スリル (布袋ほてい寅泰ともやすの曲きょく)

「スリル」
布袋ほてい寅泰ともやす の シングル
初出しょしゅつアルバム『King & Queen』
B面めん	サイバーシティーは眠ねむらない
リリース	1995年ねん10月がつ18日にち
規格きかく	8cmCD
ジャンル	ポップ・パンク
レーベル	東芝とうしばEMI
作詞さくし・作曲さっきょく	森もり雪ゆき之の丞すすむ（作詞さくし） 布袋ほてい寅泰ともやす（作曲さっきょく）
プロデュース	布袋ほてい寅泰ともやす
ゴールドディスク
プラチナ（日本にっぽんレコード協会きょうかい）
チャート最高さいこう順位じゅんい
週間しゅうかん1位い（オリコン） 1995年度ねんど年間ねんかん62位い（オリコン）
布袋ほてい寅泰ともやす シングル 年表ねんぴょう
POISON （1995年ねん） スリル （1995年ねん） ラストシーン （1996年ねん）
『King & Queen』 収録しゅうろく曲きょく RUNAWAY! JOHNNY!!! （1） スリル （2） TWO OF US （3） ミュージックビデオ 「スリル」 - YouTube

「スリル」は、布袋ほてい寅泰ともやすの楽曲がっきょくである。1995年ねん10月がつ18日にちに東芝とうしばEMIより10枚まい目めのシングルとして発売はつばいされた。

概要がいよう

GUITARHYTHMプロジェクト終了しゅうりょう後ご、初はつのシングル。シングルとしては2ndの『BEAT EMOTION』以来いらい2枚まい目めとなるオリコン1位いを獲得かくとくした。

布袋ほてい曰いわく「スリルとスピードとスピリット。僕ぼくの音楽おんがくのキーワードを象徴しょうちょうする曲きょくです。ポップな中なかに実験じっけんを織おり込こんでいる」。

CDジャケットで布袋ほていが着用ちゃくようしている革かわジャンはクロムハーツである。

ライブ

本ほん作さく発売はつばい後ごの1995年ねん12月21日にち - 22日にち、横浜よこはまアリーナにおいて『TOKYO Inter-Live '95 サイバーシティーは眠ねむらない』と題だいしたライブを行おこなった。バンドメンバーは前年ぜんねんの『GUITARHYTHM SERIOUS! CLIMAX ARENA TOUR』から一新いっしんし、辻つじ剛つよし、HIROSHI、中なか幸一郎こういちろう、森岡もりおか賢けんが参加さんか。このうち森岡もりおか以外いがいの3名めいは翌年よくねん開催かいさいのツアー『King & Queen TOUR』『SPACE COWBOY TOUR』にも帯同たいどうすることとなる。

収録しゅうろく曲きょく

全ぜん作曲さっきょく・編曲へんきょく: 布袋ほてい寅泰ともやす。
#	タイトル	作詞さくし	作曲さっきょく・編曲へんきょく	時間じかん
1.	「スリル」	森もり雪ゆき之の丞すすむ	布袋ほてい寅泰ともやす	4:41
2.	「サイバーシティーは眠ねむらない」	布袋ほてい寅泰ともやす	布袋ほてい寅泰ともやす	4:19
合計ごうけい時間じかん:			9:00

曲きょく解説かいせつ

1. スリル

   藤井ふじいフミヤがコーラスとして参加さんかしている。

   ベストアルバム『ALL TIME SUPER BEST』に"PUNKY VERSION"という別べつアレンジで収録しゅうろくされている。

   江頭えがしら2:50のテーマ曲きょくとしても知しられている。江頭えがしら本人ほんにんを自身じしんのライブに招待しょうたいしたときには「スリルはエガちゃんのおかげで売うれたもんね」と話はなしたという。一方いっぽうでツイッター上うえでは「ハッキリ言いって迷惑めいわく」と綴つづっていたり、ブログ上じょうで「江頭えがしらさんとは仲なかが良よいの？」と訊たずねられたことに関かんして「スリルは大好だいすきな曲きょくだから、こういうことを言いわれると本当ほんとうに悲かなしい」と語かたっているなど、この楽曲がっきょくに関かんしては複雑ふくざつな心境しんきょうだと思おぼしき発言はつげんも多おおい。2017年ねん11月に『めざましどようび』に出演しゅつえんした際さいには、「はじめはどうなのかなと思おもいましたけどね。困こまったことになってるなぁと」「今いまとなれば彼かれは彼かれ。彼かれもまた素晴すばらしい人ひと。ジャンルは違ちがいますけど命いのちかけてますからね」と複雑ふくざつな心境しんきょうながらも江頭えがしらを称賛しょうさんするコメントを述のべつつ、「でも、江頭えがしらのテーマではない」と付つけ加くわえている。

   2021年ねん、江頭えがしらが布袋ほていに手紙てがみで公認こうにんを願ねがったが、布袋ほていは「僕ぼくにとっても、ファンのみんなにとっても大切たいせつな曲きょくなので」と公認こうにんを断ことわりつつも、「（登場とうじょう曲きょくに使つかうことを）誇ほこらしく思おもう」「僕ぼくからのエールだと思おもって使つかってほしい」と容認ようにんの構かまえを見みせた。

   このほか、DDTプロレスリングの男色なんしょくディーノの入場にゅうじょう曲きょくとしても使つかわれている。

   本ほん曲きょくのPV（MV）は中野なかの裕之ひろゆきが担当たんとう。このPVは2014年ねん12月にCS日本にっぽんの音楽おんがく番組ばんぐみで放映ほうえいされた際さい、視聴しちょう者しゃがてんかん発作ほっさになったことが2015年ねんに報告ほうこくされた。このPVは放送ほうそう業界ぎょうかい基準きじゅんを超過ちょうかする点滅てんめつが使用しようされていた。放送ほうそう業界ぎょうかいは「スリル」リリースから2年ねん後ごの1997年ねんに起おきた「ポケモンショック」により、光ひかりの点滅てんめつ等とうの映像えいぞうに関かんするガイドラインを策定さくていしている。

   2012年ねんにコナミの音楽おんがくゲーム『REFLEC BEAT colette』、2013年ねんに『jubeat saucer』にて楽曲がっきょく使用しよう。

   2016年ねん6月がつ24日にちに放送ほうそうされたテレビ朝日てれびあさひ『ミュージックステーション』で、BOØWY時代じだいからの「B・BLUE」、COMPLEX時代じだいからの「BE MY BABY」とともに自身じしんの35周年しゅうねんオールタイムメドレーとして披露ひろうされた。

2. サイバーシティーは眠ねむらない

   Sputnik The Next Generationに提供ていきょうした「CYBERSPACE PARTY」のセルフカバー。

   PERSONZのJILLがコーラスとして参加さんかしている。

吉井よしい和哉かずやとの共演きょうえん

吉井よしい和哉かずやとは、「スリル」で2度ど共演きょうえんしている。

• 2006年ねん10月がつ6日にち、フジテレビ『僕ぼくらの音楽おんがく』の吉井よしい和哉かずや出演しゅつえん回かいに、布袋ほていがゲスト出演しゅつえん。吉井よしいのボーカルで「スリル」を共演きょうえんした。ベースはKenKen、ドラムは平田ひらた智美ともみ。
• 2021年ねん1月がつ31日にち、布袋ほていの無む観客かんきゃく配信はいしんライブ「HOTEI 40th ANNIVERSARY Live“Message from Budokan”〜とどけ。Day 2(Adventures)〜」に、吉井よしいがサプライズでゲスト出演しゅつえん。吉井よしいのボーカルで「スリル」を共演きょうえんし、さらに2020年ねん11月25日にち発売はつばいの布袋ほていのコラボレーションアルバム『Soul to Soul』より、吉井よしいとのコラボレーション曲きょく「Dangerous feat. 吉井よしい和哉かずや」を披露ひろうした。（「スリル」は半音はんおん下さげたバージョン）

タイアップ

• TBS系けい音楽おんがく番組ばんぐみ『COUNT DOWN TV』1995年ねん11月度どオープニングテーマ (#1)

主おもなカバー

• 2008年ねん - アンドリューW.K.（アルバム『一発いっぱつ勝負しょうぶ〜カヴァーズ』）
• 2018年ねん - 及川おいかわ光博みつひろ（アルバム『BEAT & ROSES』）

収録しゅうろくアルバム

• King & Queen (#2)
• GREATEST HITS 1990-1999 (#1)
• B-SIDE RENDEZ-VOUS (#1)
• ALL TIME SUPER BEST (#4、別べつリミックス)
• 51 Emotions -the best for the future- (#4、#9)

外部がいぶリンク

• スリル - TOMOYASU HOTEI OFFICIAL WEBSITE