が寒冷 かんれい の影響 えいきょう で死亡 しぼう したが、徳内 とくない は大量 たいりょう の昆布 こぶ を食 た べることで、すこぶる健康 けんこう であったと記載 きさい されている[50] 。
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