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ネオショー (給油きゅうゆ艦かん)

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
竣工時の「ネオショー」（1939年）
艦かん歴れき
発注はっちゅう
起工きこう 1938年ねん6月22日にち
進水しんすい 1939年ねん4月がつ29日にち
就役しゅうえき 1939年ねん8月がつ7日にち
退役たいえき
その後ご 1942年ねん5月11日にち沈没ちんぼつ
性能せいのう諸しょ元もと
排水はいすい量りょう 空そら荷に：7,470 トン、
満載まんさい：24,830 トン
全長ぜんちょう 553 ft (169 m)
全幅ぜんぷく 75 ft (23 m)
吃水きっすい 32 ft 4 in (9.9 m)
機関きかん 蒸気じょうきタービン、2軸じく推進すいしん、30,400 shp
最大さいだい速力そくりょく 18 ノット (33 km/h)
航続こうぞく距離きょり
乗員じょういん 304名めい
兵へい装そう 38口径こうけい5インチ単たん装そう砲ほう 4門もん
20mm単たん装そう機関きかん砲ほう 4門もん
モットー

ネオショー (英語えいご: USS Neosho, AO–23) はアメリカ海軍かいぐんのシマロン級きゅう給油きゅうゆ艦かん。Neoshoという艦かん名めいはカンザス州しゅうとオクラホマ州しゅうを流ながれるネオショー川かわにちなむ[注釈ちゅうしゃく 1]。太平洋戦争たいへいようせんそう開戦かいせん劈頭へきとうの真珠湾しんじゅわん攻撃こうげき時とき、パールハーバー在ざい泊はくだったが[1]、空襲くうしゅうをほぼ無傷むきずで切きり抜ぬけた[2]。1942年ねん5月がつ7日にちの珊瑚さんご海うみ海戦かいせんで第だい五ご航空こうくう戦隊せんたいの艦上かんじょう爆撃ばくげき機きによる急降下きゅうこうか爆撃ばくげきを受うけて大破たいは[3]、漂流ひょうりゅうしたあと生存せいぞん者しゃ救助きゅうじょ後ごに自沈じちんした[4]。

艦かん歴れき

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真珠湾しんじゅわん攻撃こうげき開始かいし時じのアメリカ軍ぐん主要しゅよう艦艇かんてい停泊ていはく位置いち

1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）6月がつ22日にち、ニュージャージー州しゅうカーニーのフェデラル・シップビルディング・アンド・ドライドック社しゃで起工きこう。1939年ねん（昭和しょうわ14年ねん）4月がつ29日にち、進水しんすい。1939年ねん8月がつ7日にち、就役しゅうえき。

1941年ねん（昭和しょうわ16年ねん）7月がつ7日にちにピュージェット・サウンド海軍かいぐん工廠こうしょうでの改装かいそうが完了かんりょうすると、「ネオショー」は航空機こうくうき用ようの燃料ねんりょうをアメリカ西海岸にしかいがんから真珠湾しんじゅわんへ運はこぶ任務にんむに就ついた。

12月6日にち、「ネオショー」はハワイ基地きちの真珠湾しんじゅわん海軍かいぐん基地きちに入にゅう泊はくし、フォード島とうのガソリン桟橋さんばしに横よこづけして海軍かいぐん航空こうくう基地きちへ燃料ねんりょうの供給きょうきゅうを開始かいしした。「ネオショー」の周囲しゅういには太平洋艦隊たいへいようかんたいの主力しゅりょく艦かんが停泊ていはくしており、Battleship Row（英語えいご版ばん）と呼よばれていた[5][注釈ちゅうしゃく 2]。

12月7日にち（日本にっぽん時間じかん12月8日にち）[7]、大日本帝国だいにっぽんていこく海軍かいぐんの南雲なぐも機動きどう部隊ぶたいから飛来ひらいした攻撃こうげき隊たいが真珠湾しんじゅわんを奇襲きしゅうする[8][9]。第だい一いち次じ攻撃こうげき隊たいの魚雷ぎょらい攻撃こうげきと水平すいへい爆ばく撃げきで周囲しゅういの戦艦せんかん群ぐんが大だい損害そんがいを受うける最中さいちゅうに[10][11]、「ネオショー」にも数すう本ほんの魚雷ぎょらいが向むかってきたが、命中めいちゅうしなかった[12]。

戦艦せんかん「オクラホマ」の転覆てんぷくを見みた「ネオショー」は、フォード島とうからの脱出だっしゅつを試こころみた[13]。第だい一波いっぱ空襲くうしゅうと第だい二に波は空襲くうしゅうの合間あいまに戦艦せんかん列れつ中央ちゅうおう部ぶのガソリン桟橋さんばしを離はなれ、対岸たいがんの海軍かいぐん工廠こうしょうに移動いどうする[14]。第だい二に波は空襲くうしゅうでは[15]、工廠こうしょう到着とうちゃく前まえに赤城あかぎ艦かん爆ばく隊たいの隊長たいちょう千早ちはや猛彦たけひこ大尉たいい機きと部下ぶか機き、計けい3機きの九きゅう九きゅう式しき艦上かんじょう爆撃ばくげき機きから爆撃ばくげきされる[9]。艦かん爆ばく隊たいは、爆ばく煙けむりに妨さまたげられて弾たま着ぎを観測かんそくできなかった[16]。ジョン・フィリップス (John S. Phillips) 艦長かんちょうは「数すう弾だんが艦かん尾お近ちかくに落おちて艦かんが相当そうとうひどく動揺どうようした」と報告ほうこくしている[17]。「ネオショー」は太平洋艦隊たいへいようかんたい司令しれい部ぶのある南東なんとう入江いりえに退避たいひし、難なんを逃のがれた[18]。

一連いちれんの対空たいくう戦闘せんとうで、機銃きじゅう掃射そうしゃにより「ネオショー」の乗員じょういん3名めいが負傷ふしょうした。至近しきん弾だんは4発はつを数かぞえた[13]。仮かりにフォード島とうのガソリン桟橋さんばしに繋留けいりゅうされた状態じょうたいで「ネオショー」が被弾ひだんして爆発ばくはつしていたら、戦艦せんかん横丁よこちょうに停泊ていはくしていた戦艦せんかん群ぐんたちは火災かさいで大だい被害ひがいを受うけていた可能かのう性せいが高たかい[13][19]。戦闘せんとう中ちゅうに「ネオショー」を退避たいひさせた功績こうせきにより、フィリップス艦長かんちょうは海軍かいぐん十じゅう字じ章あきらを授与じゅよされた[12]。

真珠湾しんじゅわん攻撃こうげきと同時どうじに、日本にっぽん軍ぐんはウェーク島とうに対たいする占領せんりょう作戦さくせんも進すすめていた。ウェーク島とうのアメリカ海兵かいへい隊たいは、12月10日にちに第だい四よん艦隊かんたいの上陸じょうりく部隊ぶたい（第だい六ろく水雷すいらい戦隊せんたい）を撃退げきたいしたが、その戦力せんりょくは枯渇こかつしかけていた。アメリカ海軍かいぐんは空母くうぼ部隊ぶたいでウェーク島とう救援きゅうえんを試こころみ、その中なかに第だい11任務にんむ部隊ぶたいと空母くうぼ「レキシントン」の姿すがたもあった。「ネオショー」は駆逐くちく艦かん「ウォーデン」に護衛ごえいされて太平洋たいへいように乗のり出だし、第だい11任務にんむ部隊ぶたいに対たいする補給ほきゅうを実施じっしした。

1942年ねん4月がつ下旬げじゅん、「ネオショー」は第だい17任務にんむ部隊ぶたい（英語えいご版ばん）に編入へんにゅうされた。「ネオショー」は艦艇かんていに対たいする燃料ねんりょう補給ほきゅうの他ほかにも、郵便ゆうびん物ぶつや書類しょるいの配達はいたつといった雑務ざつむもこなしていた[20]。 5月初旬しょじゅん、日本にっぽん軍ぐんはパプアニューギニアの要所ようしょポートモレスビー攻略こうりゃくを目指めざして作戦さくせんを開始かいし、日本にっぽん陸軍りくぐんの輸送ゆそう船団せんだんがソロモン海うみから珊瑚さんご海うみにむけて南下なんかしつつあった[21]。連合れんごう国軍こくぐんは[22]、第だい11任務にんむ部隊ぶたい（指揮しき官かんオーブリー・フィッチ少将しょうしょう、旗艦きかんレキシントン）[23]、第だい17任務にんむ部隊ぶたい（指揮しき官かんフランク・J・フレッチャー少将しょうしょう、旗艦きかんヨークタウン）、第だい44任務にんむ部隊ぶたい（指揮しき官かんクレース少将しょうしょう、旗艦きかんオーストラリア）を合流ごうりゅうさせ、フレッチャー提督ていとく指揮しき下かの第だい17任務にんむ部隊ぶたいで日本にっぽん軍ぐんを迎むかえ撃うつ[24][25]。 第だい17任務にんむ部隊ぶたいの補給ほきゅう隊たい（第だい17.6任務にんむ群ぐん、指揮しき官かんジョン・S・フィリップス大佐たいさ）は、油槽ゆそう艦かん「ネオショー」と駆逐くちく艦かん「シムス」、油槽ゆそう艦かん「ティッペカヌー（英語えいご版ばん）」と駆逐くちく艦かん「ウォーデン」という組くみ合あわせだった[26]（珊瑚さんご海うみ海戦かいせん、両りょう軍ぐん戦闘せんとう序列じょれつ）。

5月3日にちから5日にちまでは、駆逐くちく艦かん「ラッセル」が「ネオショー」を護衛ごえいした。その日ひから5月6日にちにかけて[20][27]、「ネオショー」は空母くうぼ「ヨークタウン」や[28]、重じゅう巡洋艦じゅんようかん「アストリア」に給油きゅうゆをおこなう[注釈ちゅうしゃく 3]。フレッチャー提督ていとくは、補給ほきゅう隊たい（ネオショー、シムス）を次つぎの補給ほきゅう地点ちてんにむけて南下なんかさせた[3][32]。それまで「ネオショー」の護衛ごえい役やくだった「ラッセル」で燃料ねんりょう補給ほきゅうポンプの故障こしょうが発生はっせいし、「シムス」に護衛ごえい役やくが回まわってきたのである[33]。

5月7日にち、珊瑚さんご海うみ海戦かいせんが始はじまる[34]。午前ごぜん7時じ35分ふん（日本にっぽん時間じかん5時じ22分ふん）、空母くうぼ「翔しょう鶴づる」から発進はっしんした九きゅう七なな式しき艦上かんじょう攻撃こうげき機き（索敵さくてき）が[35]、「ネオショー」と「シムス」を発見はっけんした[36]。ところが九きゅう七なな艦かん攻おさむはネオショーを航空こうくう母艦ぼかんと誤認ごにん報告ほうこくする[注釈ちゅうしゃく 4]。 MO機動きどう部隊ぶたいから[注釈ちゅうしゃく 5]「敵てき空母くうぼ」を撃滅げきめつするために計けい78機きの攻撃こうげき隊たいが発進はっしんした[注釈ちゅうしゃく 6]。「ネオショー」の上空じょうくうに到達とうたつした五ご航こう戦せん攻撃こうげき隊たいは「油槽ゆそう船せん」を発見はっけんしたのみで[50]、周囲しゅういを索敵さくてきしたが「敵てき空母くうぼ」を発見はっけんできなかった[51]。

そのうち索敵さくてき機きが「先さきの航空こうくう母艦ぼかんはタンカーの誤あやまり」と訂正ていせい報告ほうこくする[52][注釈ちゅうしゃく 7]。戦史せんし叢書そうしょ第だい49巻かん『南東なんとう方面ほうめん海軍かいぐん作戦さくせん＜1＞』では「この索敵さくてき機きがいかなる状況じょうきょうで目標もくひょうを誤認ごにんしたかは不明ふめいであるが、出発しゅっぱつ時じからすでに空母くうぼ以外いがいには念頭ねんとうにないので、油槽ゆそう船せんの比較的ひかくてき平板へいばんな船型せんけいを見みて直ただちに空母くうぼと判断はんだん、報告ほうこくしたのであろう。また索敵さくてき機きが敵てきを発見はっけんした場合ばあいには、途中とちゅうの雲くもを利用りようしたり、視界しかい内外ないがいに出入でいりして触接しょくせつをつづけるのが一般いっぱん的てきであるが、このような行動こうどうをくり返かえすうち、誤あやまって同おなじ目標もくひょうを別個べっこのものと判断はんだんしたと思おもわれる。」と記述きじゅつしている[54]。ネオショーは「肥ふとった貴婦人きふじん」と渾名あだなされていた[55]。

五ご航こう戦せん攻撃こうげき隊たいは母艦ぼかんへの帰投きとうを命めいじられた[56]。だが高橋たかはし少佐しょうさ（翔しょう鶴づる飛行ひこう隊長たいちょう）が率ひきいる九きゅう九きゅう式しき艦上かんじょう爆撃ばくげき機きが[47]、「ネオショー」と「シムス」を攻撃こうげき[57]。連合れんごう軍ぐんの記録きろくでは、午前ごぜん10時じ頃ごろから急降下きゅうこうか爆撃ばくげきを受うけ[58]、「シムス」は複数ふくすうの爆ばく弾だんが命中めいちゅうして轟沈ごうちんした[59]

「ネオショー」は命中めいちゅう弾だん7発はつと至近しきん弾だん8発はつを受うける[58]。さらに対空たいくう砲火ほうかにより被弾ひだん炎上えんじょうした九きゅう九きゅう艦かん爆ばく1機き（瑞みず鶴づる所属しょぞく機き、操縦そうじゅう／石塚いしづか重男しげお 二に飛ひ曹、偵察ていさつ員いん／川添かわぞえ正義まさよし 三さん飛ひ曹）が[43]、体当たいあたり攻撃こうげきを敢行かんこうして本ほん艦かんに突入とつにゅう、命中めいちゅうした[60]。「ネオショー」は大破たいはして炎上えんじょうし、フィリップス艦長かんちょうが「総員そういん退去たいきょの準備じゅんびをして待機たいきせよ」と命令めいれいした段階だんかいでパニックが発生はっせい、乗組のりくみ員いんが退去たいきょを始はじめた[61]。

しかし「ネオショー」は沈しずんでおらず、フィリップス艦長かんちょうの指揮しき下かで珊瑚さんご海うみを漂流ひょうりゅうした[61]。応急おうきゅう修理しゅうりに尽力じんりょくして重傷じゅうしょうを負おい、のちに死亡しぼうしたオスカー・V・ピーターソンには、後日ごじつ名誉めいよ勲章くんしょうが授与じゅよされた。「ネオショー」は無線むせんで救助きゅうじょを求もとめたので（日本にっぽん側がわも通信つうしん傍受ぼうじゅによりネオショーが漂流ひょうりゅう中ちゅうであることを察知さっちした）[注釈ちゅうしゃく 8]、駆逐くちく艦かん「モナハン」が派遣はけんされたが、漂流ひょうりゅうする「ネオショー」を発見はっけんできなかった。5月8日にちには日本にっぽん軍ぐん潜水せんすい艦かんが「ネオショー」のランチを発見はっけんしたが、無人むじんだったという[63]。 その後ご、漂流ひょうりゅう中ちゅうの「ネオショー」はオーストラリア空軍くうぐんの航空機こうくうきに発見はっけんされ、次ついでアメリカのPBY カタリナ飛行ひこう艇ていに発見はっけんされた。5月11日にち13時じ、生存せいぞん者しゃ123名めいは駆逐くちく艦かん「ヘンリー」に救助きゅうじょされた。その後ご「ネオショー」は放棄ほうきされ、自沈じちん処分しょぶんとなった。他たに救命きゅうめい筏いかだに乗のった「ネオショー」生存せいぞん者しゃ4名めいを駆逐くちく艦かん「ヘルム」が発見はっけんし、救助きゅうじょしている[61]。

脚注きゃくちゅう

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[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 初代しょだいは南北戦争なんぼくせんそう時代じだいのネオショー級きゅう河川かせんモニター艦かんネオショー（英語えいご版ばん）で、本ほん艦かんは2代目だいめ。本ほん艦かん沈没ちんぼつ以降いこうの3代目だいめネオショーと4代目だいめネオショーは、いずれも給油きゅうゆ艦かんである。
  2. ^ 「Battleship Row」の和訳わやくについて二に次じ資料しりょうで差異さいがあり、戦艦せんかん列れつ、戦艦せんかん桟橋さんばし、戦艦せんかん横丁よこちょう[6]などの表記ひょうきがある。
  3. ^ ヨークタウン部隊ぶたいは5月3日にちにフロリダ諸島しょとうのツラギ島とうを空襲くうしゅうし[29]、上陸じょうりく作戦さくせん中ちゅうの駆逐くちく艦かん菊月きくづきと掃海そうかい艇てい3隻せきを撃沈げきちん[30]、敷設ふせつ艦かん沖島おきのしま（第だい十じゅう九きゅう戦隊せんたい司令しれい官かん志摩しま清英きよひで少将しょうしょう）や駆逐くちく艦かん夕ゆう月がつなどに損傷そんしょうを与あたえていた[31]。
  4. ^ 「敵てき航空こうくう部隊ぶたい見みユ　地点ちてん、南緯なんい一いち五ご度ど五ご五ご分ふん、東経とうけい一いち五ご七なな度ど五ご分ふん　針路しんろ一いち五ご度ど、速力そくりょく二に〇節せつ／敵てき航空こうくう部隊ぶたいハ空母くうぼ巡洋艦じゅんようかん各かく一いち隻せきヲ基幹きかんトシ、駆逐くちく艦かん三さん隻せきヲ伴ともなえフ　針路しんろ〇度ど、速力そくりょく一いち六ろく節せつ」[37]。
  5. ^ MO機動きどう部隊ぶたい指揮しき官かんは[38]、第だい五ご戦隊せんたい司令しれい官かん高木たかぎ武雄たけお中将ちゅうじょう[39]（5月がつ1日にち付づけで海軍かいぐん中将ちゅうじょう）[40]。第だい五ご戦隊せんたい（妙みょう高だか、羽黒はぐろ）、第だい五ご航空こうくう戦隊せんたい（司令しれい官かん原はら忠一ただかず少将しょうしょう：瑞みず鶴づる、翔しょう鶴づる）、第だい7駆逐くちく隊たい（潮しお、曙あけぼの）、第だい27駆逐くちく隊たい（時雨しぐれ、白露しらつゆ、有明ありあけ、夕暮ゆうぐれ）、タンカー東邦とうほう丸まる[41]。
  6. ^ 瑞みず鶴づる隊たい（飛行ひこう隊長たいちょう嶋崎しまざき重和しげかず少佐しょうさ：零れい戦せん9[42]、九きゅう九きゅう艦かん爆ばく11[43]、九きゅう七なな艦かん攻おさむ11[44]、計けい37機き）[45]。翔しょう鶴づる隊たい（飛行ひこう隊長たいちょう高橋たかはし赫一少佐しょうさ：零れい戦せん9[46]、九きゅう九きゅう艦かん爆ばく19[47]、九きゅう七なな艦かん攻おさむ13[48]、計けい41機き）[49]。
  7. ^ 「ワガ触接しょくせつセルハ油槽ゆそう船せんノ誤あやまリ、ワレ今こんヨリ帰途きとニツク」（1045）[53]。
  8. ^ 珊瑚さんご海うみ々戰たたかえ(南東なんとう方面ほうめん)[62](中略ちゅうりゃく)5S及5Sfヲ基幹きかんトスル我がKdBハ七なな日にち〇五ご三さん五ご索敵さくてき機きノS16 55・E157 50ノ地点ちてんニ於テ敵てきA×1 C×1 d×3発見はっけんノ報むくいニ依よリ〇六ろく一いち〇ｆc×18 ｆb×35 ｆlo×24ヲ発進はっしんシ之のレガ攻撃こうげきニ向こうヒタルモf隊たいガ的てき予想よそう地点ちてん附近ふきん索敵さくてきノ結果けっかニ依よルト先さきニ(空母くうぼ)ト認みとめメシハ大型おおがたTOノ誤あやまリニシテ〇九きゅう三さん〇右みぎTO及d×1ニ対たいシ攻撃こうげきヲ実施じっしセリdハ撃沈げきちん概がいネ確実かくじつナルモTOハ其ノ後こう敵てき信しん傍受ぼうじゅニ依よレバ大破たいは漂流ひょうりゅう中ちゅうノ模様もようナリ(以下いか略りゃく)。

出典しゅってん

[編集へんしゅう]
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  56. ^ 暁あかつきの珊瑚さんご海うみ 2009, p. 189.
  57. ^ 暁あかつきの珊瑚さんご海うみ 2009, pp. 192–193.
  58. ^ a b 戦史せんし叢書そうしょ49 1971, p. 279b.
  59. ^ 暁あかつきの珊瑚さんご海うみ 2009, pp. 196–197.
  60. ^ 暁あかつきの珊瑚さんご海うみ 2009, pp. 199, 201–202.
  61. ^ a b c 暁あかつきの珊瑚さんご海うみ 2009, pp. 200–201.
  62. ^ #S17.05.01-05.16経過けいか概要がいよう pp.18-20
  63. ^ #S17.05.01-05.16経過けいか概要がいよう p.34(昭和しょうわ17年ねん5月がつ13日にち)〔 13｜1030｜イ28ハ去さル八はち日にち5Sfノfガ敵てき(空母くうぼ)ヲ撃沈げきちんセル地点ちてんノSE80′附近ふきんニ於テNEOSHO(米べいTO 16,000t)ト記入きにゅうセル「ランチ」一いち隻せき発見はっけんス｜南東なんとう｜乗員じょういんヲ認みとめメズ 〕

参考さんこう文献ぶんけん

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  • ドナルド・Ｍ・ゴールドスチン、キャサリン・V・ディロン、Ｊ・マイケル・ウェンジャー『パール・ハーバー　THE WAY IT WAS：ＰＥＡＬ ＨＡＲＢＯＲ』千早ちはや正隆まさたか 訳やく、光人みつひと社しゃ〈フォト・ドキュメント〉、1991年ねん11月。ISBN 4-7698-0582-9。 
  • ピーター・スミス 著ちょ、（カラー・イラスト）ジム・ローリアー、アダム・ホック『パールハーバー1941　～アメリカ軍ぐんから見みた真珠湾しんじゅわん攻撃こうげき～』宮永みやなが忠ただし将しょう 訳やく、株式会社かぶしきがいしゃ大だい日本にっぽん絵画かいが〈オスプレイ・ミリタリー・シリーズ　世界せかいの戦場せんじょうイラストレイテッド2〉、2009年ねん1月がつ。ISBN 978-4-499-22984-5。 
  • A・J・バーガー『PEARL HARBOR　パールハーバー　われ奇襲きしゅうに成功せいこうせり』中野なかの五郎ごろう 訳やく、株式会社かぶしきがいしゃサンケイ出版しゅっぱん〈第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん文庫ぶんこ2〉、1984年ねん12月。 
  • 元もと海軍かいぐん大佐たいさ福地ふくち周夫ちかお『空母くうぼ翔しょう鶴海つるみ戦記せんき』出版しゅっぱん共同きょうどう社しゃ、1962年ねん6月がつ。 
  • パット・フランク、ヨーゼフ・D・ハリントン『空母くうぼヨークタウン』谷たに浦うら英男ひでお 訳やく、朝日あさひソノラマ〈航空こうくう戦史せんしシリーズ〉、1984年ねん10月がつ。ISBN 4-257-17048-4。 
  • A・A・へーリング、山本やまもと親雄ちかお 日本語にほんご版ばん監修かんしゅう『the LEXINGTON goes down　珊瑚さんご海うみ海戦かいせん　空母くうぼレキシントン撃沈げきちん！』宇田うだ道夫みちお 訳者やくしゃ、株式会社かぶしきがいしゃサンケイ出版しゅっぱん〈第だい二に世界せかい大戦たいせんブックス 51〉、1973年ねん8月がつ。 
  • 防衛庁ぼうえいちょう防衛ぼうえい研修けんしゅう所しょ戦史せんし室しつ『戦史せんし叢書そうしょ　南東なんとう方面ほうめん海軍かいぐん作戦さくせん＜1＞　ガ島とう奪還だっかん作戦さくせん開始かいしまで』 第だい49巻かん、朝あさ雲くも新聞しんぶん社しゃ、1971年ねん9月がつ。 
  • ドナルド・マッキンタイヤー『空母くうぼ　日米にちべい機動きどう部隊ぶたいの激突げきとつ』寺井てらい義守よしもり 訳やく　、株式会社かぶしきがいしゃサンケイ出版しゅっぱん〈第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん文庫ぶんこ23〉、1985年ねん10月がつ。ISBN 4-383-02415-7。 
  • 森もり史朗しろう『暁あかつきの珊瑚さんご海うみ』株式会社かぶしきがいしゃ文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう〈文春ぶんしゅん文庫ぶんこ〉、2009年ねん11月（原著げんちょ2005年ねん）。ISBN 978-4-16-777315-1。 
  • アジア歴史れきし資料しりょうセンター（公式こうしき）
    • 『昭和しょうわ16年ねん12月～昭和しょうわ18年ねん11月　翔しょう鶴づる飛行機ひこうき隊たい戦闘せんとう行動こうどう調書ちょうしょ(1)』。Ref.C08051577100。 
    • 『昭和しょうわ16年ねん12月～昭和しょうわ18年ねん4月がつ　瑞みず鶴づる飛行機ひこうき隊たい戦闘せんとう行動こうどう調書ちょうしょ(1)』。Ref.C08051577600。 
    • 『昭和しょうわ16年ねん12月～昭和しょうわ17年ねん6月がつ　赤城あかぎ飛行機ひこうき隊たい戦闘せんとう行動こうどう調書ちょうしょ(1)』。Ref.C08051579600。 
    • 『昭和しょうわ17.4.11～昭和しょうわ17.6.30　太平洋戦争たいへいようせんそう経過けいか概要がいよう　その2/17年ねん5月がつ1日にち～17年ねん5月がつ16日にち』。Ref.C16120632400。 

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