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ギース・ハワード

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

ギース・ハワード プロフィール

  • 初出しょしゅつ作品さくひんかつえおおかみ伝説でんせつ
  • 格闘かくとうスタイル武術ぶじゅつ
  • 出身しゅっしんアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
  • 生年月日せいねんがっぴ1953ねん1がつ21にち
  • 身長しんちょう:183cm
  • 体重たいじゅう: 
    • 82kg
    • 不明ふめい(『RBS』)
  • 血液けつえきがた:Bがた
  • きらいなもの邪魔じゃましゃ自分じぶん野望やぼう妨害ぼうがいするもの
  • 大切たいせつなものおのれ自身じしん
  • きなものステーキ(レア)
  • 趣味しゅみ特定とくていしょうだがきっぽい)
  • 特技とくぎ物事ものごと強引ごういん解決かいけつすること(『かつえおおかみ3』)
  • 得意とくいスポーツ:なし、いてえばビリヤード
  • きな音楽おんがくゴッド・ファーザーあいのテーマ
  • 職業しょくぎょう:ハワード・コネクション総帥そうすい
  • 年齢ねんれい: 
    • 26さい(『龍虎りゅうこ2』)
    • 40さい(『かつえおおかみSP』)
    • 42さい(『かつえおおかみ3』『KOF'96』)
    • 43さい(『RBS』)
  • キャッチコピー: 
    • 暗黒あんこくがい支配しはいしゃ(『龍虎りゅうこ2』『かつえおおかみSP』)
    • かげ最高さいこう実力じつりょくしゃ(『KOF'96』)
    • あくのカリスマ(『CAPCOM VS. SNK』)
  • 関連かんれんキャラクターテリーアンディビリークラウザールガールロック

ギース・ハワード (Geese Howard) は、SNK対戦たいせんがた格闘かくとうゲームかつえおおかみ伝説でんせつ』シリーズなどに登場とうじょうする架空かくう人物じんぶつ

キャラクター設定せってい[編集へんしゅう]

かつえおおかみ伝説でんせつにおけるギース[編集へんしゅう]

かつえおおかみ伝説でんせつ』シリーズ、ひいてはSNK対戦たいせん格闘かくとうゲームを代表だいひょうする悪役あくやくであり、初代しょだいかつえおおかみ伝説でんせつ』(以下いかかつえおおかみ』と表記ひょうき)および『リアルバウトかつえおおかみ伝説でんせつ』(以下いか『RB』と表記ひょうき)、『かつえおおかみ伝説でんせつ WILD AMBITION』(以下いかかつえおおかみWA』と表記ひょうき)でボスキャラクターつとめる。

かつえおおかみ』シリーズの主人公しゅじんこうであるテリー・ボガードアンディ・ボガード仇敵きゅうてき宿敵しゅくてき。「ハワード・コネクション」の総帥そうすいであり、サウスタウン支配しはいしゃ金髪きんぱつで183cmの長身ちょうしんと、するど目付めつき、圧倒的あっとうてきあく風格ふうかく威容いようそなえている。初代しょだいかつえおおかみ』は勧善懲悪かんぜんちょうあく物語ものがたりであったため、「わかりやすいあく」をコンセプトにつくられた。サウスタウンにて、格闘かくとう大会たいかい「ザ・キング・オブ・ファイターズ」を毎年まいとし主催しゅさいしていたが、その目的もくてきはそこから発生はっせいしたかねあつめて、自身じしん私腹しふくやすためであった。大会たいかいのこった挑戦ちょうせんしゃみずからのほうむるためにたたかいの姿すがたあらわす。だいいち稿こうスーツ姿すがたであったが、もっとにインパクトがしいということで、道着どうぎはかまという武術ぶじゅつスタイルに決定けっていされた[1]とくにキャラクターのモデルとなった人物じんぶつ存在そんざいしないが、イタリアけいマフィアをモチーフとしている[2]

かつえおおかみ』シリーズのかく作品さくひん登場とうじょうするかれのステージの背景はいけいには仏像ぶつぞう甲冑かっちゅうをはじめとする日本にっぽん美術びじゅつひんかれているが、これは「日本にっぽんき」というギースのキャラクター設定せっていもとづいている。ただし、ギースは「日本にっぽんきだが、アメリカが一番いちばんだとおもっている」としている[3]

かつえおおかみ』で最終さいしゅうボスはつ登場とうじょう。プレイヤーキャラクターのテリー、アンディ、ジョーが対戦たいせん相手あいて勝利しょうりするたび中間ちゅうかんデモでスーツ姿すがたでその試合しあい自分じぶん部屋へやからTVでて、自身じしん主催しゅさいする「ザ・キング・オブ・ファイターズ」を彼等かれら順調じゅんちょうき、後半こうはんみずかおくんだ刺客しかくたおしてすすんでくにつれて、当初とうしょ余裕よゆううしなって冷静れいせいさをいていき、最終さいしゅうてきにはみずからの優勝ゆうしょうしゃほうむるべく、ギースタワーで1たい1のころいをいどんでる。ほんさく正史せいしでは優勝ゆうしょうしゃのテリーとたたか敗北はいぼくし、居城きょじょうであるギースタワーからテリーにられて転落てんらくし、死亡しぼうしたかとおもわれたが、『かつえおおかみ伝説でんせつスペシャル』(以下いかかつえおおかみSP』と表記ひょうき)で復活ふっかつたす。この作品さくひんには公式こうしきストーリーが存在そんざいしない[4]ほんさくでは地面じめん激突げきとつする直前ちょくぜん地面じめんけて烈風れっぷうけんつことで落下らっか衝撃しょうげきやわらげ、生存せいぞんしていたことが判明はんめいする[5]。このさい表向おもてむきには「ギースは死亡しぼうした」との情報じょうほうながすことでひそかに静養せいようしていた。ヴォルフガング・クラウザーとは異母いぼ兄弟きょうだいという設定せっていがこの作品さくひんあきらかとなったが、ギースもクラウザーもおたがいの存在そんざいみとめておらず、反目はんもくっている。正史せいし系列けいれつじょうでのギースの復活ふっかつは『かつえおおかみ伝説でんせつ3』(以下いかかつえおおかみ3』と表記ひょうき)であり、奇跡きせき生還せいかんげた。サイトロン・レーベルから発売はつばいされた攻略こうりゃくビデオでは、病院びょういんはこばれ、死亡しぼう確認かくにんされたギースは「わたし影武者かげむしゃだ」とかしている。どうさくでのギースのエンディングにて、ギースがビリー・カーンたいして「やつはどうしている?」とたずねるが、この「やつ」とはどうさくのテリーのエンディングに姿すがたあらわ1人ひとり少年しょうねん[6]

かつえおおかみ伝説でんせつ2』(以下いかかつえおおかみ2』と表記ひょうき)ではギース自身じしん登場とうじょうだが、クラウザーを監視かんしする目的もくてきでビリーをクラウザーのもとかわせた。表向おもてむきは、ビリーはクラウザーの配下はいかということになっていた[7]かれ秘伝ひでんしょ鳳凰ほうおうまき」を強奪ごうだつする(ギースタワーからの転落てんらくのダメージをいやすため、あな奥義おうぎしるされた鳳凰ほうおうまき必要ひつようとしたとされている)。この秘伝ひでんしょぜんさんかん構成こうせいされ、タンとクラウザーがいちかんずつ所持しょじしていたが、それらかんはすでにギースが奪取だっしゅしていた[8]。ストーリーじょうでは『かつえおおかみ3』で復活ふっかつ、テリーを打倒だとうし、はた兄弟きょうだいたお最後さいご秘伝ひでんしょれる。

の『RB』では初代しょだいかつえおおかみ』と同様どうよう最終さいしゅうボスとしてさい登場とうじょうする。プレイヤーがテリーかアンディでギースに勝利しょうりした場合ばあいかれらのちょう必殺ひっさつわざらう演出えんしゅつがある。正史せいしではテリーとのたたかいの最中さいちゅうにレイジングストームが不発ふはつとなり、そのすきかれてテリーからトリプルゲイザーをらい、しがらみやぶってギースタワーからふたた転落てんらくする。この直後ちょくごおもわずテリーがべるも、ギース自身じしんはそれをはらい、高笑たかわらいしながら落下らっかしていく[9]。ギースかビリーで物語ものがたりすすめた場合ばあい、「クラウザーの配下はいか偽者にせもの」である影武者かげむしゃがギースの代役だいやくとして登場とうじょうする。前述ぜんじゅつの4にん以外いがいのキャラクターたちで勝利しょうりした場合ばあいは、ギースが落下らっかしていく描写びょうしゃい。また、山崎やまざき竜二りゅうじ勝利しょうりした場合ばあいかれのエンディングでがる。『リアルバウトかつえおおかみ伝説でんせつスペシャル』(以下いか『RBS』と表記ひょうき)にてゲームちゅう条件じょうけんたすと、悪夢あくむ(ナイトメア・ギース)として登場とうじょうたす(このギースの足元あしもとからはつねにオーラががっている。なお、ほんさくでのギースの体重たいじゅうは「不明ふめい」となっている[10])。史実しじつでは『RB』で死亡しぼうしており、『リアルバウトかつえおおかみ伝説でんせつ2』(以下いか『RB2』と表記ひょうき)での登場とうじょうは「はた秘伝ひでんしょせたまぼろし」となっており[5]、その様子ようすはエンディングでもることができる。

息子むすこに『かつえおおかみ MARK OF THE WOLVES』(以下いかかつえおおかみMOW』と表記ひょうき)の主人公しゅじんこうであるロック・ハワードがいるが、家庭かていかえりみようとしないうえにロックのははメアリーを見殺みごろしにしたのでうらまれることになる。また、ごく一部いちぶもののぞいてギースに息子むすこがいることはられていなかった。

あくのカリスマ[編集へんしゅう]

かつえおおかみ』『かつえおおかみSP』におけるうごき、ステージ演出えんしゅつとBGM、「身投みなげ」というわざ後述こうじゅつ)の目新めあたらしさがブレイクして、一躍いちやく人気にんきキャラクターとなった。SNKによれば、ギースは初代しょだいかつえおおかみ』の当初とうしょから、使用しようしたいキャラクターとして名前なまえがっていた。中間ちゅうかんデモをるためにコインを投入とうにゅうしたひともいたという[3]。SNKがわは「ギースがいなければ『かつえおおかみ』のドラマははじまらず、かれがいなければジェフもぬことはなく、KOFが開催かいさいされることもなく、クラウザーの登場とうじょうもなかっただろう。ある意味いみ、ギースは『かつえおおかみ』ワールドの“中心ちゅうしん”なのだ」とべている[3]

ギースは「あくカリスマ」をそなえたボスとして、制作せいさくチームみずからが「かれ以上いじょう悪役あくやくつくるのはむずかしい」とみとめている。タイトルの「かつえおおかみ」とは、当初とうしょテリーら主人公しゅじんこうしていたが、シリーズをかさねるうちにギースをすようになり、いつしかタイトル・ロールにまでのぼめた。

ギースの犠牲ぎせいしゃたち[編集へんしゅう]

テリーとアンディの養父ようふジェフ・ボガードとは、ともにタン・フー・ルーのもとではちきょくきよしこぶし修行しゅぎょうした間柄あいだがらであるが、ジェフが後継こうけいしゃとしてえらばれたことで自身じしん伝承でんしょうしゃ奥義おうぎれることができなくなったことからジェフをみずからの殺害さつがい、テリーたちが復讐ふくしゅうささげるがねとなった。このさい秘伝ひでんしょいちかんはちきょくひじりけん奥義おうぎしょ」をうばっている。「かつてはタンの弟子でしでジェフとは同門どうもん」「秘伝ひでんしょ」といった要素ようそはアニメ『バトルファイターズ かつえおおかみ伝説でんせつ』でえがかれたもので、これらの設定せっていが『かつえおおかみSP』以降いこう作品さくひんまれている。ゲームにおける初期しょき設定せっていでは、まち蔓延はびこあく対立たいりつする正義せいぎかんのジェフの存在そんざいがサウスタウン支配しはい邪魔じゃまなので殺害さつがいしたのだという。

ギースが武術ぶじゅつまなんだ人物じんぶつは、サウスタウンをおとずれた武術ぶじゅつ達人たつじん周防すおう辰巳たつみブルー・マリー祖父そふ)であった。そしてまなんだ武術ぶじゅつでもって周防すおう殺害さつがい[11]。『RB』のたいCPUせんすすむとギースが登場とうじょうするなかあいだデモにおいてプレイヤーがマリーの場合ばあい、ギースはモニターしにうつ彼女かのじょたいして「おまえ祖父そふつよかった」「素晴すばらしい断末魔だんまつま悲鳴ひめいおもした」との趣旨しゅしかたっている[12]

ギースのつま・メアリーは、カイン・R・ハインライン実姉じっしでもある。ギースとメアリーの関係かんけいについて、SNKによれば「せきれていないが、愛人あいじんであったというわけでもない」という[13]彼女かのじょ危篤きとく状態じょうたいおちいったさいに、当時とうじ7さいだった息子むすこのロックにたすけをもとめられたが冷酷れいこくにもかえしたうえに、彼女かのじょ他界たかいしたときも憐みのじょう一切いっさいせなかった。それゆえギースとロックが共演きょうえんする作品さくひんにおいて、ロックがギースに勝利しょうりした場合ばあい、ロックの勝利しょうりメッセージははは見殺みごろしにしたギースへのいかりをめた内容ないようになる。

かつえおおかみ以外いがいでの客演きゃくえん[編集へんしゅう]

初代しょだい龍虎りゅうここぶし』のSFCはん追加ついかエンディングのなかでは、タクマ・サカザキMr.ビッグ背後はいごにギースの存在そんざいがあったことをかたっている[14]。ただし、この追加ついかエンディングの設定せってい後述こうじゅつする『龍虎りゅうここぶし2』(以下いか龍虎りゅうこ2』と表記ひょうき)とはちがっている。

かつえおおかみ』より過去かこはなしとなる『龍虎りゅうこ2』では、格闘かくとう大会たいかい「キング・オブ・ザ・ファイターズ」を主催しゅさいした黒幕くろまくであり、ゲームちゅうにある条件じょうけんたすとかくしボスとして登場とうじょうする(通常つうじょうではオープニングデモで後姿うしろすがたせるのみ)。『龍虎りゅうこ2』のギースは長髪ちょうはつ洋装ようそう姿すがたの26さい青年せいねんであり、サウスタウンをかげ牛耳ぎゅうじ組織そしき幹部かんぶである。なお、服装ふくそうこそ洋装ようそうではあるもののこの時点じてん日本にっぽん文化ぶんかへの興味きょうみいており、タクマ・サカザキが「Mr.KARATE」として変装へんそうするさい使用しようした天狗てんぐめん元々もともとギースのものである[15]。『龍虎りゅうこ2』において、自身じしん所属しょぞくする組織そしき多額たがく資金しきん上納じょうのうする名目めいもく格闘かくとう大会たいかい開催かいさいするが、そのしん目的もくてきは、自身じしん手駒てごまとなりうる格闘かくとう発掘はっくつにある[10]対立たいりつ関係かんけいにあった同僚どうりょうのMr.ビッグは組織そしきない頭角とうかくあらわしてきたギースを目障めざわりにおもっている。かくしボスとして姿すがたあらわしたさい対話たいわデモで、ギースはビッグにたいして「サウスタウンは自分じぶんまち」「おまえにはえてもらう」といいはなっている。極限きょくげんりゅう空手からて一門いちもん出会であったことをきっかけに日本にっぽん武術ぶじゅつへの興味きょうみふかめ、来日らいにちする。ギースにっても逃亡とうぼうデモがながれるのみで、ビッグ以外いがいのキャラクターはエンディングがわることがない(ビッグの場合ばあい、ギースと対戦たいせんしたかかにより、エンディングでのメッセージがことなる)。逃亡とうぼうデモちゅう飛行機ひこうきなかで「日本にっぽんでさらなる修行しゅぎょうみ、最強さいきょうおとこになるわたしおそれるものはない」と発言はつげんする。『龍虎りゅうこ2』以後いごのギースとビッグの決着けっちゃくについては不明ふめいだが、『KOF』ではいまだに決着けっちゃくいておらず、『KOF XIV』のエンディングではビッグの刺客しかくたちがくるまっているギースたちにおそかってた。このとき、ギースはビッグのことを本名ほんみょうのジェームス[ちゅう 2]んでいる。

ギースは『KOF』にも登場とうじょうする。『KOF'94』では、かつえおおかみ伝説でんせつチームで最終さいしゅうボスのルガール・バーンシュタイン撃破げきはしたのちにながれるエンディングで姿すがたせ、「さすがのルガールでもやつらにはてなかったか」と発言はつげんし、その直後ちょくごにクラウザーも登場とうじょうする[16]。『KOF'95』におけるかつえおおかみ伝説でんせつチームのエンディングに登場とうじょうし、テリーの名前なまえびかけたうえで「たのしみにしておけ」と宣言せんげんする[17]次回じかいさくの『KOF'96』(以下いか『'96』と表記ひょうき)にて、クラウザー、Mr.ビッグの3にんからなる「ボスチーム」をみ、操作そうさキャラクターとして登場とうじょうたす。ここでクラウザーやビッグとむことになったのは、ギースがかれらを利用りようしようとしてうら工作こうさくはたらいたためである[10]。SNKの制作せいさくスタッフは、『'96』のギース参戦さんせんについて質問しつもんされたさい、「『リアルバウトかつえおおかみ伝説でんせつ』が『'96』よりもまえたため、『さらばギース』のポスターをさいには驚愕きょうがくした」とかし、「今回こんかいのギースは『かつえおおかみ』のギースではなく『KOF』のギースとかんがえてください」とコメントしている[18]つぎさくの『KOF97』では、「'97スペシャルチーム」のエンディングに登場とうじょうし、調査ちょうさのためにブルー・マリーを利用りようした趣旨しゅしみずかかたっている。その山崎やまざき姿すがたげんわし、ギースにかる場面ばめんでエンディングはわる[19]

PlayStation 2はんの『KOF2002』(以下いか『2002』と表記ひょうき)や『KOF XI』、ストーリーがない作品さくひんである『KOF'98 ULTIMATE MATCH』(以下いか『'98UM』と表記ひょうき)、『KOF2002 UNLIMITED MATCH』(以下いか『2002UM』と表記ひょうき、こちらではナイトメア・ギースもてくる)にも登場とうじょうしている。『KOF XIV』ではあたらしい部下ぶか・ハインをむかえて参戦さんせんする。『KOF XV』ではハインが山崎やまざき自身じしんわりにチームにくわえることをギースに提案ていあんして了承りょうしょうしてもらっているが、ギースはハインの面従腹背めんじゅうふくはいづいており、エンディングではハインと山崎やまざき退しりぞける。

KOF MAXIMUM IMPACT』(以下いか『KOF MI』と表記ひょうき)シリーズでは『かつえおおかみ』シリーズ同様どうよう死亡しぼうしているようで姿すがたせないが、『KOF MI2』以降いこう作品さくひんではナイトメア・ギースとして復活ふっかつしている。

カプコンとのクロスオーバー作品さくひんである『CAPCOM VS. SNK』(以下いか『CVS』と表記ひょうき)シリーズなどでは、『ストリートファイター』シリーズのベガとライバル関係かんけいになっている。ただし『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』(以下いか『SVC CHAOS』と表記ひょうき)のみギースは乱入らんにゅうキャラクターかつかくしキャラクターだが、ベガは通常つうじょうキャラクターである。

CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001』(以下いか『CVS2』と表記ひょうき)ではロックとのはつ親子おやこ対決たいけつ実現じつげんして専用せんよういもあるほか、ほんさくはチームせいであるので親子おやこタッグも可能かのうである。その、『ネオジオバトルコロシアム』(以下いか『NBC』と表記ひょうき)や『KOF MI』シリーズでも親子おやこ共演きょうえんたしている。

Days of Memories』シリーズでは、5さく『Days of Memories 〜こいはグッジョブ!〜』と8さく『Days of Memories 〜ふうでつかまえて!〜』と9さく『Days of Memories 〜世界せかい一番いちばんあつふゆ〜』に登場とうじょうしている。『こいはグッジョブ!』ではギース商事しょうじのトップ、世界せかいかん共通きょうつうする『ふうでつかまえて!』と『世界せかい一番いちばんあつふゆ』ではてん高校こうこう校長こうちょうとして登場とうじょうしている。りょうさくではバッドエンドをむかえると主人公しゅじんこうはギースに無理むりやり「ギース合宿がっしゅく」にれていかれ、あれよあれよというあいだにギースの部下ぶかにさせられるという結末けつまつになる。また、テリーとロックが登場とうじょうする4さくDays of Memories 〜かれわたしあつなつ』では『かつえおおかみ』シリーズ同様どうよう死亡しぼうしているが、ビリーが遺恨いこんのためにテリーたちに接触せっしょくするときなどかれなん登場とうじょうする。

2017ねん7がつ16にち開催かいさいされたEVO 2017にて、DLCだい2だん・ゲストキャラクターとして家庭かていようばん鉄拳てっけん7』に参戦さんせん決定けってい公布こうふされ[20]同年どうねん11がつ29にちより配信はいしんされた[21]どうさくのゲストキャラクター・ごうおに同様どうよう独自どくじのシステムが導入どうにゅうされており、『KOF XIV』にちか仕様しよう(スーパーキャンセル、ニューマックスモード、クイックマックスモードなど)になっている。

ゲームじょう特徴とくちょう[編集へんしゅう]

初代しょだいかつえおおかみ』では、プレイヤーが対戦たいせん相手あいて1人ひとりやぶたびかれのデモがはいる。最初さいしょうち余裕よゆうせているが、めんすすむごとに冷静れいせいさを演出えんしゅつになる。また、テリーかアンディのいずれかを使用しようしていると、その素性すじょう部下ぶか調しらべさせたさい、ジェフに息子むすこがいることがかって驚愕きょうがくする。かれにとって大会たいかい自体じたい出来できレースのあそびだったようだが、うら多額たがくきんうごいていたためにテリーらの勝利しょうり多額たがく損害そんがいこうむったこと激高げっこう、ビリーをたおしたあとの優勝ゆうしょうデモにてプレイヤーを秘書ひしょのホッパーとリッパーに拉致らちさせ、最終さいしゅうボスとして姿すがたあらわし、自分じぶん決着けっちゃくをつけるためにたたかいに突入とつにゅうする。なお、アーケードばんなかあいだデモでは「んんんんんーー、もとさーん!!」と誤植ごしょくがあった(ネオジオCDはん以降いこう家庭かていよう移植いしょくさくでは修正しゅうせいされているが、ほぼアーケードばんそのままの移植いしょくであるPS2はんかつえおおかみ伝説でんせつ バトルアーカイブズ1』収録しゅうろくぶんについてはそのままとなっている)。この誤植ごしょく公式こうしきでもネタにされており、恋愛れんあいSLG『Days of memorys』シリーズのだい8さくふうでつかまえて』でも登場とうじょうしているほか、LINEスタンプやグッズなども販売はんばいされている。

道具どうぐの「烈風れっぷうけん」はわざ発生はっせいがとにかくはやく、テリーたちの道具どうぐちがって画面がめんはしまでんでいく。威力いりょく非常ひじょうたかく、3かいらえばKOとなる。通常つうじょうわざでは、わざのリーチがながく、ギースに空中くうちゅうせんいどんでもまずとされる。ほかに「身投みなげ」とばれる、相手あいて攻撃こうげきめてそのままげるわざ使つかう。通常つうじょうわざだけでなく、「バーンナックル」などの必殺ひっさつわざめてとすなど、ボスキャラクターにふさわしいつよさをほこった。

格闘かくとうゲーム史上しじょうにおいてこのような性質せいしつわざ使つかったのは、ギースがはじめてであった。ここでいう「」は打撃だげきわざのことであり、相手あいての“”をさばいたりめて“げ”て反撃はんげきという武術ぶじゅつ柔術じゅうじゅつをイメージしたわざであったが、ギースが使つかうこのわざ印象いんしょうつよかったために、プレイヤーあいだではほかのゲーム・べつのキャラクターであっても、“相手あいて攻撃こうげきんで仕掛しかけておくカウンターせんもんわざ”という性質せいしつわざそうじて「わざ」もしくは「」とぶようになり、のちにゲーム用語ようごとして確立かくりつすることになる。

身投みなげは、成功せいこうすれば必殺ひっさつわざであってもギース本体ほんたいはダメージをけず、相手あいて一方いっぽうてきにダメージをあたえることが可能かのうわざである。だが、『かつえおおかみSP』以降いこうはその性質せいしつじょう相手あいて攻撃こうげきをしてこなければわざ成立せいりつせず、長時間ちょうじかんすきさらすだけの行為こういになるため、めるには相手あいてうごきやクセの見極みきわめ、反射はんしゃ神経しんけい要求ようきゅうされる。当然とうぜん入力にゅうりょくするタイミングを間違まちがえるとダメージをらうだけになってしまう。初代しょだいかつえおおかみ』では相手あいて攻撃こうげきしていなくても接触せっしょくしただけで成立せいりつし、げに移行いこうする。

かつえおおかみSP』のスタッフは、ギースについて「完全かんぜん使つかいこなせたら、けることはない」との趣旨しゅしかたっている[22]

はつ登場とうじょう段階だんかいで、『かつえおおかみ2』以降いこう登場とうじょうする挑発ちょうはつ平手ひらて上下じょうげさせる)や無敵むてきのバックステップをそなえていた。

初代しょだいかつえおおかみ』をのぞいて)ギースのジャンプは緩慢かんまんであるぶん相手あいて反応はんのうされやすいが、通常つうじょうわざはじめ、わざのリーチが全体ぜんたいてきながいものがおおい。自分じぶんからだ複数ふくすうはしらつつむ「レイジングストーム」は、コマンドが複雑ふくざつだが、わざ成立せいりつすればおおきなつよさを発揮はっきする。『かつえおおかみ3』では「ダブル烈風れっぷうけん」の性能せいのうがり、道具どうぐげきいでもけにくくなったほか、身投みなげの威力いりょくがった。

『RB』では「レイジングストーム」の攻撃こうげき判定はんてい前方ぜんぽう集中しゅうちゅうするようになり、スウェーラインじょう相手あいてにもたるようになるなど大幅おおはば性能せいのうがった。『RBS』では最終さいしゅうボスであるクラウザーをたおしたさい条件じょうけんたしているとかくしボスとして姿すがたあらわし、プレイヤーにたたかいをいどんでくる。なお、このギースせん勝利しょうりしても敗北はいぼくしても通常つうじょうどおりのエンディングになるため、わばボーナスステージのようなものである。CPU専用せんようキャラクターということもあり、前作ぜんさく以上いじょうながいリーチの通常つうじょうわざ非常ひじょうたか攻撃こうげきりょくち、しゃがみガード不能ふのうの「ダブル疾風しっぷうけん」や突進とっしんわざの「よこしまかげけん」をはじめ、動作どうさ高速こうそくかつすきすくない数々かずかず強力きょうりょくわざせまってくる。このギースはネオジオはんおよびネオジオCDはんではかくしコマンドを入力にゅうりょくすることで使用しよう可能かのうであり、セガサターンはんおよびPlayStationはんリアルバウトかつえおおかみ伝説でんせつスペシャル DOMINATED MIND』(以下いか『DOMINATED MIND』と表記ひょうき)では最初さいしょから使用しよう可能かのうとなっている。『RB2』では「レイジングストーム」のコマンドが簡略かんりゃくされ、下段げだん攻撃こうげきも「身投みなげ」でることができるようになった。

当時とうじ26さいで、かくしボス(通称つうしょうわかギース)として登場とうじょうしている『龍虎りゅうこ2』では、かく必殺ひっさつわざ(このゲーム独自どくじで、ちょう必殺ひっさつわざ凌駕りょうがするわざ)こそたないが、通常つうじょうわざ性能せいのうすぐれている。必殺ひっさつわざ気力きりょく関係かんけい威力いりょくこそちるが、わざ性能せいのう自体じたい気力きりょく充実じゅうじつしたとき使用しようしたものとわらないなど、ほかのキャラクターにくらべておおきく優遇ゆうぐうされており、その高性能こうせいのうわざ駆使くししてプレイヤーを圧倒あっとうしてくる。それゆえネオジオばんでは使用しよう不可ふかだが、SFCばんではかくしコマンドを入力にゅうりょくすることで、対戦たいせんモードでのみ使用しよう可能かのう。「レイジングストーム」は使用しようできないが、どうコマンドでせる乱舞らんぶわざ「デッドリーレイブ」はほんさくはつ披露ひろう。『RB』以降いこうではコマンドを順序良じゅんじょよ入力にゅうりょくしていく手動しゅどう追加ついか入力にゅうりょくわざ変更へんこうされた。この手動しゅどう追加ついか乱舞らんぶというのは当時とうじ格闘かくとうゲームかいでははつこころみである。

『KOF』シリーズはつ登場とうじょうの『'96』ではのキャラクターのれいれず、「烈風れっぷうけん」がばなくなっただけなく、わざすき増大ぞうだいし(「ダブル烈風れっぷうけん」のすきはさらに顕著けんちょ)、『KOF』独特どくとく操作そうさかん手伝てつだうため、『かつえおおかみ』シリーズとおな感覚かんかくでギースを操作そうさすることはできない。ただ、特定とくてい条件下じょうけんかしょうちゅうジャンプからのつよパンチを連続れんぞくしてしていくだけで永久えいきゅう連続れんぞくわざねらうことが可能かのうである。

『'98UM』ではひょううらでは必殺ひっさつわざ以上いじょう性能せいのうおよび構成こうせいまったことなる。ひょうは『'96』をベースに強化きょうかされており、『'96』では使用しようしなかった必殺ひっさつわざ下段げだんち、雷鳴らいめいごうやぶげ、ちょう必殺ひっさつわざのデッドリーレイブが追加ついかされている。一方いっぽううらは『かつえおおかみ伝説でんせつ』シリーズをベースとしており、「烈風れっぷうけん」および「ダブル烈風れっぷうけん」と「疾風しっぷうけん」(「ダブル疾風しっぷうけん」も使用しよう可能かのう)が従来じゅうらい道具どうぐになり、ひょうから必殺ひっさつわざの「飛翔ひしょう日輪にちりん」と「下段げだんち」、ちょう必殺ひっさつわざの「デッドリーレイブ」が削除さくじょされたわりに、ちょう必殺ひっさつわざの「羅生門らしょうもん」が追加ついかされている。

かくしキャラクターとして登場とうじょうした『SVC CHAOS』では「雷光らいこうまわり」、キャンセルばん烈風れっぷうけん」と「レイジングストーム」、どこでもキャンセルをからめた連続れんぞくわざ強力きょうりょくふたたかくしキャラクターとして登場とうじょうしたPS2はん『2002』でもほぼそのままの性能せいのうだった。

PS2はん『2002UM』では通常つうじょうばんとナイトメアばんがともにかくしキャラクターとして登場とうじょう通常つうじょうばんは『SVC CHAOS』および『2002』ほどの強力きょうりょく性能せいのうはなくなったが、ナイトメアばんはボスキャラクターに匹敵ひってきするほどの性能せいのうほこる。

『CVS』および『CVS PRO』ではベガと双璧そうへきをなす最終さいしゅうボス、『CVS2』でもベガと双璧そうへきをなす乱入らんにゅうキャラクターして登場とうじょうする。作品さくひんくらべると全体ぜんたいてきうごきがおそくなっているわりに攻撃こうげきりょくがっている。とくに『CVS2』のKグルーヴではいかりゲージが最大さいだいたっするとたか攻撃こうげきりょくがさらに上昇じょうしょうし、一発いっぱつ逆転ぎゃくてんねらうことも可能かのうになる。

『KOF NEOWAVE』では『龍虎りゅうこ2』の外見がいけんでボスキャラクターとして登場とうじょうわざ構成こうせい外見がいけん同様どうよう龍虎りゅうこ2』だが、かくわざ性能せいのうのキャラクターとくらものにならないほどつよい。しかしプレイヤーが使用しようすると性能せいのう調整ちょうせいほどこされる。

わざ解説かいせつ[編集へんしゅう]

通常つうじょうわざ[編集へんしゅう]

『KOF』シリーズ[編集へんしゅう]

わざめい公表こうひょうされている『'96』の名称めいしょうのみ記載きさい[23]

操作そうさ ち(近距離きんきょり ち(遠距離えんきょり しゃがみ 垂直すいちょくジャンプ 前方ぜんぽうジャンプ 後方こうほうジャンプ
じゃくパンチ 村雨むらさめ てんやぶ 夜行やこうとっ てんたおせ しんてんたおせ
つよパンチ 活殺かっさつあつけん水月すいげつ 一角いっかく経穴けいけつとっ 昇天しょうてん明星みょうじょう てんたおせ 連打れんだせいもん
じゃくキック 稲妻いなづま ふくうさぎ秘中ひちゅう とらこつはら かすみ 人中ひとなか
つよキック 三日月みかづきだん 殺陣さつじん くさなびき 夜叉やしゃくも てんたおせころせかつ
ふっばし攻撃こうげき 不動ふどうころせかつうらけん - 雷光らいこうまわ

特殊とくしゅわざ[編集へんしゅう]

燕返つばめがえ
攻撃こうげきてのひらしたからすくげる。攻撃こうげき判定はんていよりもおおきく、突進とっしんわざ迎撃げいげき対空たいくうにも使用しよう可能かのう。『かつえおおかみ3』では、らった相手あいてをダウンさせる。
暗夜あんやこうとっ
かつえおおかみ3』でのクイックスウェー攻撃こうげき片側かたがわからだせてから前方ぜんぽうてのひらそこ攻撃こうげきする。
不動ふどう活殺かっさつうらけん
んでうらけんす。『かつえおおかみSP』では、手前てまえラインですラインばし攻撃こうげきで(『かつえおおかみSP』でのわざめいは「不動ふどうころせかつうらけん」となっている。ギースの通常つうじょうわざなかにも「ころせかつ」とくものがあるが、『かつえおおかみ3』以降いこうは「活殺かっさつ」となっている)で、おくラインでのわざめいは「秘中ひちゅう竜巻たつまき」となる。また、『かつえおおかみ3』『RB』では手前てまえのラインの相手あいてたいするたいオーバースウェー攻撃こうげきで、からだねじってうらけんすもので、わざのリーチは若干じゃっかんみじかくなる(おくラインの相手あいてたいするたいオーバースウェー攻撃こうげきは「秘中ひちゅう竜巻たつまきち」)。『KOF』シリーズでは地上ちじょうふっばし攻撃こうげき動作どうさとして使つかわれている。
雷光らいこうまわ
あしかせてまえすべるように移動いどうしながらのまわり。『かつえおおかみSP』『かつえおおかみ3』におけるギースの遠距離えんきょりきょうキックだが、『かつえおおかみ3』以降いこう通常つうじょうわざほか特殊とくしゅわざとしても存在そんざいする。らった相手あいておくラインにばす。『KOF』シリーズでは特殊とくしゅわざほか空中くうちゅうふっばし攻撃こうげき動作どうさとしても使つかわれている。
シリーズによってはわざすき皆無かいむでそのままめに移行いこうできるほどの強力きょうりょく性能せいのう場合ばあいもある。
かつえおおかみSP』では「電光でんこうまわり」であり、急所きゅうしょの「電光でんこう」をるという意味いみがあった。
初代しょだいかつえおおかみ』ではラインふっばしわざだったがまえには移動いどうしない。しゃがんでいるとたらないので、プレイヤーのまえ空振からぶりするとげることができた。
昇天しょうてん明星みょうじょう
上方かみがたてのひらそこす。『かつえおおかみ3』までのギースのしゃがみきょうパンチで、『RB』シリーズでは特殊とくしゅわざあつかい。
天道てんとうくだ
『KOF XIV』で追加ついかされた特殊とくしゅわざ身体しんたいねじりながらみ、りょううでひらいてろす。

コンビネーションアーツ[編集へんしゅう]

かつえおおかみ3』でのギースのコンビネーションアーツは、左右さゆうてのひらそこたたむ「武者むしゃ水月すいげつき」と、遠距離えんきょり限定げんていで、「雷光らいこうまわり」のあとにじゃくキック「秘中ひちゅうり」をしてわる「雷撃らいげきあし」の2つ。前者ぜんしゃは、つよパンチを連打れんだすることでせる5れん攻撃こうげきだが、大半たいはん相手あいてには全段ぜんだんヒットせず、わざ途中とちゅうわることがおおい。

通常つうじょう[編集へんしゅう]

とらころせてのひら
相手あいてくび片手かたてつかたかげてからくびげ、とどめにめたてのひらそこばす。『かつえおおかみ3』からコマンドが変更へんこうされた。
とらころせ
相手あいて片手かたてつかんでるしげてから後方こうほうたたきつける。『かつえおおかみ3』では両手りょうてげ、げるさいつよパンチボタンを連打れんだすると、連係れんけいわざの「絶命ぜつめい人中ひとなかち」に派生はせいする。『かつえおおかみ3』からコマンドが変更へんこうされ、『RBS』では削除さくじょされた。
絶命ぜつめい人中ひとなか
かつえおおかみ3』『RB』での「とらころせげ」から派生はせいする連係れんけいわざはな上唇うわくちびるあいだ人体じんたい急所きゅうしょの1つである「人中ひとなか」)にてのひらそこ連続れんぞくむ。
うらくもかく
相手あいてくびうでをかけて後方こうほうたおす。げるさいつよパンチボタンを連打れんだすると、連係れんけいわざの「絶命ぜつめい必中ひっちゅうめ」に派生はせいする。
絶命ぜつめい必中ひっちゅう
相手あいてくびうでをかけて地面じめんたおし、のど連続れんぞくげる。この2つの連係れんけいわざは『RB』にもあるが、コマンドが若干じゃっかん変更へんこうされている。
真空しんくう
相手あいてつかんでながれるような動作どうさ後方こうほうたかばし、ギースはかまえて充実じゅうじつさせる。『かつえおおかみ3』でのこのわざは、どの相手あいてにも安定あんていしてまる高性能こうせいのうわざであった。『RB』以降いこうはコマンドが変更へんこうされた。『RBS』でのギースの通常つうじょうげは、このわざと「とらころせてのひら」のみ。なお、『'98UM』をのぞいた『KOF』シリーズでの通常つうじょうげの1つでもある。
殺陣さつじんかたしゅ
『'96』と『'98UM』での通常つうじょうげ。相手あいて片手かたてげてそのまま地面じめんたたきつける。ダウン回避かいひ不可ふか
『SVC CHAOS』、PS2はん『2002』および『2002UM』では名称めいしょうが「とらころせ」になっており、相手あいて自分じぶん足元あしもとにダウンするので一部いちぶわざおも後述こうじゅつの「雷鳴らいめいごうやぶげ」)でちが可能かのうになったが、このわざ自体じたいのダメージは大幅おおはばひくくなっている。
ともえ
龍虎りゅうこ2』にて使用しよう。すばやい動作どうさともえげ。可能かのう

必殺ひっさつわざ[編集へんしゅう]

烈風れっぷうけん
うでげ、なみす。『かつえおおかみ』シリーズではそうじてすきちいさく高性能こうせいのうわざである。とりわけ初代しょだいかつえおおかみ』や『RBS』では、相手あいてとの道具どうぐげきいでもけることはない。『'96』、『'98UM』(うら性能せいのうばんのぞく)、家庭かていばん『KOF XI』、『CVS』(『PRO』ふくむ)のEXキャラクターばんではまえくようなわざ変更へんこうされ、道具どうぐではなくその消滅しょうめつする打撃だげきわざのような性能せいのうで、すきおおきい。『SVC CHAOS』では通常つうじょう前者ぜんしゃで、「烈風れっぷうけん」をキャンセルですと後者こうしゃのようになる。『龍虎りゅうこ2』では、気力きりょくざんりょう関係かんけいなく画面がめんはしまでんでいく(威力いりょくちる)。『RBS』ではわざ動作どうさ衝撃波しょうげきはのスピードがとにかくはやく、攻撃こうげき判定はんていおおきく、「パワーウェイブ」などの道具どうぐ貫通かんつうしつつすすんでいく。『RB2』では道具どうぐ貫通かんつうしなくなったが、『RBS』の性能せいのう踏襲とうしゅうしているため、相手あいてとの道具どうぐげきいにおいても主導しゅどうけんにぎれる。『'98UM』(うら性能せいのうばん)は『RB2』の性能せいのう踏襲とうしゅうしているが、比較的ひかくてきスピードのおそ弾道だんどうんでき、ったあとのすきすくなくなっている。『2002UM』のナイトメアばんもこの性能せいのうじゅんじているが、スピードは『RBS』以上いじょうはやくなっている。
ロックやルガール・バーンシュタイン同様どうようわざ使つかう。
ダブル烈風れっぷうけん
かつえおおかみSP』のつよし烈風れっぷうけんとしてはつ登場とうじょう一度いちど烈風れっぷうけん」をはなってから即座そくざはつし、両方りょうほうかさねておおきなかたちにして前方ぜんぽうばす。最初さいしょ波動はどうげているときにも攻撃こうげき判定はんてい存在そんざいする。この時点じてん相手あいて道具どうぐ相殺そうさい可能かのうで、その通常つうじょうの「烈風れっぷうけん」がんでいく。こちらも『'96』、『'98UM』(うら性能せいのうばんのぞく)、家庭かていばん『KOF XI』、『CVS』(『PRO』ふくむ)のEXキャラクターばんでは道具どうぐではなく、「烈風れっぷうけん」よりもさらにすきおおきい(「烈風れっぷうけん同様どうよう、『SVC CHAOS』ではキャンセルするかかでわざ性質せいしつ変化へんかする)。
げ(上段じょうだんげ、中段ちゅうだんげ、下段げだん身投みなげ)
相手あいて攻撃こうげきさばいてげる、周防すおうからまなんだ武術ぶじゅつわざ[ちゅう 3]おおくのタイトルでは対応たいおう部位ぶいおうじて細分さいぶんされており、「上段じょうだん」はジャンプ攻撃こうげき打撃だげきけい必殺ひっさつわざおよびちょう必殺ひっさつわざを(テリーの「バーンナックル」、山崎やまざき竜二りゅうじの「へび使づかい」、不知火しらぬひまいの「ムササビのまい」など)、「中段ちゅうだん」は地上ちじょう打撃だげき攻撃こうげきを、「下段げだん」はしたからの攻撃こうげきあしくずしorスライディングなど)をさばいてげる。わざにはよわく、失敗しっぱいするとすきさらすだけでなく、相手あいてわざおうじて使つかける必要ひつようがあるため、ある程度ていどれが必要ひつよう。ギースを象徴しょうちょうするわざである。
うらくもかく
身投みなげ」のバリエーションのひとつで、下段げだん判定はんてい以外いがい通常つうじょうわざさばいてうしろにながし、相手あいて姿勢しせいくずして防備ぼうびにする。こののち、ギースがわさきうごけて、追撃ついげきたためる。元々もともとは『かつえおおかみ3』での通常つうじょうげの一種いっしゅ
『2002UM』ではナイトメアギースにコマンドげとして実装じっそうされているが、こちらはちをめることは不可能ふかのう
中段ちゅうだんち、下段げだん
身投みなげ」のバリエーションのひとつ。攻撃こうげきさばいたあとにげるのではなく、打撃だげきらわせる。実装じっそうされる場合ばあいは『2002UM』のナイトメアギースをのぞいて「中段ちゅうだん」か「下段げだん」のどちらか一方いっぽうのみとなっており、おな対応たいおう部位ぶいの「身投みなげ」とこうむって実装じっそうされることもない。おもてキャラクターとうらキャラクターで対応たいおう部位ぶいことなる場合ばあいもある。
中段ちゅうだん」はまつわったパンチから、『RB』では「烈風れっぷうけん」を、『KOF』シリーズでは初段しょだん省略しょうりゃくした「ダブル烈風れっぷうけん」をはなつ。「下段げだん」は『かつえおおかみWA』ではひざり、それ以外いがいのタイトルではてのひらたたむ。
疾風しっぷうけん
かつえおおかみSP』にて追加ついかされた。空中くうちゅうからだんつ。ったあとは、その反動はんどう後方こうほうかえってゆっくり降下こうかしていく。ただし『'96』および『'98UM』では反動はんどうけず、そのまま地面じめん着地ちゃくちする。『かつえおおかみSP』のギースは、空中くうちゅうから道具どうぐてる唯一ゆいいつのキャラクターでもある。『RB』ではったあとの着地ちゃくち地点ちてんをレバーで調節ちょうせつ可能かのうになった。また、『RBS』ではたまそくはやくなり、空中くうちゅうで2かいまですことが可能かのうとなったが、2はつつと後方こうほうかえってゆっくり降下こうかする。さらに『RBS』ではしゃがみガード不能ふのうであり、足元あしもとにヒットすればちガードも不能ふのうとなるほか、たまったあとの軌道きどう修正しゅうせい可能かのう。ダウンちも可能かのうとなった。『'98UM』(うら性能せいのうばん)では、『RB』同様どうようにコマンド入力にゅうりょくは1かいまで、ったあとの着地ちゃくち地点ちてんをレバーで調節ちょうせつ可能かのうになっている。また、ちガード、しゃがみガードいずれも可能かのうで、たまそく従来じゅうらい疾風しっぷうけん同様どうようおそい。
初代しょだいかつえおおかみ』での転落てんらく地面じめんかってはなつことで一命いちめいめており、それをもとわざとして完成かんせいさせたという設定せっていである。
ダブル疾風しっぷうけん
『RB』にて追加ついかされた。『RB』では、だんが3つにえて1つのかたちおおきく凝縮ぎょうしゅくさせたものを、「疾風しっぷうけん」としてはなつ。通常つうじょうの「疾風しっぷうけん」とことなり、スウェーラインじょうにも攻撃こうげき判定はんていく。『RBS』にてナイトメアとして登場とうじょうするギースが使つかうこのわざは、った直後ちょくごどうコマンドをさい入力にゅうりょくするとふたたび2はつの「疾風しっぷうけん」をはなつ(空中くうちゅうで2かいまですことが可能かのうで、合計ごうけい4はつ攻撃こうげきとなる)。『RBS』では「疾風しっぷうけん」とおなじくたまそくはやく、しゃがみガード不能ふのうで、足元あしもとにヒットすればちガードも不能ふのうで、ダウンげきちが可能かのう。『'98UM』(うら性能せいのうばん)では、『RBS』同様どうよう空中くうちゅうで2はつつがたまそくおそく、コマンド入力にゅうりょくは1かいまで、ったのち後方こうほうかえってゆっくり降下こうかしていく。
『2002UM』のナイトメアギースも使用しようする。
よこしまかげけん
かつえおおかみ3』にて追加ついかされた。突進とっしんして体当たいあたりし、そのてのひらそこむ。作品さくひんによってはりつつ突進とっしんして衝撃波しょうげきはけるわざになっている。
『RBS』では、じゃくではいままでのじゃくおなじくてのひらそこつよはた兄弟きょうだいの「帝王ていおう神足こうたりけん」のようにヒットつかんでげるようになった。『かつえおおかみ3』では発生はっせいおそ使つかいにくかったが、『RBS』や『'98UM』のうらギースのそれは発生はっせい非常ひじょうはや威力いりょくたかいうえ、わざは「雷鳴らいめいごうげ」によるちもまるなど、強力きょうりょく性能せいのう
かつえおおかみSP』のスタッフによれば、「よこしまかげけん」の構想こうそう自体じたいは『かつえおおかみSP』の時点じてんであったが、時間じかんがなかったために実現じつげんしなかったという。アンディの「かげけん」をようまねで習得しゅうとくしたという設定せっていであり、「ギースは『かげけん』を『よこしまかげけん』と間違まちがえたんですね」とかたっている[22]
飛翔ひしょう日輪にちりん
龍虎りゅうこ2』でのわざで、がってまつわった手刀てがたなる。攻撃こうげき判定はんてい出現しゅつげんするまで無敵むてき状態じょうたいとなる。『KOF』シリーズと『SVC CHAOS』でも使用しようしている。
エクスプロージョンボール
龍虎りゅうこ2』および『KOF NEOWAVE』でのわざまつわったうらけんんでから、アッパーをたたみ、相手あいてはる上空じょうくうまでばす。気力きりょく最大さいだい状態じょうたいだと、「デッドリーレイブ」なみ威力いりょくほこる。ガードされてもすき皆無かいむ高性能こうせいのうわざ
MVSおよびネオジオばんの『龍虎りゅうこ2』において、タクマにこのわざめた場合ばあいげるさいにタクマが一瞬いっしゅんリョウのグラフィックにわるという現象げんしょうこる。
真空しんくう
元々もともと通常つうじょうげで、『RB2』や『'98UM』などでは必殺ひっさつわざとなっている。
雷鳴らいめいごうやぶ
ダウンちゅう相手あいてつかみ、たかげてから地面じめんたたけると同時どうじかみなり落雷らくらいさせる追撃ついげきわざ初出しょしゅつは『RB』だが、必殺ひっさつわざあつかいになったのは『RB2』以降いこう
飛燕ひえん失脚しっきゃく
『RBS』でのわざで、からだひくくした姿勢しせい前方ぜんぽう高速こうそく移動いどうしつつ、片腕かたうでよこはらう。動作どうさはやく、威力いりょくたかい。
『2002UM』ではナイトメアギースに特殊とくしゅわざとして実装じっそうされている。単発たんぱつすと中段ちゅうだんわざでダウンをうばえる。
不動ふどうけん
『KOF XIV』で追加ついかされたわざてのひらそこわざで、追加ついかコマンドで以下いかの3種類しゅるい派生はせいする。
不動ふどうけんおもね
「デッドリーレイブ」のフィニッシュのような両手りょうてでのてのひらそこたたみ、相手あいてをそのくずちさせる。
不動ふどうけん・鑁
あしばらいで相手あいて転倒てんとうさせる。
不動ふどうけんうん
かかととしで相手あいて地面じめんたたける。
くび
SFCばん初代しょだいかつえおおかみ』の対戦たいせんモードのみ使用しよう可能かのうなコマンドげ。片手かたて相手あいてげて連続れんぞくげる。
そら(くうほ)
メガドライブはん初代しょだいかつえおおかみ』の対戦たいせんモードのみ使用しよう可能かのう説明せつめいしょでは「げフットワーク」のわざめい記載きさいされており、その別名べつめいどおりのバックステップである。

ちょう必殺ひっさつわざ潜在せんざい能力のうりょく[編集へんしゅう]

レイジングストーム
かつえおおかみSP』にてあたらしく用意よういされたちょう必殺ひっさつわざりょううでおおきくげてわざめいさけびながら、そのりょううでろし、周囲しゅういきばのようなはしらいくつも発生はっせいさせるちょう必殺ひっさつわざはしら形状けいじょうは「ギースをおおうようにしてぜん方位ほうい発生はっせい」するものが基本きほんだが、「ギースの前方ぜんぽうかたよっている(『RBS』、『SVC CHAOS』、『'98UM』のうら性能せいのうばん、『2002UM』のナイトメアばん)」、「ぜん方位ほういだがはしらひかりのように変化へんか(『'96』のMAXばん)」など、登場とうじょう作品さくひんによってことなる。コマンドが独特どくとくであり、「レイジングストーム」以外いがいわざのキャラクターをふくめて)にはあまり採用さいようされていない。『RBS』ではグラフィックがわり、前方ぜんぽうすようになった。『RB2』でのみ汎用はんようてきなコマンドになっている。
かつえおおかみ3』での潜在せんざい能力のうりょくわざでもあり、密着みっちゃく状態じょうたいにて「明星みょうじょう昇天しょうてんち」、「水月すいげつち」を連続れんぞくたたみ、最後さいごに「電光でんこうまわり」をてて相手あいて気絶きぜつさせてから(気絶きぜつ潜在せんざい能力のうりょくのため自然しぜん回復かいふく不可能ふかのう)、通常つうじょうとはことなるあかはしらさせて相手あいてばすコンビネーションしきのものとなっている(このタイプは『2002UM』ではナイトメアギースがMAXちょう必殺ひっさつわざとして使用しよう)。『NBC』では、レイジングストーム(スーパーキャンセルばん中段ちゅうだん成立せいりつにレイジングストームのコマンドを入力にゅうりょくすこともできる(きはわるがコマンド入力にゅうりょくぎゃくにはならない)[24]
かつえおおかみ3』までは攻撃こうげき判定はんていちいさかったが、『RB』以降いこうはしらふとくなり、攻撃こうげき判定はんていおおきく設定せっていされていくようになる。
『KOF XIV』ではCLIMAXちょう必殺ひっさつわざとして採用さいようされ、コマンドはいま時代じだい考慮こうりょして簡略かんりゃくされた。エフェクトはロックのものにちかいが、よりはげしい竜巻たつまき発生はっせいさせている。
サンダーブレイク
「レイジングストーム」と同様どうようにそのりょううでろし、周囲しゅうい稲妻いなづまのようなはしらいくつも発生はっせいさせる潜在せんざい能力のうりょく。ダメージそのものは「レイジングストーム」よりうえであり、稲妻いなづま時間じかんすうほん発生はっせいするものの、発生はっせいする場所ばしょがランダムである。
『2002UM』ではおもて性能せいのうばんがMAX2として使用しよう。こちらは稲妻いなづまがランダムではなく、つねにギースのまわりをかこむように発生はっせいし、さらに稲妻いなづま地面じめんはしらせる。このとき稲妻いなづま下段げだん判定はんていなうえにどこでも判定はんていいている。
デッドリーレイブ
初出しょしゅつは『龍虎りゅうこ2』で、通常つうじょう必殺ひっさつわざとして登場とうじょう相手あいて突進とっしんして乱舞らんぶ攻撃こうげきたたむ。乱舞らんぶ最後さいごかまえた両手りょうてあいだめたてのひらそこせてたたむ(『龍虎りゅうこ2』および『KOF NW』では片手かたて、それ以外いがい作品さくひんでは両手りょうてでのてのひらそことなる)が、ギースの気力きりょく最大さいだい状態じょうたいである場合ばあい最後さいごてのひらそこいちげきてるだけでも相手あいて気絶きぜつさせることが可能かのう最後さいごてのひらそこつまで多少たしょう時間じかんがかかるので通常つうじょうわざ反撃はんげき可能かのう)。通常つうじょう必殺ひっさつわざあつかいであるため、ギースの体力たいりょく点滅てんめつしていない状態じょうたいおよび気力きりょくがない状態じょうたいでもすことが可能かのうとなっている。
『RB』以降いこう潜在せんざい能力のうりょくとして格上かくあげされる。突進とっしん、ボタンの追加ついか入力にゅうりょく攻撃こうげきつづけ、最後さいごは「よこしまかげけん」の追撃ついげきわざのモーションでめる(『'98UM』ではおもて性能せいのうばんギースだけが使用しようできるロックしき乱舞らんぶわざになっている。また、この作品さくひんにおいては通常つうじょうちょう必殺ひっさつわざとなっている)。なお『ギース・ハワード外伝がいでん』(さくてん獅子しし悦也えつや)では、この最後さいごのモーションは「孤島ことうおに」が使つか奥義おうぎきょうあらし迅撃てのひら」に酷似こくじしている。
ロックの「デッドリーレイブ・ネオ」は、ちちであるギースからいだわざ
鉄拳てっけん7』ではレイジアーツのひとつとして、10れんコンボをねるかたち採用さいようされている(通常つうじょう使用しようできる10れんコンボは搭載とうさいされていない)。
羅生門らしょうもん
『RB2』の潜在せんざい能力のうりょくで、家庭かていよう『2002』および『2002UM』のMAXちょう必殺ひっさつわざ。『'98UM』のうらギースのちょう必殺ひっさつでもある。相手あいてをふわりとかし、ちてきたところにまつわったりょうてのひらそこわざ。そのとき背景はいけいに「羅生門らしょうもん」の文字もじかぶが、『KOF MI』シリーズではかばない。『'98UM』のMAXばんでは「雷鳴らいめいごうやぶげ」を2かいめてからとどめをす。
頂上ちょうじょう決戦けっせん 最強さいきょうファイターズ SNK VS. CAPCOM』ではてのひらそこすうはつてたあとにかせてから強烈きょうれつてのひらそこめる。
鉄拳てっけん7』ではレイジアーツのひとつとして、ガード不能ふのう打撃だげきわざというかたち採用さいよう背景はいけい文字もじはKOとなったさいにのみかぶ。
ロックの「真空しんくうげ」からの派生はせいわざ羅刹らせつ」のもとになったわざ
阿修羅あしゅら疾風しっぷうけん
『DOMINATED MIND』でのかく必殺ひっさつわざ。「よこしまかげけん」で突進とっしんし、たおした相手あいてに「疾風しっぷうけん」を連発れんぱつする。『2002UM』ではナイトメアギースがMAXちょう必殺ひっさつわざとして使用しようしている。
虚空こくう烈風れっぷう
かつえおおかみWA』でのみのわざ射程しゃていみじかい「烈風れっぷうけん」を連発れんぱつし、とどめにりょうわせだん発射はっしゃする。
『2002UM』ではナイトメアギースに実装じっそうされており、後述こうじゅつのレイジングデッドエンドちゅう成功せいこうすると発動はつどうする。
レイジングデッドエンド
かつえおおかみWA』のオーバードライブパワーで、コマンド入力にゅうりょくに「(上段じょうだん中段ちゅうだん身投みなげ」を成功せいこうさせると成立せいりつする。相手あいて空中くうちゅうげてから、みずからもがりむ。
『2002UM』ではナイトメアギースがMAX2として使用しよう発動はつどうちゅうちポーズが変化へんかし、青白あおじろほのおまつわっている。まると上着うわぎぎ、上記じょうきの「虚空こくう烈風れっぷう」をす。
かみなりとどろき烈風れっぷうけん
『KOF XIV』のちょう必殺ひっさつわざ電撃でんげきびた烈風れっぷうけんつ。
おに煩悶はんもん
『KOF XIV』のちょう必殺ひっさつわざ相手あいて攻撃こうげきめ、てのひらんでから相手あいてかおつかんで地面じめんたたきつける。

のメディアでのギース[編集へんしゅう]

アニメばん
『バトルファイターズ かつえおおかみ伝説でんせつ』のプロローグではわか野望やぼうえるギースが登場とうじょう。かつてはともにタン・フー・ルーにまなんだはちきょくひじりけん伝承でんしょうしゃのジェフ・ボガードを抹殺まっさつし、はちきょくひじりけん奥義おうぎしるされた巻物まきものうばおうと画策かくさく。サウスタウンの孤児こじ自分じぶん部下ぶか使つかってジェフに手傷てきずわせたのちみずからのでとどめをした。このときのギースは長髪ちょうはつで、ブラウンのスーツにハイネックのシャツといういでたち。また、『バトルファイターズ かつえおおかみ伝説でんせつ2』にも回想かいそうシーンで少年しょうねん時代じだいのギースが登場とうじょうはは・マリアをてたちちルドルフへの復讐ふくしゅうえている。このときはわかきクラウザーにかえちにっている。
『KOF』シリーズの3DCGアニメ『THE KING OF FIGHTERS: DESTINY』では設定せってい変更へんこうされ、「シュトロハイム当主とうしゅわらわあいだまれたが、正妻せいさいではないことを理由りゆう母親ははおや共々ともどもしろ追放ついほうされた」ということになっている[ちゅう 4]。また、アンジェリナという女性じょせい養女ようじょ実質じっしつてきには愛人あいじん)としてむかえている。
漫画まんがばん
ゲーム雑誌ざっしゲーメスト』で連載れんさいされていた漫画まんがばんかつえおおかみ伝説でんせつ あらたなるたたか』ではサイボーグとして復活ふっかつしていて、口調くちょう丁寧ていねいなものになっている(ただし、テリーとの最終さいしゅう決戦けっせんでは原作げんさくゲームとおな口調くちょうになっている)。
漫画まんが雑誌ざっしコミックボンボン』で連載れんさいされた細井ほそい雄二ゆうじはんかつえおおかみ伝説でんせつ』シリーズではホッパーとリッパーが登場とうじょうしないかわりに、ダック・キングリチャード・マイヤマイケル・マックス配下はいかにしていた。また、どうシリーズの番外ばんがいへんではギースとジェフは親友しんゆうだったという設定せっていになっている。
『ゲーメスト』で連載れんさいされていた漫画まんがばん龍虎りゅうここぶし』、『龍虎りゅうここぶし2』(さくてん獅子しし悦也えつや)に登場とうじょう。『~2』では、「デッドリーレイブ」は極限きょくげんりゅう空手からて奥義おうぎ龍虎りゅうこ乱舞らんぶ」を自己流じこりゅうにアレンジしたわざという設定せっていになっている。また、どう作者さくしゃの『ギース・ハワード外伝がいでん』では16さいのギースが主人公しゅじんこうのエピソードが存在そんざいする。
その
2020ねん6がつにはKADOKAWAより、SNKブランド40周年しゅうねん記念きねんしたファンブック「SNK Anniversary Fan Book」が発刊はっかんされる予定よていISBN 978-4-04-073062-2)だが、このほんには『THE KING OF FANTASY外伝がいでん ギース・ハワードの世界せかい無法むほう You can not escape from death.』とだいしたてんかわ信彦のぶひこによる書下かきおろしの短編たんぺん小説しょうせつ収録しゅうろくされる。
この小説しょうせつは2019ねん出版しゅっぱんされたてんかわのノベル『THE KING OF FANTASY 八神ねりがみあん世界せかい無双むそう がつるたびおもせ!』のスピンオフ作品さくひんであり、題名だいめいとおりギースが主役しゅやくとなりかれ世界せかいにおける行状ぎょうじょうかれる。

担当たんとう声優せいゆう[編集へんしゅう]

格闘かくとうゲームでの担当たんとう声優せいゆう
そののゲームでの担当たんとう声優せいゆう
その関連かんれん作品さくひんでの担当たんとう声優せいゆう

関連かんれん人物じんぶつ[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 当該とうがい書籍しょせき本来ほんらい非公式ひこうしき考察こうさつおこな書籍しょせきす「なぞほん」をしょうしているが、著者ちょしゃは「極限きょくげんりゅう強化きょうか委員いいんかい(SNK)/ゲーメスト編集へんしゅう」と表記ひょうきされており、182ぺーじにて74ばん項目こうもくの「明瞭めいりょう簡潔かんけつ即答そくとう解答かいとうGショック」にっている内容ないようかんしては「質問しつもんをSNKに直接ちょくせつおくこたえてもらった」というむね明記めいきしている。
  2. ^ Mr.ビッグの本名ほんみょうは「ジェームス」だが、ギースの台詞せりふでは誤字ごじで「ジェームズ」とかれていた。
  3. ^ ギース・ハワード外伝がいでん』では孤島ことうおにとうさくオリジナルキャラクター)とのたたかいからしたしんわざとされている。
  4. ^ 自分じぶんにもシュトロハイムながれている」と明言めいげんしており、「いまとなってはわすれたが、かつては『ギース・ハワード』とはことなる名前なまえっていた」と回想かいそうしている。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ 『Snk Characters Sounds Collection Vol.3 ギース・ハワード』付属ふぞくリーフレットに記載きさいされた開発かいはつスタッフコメントより。
  2. ^ 『ネオジオフリーク』 2000ねん8がつごう 126ぺーじ
  3. ^ a b c 『ALL ABOUT かつえおおかみ伝説でんせつスペシャル』 72ぺーじ。「NEO・GEOクラブSPECIAL」とだいしたSNKによるコメント。
  4. ^ 『ALL ABOUT SNK対戦たいせん格闘かくとうゲーム 1991-2000』20ぺーじ
  5. ^ a b 『ALL ABOUT SNK対戦たいせん格闘かくとうゲーム 1991-2000』 63ぺーじ, Column『ギースよ永久えいきゅう(とわ)に』。
  6. ^ 「あのキャラはだれなの?」『ALL ABOUT かつえおおかみ伝説でんせつ3』 225ぺーじ
  7. ^ 『ALL ABOUT SNK対戦たいせん格闘かくとうゲーム 1991-2000』「SNK対戦たいせん格闘かくとうゲームだい事典じてん」383ぺーじ
  8. ^ 『ALL ABOUT SNK対戦たいせん格闘かくとうゲーム 1991-2000』「SNK対戦たいせん格闘かくとうゲームだい事典じてん」377ぺーじ
  9. ^ 『ALL ABOUT SNK対戦たいせん格闘かくとうゲーム 1991-2000』 37, 38ぺーじ
  10. ^ a b c 『ALL ABOUT SNK対戦たいせん格闘かくとうゲーム 1991-2000』「SNK対戦たいせん格闘かくとうゲームだい事典じてん」 372ぺーじ
  11. ^ 『KOF FIGHTING EVOLUTION 10th』 182ぺーじ
  12. ^ 『ALL ABOUT SNK対戦たいせん格闘かくとうゲーム 1991-2000』 41ぺーじ
  13. ^ ちょっとになるかつえおおかみ疑問ぎもんに”かつえGAROUおおかみ”スタッフがおこたえする「”かつえGAROUおおかみ” Q&Aコーナー」”. neogeo.co.jp. 2001ねん8がつ22にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2023ねん10がつ7にち閲覧えつらん
  14. ^ 『ALL ABOUT 龍虎りゅうここぶし2』 174ぺーじ
  15. ^ 龍虎りゅうここぶしなぞ 184ぺーじ[ちゅう 1]
  16. ^ 『ALL ABOUT SNK対戦たいせん格闘かくとうゲーム 1991-2000』 191ぺーじ
  17. ^ 『ALL ABOUT SNK対戦たいせん格闘かくとうゲーム 1991-2000』 201ぺーじ
  18. ^ 『ネオジオフリーク』 1997ねん1がつごう 82ぺーじ。「『ザ・キング・オブ・ファイターズ'96』設定せってい原画げんが開発かいはつインタビュー」。
  19. ^ 『ALL ABOUT SNK対戦たいせん格闘かくとうゲーム 1991-2000』 244ぺーじ
  20. ^ 速報そくほう】[EVO2017]「鉄拳てっけん7」と「かつえおおかみ伝説でんせつ」がまさかのコラボ。しんキャラクター,ギース・ハワードが電撃でんげき参戦さんせん”. 4Gamer.net. Aetas (2017ねん7がつ17にち). 2023ねん1がつ12にち閲覧えつらん
  21. ^ 鉄拳てっけん7』DLC2が配信はいしん開始かいし SNKより“ギース・ハワード”が参戦さんせん”. ファミ通ふぁみつう.com (2017ねん11月30にち). 2023ねん1がつ12にち閲覧えつらん
  22. ^ a b 『ALL ABOUT かつえおおかみ伝説でんせつスペシャル』かつえおおかみSP」SNKインタビュー 196ぺーじ
  23. ^ 『'96 公式こうしきガイドブック』 186-187ぺーじ
  24. ^ 『ネオジオバトルコロシアム マスターガイド』 27ぺーじ。ギース・ハワードのキャラクター紹介しょうかい
  25. ^ MICHAEL BEARD VOICES”. behindthevoiceactors.com. 2019ねん9がつ15にち閲覧えつらん
  26. ^ Harada_TEKKENのツイート2019ねん7がつ26にち閲覧えつらん
  27. ^ kof_allstarの2020ねん10がつ4にちのツイート2020ねん10がつ11にち閲覧えつらん

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]