THE KING OF FIGHTERS XV

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THE KING OF FIGHTERS XV
ジャンル 格闘かくとう
対応たいおう機種きしゅ PlayStation 4
PlayStation 5
Xbox Series X/S
Windows 10
開発元かいはつもと SNK
発売はつばい日び 2022年ねん2月がつ17日にち[1]
エンジン Unreal Engine 4[2]
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『THE KING OF FIGHTERS XV』 は、SNKから発売はつばいされた対戦たいせん型がた格闘かくとうゲームであり、『ザ・キング・オブ・ファイターズ』のナンバリング作品さくひん第だい15弾だんにあたる。 『XIV』の続編ぞくへんである本ほん作さくは、前作ぜんさくから引ひき続つづき3Dグラフィックとなっており、各種かくしゅ演出えんしゅつはブラッシュアップされている[3]。 また、ストーリー上じょうの特徴とくちょうでは、本ほん作さくの主人公しゅじんこうのシュンエイと、「オロチ編へん」「ネスツ編へん」「アッシュ編へん」の歴代れきだい主人公しゅじんこうが初はじめて出でそろうことが挙あげられる[1]。

リリース[編集へんしゅう]

当初とうしょは2021年ねん発売はつばい予定よていだったが、COVID-19による日本にっぽん国内こくないの混乱こんらんが開発かいはつにも影響えいきょうしたため、2022年ねん（第だい一いち四半期しはんき）に延期えんきされ[4]、最終さいしゅう的てきには2022年ねん2月がつ17日にちにPlayStation 4、PlayStation 5、Xbox Series X/S、PC（Windows 10・Epic Games・Steam）にて発売はつばいされた[1]。また、デジタル版ばん『THE KING OF FIGHTERS XV Deluxe Edition』（以下いか：『デラックスエディション』）には、ゲーム本編ほんぺん+KOF XV TEAM PASS 1（DLCキャラクター×6体たい）が含ふくまれるほか、予よ約やく特典とくてんとして2月がつ14日にちから遊あそべるようになるため、SNKからはストーリーモードやギャラリーモードといったネタバレの配信はいしん・投稿とうこうおよび拡散かくさんを控ひかえるよう注意ちゅうい喚起かんきが行おこなわれた[1]。

登場とうじょう人物じんぶつ[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「ザ・キング・オブ・ファイターズの登場とうじょう人物じんぶつ」を参照さんしょう

担当たんとう声優せいゆうは前作ぜんさく『XIV』からの新規しんきキャストが採用さいようされている。前作ぜんさくに登場とうじょうしないキャラクターはアニメ『THE KING OF FIGHTERS: DESTINY』やスマートフォンアプリ『THE KING OF FIGHTERS ALLSTAR』でのキャストが採用さいようされている一方いっぽう、一部いちぶ新規しんきにキャスティングされているキャラクターも存在そんざいする。

出場しゅつじょうキャラクター
チーム名めい メンバー
ヒーローチーム[5] シュンエイ 明天めいてん君きみ 二階堂にかいどう紅くれない丸まる
三種さんしゅの神器じんぎチーム[6] 草薙くさなぎ京きょう 神楽かぐらちづる 八神はっしん庵あん
ライバルチーム イスラ ハイデルン ドロレス
K´チーム K' マキシマ ウィップ
アッシュチーム アッシュ・クリムゾン エリザベート・ブラントルシュ ククリ
クローネンチーム クローネン クーラ・ダイアモンド アンヘル
オロチチーム 七なな枷かせ社しゃ シェルミー クリス
怒いかチーム レオナ・ハイデルン ラルフ・ジョーンズ クラーク・スティル
餓かつえ狼おおかみチーム[7] テリー・ボガード アンディ・ボガード ジョー・東ひがし
G.A.W.チーム アントノフ ラモン キング・オブ・ダイナソー
エージェントチーム ブルー・マリー ヴァネッサ ルオン
龍虎りゅうこチーム リョウ・サカザキ ロバート・ガルシア キング
スーパーヒロインチーム 麻宮あさみやアテナ 不知火しらぬひ舞まい ユリ・サカザキ
ボスキャラクター ボス：リ・ヴァース
最終さいしゅうボス：オトマ・ラガ
DLC追加ついかキャラクター
餓かつえ狼おおかみMotWチーム[8] ロック・ハワード 牙きば刀がたな B.ジェニー
サウスタウンチーム[9] ギース・ハワード ビリー・カーン 山崎やまざき竜二りゅうじ
裏うらオロチチーム[10] オロチ社しゃ オロチシェルミー オロチクリス
サムライチーム[10] 覇王はおう丸まる ナコルル ダーリィ・ダガー
単独たんどくキャラクター オメガ・ルガール[11]、矢吹やぶき真しん吾われ、キム・カッファン、シルヴィ・ポーラ・ポーラ、ゲーニッツ、ナジュド[12]、デュオロン、四条しじょう雛ひな子こ

開発かいはつ[編集へんしゅう]

前作ぜんさく『KOF XIV』の開発かいはつ終了しゅうりょう時点じてんから本ほん作さくの開発かいはつは決きまっていたものの、その前まえに決きまっていた『SAMURAI SPIRITS』の開発かいはつに伴ともない想定そうていよりも開発かいはつスタートが若干じゃっかんずれ込こみ、そのうえCOVID-19の流行りゅうこうによって開発かいはつ作業さぎょうが2か月げつほど止とまった[13]。 本ほん作さくの開発かいはつ体制たいせいはSNK社内しゃないだけでも約やく100人にん（うち常駐じょうちゅうスタッフは80～90人にん）、外部がいぶを含ふくめると総勢そうぜい約やく400人にんとされており、その約やく半数はんすうがグラフィック関連かんれんのスタッフである[13]。前作ぜんさくは徐々じょじょに開発かいはつ体制たいせいを拡大かくだいしていったのに対たいし、本ほん作さくは対応たいおうプラットフォームが増ふえた関係かんけいで最初さいしょから大だい規模きぼな体制たいせいが組くまれた[13]。

同様どうようの理由りゆうならびにシェーダー強化きょうかの目的もくてきから、本ほん作さくではシリーズで初はじめてUnreal Engineが用もちいられた[2]。同どうエンジンの検証けんしょうは、前作ぜんさくの開発かいはつ後半こうはんにあたる2017年ねんから行おこなわれており、実装じっそう作業さぎょうは比較的ひかくてき容易よういだったとチーフプロデューサーの小田おだ泰之やすゆきはUnreal Engineのブログ記事きじの中なかで振ふり返かえっている[2]。

さらに、『KOF』シリーズのプレイヤーの9割わりは日本にっぽん国外こくがいであるため、ネオジオ時代じだいのように技わざ名めいや用語ようごを適当てきとうにつけるわけにはいかないため、アシスタントプロデューサーのジョシュア・ウェザーフォードに表記ひょうきを考かんがえてもらった上うえで、各かく言語げんごに訳やくされた[13]。 たとえば、新しんシステムであるシャッターストライクは当初とうしょ別べつの名前なまえだったが、英語えいごのネイティブスピーカーとの話はなし合あいで現在げんざいの名前なまえに変更へんこうされ、北米ほくべい版ばんのキャッチコピー「SHATTER ALL EXPECTATIONS」の誕生たんじょうにもつながった[14]。 本ほん作さくのストーリーの骨子こっしはクリエイティブディレクターのおぐらえいすけが担当たんとうしており、そこからさらにブラッシュアップを重かさねてストーリーへと昇華しょうかさせていった[14]。

システム構築こうちく[編集へんしゅう]

本ほん作さくのシステム構築こうちくに当あたっては、前作ぜんさくのプレイヤーがスムーズに移行いこうできるようにするという方針ほうしんが立たてられた[15][14][2]。ただし、前作ぜんさくの時点じてんで偏かたよった遊あそび方かたをする傾向けいこうがみられたほか、過去かこ作さくのプレイヤーからは前作ぜんさくのシステムの評判ひょうばんがいまいちだったため、それらを解消かいしょうする方向ほうこうで調整ちょうせいが加くわえられた[14]。 たとえば、MAXモード(クイック)の場合ばあい、上級じょうきゅう者しゃ同士どうしの対戦たいせんにおいて、押おしの強つよいプレイスタイルでMAXモード(クイック)が多用たようされたため、本ほん作さくにおいてはパワーゲージ2本ほんを消費しょうひしないと使つかえないようになった[14]。 演出えんしゅつ面めんにおいては、前作ぜんさくでは分割ぶんかつ画面がめんでキャラクター同士どうしの掛かけ合あいを見みせていたものの、一方いっぽうのキャラクターがしゃべっている間あいだ、もう一方いっぽうがほとんど動うごかなかったのは味気あじけなかった上うえ、口くちの動うごきも無理むりやりツールでそれらしく見みせていた点てんも気きになったと空中くうちゅうはファミ通ふぁみつうとのインタビューの中なかで振ふり返かえっており、本ほん作さくにおいては口くちの動うごきにこだわったと話はなしている[14]。また、前作ぜんさくではキャラクターの掛かけ合あいを全員ぜんいん決きまった人数にんずうで行おこなっていたため無理むりが生しょうじたことから、本ほん作さくにおいては関係かんけいのあるキャラクター同士どうしの掛かけ合あいに限定げんていされた[14]。

キャラクター選定せんてい・セッティング[編集へんしゅう]

本ほん作さくのようなシリーズ物ぶつは、キャラクターが重要じゅうような立たち位置いちにあるため、デザインだけでなく、登場とうじょう人物じんぶつの男女だんじょ比ひなどといった課題かだいを一ひとつずつ解決かいけつしていき、最終さいしゅう的てきには開発かいはつスタッフが納得なっとくするまでは話はなし合あいをする形かたちでキャラクターが決きめられていった[13]。 小田おだは基本きほん的てきには人気にんきのキャラクターを一いち通とおり起用きようしようとは考かんがえているものの、それではコアファンの要望ようぼうがマニアックなところ（例れい：藤堂とうどう竜りゅう白しろ）に集約しゅうやくされてしまうとも話はなしている[13]。 DLCのうち、“サウスタウンチーム”と“餓かつえ狼おおかみMotWチーム”は北米ほくべい市場いちばの人気にんきをふまえて選定せんていされた。小田おだはサウスタウンチームのギースや、初期しょきプレイアブルの一ひとつである餓かつえ狼おおかみチームのテリーは、いずれも北米ほくべいで人気にんきが高たかいうえに、他社たしゃ作品さくひんへのゲスト出演しゅつえんの実績じっせきがあるため、そのあたりの影響えいきょうもあるかもしれないと述のべている[13]。 新しんキャラクターであるイスラの性格せいかくの基本きほん的てきな部分ぶぶんはおぐらが担当たんとうしており、シュンエイのライバルという立たち位置いちから、彼かれとは対たいの存在そんざいになるように設定せっていされた。一方いっぽう、イスラが操あやつる幻影げんえいの「アマンダ」の名前なまえやそのキャラクター性せいを構築こうちくしたのは、ゲームデザイナーとしてシナリオやセリフを担当たんとうした平山ひらやま美よし彩いろどりである[14][注釈ちゅうしゃく 1]。おぐらはアマンダがゲーム世界せかいにうまくはまったとファミ通ふぁみつうとのインタビューの中なかで振ふり返かえっている[14]。 平山ひらやまはおぐらやゲームディレクターの空中くうちゅう海人あまが選定せんていしたキャラクターをもとにした、彼かれらの相関そうかん関係かんけいの構築こうちくにも関かかわっており、本ほん作さくはチームメンバーの編成へんせいが変更へんこうされていることから、齟齬そごが生しょうじないように注意ちゅういを払はらっているとファミ通ふぁみつうとのインタビューの中なかで話はなしている[14]。 チーム編成へんせいとストーリーの構築こうちくの順序じゅんじょはチームによって異ことなり、例たとえばシュンエイと明天めいてん君きみのいる“ヒーローチーム”とイスラの“ライバルチーム”はチーム編成へんせいが先行せんこうした[14]。当初とうしょ、ヒーローチームはテリーも含ふくめる予定よていだったが、餓かつえ狼おおかみチームで組くませたいということで却下きゃっかされ、過去かこ作さくでも新人しんじんと組くんだ経験けいけんのある二階堂にかいどう紅くれない丸まるが代かわりに加くわわった[14]。一方いっぽう、アントノフ率ひきいる“G.A.W.”チームは、彼かれ夜逃よにげしてプロレス団体だんたいを立たち上あげるというシナリオ案あんが先行せんこうしている[14]。 新しんキャラクターのドロレスは当初とうしょどこかの組織そしきの幹部かんぶとして設定せっていされていたが、しっくりこなかったため、ククリの亡なき師匠ししょうが復活ふっかつした存在そんざいに変更へんこうされ、狂言回きょうげんまわしという立たち位置いちに据すえられた[14]。イスラも組織そしきの一員いちいんという設定せっていだったが、おぐらの抱だいていたイメージと合あわなかったため変更へんこうされた[14]。 この2人ふたりのデザインのコンセプトはおぐらの案あんがもとになっているが、紆余曲折うよきょくせつの末すえ、最終さいしゅう的てきには『SAMURAI SPIRITS』のメインデザイナー・佐治さじ有ゆう倫りんがまとめたデザインが採用さいようされためた[16]。ドロレスはナカタによる初期しょき案あんがおぐらにとってよかったので、それを生いかす方針ほうしんがとられたうえで、佐治さじがデザインの詳細しょうさいを詰つめた[16]。

また、平山ひらやまはアッシュ・クリムゾンやオロチチームなど一部いちぶの人気にんきキャラクターについて、最初さいしょはすごく緊張きんちょうしていたが、癖くせが強つよい分ぶんちゃんとセリフに落おとし込こめる要素ようそが多おおかったため、そのような意味いみではやりやすかったと振ふり返かえっている[14]。 逆ぎゃくにやりにくかったキャラクターとして、平山ひらやまはククリを挙あげており、その理由りゆうとして、前作ぜんさくの時点じてんでキャラクターとして完成かんせいしていたことに加くわえ、本当ほんとうにひどいことは言いわずちょっとけなす程度ていどだったので、かっこいい部分ぶぶんを崩くずさずに言葉ことばを選えらぶのが大変たいへんだったと振ふり返かえっている[14]。

既存きそんのキャラクターは、起用きようが決きまった段階だんかいでデザインを変更へんこうするか否ひかを決きめた後のち、デザインの方向ほうこう性せいや細こまかい部分ぶぶんを詰つめていった[16]。 たとえば、麻宮あさみやアテナの場合ばあい、新しんキャラクターと同様どうように、テーマを限定げんていせずにアイデア出だしをするところから始はじまった。その中なかには制服せいふくやアイドル風ふうの衣装いしょうといった従来じゅうらい寄よりの案あんもあったが、前作ぜんさくがセせーラらー服ふくだったため、メインキャラクターデザイナーのナカタトモヒロからおぐらに方向ほうこう性せいを変かえてはどうかという提案ていあんが出だされた[16]。その結果けっか、アイドルと拳法けんぽう両方りょうほうの要素ようそを組くみ込こんだデザインにする方針ほうしんが固かためられ、髪型かみがたもロングヘアーからショートヘアに変更へんこうされた[16]。

このほかにも、SNKゆかりのキャラクターが背景はいけいに登場とうじょうするケース[注釈ちゅうしゃく 2]や、ステージ内ないにその痕跡こんせきが残のこされているケースもある[注釈ちゅうしゃく 3]。

プラットフォーム選定せんてい[編集へんしゅう]

小田おだは前作ぜんさくの流ながれでPS4ベースのファン層そうが形成けいせいされていたことを把握はあくしていたため、PS4を基準きじゅんとすることは最初さいしょから決きまっていた[13]。ただし、家庭かてい用ようゲーム機きの入手にゅうしゅが困難こんなんな地域ちいきや国くにもある[注釈ちゅうしゃく 4]ことに加くわえ、また、PCはパーツを差さし替かえるだけで強化きょうかできることから、中南米ちゅうなんべいや東ひがしヨーロッパでは人気にんきがあり、PCもプラットフォームの一ひとつに加くわわった[13]。マルチプラットフォームゲームとしての基礎きそ的てきなところはUnreal Engineが担になってくれるものの、ネットワークや動作どうさ環境かんきょうの仕様しようの差さは個別こべつ対応たいおうが必要ひつようだったと小田おだは振ふり返かえっている[13]。

音楽おんがく[編集へんしゅう]

本ほん作さくのサウンドは、サウンドディレクターの麻あさ中ちゅう秀樹ひでき、サウンドデザイナーの佐々木ささきみのり、そして日野ひの槙まき邑子の3人にんが中心ちゅうしんとなって制作せいさくされ、『XIV』で導入どうにゅうされた因縁いんねん対決たいけつBGMも引ひき続つづき採用さいようされた[18]。麻あさ中ちゅうはファミ通ふぁみつうとのインタビューの中なかで、言葉ことばに出でなくともサウンドスタッフ全員ぜんいんは『KOF』らしさを感覚かんかくとして有ゆうしているとしたうえで、個人こじん的てきにはプレイヤーが『KOF XIV』の続編ぞくへんとして感かんじることを意識いしきしたと説明せつめいしている[18]。

楽曲がっきょく制作せいさくにはゲームの形かたちが出来上できあがっていることが必要ひつようであることから、サウンドチームは他た部門ぶもんから遅おくれて開発かいはつに参加さんかするため、彼かれらが参加さんかした時点じてんではすでにチーム編成へんせいなどが確定かくていしていた。麻あさ中ちゅうは困こまったこととして、これまでライバル同士どうしだった京きょうと庵あんが「三種さんしゅの神器じんぎ」チームとして組くまれた結果けっか、双方そうほうのテーマ曲きょくが使つかえなくなったことを挙あげており、ちづるを加くわえた3人にんを表現ひょうげんするために、新曲しんきょく“Fictitious or Real”を制作せいさくしたことを明あかしている[18]。一方いっぽうで、ライバルチームはイスラのイメージを前面ぜんめんに出だしたいという思おもいから、企画きかく担当たんとう者しゃとのすり合あわせの末すえに“Time for revolution It’s our generation”が作つくられた[18]。

麻あさ中ちゅうによると、曲名きょくめいは作曲さっきょく者しゃがつけており、曲名きょくめいをどうとらえているかはスタッフによって違ちがうとしつつも、SNKの伝統でんとうであるユニークな曲名きょくめいを踏襲とうしゅうしたいと思おもっているスタッフも多おおいという。たとえばシュンエイ対たい明天めいてん君くん戦せんのテーマ曲きょく「そばがらまくら」は、麻あさ中ちゅうが作曲さっきょく者しゃに制作せいさくを依頼いらいした際さい、明天めいてん君きみの持もっている枕まくらにちなみそば殻がらの枕まくらをテーマにしてほしいと伝つたえたところ、それがそのまま曲名きょくめいとして採用さいようされて驚おどろいたと振ふり返かえっている[18]。麻あさ中ちゅう自身じしんは、キャラクターの秘ひめた一いち面めんを考慮こうりょしたうえでつけることが多おおいとしており、例たとえばクローネンチームの“Liberty”の場合ばあいは、彼かれらがつかみ取とった自由じゆう（Liberty）をイメージしたと話はなしている[18]。

反響はんきょう[編集へんしゅう]

オープンベータテストでの反響はんきょう[編集へんしゅう]

小田おだはファミ通ふぁみつうとのインタビューの中なかでオープンベータテストの評判ひょうばんが良よかったと明あきらかにしており、特とくにネオジオが売うれていた中南米ちゅうなんべいの地域ちいき（メキシコ～アルゼンチン）からは異ことなる国くに同士どうしでも対戦たいせんできる点てんが評判ひょうばんだったことが大おおきな成果せいかの一ひとつだったと振ふり返かえっている[13]。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 平山ひらやまは『SAMURAI SPIRITS』でキャラクターのセリフ考案こうあんにかかわっているが、シナリオ等とうに本格ほんかく的てきにかかわるのは本ほん作さくが初はじめてである[14]。
  2. ^ たとえば、G.A.W.チームのステージの場合ばあい、アーケードゲーム作品さくひん『ファイヤースープレックス』の主人公しゅじんこうテリー・ロジャースとボスであるマスター・バーンズがいる[17]。また、パオパオカフェのステージの場合ばあい、餓かつえ狼おおかみ伝説でんせつチームのキャラクターで対戦たいせんすると、ステージ内ないにいるリチャード・マイヤーとボブ・ウィルソンが前まえに出でてきて応援おうえんしてくる[17]。
  3. ^ たとえば、ライバルチームのステージ（Subway Tracks）の場合ばあい、ダック・キングをオマージュした落書らくがきが存在そんざいする[17]。
  4. ^ 小田おだによると、税金ぜいきんの都合つごう上じょう、PS4の販売はんばい価格かかくが日本にっぽんの三さん倍ばいもするところもあるほか、中南米ちゅうなんべいのKOFファンがアメリカ土産みやげとしてPS4を購入こうにゅうした例れいもあるという[13]。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d 福山ふくやま幸司こうじ (2022年ねん2月がつ8日にち). “SNK、『KOF15』の「ネタバレ」を発売はつばい日びまで控ひかえるようアナウンス。ストーリーモードでは歴代れきだい主人公しゅじんこうが集結しゅうけつし物語ものがたりはクライマックスへ”. 電でんファミニコゲーマー. マレ. 2023年ねん1月がつ8日にち閲覧えつらん。
  2. ^ a b c d “最新さいしん格闘かくとうゲームで Unreal Engine にシフトする SNK”. Unreal Engine (2022年ねん2月がつ24日にち). 2023年ねん1月がつ10日とおか閲覧えつらん。
  3. ^ “「THE KING OF FIGHTERS XV」は2021年ねんに発売はつばい。公式こうしきトレイラーが公開こうかい，さらにPS4版はん「KOF 2002 UNLIMITED MATCH」発売はつばい情報じょうほうも”. 4Gamer.net (2021年ねん1月がつ8日にち). 2021年ねん2月がつ21日にち閲覧えつらん。
  4. ^ “『KOF XV』発売はつばい日びが2022年ねん第だい1四半期しはんきに延期えんき”. 電撃でんげきオンライン (2021年ねん6月がつ2日にち). 2021年ねん6月がつ10日とおか閲覧えつらん。
  5. ^ “「THE KING OF FIGHTERS XV」のキャラクタートレイラー第だい3弾だん“二階堂にかいどう紅くれない丸まる”が公開こうかい。シュンエイ＆明天めいてん君くんと“ヒーローチーム”を結成けっせい”. 4Gamer.net (2021年ねん1月がつ28日にち). 2021年ねん2月がつ21日にち閲覧えつらん。
  6. ^ “「THE KING OF FIGHTERS XV」に参戦さんせんする神楽かぐらちづるのキャラクタートレイラーが公開こうかい。草薙くさなぎ 京きょう，八神はっしん 庵あんとともに“三種さんしゅの神器じんぎチーム”を結成けっせい”. 4Gamer.net (2021年ねん2月がつ21日にち). 2021年ねん2月がつ21日にち閲覧えつらん。
  7. ^ “「THE KING OF FIGHTERS XV」の“テリー・ボガード”のキャラクタートレーラーが公開こうかい。アンディ＆ジョーとともに“餓かつえ狼おおかみチーム”としての参戦さんせん”. 4Gamer.net (2021年ねん3月がつ19日にち). 2021年ねん3月がつ19日にち閲覧えつらん。
  8. ^ “餓かつえ狼おおかみMotWチーム(ロック・ハワード、B.ジェニー、牙きば刀がたな) - THE KING OF FIGHTERS XV特設とくせつサイト”. ファミ通ふぁみつう.com (2022年ねん3月がつ17日にち). 2023年ねん1月がつ28日にち閲覧えつらん。
  9. ^ “サウスタウンチーム(ギース、ビリー、山崎やまざき) - THE KING OF FIGHTERS XV特設とくせつサイト”. ファミ通ふぁみつう.com (2022年ねん5月がつ17日にち). 2023年ねん1月がつ12日にち閲覧えつらん。
  10. ^ a b “『KOF15』DLCキャラクター“裏うらオロチチーム”が配信はいしん開始かいし。オロチ社しゃ、オロチシェルミー、オロチクリスが登場とうじょう。今秋こんしゅうには覇王はおう丸まる、ナコルル、ダーリィ・ダガーも参戦さんせん”. ファミ通ふぁみつう.com (2022年ねん8月がつ8日にち). 2023年ねん1月がつ28日にち閲覧えつらん。
  11. ^ “『KOF15』待望たいぼうの追加ついかキャラ“オメガ・ルガール”の基本きほん攻略こうりゃく＆新しんモード“BOSS CHALLENGE”プレイのコツをお届とどけ - THE KING OF FIGHTERS XV特設とくせつサイト”. www.famitsu.com (2022年ねん4月がつ14日にち). 2023年ねん1月がつ28日にち閲覧えつらん。
  12. ^ “『KOF15』シーズン2のDLCキャラクター第だい1弾だん“矢吹やぶき真しん吾われ”が1/17より配信はいしん。続つづけて新しんDLCキャラクターであるキム、シルヴィ、ナジュドも後日ごじつ参戦さんせん！”. ファミ通ふぁみつう.com (2023年ねん1月がつ10日とおか). 2023年ねん1月がつ10日とおか閲覧えつらん。
  13. ^ a b c d e f g h i j k l “『KOF』の未来みらいを拓ひらく者ものたち～『KOF 15』開発かいはつ者しゃインタビュー～第だい1回かいプロデューサー編へん - THE KING OF FIGHTERS XV特設とくせつサイト”. ファミ通ふぁみつう.com (2022年ねん2月がつ17日にち). 2023年ねん1月がつ8日にち閲覧えつらん。
  14. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r “『KOF』の未来みらいを拓ひらく人々ひとびと～『KOF 15』開発かいはつ者しゃインタビュー～第だい2回かいゲームプレイ編へん - THE KING OF FIGHTERS XV特設とくせつサイト”. ファミ通ふぁみつう.com (2022年ねん3月がつ4日にち). 2023年ねん1月がつ8日にち閲覧えつらん。
  15. ^ “「THE KING OF FIGHTERS XV」開発かいはつ者しゃインタビュー。アッシュやオロチチームなど意外いがいとも言いえるキャラたちの参戦さんせん経緯けいいを聞きいた”. 4Gamer.net. Aetas (2021年ねん10月がつ7日にち). 2023年ねん1月がつ8日にち閲覧えつらん。
  16. ^ a b c d e “『KOF』の未来みらいを拓ひらく人々ひとびと～『KOF 15』開発かいはつ者しゃインタビュー～第だい3回かいキャラクターグラフィック編へん - THE KING OF FIGHTERS XV特設とくせつサイト”. ファミ通ふぁみつう.com (2022年ねん3月がつ25日にち). 2023年ねん1月がつ8日にち閲覧えつらん。
  17. ^ a b c “『KOF』の未来みらいを拓ひらく人々ひとびと～『KOF15』開発かいはつ者しゃインタビュー～第だい4回かいステージグラフィック編へん - THE KING OF FIGHTERS XV特設とくせつサイト”. ファミ通ふぁみつう.com (2022年ねん3月がつ28日にち). 2023年ねん1月がつ8日にち閲覧えつらん。
  18. ^ a b c d e f “『KOF』の未来みらいを拓ひらく人々ひとびと～『KOF15』開発かいはつ者しゃインタビュー～第だい5回かいサウンド編へん - THE KING OF FIGHTERS XV特設とくせつサイト”. ファミ通ふぁみつう.com (2022年ねん4月がつ8日にち). 2023年ねん1月がつ10日とおか閲覧えつらん。

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

餓かつえ狼おおかみ伝説でんせつ
龍虎りゅうこの拳こぶし
サムライスピリッツ
ザ・キング・オブ・ファイターズ
風雲ふううん黙示録もくしろく
月つき華はなの剣士けんし
ハイパーネオジオ64
ネオジオポケットなど携帯けいたいゲーム機き
ADK
クロスオーバー
SNK VS. CAPCOM
その他た
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