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タクマ・サカザキ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

タクマ・サカザキ プロフィール

  • 初出しょしゅつ作品さくひん龍虎りゅうここぶし
  • 格闘かくとうスタイル極限きょくげんりゅう空手からて
  • 誕生たんじょう2がつ4にち
  • 出身しゅっしん日本の旗 日本にっぽん
  • 身長しんちょう:180cm
  • 体重たいじゅう:88kg
  • 血液けつえきがた:Oがた
  • きらいなものヘビ
  • 大切たいせつなもの二人ふたり子供こども門下生もんかせい極限きょくげんりゅう空手からて
  • きなもの白米はくまい味噌汁みそしるあおつぶ大豆だいず
  • 趣味しゅみ:ソバ
  • 得意とくいスポーツ格闘技かくとうぎ全般ぜんぱん
  • きな言葉ことば百戦錬磨ひゃくせんれんま
  • 年齢ねんれい: 
    • 48さい(『龍虎りゅうこ2』)
    • 49さい(『KOF'94』)
    • 50さい(『KOF'95』 - )
  • キャッチコピー: 
    • 極限きょくげんりゅう偉大いだいなるちち(『龍虎りゅうこ2』)
    • つよしけん(『KOF'98』)
  • 関連かんれんキャラクターリョウロバートユリ

タクマ・サカザキTakuma Sakazaki坂崎さかざき 拓馬たくま)は、SNK対戦たいせんがた格闘かくとうゲーム龍虎りゅうここぶし』シリーズや『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズなどに登場とうじょうする架空かくう人物じんぶつ

ここでは、かれのもうひとつのかおであるMr.KARATEについても説明せつめいする。

キャラクター設定せってい[編集へんしゅう]

龍虎りゅうここぶし』の主人公しゅじんこうであるリョウ・サカザキ、そしてユリ・サカザキちちであり、極限きょくげんりゅう空手からて創始そうししゃ極限きょくげんりゅう空手からて伝承でんしょうのためにアメリカへわたり、数々かずかず異種いしゅ格闘技かくとうぎせん勝利しょうり最強さいきょう格闘かくとうとなる[1]。タクマは極限きょくげんりゅうばれる従来じゅうらい空手からてに""の攻撃こうげきくわえた武道ぶどう師範しはん[2]

息子むすこのリョウにけるまでは不敗ふはい[ちゅう 1]だったが、それ以外いがいはライバルであるリー・ガクスウ(リー・パイロン)と勝負しょうぶかずにけでわっている(このときひだりむねきずった)。そのつよさからガクスウが「最強さいきょうとら」とばれたのにたいし、タクマもまた「無敵むてきりゅう」とばれた。この息子むすこであるリョウ・サカザキに継承けいしょうされることになり、またのちに30だいとなったリョウは、「2代目だいめMr.KARATE」としてもせている。

龍虎りゅうこシリーズ[編集へんしゅう]

初代しょだい龍虎りゅうここぶし』のときより10ねんまえ、リョウが10さい誕生たんじょう悲劇ひげきがおこる。[1]タクマはつまのロネットととも不審ふしん交通こうつう事故じこまれて、ロネットがこの事故じこ死亡しぼうする。こののち激突げきとつしたトラックがどこかへったことから、[1]タクマはこの事故じこ自分じぶんうらみを何者なにものかの仕業しわざだとかんがえ、真犯人しんはんにんさがすためにリョウとユリをいて失踪しっそうする。のちにタクマは初代しょだい龍虎りゅうここぶし』のエンディングと『龍虎りゅうここぶし2』のオープニングにおいてリョウとユリと再会さいかいすることになる[ちゅう 2]スーパーファミコンはん初代しょだい龍虎りゅうここぶし』で追加ついかされたエンディングでは、事故じこサウスタウンに調査ちょうさおこなったもののロネット殺害さつがいがかりがつかめず、自暴自棄じぼうじきになってさけやギャンブルにおぼれ、その借金しゃっきん肩代かたがわりとしてギース・ハワードジェフ・ボガード殺害さつがい手駒てごまとして利用りようされそうになったという設定せっていになっている。

初代しょだい龍虎りゅうここぶし』にて、天狗てんぐめんをつけた不敗ふはい格闘かくとうである最終さいしゅうボス「Mr.カラテ」として登場とうじょうする。ギース・ハワードとタクマの接触せっしょく危険きけんした[ちゅう 3]Mr.ビッグ極限きょくげんりゅう使つかであるタクマをあやつろうとして[2]むすめユリが誘拐ゆうかいされたため、やむなくかれしたがっていた。その結果けっか息子むすこリョウ、または弟子でしであるロバート・ガルシア死闘しとうひろげることになる。

龍虎りゅうここぶし2』では天狗てんぐめんり、タクマ・サカザキとして登場とうじょう極限きょくげんりゅうさらなる発展はってんのため、サウスタウンのまちはずれに道場どうじょうかまえる[2]いまさくでは道着どうぎうえぎ、上半身じょうはんしんはだかのままたたかう。前作ぜんさくでのリョウとロバートとのたたかいの結果けっかむね古傷ふるきずひらいたらしく「ビルトアッパー」(とら咆)が使つかえなくなっている。エンディングではこれまでの無理むりがたたり、リョウとユリにこうたのみ、引退いんたい宣言せんげんした。

KOFシリーズ[編集へんしゅう]

『ザ・キング・オブ・ファイターズ』(以下いか『KOF』)シリーズには『KOF'94』(以下いか『'94』と表記ひょうき)から登場とうじょう。『龍虎りゅうここぶし2』とはちがい、道着どうぎうえているが、これはどうシリーズのオリジナルキャラクターである大門だいもん五郎ごろうおなじように上半身じょうはんしんはだか道着どうぎ姿すがたであり、恰好かっこうることをけたため[4]

龍虎りゅうこ』シリーズでは比較的ひかくてきシリアスだったのにたいし、『KOF』シリーズではコメディてき描写びょうしゃがなされている。しかし、コメディだけではなく、人外じんがいじみたちから超人ちょうじんとしての側面そくめんっており、本気ほんきせば大抵たいていのキャラクターがされる人物じんぶつでもある。

『'94』ではメキシコチーム、『KOF'95』(以下いか『'95』と表記ひょうき以降いこう龍虎りゅうここぶしチームとして参加さんか。『'95』では一度いちど引退いんたい宣言せんげんをするも、「うら館長かんちょうになってうらから仕切しきる」という意味合いみあいのため、本当ほんとう格闘かくとうかいから引退いんたいするという意味いみではなかった。その『KOF'98』(以下いか『'98』と表記ひょうき)で復活ふっかつし、『KOF'99』からはじまったネスツへんでは『KOF2002』にいたるまでいち欠場けつじょうしていない。また、『KOF2000』(以下いか『2000』と表記ひょうき)の龍虎りゅうこチームエンディングではおくれたキングすくうため、ゼロ・キャノン(衛星えいせいほう)のこう出力しゅつりょくビームを「覇王はおう至高しこうけん」でいてはじばしている。なお、『KOF2003』の龍虎りゅうこチームエンディングで、なぞ人物じんぶつ闇討やみうちちをけて入院にゅういんしているが、『KOF XI』ではチームストーリーの時点じてんでほとんど回復かいふくしている模様もよう(ただし、人間にんげんドックもねて、リョウによってさい入院にゅういんさせられている)。『KOF XIV』ではプレイヤーキャラクターとしては登場とうじょうしないが、「極限きょくげん焼肉やきにく」という焼肉やきにくてん経営けいえいしていて[ちゅう 4]、ロバートによるとまえ蕎麦そばひらいていた[5]

『2000』でチームにれたキングの才能さいのうみ、以後いご息子むすこのリョウにてがわせて格闘技かくとうぎのサラブレッドをませ、極限きょくげんりゅう跡継あとつぎ(3代目だいめ)にしようとたくらんでいる。ユリやロバートもんでの芝居しばい意図いとをキングもそく看破かんぱしていたが、それとは関係かんけいなしに実際じっさいにリョウとキングのなかちかくなっている。ただし、『KOF XI』のエンディングでの芝居しばい完全かんぜんにやりぎだったため、リョウとキングのいかりと不興ふきょうおおいに結果けっかとなった。

草薙くさなぎきょうちち草薙くさなぎ柴舟さいしゅうとは『'94』以前いぜんからのいで、おたがいを「タクマ殿どの」「柴舟さいしゅう殿どの」とうほどの友人ゆうじんでもある。ハイデルンとはまち居酒屋いざかや「ひょうたん」で偶然ぐうぜん出会であったことがきっかけで意気投合いきとうごうし、『'98』で柴舟さいしゅうとともに親父おやじチームを結成けっせいすることになる[6]。また、『'94』のかつえおおかみ伝説でんせつチーム(テリー・ボガードアンディ・ボガードジョー・ヒガシ)にたいする勝利しょうりメッセージではジェフ・ボガードと面識めんしきがあったことが判明はんめいする。

Mr.KARATE[編集へんしゅう]

天狗てんぐめんこうむっているのが最大さいだい特徴とくちょうである、タクマのもうひとつの姿すがた初代しょだい龍虎りゅうここぶし』にて、Mr.ビッグにユリを人質ひとじちられたタクマが、みずからの正体しょうたいかくすためにつけたのがはじまりである。『龍虎りゅうこ』シリーズでは比較的ひかくてきシリアスであったのにたいし、『KOF』シリーズでは正体しょうたいがとっくにばれていることもあって、すっかりギャグテイストになっている。

操作そうさキャラクターとして登場とうじょうしない『KOF'96』、『KOF'97』の龍虎りゅうこチームエンディングでは、天狗てんぐめんこうむって「Mr.カラテ」を名乗なの登場とうじょう。『龍虎りゅうここぶし』での死闘しとうすえ正体しょうたいもバレているはずだが、タクマ本人ほんにん本気ほんき気付きづかれていないとおもっている。

また、ゲームボーイはん熱闘ねっとうKOF'96』には「Mr.カラテ」の姿すがた最後さいご乱入らんにゅうキャラクターとして出場しゅつじょうしており、かくしキャラクターとして登場とうじょうさせた場合ばあいかれのみ選択せんたく画面がめんわく横長よこなが2人ふたりぶんおおきさとなっている(チーム人数にんずうには影響えいきょうしない)。

KOF XIII』の家庭かていばんでは、「ネスツスタイルきょう」と「ほのおもどしたあん」とともにDLCキャラクターとして「Mr.KARATE」が登場とうじょう。『KOF XIII』でのMr.KARATEはギャグテイストはく、シリアスなキャラクターとしてえがかれている。また、対戦たいせんキャラクターに正体しょうたい指摘してきされてもむしろ威風いふう堂々どうどうとした姿勢しせいつらぬいており、ほとんどの対戦たいせんキャラクターからおそれられている。本人ほんにん曰はく「鎮元ときとハイデルンは自分じぶんどうレベルの実力じつりょくしゃ」と公言こうげんしている。

カプコンとのクロスオーバー[編集へんしゅう]

SNK VS. CAPCOM 激突げきとつカードファイターズ』シリーズではタクマ・サカザキ名義めいぎ個別こべつキャラクターカードが存在そんざいする。

CAPCOM VS. SNK MILLENNIUM FIGHT 2000』では、『KOF』シリーズの道着どうぎ姿すがたでサカザキ道場どうじょうしん日本にっぽん支部しぶステージの背景はいけい登場とうじょうしている。

SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』(以下いか『SVC CHAOS』)では、Mr.カラテとして登場とうじょうし、業務ぎょうむようでMr.カラテが通常つうじょう操作そうさキャラクターとなるのはこれがはじめて。ほんさくではオープニングデモや作中さくちゅう位置いちなど、全般ぜんぱんてきごうおに対比たいひされるかたちになっており、ボスキャラクターとしてごうおにが「しんごうおに」となったのにたいし、かれも「本気ほんきになったMr.カラテ」としてボスキャラクターとして登場とうじょう。「本気ほんきになったMr.カラテ」はくろ道着どうぎにまとい、通常つうじょうのMr.カラテよりキャラクター性能せいのうがっている。

ゲームじょう特徴とくちょう[編集へんしゅう]

初代しょだい龍虎りゅうここぶし』では「Mr.カラテ」として登場とうじょう。ゲームちゅうではリョウとほぼおなじグラフィックだが、能力のうりょくはほぼすべてにおいてプレイヤーキャラクターであるリョウとロバートを上回うわまわっている。また、「龍虎りゅうこ乱舞らんぶ」が使つかえないわりに「覇王はおうしょうほえけん」が通常つうじょう必殺ひっさつわざあつかいのため、気力きりょくMAXでなくともすことができる(ただし「とら煌拳」と同様どうよう気力きりょくゲージざんりょう影響えいきょうける)。なお、対人たいじんせん使用しようするには、Mr.カラテのステージで乱入らんにゅうするか、かれたおしている状態じょうたいのメモリーカードが必要ひつよう

「タクマ・サカザキ」名義めいぎ登場とうじょうするさいには「ビルトアッパー」(とら咆)を使用しようせず、わりに移動いどうげの「しょうらんあし」を使つかう。

『KOF』シリーズでは子細しさいちがえど『KOF2001』(以下いか『2001』と表記ひょうき)まで一貫いっかんして必殺ひっさつわざ変更へんこうがなかった。しかし、『KOF2002』で必殺ひっさつわざ減少げんしょうや「とら煌拳」の仕様しよう大幅おおはば変更へんこうや「飛燕ひえん疾風しっぷうあし」がばないなどのはじめての変化へんかきた。

『SVC CHAOS』では『2001』までの仕様しようもどっているが、「Mr.カラテ」としての登場とうじょうであり「とら咆」も導入どうにゅうされている。

わざ一覧いちらん[編集へんしゅう]

詳細しょうさい極限きょくげんりゅう空手からて参照さんしょう。また、ここではMr.カラテとして登場とうじょうしたさいわざふくめて紹介しょうかいする。

通常つうじょう[編集へんしゅう]

  • ともえげ - Mr.カラテのわざ
  • だいそと
  • 一本いっぽん背負せお

特殊とくしゅわざ[編集へんしゅう]

  • おにしゃ
  • かわら
  • 桂馬けいま
  • 飛車ひしゃとし
  • ボディブロー - Mr.カラテのわざ
  • ローキック - Mr.カラテのわざ
  • 攻撃こうげき - Mr.カラテのわざ 
  • ダッキング攻撃こうげき - Mr.カラテのわざ

必殺ひっさつわざ[編集へんしゅう]

  • とら煌拳
  • 飛燕ひえん疾風しっぷうあし
  • 暫烈けん
  • しょうらんあし
  • 鬼神きじんげき/鬼神きじんげき
  • ビルトアッパー(とら咆) - Mr.カラテのわざ
  • 猛虎もうこ 無頼ぶらいがん
  • さんせんかた
  • 覇王はおう至高しこうけん
  • ちょう覇王はおう至高しこうけん
  • 気力きりょくめ - Mr.カラテのわざ

ちょう必殺ひっさつわざ[編集へんしゅう]

  • 覇王はおうしょうほえけん - Mr.カラテのわざ
  • 覇王はおう至高しこうけん
  • ちょう覇王はおう至高しこうけん
  • 覇王はおう獅咬けん
  • 極限きょくげんとら咆 - Mr.カラテのわざ
  • 龍虎りゅうこ乱舞らんぶ
  • しん鬼神きじんげき
  • とら殺陣さつじん
  • ちょう龍虎りゅうこ乱舞らんぶ - Mr.カラテのわざ(タクマも一部いちぶの『KOF』シリーズにMAXばん龍虎りゅうこ乱舞らんぶ」を演出えんしゅつする)
  • 毘瑠あつ(ビルトアッパー)
  • 鬼神きじんやま峨撃 - Mr.カラテのわざ

こえ出演しゅつえん[編集へんしゅう]

関連かんれん人物じんぶつ[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 藤堂とうどうりゅうしろもタクマにやぶった格闘かくとう一人ひとり
  2. ^ 龍虎りゅうここぶし』ネオジオばん販促はんそくようしょう冊子さっしでは、サカザキ事故じこからはじまる数奇すうき運命うんめいもりろうによる漫画まんがえがかれている[3]
  3. ^ 当初とうしょは「『龍虎りゅうここぶし』は『かつえおおかみ伝説でんせつ』の過去かこ」という設定せっていかったため、『龍虎りゅうここぶし2』の冒頭ぼうとうでこのいきさつがかたられている。
  4. ^ なお焼肉やきにくてん開業かいぎょうかんリチャード・マイヤのアドバイスをけており、その甲斐かいもあって経営けいえい軌道きどうっている。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c 『SFCばん 龍虎りゅうここぶし 説明せつめいしょ』ケイ・アミューズメントリース株式会社かぶしきがいしゃ、2,3,ぺーじ 
  2. ^ a b c 『ART OF FIGHTING 龍虎りゅうここぶし 外伝がいでん 完全かんぜん攻略こうりゃくマニュアル』芸文社げいぶんしゃ、1996ねん6がつ15にち、104,106,ぺーじ 
  3. ^ 『ALL ABOUT SNK対戦たいせん格闘かくとうゲーム』 90ぺーじさいろく)。
  4. ^ KOF OFFICIAL SITE タクマ・サカザキ「キャラ設定せってい裏話うらばなし
  5. ^ THE KING OF FIGHTERS XIV公式こうしきサイト|龍虎りゅうこチームプロローグ
  6. ^ 『'98 キャラクターブック』 145ぺーじ
  7. ^ 『ネオジオフリーク』 1995ねんvol.3 100ぺーじ
  8. ^ 『SFCばん 龍虎りゅうここぶし 説明せつめいしょ』ケイ・アミューズメントリース株式会社かぶしきがいしゃ、18ぺーじ 

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]