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Unreal Engine

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
Unreal Engine
作者さくしゃ ティム・スウィーニー
開発元かいはつもと Epic Games
初版しょはん

UE1: 1998年ねん5月がつ (26年ねん前まえ) (1998-05)
UE2: 2001年ねん1月がつ (23年ねん前まえ) (2001-01)
UE3: 2004年ねん3月がつ (20年ねん前まえ) (2004-03)
UDK: 2009年ねん11月 (14年ねん前まえ) (2009-11)
UE4: 2012年ねん5月がつ (12年ねん前まえ) (2012-05)

UE5: 2022年ねん4月がつ (2年ねん前まえ) (2022-04)
最新さいしん版ばん
5.4 / 2024年ねん4月がつ24日にち (3か月げつ前まえ) (2024-04-24)
プログラミング
言語げんご		 C++, C#, UnrealScript, HLSL, GLSL, Cg
対応たいおうOS クロスプラットホーム
対応たいおう言語げんご 英語えいご
種別しゅべつ ゲームエンジン
ライセンス プロプライエタリ - 原則げんそく無料むりょうで、ソースコードも公開こうかいされている。但ただし、UE製せいコンテンツの売上うりあげが100万まんドルに達たっした場合ばあい5%をロイヤリティとして支払しはらう必要ひつようがある[1]
公式こうしきサイト www.unrealengine.com ウィキデータを編集
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Unreal Engine（アンリアルエンジン、UE）は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくのEpic Gamesより開発かいはつされたゲームエンジンである。

1998年ねんにファーストパーソン・シューティングゲーム (FPS) である『Unreal』で初はじめて実装じっそうされた。

特徴とくちょう

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Unreal Engineはエピックゲームズが自社じしゃで開発かいはつした『Unreal』、『Unreal Tournament』シリーズ、『Gears of War』シリーズ、『フォートナイト』、『Infinity Blade』はもちろんの事こと、同業どうぎょう他社たしゃが開発かいはつした『レインボーシックス』シリーズ、『レッドスティール』、『バイオショック』および『ミラーズエッジ』など多おおくのゲームで採用さいようされている。

その他たにも、NASAの宇宙うちゅう飛行ひこう士し訓練くんれんやウォルト・ディズニー・カンパニーの映画えいが製作せいさくとテーマパークに利用りよう[2][3]されるなど様々さまざまなジャンルで使つかわれ、「最もっとも成功せいこうしたビデオゲームエンジン」としてギネス世界せかい記録きろくにもなっている[4][5]。

Unreal Engineのコア部分ぶぶんはC++で記述きじゅつされている。Unreal Engineは高こうレベルの移植いしょく性せいという特徴とくちょうがあり、iOS、Android、Nintendo Switch、PlayStation 4、PlayStation 5、Xbox Oneなどをサポートしている。

UE3までは、多おおくのゲームコードはC++やプロプライエタリなスクリプト言語げんごであるUnrealScriptで記述きじゅつされていた。UE4以降いこうはノードベースのスクリプティングシステム Blueprint が提供ていきょうされ、またコードベースの実装じっそうはC++へ移行いこうした[6][7]。ゲームの大だい部分ぶぶんはエンジン内部ないぶを深ふかく探求たんきゅうせずに実装じっそうでき、他たのミドルウェアと共ともに使用しようするとき、コンテント作成さくせいにおいてゲームデザイナーとアーティストの両方りょうほうを支援しえんする様々さまざまなツールも提供ていきょうしている。

バージョン

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Unreal Engine 1

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1998年ねんに誕生たんじょうし、第だい1世代せだいUnreal Engineはレンダリング、コリジョン探索たんさく、AI、グラフィック、ネットワーク、ファイルシステム管理かんりを1つの完全かんぜんなエンジンに統合とうごうした。統合とうごうレベルの使用しように応おうじて、いくつかのトレードオフはその時ときに使用しようできるハードウェアで性能せいのうを維持いじするために必要ひつようである。例たとえば、Epic Gamesはプレイできるフレームレートを維持いじするために円柱えんちゅうコリジョン探索たんさくを使用しようすることに決定けっていした。Epic Gamesはこのエンジンを『Unreal』と『Unreal Tournament』に使用しようした。

Unreal Engine 2

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Killing Floor - Unreal Engine 2.

第だい2世代せだいUnreal Engineは『Unreal Tournament 2003』向むけに開発かいはつされた。このエンジンはコアコードとレンダリングエンジンがUnrealEd 3によって完全かんぜんに書かき換かえられた。また、『Unreal Tournament 2004』の乗のり物ものを強化きょうかしたKarma physics SDKも統合とうごうした。他たの多おおくの要素ようそも更新こうしん、改良かいりょうされPlayStation 2、ニンテンドー ゲームキューブ、およびXboxをサポートした。UE2Xと呼よばれるUE2の特別とくべつバージョン（『Unreal Championship 2』で使用しよう）はXboxに最適さいてき化かされた仕様しようが特徴とくちょうである。またこのエンジンはUnrealの後継こうけいである『Unreal II The Awaking』にも使用しようされている（バージョンは『UT2003』のものと同等どうとう）。

Unreal Engine 3

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第だい3世代せだいであり、今こん世代せだいのUnreal Engine 3 (UE3) はDirectX（Windows、Xbox 360のバージョン9-11）に準拠じゅんきょしている。同様どうようにPlayStation 3やMac OS X、Linux、そしてiOSやAndroid、Adobe Flash Player 11のStage 3D、PlayStation Vita、Wii Uなどで使つかわれているOpenGLも使用しようしている[8]。レンダラーはHDRRやパーピクセルライティング、ダイナミックシャドウなどの高度こうどな技術ぎじゅつに対応たいおうしている。また、以前いぜんのバージョンで利用りようできたツールでもビルドでき、Stage 3DのハードウェアアクセラレートAPIを利用りようしAdobe Flash Player 11に対応たいおうし、移植いしょくされた。エピックゲームズは今こんバージョンのエンジンを自社じしゃのゲームに使つかった。積極せっきょく的てきなライセンス交付こうふを繰くり返かえし、多おおくの優秀ゆうしゅうなライセンサーからたくさんの支援しえんを集あつめた。エピックゲームズはUnreal Engine 3がWindows 8およびWindows RTの両方りょうほうで動作どうさすることを発表はっぴょうした[9]。

略歴りゃくれき

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エンジンが開発かいはつされてから18ヶ月かげつも経過けいかした[10]2004年ねんにUnreal Engine 3のスクリーンショットが公開こうかいされた[11]。固定こてい関数かんすうのパイプラインがいまだにサポートされていたUnreal Engine 2とは違ちがい、Unreal Engine 3は完全かんぜんにプログラムで制御せいぎょできるシェーダーハードウェア（DirectX 9の時期じきにシェーダーモデル3.0を要求ようきゅうしていた）を利用りようするように設計せっけいされていた。全すべての光源こうげん計算けいさんが1バーテックス単位たんいの代かわりに1ピクセル単位たんいでされた。レンダリングの側がわではUnreal Engine 3にはガンマ補正ほせいハイダイナミックレンジレンダラーへの対応たいおうも提供ていきょうされていた。Id TECH4やCryENGINEに類似るいじしており、UE3はコンテンツが高こう/低ていスペックのどちらでもかけ、ランタイムで整ととのえられるように作つくられた。ゲームコンテンツを直接ちょくせつ設計せっけいする前ぜん世代せだいとの代表だいひょう的てきな相違そうい点てんである。

コンシューマーゲームで初はじめに発売はつばいされたUnreal Engine 3を使用しようしたゲームはGears of Warであり、初はじめに発売はつばいされたPCゲームはRoboBlitzであった。はじめはUnreal Engine 3はWindows、Xbox 360、PlayStation 3のプラットフォームにしか対応たいおうしていなかったが、その後ご2010年ねんにAndroidとiOSが追加ついかされた（初はじめのiOSタイトルはInfinity Bladeで、初はじめのAndroidタイトルはDungeon Defendersだった）。OS Xへの対応たいおうは2011年ねんに追加ついかされた[12]。

以下いかに、UE3の生涯しょうがいで特とくに重要じゅうような更新こうしんをまとめる。

  • Epic Gamesは2009年ねんのGame Developers Conference (GDC) でUnreal Engine 3になされたいくつかの改善かいぜん点てんを発表はっぴょうした。詳細しょうさいは以下いかにあげる[13]。
  • 2009年ねん12月、エピックゲームズはAppleの第だい3世代せだいiPod touch上うえでUE3を動うごかすデモンストレーションを行おこなった。その際さいiPhone 3GSにはもちろん、2010年ねんのCESでHP webOSとあかされた未み確認かくにんのモバイルプラットフォームにも対応たいおうしていると発言はつげんした[14]。これまでにそれはPowerVRのSGXチップで動作どうさするPalmのwebOSやNvidiaのTegraプラットフォーム上じょうのものだと明あかされた。
  • 2010年ねん
    • 3月、Steamworksがソフトウェアに統合とうごうされ、ライセンスを受うけた[15]。
    • 6月がつ
      • エピックゲームズはEpic Citadel（iOSのデバイス（iPhoneやiPod touch、iPadなどのデバイス）上じょうでUnreal Engine 3動うごかすテックデモ）を公開こうかいした。
      • E3 2010の間あいだマーク・レイン（Epic Games副ふく社長しゃちょう）はTriOviz for Games Technologyの技術ぎじゅつでXbox 360上じょうで動うごく立体りったい視しのGears of War 2のテックデモを展示てんじした。レインは次つぎのようにComputer and Video Gamesにコメントした。「この技術ぎじゅつは偉大いだいだ。ただのHDTVで非常ひじょうにハイエンドな3Dテレビと同おなじように動うごくのだから。我々われわれはこれを3Dで再さい発売はつばいしようとは考かんがえていないよ――マイクロソフトがそう望のぞまなければ、ね――だが、その技術ぎじゅつを我々われわれのパートナーが作つくったゲームで利用りようできるようにすることはやってみたいと思おもっている。」[16]
    • 11月、TriOviz for Games Technologyが公式こうしきにUnreal Engine 3に統合とうごうされることとなり[17][18]、立体りったい視しに変換へんかんすることが容易たやすくできるようになった。莫大ばくだいな数かずの新旧しんきゅうのゲームがこのエンジンを用もちいてPS3やXbox 360用ように開発かいはつされた。
  • 2011年ねん
    • 3月がつ現在げんざい、Unreal Engine 3はDirectX 11に対応たいおうしている。Epic Gamesは「サマリアン」と題だいされたリアルタイムのデモンストレーションビデオでそれのプレゼンテーションを行おこなった[19]。テッセレーションやディスプレースメントマッピング、MSAAを使つかった高度こうどな髪かみのレンダリング、MSAAを使つかった遅延ちえんシェーディング、スクリーンスペースサブサーフェイス・スキャタリング、イメージベースドライティング（画像がぞうによる光源こうげん演出えんしゅつ）、看板かんばんの反射はんしゃ、光沢こうたくのある反射はんしゃ、反射はんしゃした光ひかりの陰かげ、ポイント・ライト・リフレクション（街灯がいとうやヘッドライトの反射はんしゃ）、ボケ、被ひ写うつし界かい深度しんどなどに対応たいおうした[20]。
    • 7月がつ、Geomericsは彼かれらのリアルタイム・グローバル・イルミネーションの手法しゅほう[21]Enlightenが現在げんざいUnreal Engine 3に組くみ込こまれ、ライセンスが使用しよう可能かのうであると発表はっぴょうした[22]。
    • 11月、エピックゲームズはエンジンの今こんバージョンからAdobe Flash Playerに対応たいおうしたと声明せいめいを出だした[23]。
  • 2012年ねん5月がつ、UE3にRealDの立体りったい視し技術ぎじゅつへの対応たいおうが追加ついかされた[24]。

Unreal Development Kit

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Unreal Engine 3はモッダーが利用りようするには完全かんぜんにオープンな仕様しようになったが、同時どうじにエンジンのライセンサーはUE3を使つかって作つくられたゲームを発売はつばいし販売はんばいする機能きのうが制限せいげんされた。2009年ねん12月、エピックゲームズはUnreal Development Kit (UDK) と呼称こしょうされる、フリーのUE3のSDKをリリースした。これは一般いっぱんに広ひろく利用りよう可能かのうとなり、ゲームの開発かいはつ者しゃはEpicに99米あめりかドルの料金りょうきんと、UDKを利用りようしたゲームまたは商業しょうぎょうアプリケーションによる収入しゅうにゅうが50,000ドルを超こえている場合ばあい、そこから25%のロイヤリティーを支払しはらうことで自分じぶんのゲームを販売はんばいすることができるようになった[25]。2010年ねん12月のUDKのリリースでiOSゲームの作成さくせい機能きのうがサポートされた。

ゲーム以外いがいでの使用しよう例れい

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ゲーム産業さんぎょう以外いがいに、UE3は多おおくの非ひゲームのプロジェクトにも採用さいようされている。例たとえば：

  • ジェイス・ホールはアレックス・パルディーのシュールな作品さくひん、Chadamを活気かっきづけようと思おもいコンピュータゲームエンジンUE3を利用りようした伝統でんとう的てきな映像えいぞう制作せいさくに懸命けんめいに取とり組くんだ[26]。
  • 人気にんきのある子供こども向むけテレビ番組ばんぐみレイジータウンもグリーンスクリーンの前まえで演技えんぎをしている俳優はいゆうや人形にんぎょうの映像えいぞうと仮想かそうのセットを合成ごうせいするときにUE3を使用しようした[27]。
  • 現時点げんじてんではβべーたの段階だんかいであるアニメーションソフトウェア「Muvizu 3D」はUE3を利用りようしている[28]。
  • 2012年ねん3月がつ、FBIはエピックゲームズのUnreal Development Kitにトレーニング用ようのシミュレーターとして利用りようする許可きょかを与あたえた。

Unreal Engine 4

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建築けんちくのビデオ、Unreal Engine 4

2005年ねん8月がつ18日にち、Epic Gamesの副ふく社長しゃちょうマーク・レインはUnreal Engine 4が2003年ねんから開発かいはつされていることを明あきらかにした[29]。2008年ねん半なかばまで、開発かいはつはエピックゲームズの技術ぎじゅつディレクターであり創設そうせつ者しゃのティム・スウィーニー1人にんだけで行おこなわれていた[30]。このエンジンはPCハードウェアとコンソールを主軸しゅじくに置おいている。

2012年ねん2月がつ、マーク・レインは「今年ことし以降いこう、皆みなさんがUnreal Engine 4を見みればショックを受うけるだろう。」といった[31]。Unreal Engine 4は来きたる2012年ねんのGame Developers Conferenceで限かぎられた出席しゅっせき者しゃにそのベールを脱ぬぎ[32]、開発かいはつ者しゃのアラン・ウィラードがデモンストレーションを行おこなったエンジンの動画どうがは2012年ねん6月がつ7日にちにGameTrailers TVを経由けいゆし一般いっぱんに公開こうかいされた[33][34]。このデモの動画どうがはGeforce GTX 580が取とり付つけられたPC上じょうで作成さくせいされ、同おなじくGeforce GTX 680が取とり付つけられたPCで動うごかすことができる[35]。またUnrealScriptはUE4では提供ていきょうされないことが発表はっぴょうされた。

2014年ねん3月がつ20日はつか、初版しょはんとなる4.0.0をリリース[36]。

UE4の主要しゅような特徴とくちょうの一ひとつに事前じぜんに光源こうげんを計算けいさんする必要ひつようがなくなるボクセル・コーン・トレーシングを使用しようしたリアルタイムのグローバル・イルミネーションがある[37]。UE4はイテレーションの回数かいすうを減へらし、C++のコードの直接的ちょくせつてきにアップデートできるようにするという特徴とくちょうで新規しんきの開発かいはつ者しゃを呼よび込こもうとしている。新あたらしい「Kismet」デバッギングエンジンの特徴とくちょうは開発かいはつ者しゃがコードをテスト中ちゅうに直接ちょくせつ映像えいぞうにできることだ。その後ご開発かいはつ者しゃはソースコードに飛とび、Visual Studioで編集へんしゅうすることができる[38]。ゲーム中ちゅうの要素ようそはゲーム世界せかいをさらに容易よういに変化へんかさせられるように直接ちょくせつクリックすることができる。これは究極きゅうきょく的てきにはテクニカルアーティストとデザイナーとプログラマーの境界きょうかいがあいまいになるということでもある。このことによってコードの編集へんしゅうが効率こうりつ化かし、ゲームのクリエイター達たちは同時どうじ進行しんこうで設定せっていを調節ちょうせつすることができるようになるだろう[39]。ノードベースインターフェースを採用さいようした「ブループリント ビジュアル スクリプティング システム」を搭載とうさい。これはUE3のKismet ビジュアルスクリプティング の後継こうけいであり、これまで一般いっぱんにプログラマーしか使つかうことのできなかったツール等とうをデザイナーも利用りようできるようになった。

『もっと昔むかしのエンジンでは』、武器ぶきのダメージとどれくらいの距離きょりだとクリーチャーを殺ころすことが有効ゆうこうなのかの間あいだの関係かんけいを変かえたければイテレーションに一両日いちりょうじつかかったかもしれない。しかし、毎回まいかいビルドが終おわるまで長ながい間あいだ待またなければならないのなら、コンパイルが完了かんりょうしゲームをプレイしテストできるポイントにいき、テストをしてゲームを終了しゅうりょうし変更へんこうしコンパイルして…現在げんざいまでの15分間ふんかん待まっている間あいだ、代かわりに別べつのことを話はなしているだろう。だがそんなことは全部ぜんぶツールでぱっと手早てばやく終おえられるんだから、変更へんこうを加くわえてコンパイルしつつプレイし、それが終おわり、男おとこを撃うちそして逃にげ、また変更へんこうを加くわえてプレイする…と。イテレーションの時間じかんは15分ふんから30秒びょうにダウンだよ。まあ大体だいたいゲームのプレイしきり方かたを通とおして確認かくにんするための能力のうりょくがさらに早はやまったというわけさ。[39] — Alan Willard、Kotaku
Unreal Engine ブース、GDC 2017

2015年ねん3月がつ2日にち、UE4は（将来しょうらいの全すべてのアップデートも含ふくめて）無料むりょう化かとなり、登録とうろくや使用しようするにあたってロイヤリティを支払しはらう必要ひつようがない。以前いぜんはUE4を採用さいようしたゲームやアプリケーションごとに売うり上あげが四半期しはんき（3ヶ月かげつ）で3,000ドル以上いじょうあった場合ばあいは、5%のロイヤリティを支払しはらう必要ひつようがあった[40]が、2020年ねん5月がつ13日にちの発表はっぴょうにて、四半期しはんきで100万まんドルに変更へんこうされた。また、この変更へんこうは2020年ねんの第だい一いち四半期しはんきにまで遡さかのぼって適用てきようされた[1]。

ゲーム以外いがいでの使用しよう例れい

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Unreal Engine 5

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2020年ねん5月がつ14日にちにPlayStation 5のプレイ映像えいぞうで発表はっぴょう。PlayStation 5、Xbox Series X/S、PlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switch、PC、Mac(Appleシリコン Macには暫定ざんてい的てきな対応たいおう)、iOS、Androidに対応たいおうする[1]。この時点じてんで発表はっぴょうされているコア技術ぎじゅつとしてNaniteとLumenがあり、それぞれ今後こんごのゲーム業界ぎょうかいに革新かくしん的てきな進化しんかを与あたえるものとなっている[50]。2022年ねん4月がつ6日にちにフルバージョンをリリース[51]。Unreal Engine 5.1の革命かくめい的てきな革新かくしんの1つは、ポリゴンを使用しようしないことが可能かのうとなったことである[52]。

Nanite（ナナイト）
仮想かそう化かジオメトリ技術ぎじゅつで、数すう億おくポリゴンを超こえる映画えいが品質ひんしつのモデルを直接ちょくせつ扱あつかえるようになる。製作せいさく者しゃはLOD（詳細しょうさい度ど）やノーマルマップの作成さくせいが不要ふようとなり、今後こんごゲーム開発かいはつが非常ひじょうにスムーズなものになる。
Lumen（ルーメン）
完全かんぜん動的どうてきなグローバル・イルミネーション（GI）技術ぎじゅつで、UE4よりも高品たかしな質ただしかつスピーディーなワークフローを実現じつげんする。開発かいはつデモ映像えいぞうでは30fpsでの動作どうさとなっていたが、正式せいしきリリース時じには60fpsでの動作どうさを目指めざすという。なお、鏡面きょうめん反射はんしゃなどはサポートされていない。

2021年ねん5月がつ26日にち、UE5に関かんするオンラインイベントが行おこなわれ、UIの一新いっしん、World Partition、MetaSoundなどの新しん要素ようそについて言及げんきゅうされた。イベント終了しゅうりょう後ごにUE5早期そうきアクセス版ばんがリリースされ、同時どうじに日本語にほんご翻訳ほんやくを含ふくむUE5ドキュメント、データサイズ100GBに及およぶサンプルプロジェクト「古代こだいの谷たに」がリリースされた[53]。


脚注きゃくちゅう

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[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]
  1. ^ a b c “Unreal Engine 5 初はつ公開こうかい - Unreal Engine”. Epic Games. 2021年ねん6月がつ18日にち閲覧えつらん。
  2. ^ “エピック ゲームズがディズニー アクセラレーター プログラム企業きぎょうに選えらばれました”. Unreal Engine (2017年ねん7月がつ12日にち). 2018年ねん2月がつ6日にち閲覧えつらん。
  3. ^ “GDC 2016: リアルタイム技術ぎじゅつがもたらす未来みらい”. Unreal Engine (2016年ねん3月がつ21日にち). 2018年ねん2月がつ6日にち閲覧えつらん。
  4. ^ “Most successful videogame engine”. Guinness World Records. December 22, 2015時じ点てんのオリジナルよりアーカイブ。2019年ねん3月がつ8日にち閲覧えつらん。
  5. ^ “First videogame created with the Unreal Engine”. Guinness World Records. 2018年ねん1月がつ23日にち閲覧えつらん。
  6. ^ “UE3 から UE4 への移行いこう”. Epic Games (2014年ねん6月がつ6日にち). 2022年ねん7月がつ3日にち閲覧えつらん。
  7. ^ “Unrealscript will be removed from UE4!! - Epic Games Forums”. Epic Games (2012年ねん5月がつ21日にち). 2022年ねん7月がつ3日にち閲覧えつらん。
  8. ^ “Unreal Technology”. 2012年ねん11月20日にち閲覧えつらん。
  9. ^ “Unreal Engine 3 now on Windows 8 and Windows RT”. 2012年ねん11月20日にち閲覧えつらん。
  10. ^ “Unreal Engine 3 gkjjkjInterview”. 2012年ねん11月20日にち閲覧えつらん。
  11. ^ “First Look: Unreal Engine 3.0”. 2012年ねん11月20日にち閲覧えつらん。
  12. ^ “Unreal Engine 3 comes to Mac OS X, courtesy of September UDK release”. 2012年ねん11月20日にち閲覧えつらん。
  13. ^ “Epic Games to show off new Unreal Engine 3 features at GDC”. 2012年ねん11月20日にち閲覧えつらん。
  14. ^ “Epic Demonstrates Unreal Engine 3 for the iPod Touch, iPhone 3GS”. 2012年ねん11月20日にち閲覧えつらん。
  15. ^ “Steamworks Integration Now Available to Unreal Engine 3 Licensees”. Epic Games (2010年ねん3月がつ11日にち). 2012年ねん11月20日にち閲覧えつらん。
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  17. ^ “TriOviz for Games Technology Brings 3D Capabilities to Unreal Engine 3”. Epic Games. 2012年ねん11月20日にち閲覧えつらん。
  18. ^ “Epic's Mark Rein goes in-depth with Unreal Engine 3's TriOviz 3D”. Joystiq. 2012年ねん11月20日にち閲覧えつらん。
  19. ^ “UDK March 2011 Release”. 2012年ねん11月20日にち閲覧えつらん。
  20. ^ “Slide 1” (PDF). 2011年ねん8月がつ2日にち閲覧えつらん。
  21. ^ “Geomerics Enlighten”. 2012年ねん11月20日にち閲覧えつらん。
  22. ^ “Geomerics Announces New Enlighten Integration with Unreal Engine 3”. 2012年ねん11月20日にち閲覧えつらん。
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