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英語 えいご で「catshark」の「トラザメ科 か 」とは異 こと なります。
ネコザメ Heterodontus japonicus (猫 ねこ 鮫 さめ 、英 えい : Japanese bullhead shark ) は、ネコザメ目 め ネコザメ科 か に属 ぞく するサメ の一種 いっしゅ 。
別名 べつめい 、サザエワリ 。日本 にっぽん 近海 きんかい に生息 せいそく するネコザメ科 か の代表 だいひょう 種 しゅ である。日本 にっぽん には他 た にシマネコザメ H. zebra が分布 ぶんぷ するが、こちらは比較的 ひかくてき 珍 めずら しい。
太平洋 たいへいよう 北西 ほくせい 部 ぶ 。日本 にっぽん では北海道 ほっかいどう 以外 いがい 南 みなみ の沿岸 えんがん で見 み られる他 ほか 、朝鮮半島 ちょうせんはんとう 、東シナ海 ひがししなかい の沿岸 えんがん 海域 かいいき に分布 ぶんぷ する。水深 すいしん 6-37mの浅海 せんかい の海底 かいてい 付近 ふきん に生息 せいそく し、岩場 いわば や海中 かいちゅう 林 りん などを好 この む[ 2] 。
最大 さいだい 全長 ぜんちょう 120cm[ 2] 。背鰭 せびれ は2基 き で、いずれにも前 ぜん 端 はし に鋭 するど い棘 とげ を備 そな える。これはとくに幼魚 ようぎょ が大型 おおがた 魚 ぎょ の捕食 ほしょく から逃 のが れるのに役立 やくだ っている。臀 しり 鰭 ひれ をもつ。体型 たいけい は円筒 えんとう 形 がた 。薄 うす 褐色 かっしょく の体 からだ 色 しょく に、縁 えん が不明瞭 ふめいりょう な11-14本 ほん の濃 こ 褐色 かっしょく 横 よこ 帯 たい が入 はい る。吻は尖 とが らず、眼 め の上 うえ に皮膚 ひふ の隆起 りゅうき がある。この眼 め 上 じょう 隆起 りゅうき を和名 わみょう ではネコ の耳 みみ に、英名 えいめい ではウシ の角 かく に見立 みた てている。歯 は は他 た のネコザメと同様 どうよう 、前歯 まえば が棘 とげ 状 じょう で、後 こう 歯 は が臼歯 きゅうし 状 じょう である。循鱗は大 おお きく、頑丈 がんじょう である。
底 そこ 生 せい 性 せい で岩場 いわば や海藻 かいそう 類 るい の群生 ぐんせい 地帯 ちたい に住 す み、硬 かた い殻 から を持 も つサザエ などの貝類 かいるい やウニ 、甲殻 こうかく 類 るい などを好 この んで食 た べる。臼歯 きゅうし 状 じょう の後 のち 歯 は で殻 から を噛 か み砕 くだ いて食 た べるため、サザエワリ (栄螺 さざえ 割 わり )とも呼 よ ばれる。日 にち 中 ちゅう は海藻 かいそう や岩 いわ の陰 かげ に隠 かく れ、夜間 やかん に餌 えさ を求 もと めて動 うご き回 まわ る夜行 やこう 性 せい である。遊泳 ゆうえい 力 りょく は弱 よわ いが、胸 むね 鰭 ひれ を使 つか って海底 かいてい を歩 ある くように移動 いどう することもある。
卵生 らんせい 。日本 にっぽん では3月 がつ から9月 がつ にかけて産卵 さんらん が行 おこな われ(3-4月 がつ が最盛 さいせい 期 き )、雌 めす は卵 たまご を一 いち 度 ど に2個 こ ずつ、合計 ごうけい 6-12個 こ 産 う む[ 2] 。卵 たまご は螺旋 らせん 状 じょう のひだが取 と り巻 ま き、岩 いわ の隙間 すきま や海藻 かいそう の間 あいだ に産 う み落 お とされた卵 たまご を固定 こてい する役割 やくわり がある。仔 こ 魚 ぎょ は卵 たまご の中 なか で約 やく 1年 ねん かけて成長 せいちょう し、約 やく 18cmで孵化 ふか する[ 2] 。雄 ゆう は69cmで成熟 せいじゅく する[ 2] 。
刺 さ し網 もう などで混 こん 獲 え されるが、水産 すいさん 上 じょう 重要 じゅうよう でない。日本 にっぽん の和歌山 わかやま など地方 ちほう によっては湯引 ゆび きなどで賞味 しょうみ される。酢味噌 すみそ をあえる場合 ばあい もある。
日本 にっぽん では水族館 すいぞくかん などでよく飼育 しいく 、展示 てんじ される。下田 しもだ 海中 かいちゅう 水族館 すいぞくかん (静岡 しずおか 県 けん 下田 しもだ 市 し )はネコザメの繁殖 はんしょく 賞 しょう を受賞 じゅしょう している。一般 いっぱん 家庭 かてい での水槽 すいそう 飼育 しいく も可能 かのう で、小 ちい さな個体 こたい は観賞 かんしょう 用 よう に売買 ばいばい されることもある。
人 ひと には危害 きがい を加 くわ えない。
^ Tanaka, S. & Nakaya, K. 2007. Heterodontus japonicus . In: IUCN 2010. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2010.4. <www.iucnredlist.org>. Downloaded on 20 November 2010.
^ a b c d e Leonard J. V. Compagno (2002) "Sharks of the world: An annotated and illustrated catalogue of shark species known to date " Volume 2, Food and Agriculture Organization of the United States.
Heterodontus japonicus Froese, R. and D. Pauly. Editors. 2010.FishBase. World Wide Web electronic publication. www.fishbase.org, version (09/2010).
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