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ゾルゲ市蔵いちぞう

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ゾルゲ 市蔵いちぞう
本名ほんみょう 岡野おかの あきら
生誕せいたん 日本の旗 日本にっぽん 宮崎みやざきけん
国籍こくせき 日本の旗 日本にっぽん
職業しょくぎょう 漫画まんが
活動かつどう期間きかん 1990ねん -
ジャンル 青年せいねん漫画まんが
代表だいひょうさくちょうゲーム少女しょうじょユーゲ』
8bit年代ねんだい
テンプレートを表示ひょうじ

ゾルゲ 市蔵いちぞう(ぞるげ いちぞう、Sorge IchizoまたZolge Ichizo本名ほんみょう岡野おかの あきら おかのてつ)は日本にっぽん漫画まんがゲームクリエイター作家さっかイラストレーターゾルゲー あきら(Zorger -)などのペンネームもちいる。かつて株式会社かぶしきがいしゃセガ企画きかく制作せいさく所属しょぞくしていた。2014ねん現在げんざい株式会社かぶしきがいしゃヒューガ代表だいひょう[1]

略歴りゃくれき

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中学ちゅうがくから高校こうこう時代じだい岡山おかやまけんごし、神奈川かながわけん大学だいがく卒業そつぎょうした[2]大学だいがく在学ざいがくちゅう1990ねんに、漫画まんが吉田よしだ松陰しょういん』がはるアフタヌーン四季しきしょうにてじゅん入選にゅうせん1991ねんに「モーニング」にて漫画まんがデビューし、「増刊ぞうかんモーニング パーティー」にて『横綱よこづなだい社長しゃちょう[3]』の連載れんさい開始かいしするが、翌年よくねん連載れんさい終了しゅうりょうした。

その同人どうじんおよびアルバイトでコンピューターゲーム製作せいさく経験けいけんかし、セガに入社にゅうしゃした。AM3とぎ配属はいぞくとなり、アーケードゲーム開発かいはつ従事じゅうじする。1996ねんより、「ユーズド・ゲームズ」およびマイクロマガジンしゃ発行はっこう書籍しょせき中心ちゅうしんに、ゲームライターおよびイラストレーター、漫画まんがとして活動かつどうひろげ、セガ社員しゃいんとなったのちも、セガせい以外いがいのいくつかのゲームにイラストレーターとして参加さんかしている。

往年おうねんコンシューマーマシンのコレクター趣味しゅみであるなど、ゲームハードへの造詣ぞうけいふかい。また、東南とうなんアジアのゲーム事情じじょうるための取材しゅざい旅行りょこうをしばしばっている。 あにNHKアナウンサー岡野おかのあきら

ペンネーム

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名義めいぎ複数ふくすうあり、『横綱よこづなだい社長しゃちょう』の連載れんさい開始かいしする以前いぜん漫画まんが一時いちじ廃業はいぎょうするまでは本名ほんみょうのまま「岡野おかのあきら」、それ以降いこう漫画まんが挿絵さしえ文筆ぶんぴつぎょうでは「ゾルゲ市蔵いちぞう」、ゲーム製作せいさくしゃとして情報じょうほう媒体ばいたい露出ろしゅつするさいに、かみせい自作じさく仮面かめんこうむった覆面ふくめん作家さっかとして登場とうじょうするときは「ゾルゲールあきら」、おなじゲーム製作せいさくしゃとしてであっても、より公的こうてき素顔すがおさら場面ばめんでは実名じつめいの「岡野おかのあきら」と使つかけている。

作風さくふう

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デザインのモチーフとして古代こだい中国ちゅうごく篆書てんしょたい西にしなつ文字もじるいする意匠いしょうや、マヤ文明ぶんめいなどのメソアメリカ文明ぶんめいおもわせる装飾そうしょくなどをこのんでもちいる。また、大伴おおとも昌司しょうじ石原いしはらごうじんらに代表だいひょうされる少年しょうねん雑誌ざっしもの科学かがくグラビアのパロディー得意とくいとしており、とく小松崎こまつざきしげるつよ傾倒けいとうしている[4]

ゲームはめんクリアタイプの2Dアクションゲームおお手掛てがける。コンプリート目的もくてきとしたやり要素ようそ用意よういするてんおおくの作品さくひん共通きょうつうしている。

登場とうじょう人物じんぶつ設定せっていなどに、一種いっしゅスター・システムのように共通きょうつうのモチーフをれることがおおい。その手法しゅほう自己じこ創作そうさく作品さくひんのみならず、ゲームメーカーの社員しゃいん業務ぎょうむとして担当たんとうした版権はんけん作品さくひんにおいてもすくなからずもちいられている。たとえば、自身じしん漫画まんが時代じだい作品さくひん横綱よこづなだい社長しゃちょう』などに登場とうじょうする「ドルメヒカ」を『セガガガ』に登場とうじょうさせ、さらに『鉄腕てつわんアトム -アトムハートの秘密ひみつ-』や『ブラック・ジャック とりへん』に登場とうじょうさせたこと、『サンダーフォースVI』に『横綱よこづなだい社長しゃちょう』の登場とうじょうキャラクター「ミュール」に酷似こくじしたキャラクタを登場とうじょうさせたこと、セガの関連かんれん会社かいしゃではないトレジャー作品さくひんである『ガンスタースーパーヒーローズ』にセガのゲームをモチーフにしたステージを登場とうじょうさせたことなどがれいとしてげられる。ただ、これらのれいはユーザーから好意こういてきとらえられているとがたく、むしろ商品しょうひん私物しぶつ嫌悪けんおされることがおおかった。その傾向けいこうPS2発売はつばいされた「サンダーフォースVI」において顕著けんちょで、どうさく旧来きゅうらいのサンダーフォースファンから「サンダーフォースVIなど存在そんざいしなかった」といわれるほどの酷評こくひょうだった。

おも作品さくひんリスト

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漫画まんが

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  • 吉田よしだ松陰しょういん(1990ねん掲載けいさい) - 1990ねんはるのアフタヌーン四季しきしょうじゅん入選にゅうせん作品さくひん残虐ざんぎゃく描写びょうしゃ原因げんいん雑誌ざっし掲載けいさいはされず、『ゾルゲだい全集ぜんしゅうした)』に収録しゅうろくされたものが初出しょしゅつである。
  • 横綱よこづなだい社長しゃちょう(1991ねん週刊しゅうかんモーニングパーティー増刊ぞうかん講談社こうだんしゃ) - 1991ねん41ごう-1992ねん50ごうまで連載れんさい
  • ちょうゲーム少女しょうじょユーゲ(1999ねん、ユーズド・ゲームズ、キルタイムコミュニケーション) - 1999ねん11ごう-2002ねん22ごうまで連載れんさい後半こうはんではゲーム『セガガガ』とのクロスオーバー展開てんかいおこなわれた。
  • ちょう々ゲーム少女しょうじょユーゲ(2002ねん、ユーゲー、キルタイムコミュニケーション) - 2002ねん6がつごう-2004ねん11がつごうまで連載れんさい。「ちょうゲーム少女しょうじょユーゲ」の続編ぞくへん
  • ゲームShop You&G(2004ねん、ユーゲー、マイクロマガジンしゃ) - 2005ねん1がつごう-2006ねん6がつごうまで連載れんさい。「ちょう々ゲーム少女しょうじょユーゲ」の続編ぞくへん
  • 8bit年代ねんだい(2007ねん、GAMESIDE、マイクロマガジンしゃ) - 2007ねん4ごうより連載れんさい少年しょうねん時代じだいのゾルゲ市蔵いちぞう自身じしん主人公しゅじんこうのモデルとして、当時とうじのゲームシーンを回顧かいこするはん自伝じでんてき作品さくひん
    • 8bit年代ねんだい stage02 (2017ねんゲームラボ、ヒューガワイワイ文庫ぶんこ) - 元々もともとはクラウドファンディングサイト・FUNDIYで出資しゅっしけ、返礼へんれいひんとして書籍しょせき。その、2019ねんより季刊きかんとして復活ふっかつしたゲームラボからこえかり連載れんさい再開さいかいいたった。

漫画まんが単行たんこうほん

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  • ゾルゲだい全集ぜんしゅう じょう(2006ねん9がつ発行はっこう、マイクロマガジンしゃISBN 4-89637-237-9 - 『ちょうゲーム少女しょうじょユーゲ』シリーズ3さく中心ちゅうしんおさめた作品さくひんしゅう
  • ゾルゲだい全集ぜんしゅう (2007ねん6がつ発行はっこう、マイクロマガジンしゃISBN 978-4-89637-249-6 - 『横綱よこづなだい社長しゃちょう』『吉田よしだ松陰しょういん』などの初期しょき作品さくひんと、散発さんぱつてき発表はっぴょうされた短編たんぺんぐん収録しゅうろくした作品さくひんしゅう初回しょかい限定げんていばんには連載れんさい当時とうじ作曲さっきょくされた「横綱よこづなだい社長しゃちょううた」やそのアレンジばんとうぜん20きょく収録しゅうろくしたCDが付属ふぞく[5]
  • ゾル漫えびいぬくん(2008ねん3がつ発行はっこう、マイクロマガジンしゃISBN 978-4-89637-245-8 - セガおよびヒットメーカーのサイトで連載れんさいされていた『えびいぬくん』シリーズを収録しゅうろく(ただし、他社たしゃとのコラボ作品さくひん収録しゅうろく)。

イラスト

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  • 『ディープネット』裏表紙うらびょうし(2003ねんコアマガジン) - 雑誌ざっしうらBUBKA増刊ぞうかん ディープネット」2003ねん5ごう-7ごう休刊きゅうかんごう)までの裏表紙うらびょうしイラスト。
  • スターブラウザ』カードCG(2004ねんウォーマシン) - 斉藤さいとうさとしはれとともに担当たんとう
  • カルドセプト サーガ』カードCG(2006ねんバンダイナムコゲームス) - イラストレーター28めいのうち1人ひとりとして参加さんか
  • タンクビート2 激突げきとつ! ドイツぐんVS.連合れんごうぐん』パッケージイラスト、キャラクターグラフィック(2007ねんマイルストーン
  • 『セガエイジス2500シリーズVol.33 ファンタジーゾーン コンプリートコレクション』パッケージイラスト(2008ねん、セガ) - 『ファンタジーゾーン』シリーズほぼぜん作品さくひん収録しゅうろくしたオムニバスソフト。

ゲーム評論ひょうろん

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  • なぞのゲーム魔境まきょう 美食びしょく倶楽部くらぶバカゲーせん外伝がいでん(1999ねん、キルタイムコミュニケーション)ISBN 4-906650-45-7 - 同人どうじんさいろくさい編集へんしゅう中心ちゅうしんに、アジア周辺しゅうへんのゲーム旅行りょこうなどをまじえた単行本たんこうぼん
  • なぞのゲーム魔境まきょう2 美食びしょく倶楽部くらぶバカゲーせん外伝がいでん(2002ねん、キルタイムコミュニケーション)ISBN 4-86032-012-3 - ろし単行たんこうほん以下いかどう)。
  • なぞのゲーム魔境まきょう3 美食びしょく倶楽部くらぶバカゲーせん外伝がいでん(2002ねん、キルタイムコミュニケーション)ISBN 4-86032-021-2
  • なぞのゲーム魔境まきょう4 -ロストゲームズ DECO&ビック東海とうかいへん-(2004ねん、マイクロマガジンしゃISBN 4-89637-174-7

脚注きゃくちゅう

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参考さんこう文献ぶんけん

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外部がいぶリンク

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